No.224986

公孫賛隊一般兵日記

夜刀姫さん

今度は、公孫賛の舞台の日記になります

2011-06-27 00:56:14 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1500   閲覧ユーザー数:1410

△月□日

出稼ぎの為に公孫賛殿の所に義勇兵として旅立つ

故郷を後にするのは少し後ろめたいがこれも家族を養うためだ

 

△月□日

今日、公孫賛殿のもとに義勇兵として入隊

最初の挨拶で公孫賛殿を見て感じたことはただ一つ

普通だ

普通すぎる

他の人と話しても第一印象は普通しかなかった

 

△月□日

訓練自体も普通に分かりやすかった

 

△月□日

今日、詰所で公孫賛殿が来た

話してみたら意外に話のわかる人だった

この人なら普通に接しても大丈夫かな、なんて思った

 

△月□日

趙雲子龍が客将として入った

公孫賛殿と趙雲子龍殿が一緒に並んで立ってると

公孫賛殿の方が普通に見える

なぜだろう?

 

△月□日

今日、賊の討伐に出た

初めての戦だ

張り切ってみたが

趙雲殿が活躍しすぎていて

自分たちの活躍があまりない

最近思うことが、自分たちも何か普通になってきてる

この場合、趙雲殿の方がすごいから

自分たちが普通に見えるのだろうか?

 

△月□日

今日、公孫賛殿と一緒に警邏で街に出た

周りから見たら自分はどんな風に写ってるのだろうか

少し気になった

 

△月□日

公孫賛殿のもとに檄文が届いた

反董卓軍参加することが決定した

 

△月□日

反董卓軍の本拠地についた

周りの人たちを見ていると

公孫賛殿の影が薄いように思えて仕方ない

 

△月□日

虎牢関の戦いが終わった

まだ、生きてるのが不思議である

 

△月□日

虎牢関の戦いから何日か過ぎた

疲れは完全に抜けきり体調は万全

城に行ったら、何か騒がしい

どうやら、袁紹軍が攻めてくるらしい

万が一、負けそうになった場合は公孫賛殿だけでも逃がすらしい

つまり、今回の戦いで自分は死ぬと思っていい

だから、この日記も最後になる

最後にこれだけは書き残しておく

公孫賛殿はいい君子だったが

何をするにも普通だった

君主としては何かが足りない気がする

だけど、一度話してみると頼り甲斐があって

部下想いのいい人だ

普通だったけど

自分はそんな公孫賛殿についていけて良かった

そう思っています

もし、公孫賛殿を逃がすことに成功して

自分たちが生き延びることができたら

生き残ったみんなで

故郷に帰って公孫賛殿を探しに行きます


 
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