△月□日
出稼ぎの為に公孫賛殿の所に義勇兵として旅立つ
故郷を後にするのは少し後ろめたいがこれも家族を養うためだ
△月□日
今日、公孫賛殿のもとに義勇兵として入隊
最初の挨拶で公孫賛殿を見て感じたことはただ一つ
普通だ
普通すぎる
他の人と話しても第一印象は普通しかなかった
△月□日
訓練自体も普通に分かりやすかった
△月□日
今日、詰所で公孫賛殿が来た
話してみたら意外に話のわかる人だった
この人なら普通に接しても大丈夫かな、なんて思った
△月□日
趙雲子龍が客将として入った
公孫賛殿と趙雲子龍殿が一緒に並んで立ってると
公孫賛殿の方が普通に見える
なぜだろう?
△月□日
今日、賊の討伐に出た
初めての戦だ
張り切ってみたが
趙雲殿が活躍しすぎていて
自分たちの活躍があまりない
最近思うことが、自分たちも何か普通になってきてる
この場合、趙雲殿の方がすごいから
自分たちが普通に見えるのだろうか?
△月□日
今日、公孫賛殿と一緒に警邏で街に出た
周りから見たら自分はどんな風に写ってるのだろうか
少し気になった
△月□日
公孫賛殿のもとに檄文が届いた
反董卓軍参加することが決定した
△月□日
反董卓軍の本拠地についた
周りの人たちを見ていると
公孫賛殿の影が薄いように思えて仕方ない
△月□日
虎牢関の戦いが終わった
まだ、生きてるのが不思議である
△月□日
虎牢関の戦いから何日か過ぎた
疲れは完全に抜けきり体調は万全
城に行ったら、何か騒がしい
どうやら、袁紹軍が攻めてくるらしい
万が一、負けそうになった場合は公孫賛殿だけでも逃がすらしい
つまり、今回の戦いで自分は死ぬと思っていい
だから、この日記も最後になる
最後にこれだけは書き残しておく
公孫賛殿はいい君子だったが
何をするにも普通だった
君主としては何かが足りない気がする
だけど、一度話してみると頼り甲斐があって
部下想いのいい人だ
普通だったけど
自分はそんな公孫賛殿についていけて良かった
そう思っています
もし、公孫賛殿を逃がすことに成功して
自分たちが生き延びることができたら
生き残ったみんなで
故郷に帰って公孫賛殿を探しに行きます
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今度は、公孫賛の舞台の日記になります