No.221573

真・恋姫†無双 ~君思うとき、春の温もりの如し~ 合間6

lovegtrさん

今回は小蓮と凌統こと烈火の拠点です。
思春の事でモヤモヤしている一刀は、さらにモンモンとするハメに?
コメントどしどしお願いします。
では、どうぞ。

2011-06-09 03:58:31 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:5887   閲覧ユーザー数:4889

思春への贈り物も決まり、城に戻った俺と穏。

穏とは用事あると言うので途中で別れ、俺は自分の部屋に戻ることにした。

廊下を歩いていると前から思春がこちらに向かってくる。

調度良かったと思い俺は先ほど買ったかんざしが入った木の箱を取り出した。

少し早いが誕生日の贈り物を渡そう。

思春は俺に気が付かない様子で、下を向き何か考え事をしていた。

「おーい、思春」

俺が声をかけると、思春は驚いた顔をして顔を上げ、こちらを見た。

「一刀様……」

「ちょっと良いかな?」

すると思春は俺から目線を逸らせ、

「…すみません。少し用事があるので……」

と言い、足早に去っていった。

その時は忙しいのかと俺は思うだけであった。

 

その日を堺に、思春は俺を避ける様になった。

仕事の時は一緒にいるが、話も最小限で、用が終わると俺からそそくさと離れてしまう。

なので俺はあのかんざしをまだ渡さないでいる。

喧嘩をし、何日か口を聞かないことは今までにあったが、そう言うのでは無いと思う。

思春を怒らせるようなこともした覚えはないし。

そんな日が何日か経ったある日、庭で小蓮と凌統こと烈火を見つけた。

2人は木の根本に座って何か読んでらしく、時々笑って楽しそうに本を読んでいた。

すると小蓮が俺に気付き俺に手を振った。

俺も返事に手を挙げると、2人は立ち上がりこちらに駆けてきた。

「おっに~ちゃん!」「一刀様~!」

2人は俺の手を取り、

「「ねぇ、今暇(ですか)?」」

と聞いてきた。

「特に用事はないけど、どうして?」

「じゃあ、シャオたちと一緒に川に遊びに行かない?」

「今日は少し暑いですから、涼みに行きましょう」

川か、気晴らしに良いかもしれないな。

「わかった、じゃあ行くとしよう」

そう言うと、2人は準備をするからと言って部屋に戻っていった。

俺も釣竿を取りに部屋に戻り、準備が完了すると3人で近くの川へと向かった。

城の近くの林の中を流れる川は大きくなく、ゆっくりとせせらいでいた。

俺は近くの岩場に腰を落とし、針に餌を付け川に垂らした。

釣りは良い。竿を垂らしている間は何も考えず、無心になれる。

「じゃあ着替えよっか!」

小蓮の声が聞こえそちらを向くと、水着に着替えるべく服を脱ごうとしていた。

烈火は俺がいるの気にして慌てて小蓮を止めようとする。

「シャオ様!だめですよ~!一刀様がいますよ!」

「べつにいいじゃない、兄妹なんだしぃ。

 それより、烈火も早く着替えちゃいなさいよ!」

そう言って上の服を脱いだ小蓮は烈火の服も脱がそうとする。

「や、やめてくださーい!」

「いいじゃな~い、恥ずかしがらなくても。

 いつかお兄ちゃんと閨を共にするときは全部見せちゃうんだから」

「ぶっ!?」

小蓮の衝撃発言に俺は思わず吹いてしまった。

「シャオ様!!」

烈火は真っ赤な顔で口をワナワナと震わせて叫んだ。

俺は烈火の助け舟にと、

「シャオ、烈火が嫌がってるだろ。

 着替えるならあっちの茂みで着替えなさい」

と草の生い茂る方を指差し言った。

小蓮は烈火を脱がせようとするのをやめ、「は~い」と返事をして茂みに向かった。

茂みから出てきた2人は形は同じで色違いの水着に着替えていた。

そうして俺が釣りをしているところより川下で水遊びを始めた。

「つめたーい!まだ入るには少し早かったかも」

「でも、気持ちいいですよ」

2人は川に入るとお互いに水を掛け合ったりして遊んでいた。

水の掛け合いも終わり烈火は川を泳ぐ魚を眺めていた。

その後ろから小蓮がソロリと迫り、烈火の胸を後ろから鷲掴みにする。

「烈火~、胸が少し大きくなったんじゃない?」

「ひゃう!?シャ、シャオ様!?

 別に大きくなってなってなんか、ひゃっ!」

「そんなこと言って~。

 前よりのもみごたえがあるもん?ほれほれ~」

「もまないでください!

 いやっ!?ダ、ダメですそこは!」

「そんな事言って、エッチな声が出てるよ?

 ……聞かれちゃってるよ?お兄ちゃんに烈火のエッチな声」

「か、一刀様に?」

小蓮にそう言われた烈火は恐る恐る俺の方を見た。

「(ゴクリ)」

俺は小蓮達の方から目を離せずにいた。

「あわあわあわ…見ないでください!一刀様!!」

烈火の叫び声に俺は我に帰り、

「シャ、シャオ!烈火が嫌がってるだろ?そろそろやめなさい!」

と注意し、小蓮を止めた。

小蓮が止めた後も先程の光景が目に焼き付き、釣りに集中出来ず、釣果は0であった。

しかし小蓮達のおかげで少し元気が戻ったような気がした。

 

思春の事は早く解決しなくてはいけないと思いながら城に戻ることにした。

お待たせしました。今回は小蓮と烈火の拠点でした。

 

シャオと言えばあの小川での拠点イベント。

そこで一刀くんと水浴びをし、そして…

これ以上は書けない!書くと18禁に!

でも、あのイベントはなかなか……

 

烈火はシャオと仲良しですが、今回のように基本シャオにいじられてます。

シャオのように耳年増ではなく、そっち方面に対してはあまり免疫がありません。

シャオは姉雪蓮によくにて小悪魔的で、あっち方面にも積極的。

 

でも2人はとても仲良しで、いつも一緒にいます。

 

次回も拠点を予定しています。

それでは次回もまた読んでください。ノシ


 
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