No.221198

己の信ずる道を行け

銀雷さん

何を書けばいいんだ!!(;~;)

2011-06-06 22:12:58 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:754   閲覧ユーザー数:719

ここは、夏口に駐屯している黄祖の支配下の一つの町である・・・

 

 

 

 

 そこでは一人の男が、都督を務めていた。名を、蘇飛・・・

 

 

 

 

 この蘇飛は、文武両道のお手本とも言え、武は孫策にも匹敵するとも言われ、智は周喩にも劣らず、その上優しさもあるため、この当たり一帯では、かなりの評価を得ていた・・・

 

戦場・・・

 

ワァァァァァア!!!!!!! ガキン!!ガキン!!

 

大きな声と金属音が飛びあう・・・

 

孫策「つまんないわね~・・・」

 

黄蓋「本当じゃな・・・」

 

凌操「全くだ・・・」

 

周喩「・・・あなた方は、何を言っていらっしゃるのですか・・・」

 

さすがは孫呉の小覇王とr「「(ギロリ)」」まだ言ってない!?・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

甘寧「邪魔だ!!」(ヒュッ!)

 

黄祖軍兵士「ぎゃ!?」(ズバッ!)

 

黄祖軍兵士「化け物だ!!逃げろー!」

 

あたふたと逃げていく・・・

 

甘寧「(奴はどこだ!)敵将出てこい!」

 

高々に叫んでいる・・・・

 

 

 

前線・・・

 

蘇飛「はああ!!」(ヒュン!ヒュン!)

 

呉軍兵士「ぐわっ!!」(グサッ!)

 

呉軍兵士「ぎゃあ!!」(スバッ!)

 

自前の槍を使って敵を倒す・・・

 

蘇飛「はぁ、はぁ、残っているのは・・・いないか・・・・」

 

ただ自分だけを残して、味方はいない・・・

 

呉軍兵士「敵は疲れている、手を休めるな!!」

 

呉軍兵士「うおお!!」(ヒュン!)

 

蘇飛「チッ!」(ガキン!)

 

流石に数の差には敵わない・・・

 

蘇飛「しかたがない・・・」(スッ)

 

目を閉じる・・・

 

呉軍兵士「?なんだか分からんが、隙あり!」(ブンッ!)

 

敵の刃が迫る・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

蘇飛「(悪いな・・・俺はまた、同じことを繰り返す・・・)はぁ!!」(ヒュン!)

 

振るった槍が、兵士の剣にぶつかると、『パキン』と折れた・・・

 

呉軍兵士「へ?・・・」(スパン!)

 

兵士はとぼけた声を出して絶命した・・・

 

蘇飛「おらぁ!!」(ブオン!!)

 

呉軍兵士が武器を一太刀ごとに破壊され、死んでいく・・・

 

呉軍兵士「・・・あわわ・・こんな奴に敵うわけない・・・」

 

その時、蘇飛の目は青く輝いていた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

孫策「っ!?なんか嫌な予感がするわね・・・」

 

黄蓋「策殿、どうした?」

 

その時だった・・・

 

呉軍兵士「伝令!兵士たちが次々と逃げてきます!!」

 

孫策「何ですって!?敵は!・・・」

 

おもむろに出した声は・・・

 

呉軍兵士「それが・・・一人だけです・・・」

 

 

 

前線・・・

 

甘寧「はぁぁ!!」(ブンッ!)

 

黄祖軍兵士「!?」(スパッ!)

 

声を上げる暇もなく・・・

 

甘寧「どこだ!」

 

少し視線を巡らすと・・・

 

甘寧「なんだ?この静けさは?」

 

自分たちよりも前に行ったであろう者たちの声が聞こえない・・・

 

甘寧「あれは・・・」

 

真っ赤な塊がこちらに向かってきている、否、あれは人間(鬼)だ・・・

 

全身真っ赤、目は青く輝いている・・・・

 

甘寧「蘇飛なのか?・・・」

 

その言葉に、返した答えは・・・

 

蘇飛「オマエモコロス」

 

片言な喋り方で言った後に、『ビシャ』、何かが顔についた・・・

 

甘寧「・・・・・」(スッ)

 

恐る恐る触ってみると、赤赤赤赤赤赤・・・・周りには先ほどまで生きていたであろう塊・・・

 

甘寧「おい!!」

 

蘇飛「アレ?ナンデシナナイ?」

 

また鮮血が飛び散る・・・

 

甘寧「やめろ・・・」

 

また・・・

 

甘寧「やめろ・・・」

 

そして・・・

 

蘇飛「シネ」

 

呉軍兵士「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!!」

 

甘寧「やめろーーーーー!!!!!!!!!!」

 

『ブシャ』と音を立てる、周りには誰もいない・・・

 

蘇飛「アハハ・・・アハハハハハハハハハハハハアハッハハハハッア!!!!!!!!!!!」

 

甘寧「貴様ーーー!!!!」(ダンッ!)

 

意を決して、強く大地をける・・・

 

蘇飛「ア?」(ブシャ!)

 

その声と共に、真っ赤な液体が降り注ぐ・・・

 

甘寧「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

 

斬ってしまった、その感情がこみ上げてくる・・・『ガシャン』・・・

 

甘寧「っ!?」(バキッ!)

 

すばやく剣を盾にしたが、その剣は見るも無残な形となった・・・・

 

蘇飛「コロス!コロス!」

 

同じ言葉を何度も繰り返す、もはや、甘寧に武器は無い・・・

 

甘寧「此処までか・・・」

 

もはや諦めて目をつぶる・・・蘇飛は止めに槍を振るう・・・だが、いつまで経っても痛みがこない・・・おそるおそる、目を開けると、寸前で槍が止まっている・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蘇飛「・・・・・・・・・・」

 

甘寧「蘇・・飛・?」

 

蘇飛「ごめんな・・・甘寧?」

 

見ると、蘇飛の目は青から黒に戻っている・・・

 

甘寧「馬鹿者がっ!!」

 

いきなり怒鳴りつける、だがその顔は嬉しそうだ・・・・

 

蘇飛「甘寧?泣いているのか?」

 

甘寧「馬鹿か!!泣くわけないだろ!!」

 

蘇飛「馬鹿って、酷い・・・・」

 

甘寧「知らん!お前など知らん!!」

 

言葉の刃が降り注ぐ・・・・

 

蘇飛「そんなn「(ガバッ!)」はっ?・・・おいいいいいい、甘寧!?////」

 

いきなり抱きついてきた・・・・

 

甘寧「うるさい、静かにしろ・・・////」

 

蘇飛「落ち着けるか!!////」

 

やっと、戻ってきた、そう感じた・・・

 

鄧龍「おやおや、もうですか・・・全軍、斉射の準備を・・・」

 

黄祖軍兵士「しかし、蘇飛殿が「聞こえなかったのですか?」・・・・・・・はい、かしこまりました」

 

先ほどとは違う兵士たちが、そして・・・兵士たちは矢を構え・・・

 

鄧龍「一斉斉射!!」

 

言葉と共に、矢の雨を放つ・・・

 

 

 

 

 

孫策「あれは・・・!?」

 

黄蓋「策殿?・・・・・!!」

 

周喩「まさか!味方ごと!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

呉軍兵士「甘寧様ー!!」

 

増援だろう、呉軍兵士が近づいてくる・・・

 

だが違和感を感じた、蘇飛は・・・

 

蘇飛「ん?あれは・・・!!」(ドンッ!)

 

甘寧「何をする!?///」(ドサッ!)

 

甘寧に覆いかぶさるように倒れこむ・・・

 

その時・・・

 

孫策「全軍、退けぇぇぇぇえええ!!!!!」

 

黄蓋「その場から、離れろぉぉぉぉおお!!!」

 

 

 

 

 

次の瞬間、『ザザザザザザザザザザ!!!!!!!』まるで本物の雨の様に・・・

 

呉軍兵士「ぎゃ!」(グサッ!)

 

呉軍兵士「ぎっ!?」(グサッ!グサッ!)

 

一本どころではない、『雨』が襲ってくる・・・

 

蘇飛「グッ!!!!???」(グサッ!グサッ!グサッ!グサッ!グサッ!)

 

甘寧「?、どうし・・・た」

 

次の瞬間視界が広がる・・・

 

周りには、針鼠のようになった兵士たちが、そして・・・

 

蘇飛「大丈夫か?甘n」(ドサッ!)

 

甘寧「おい・・・しっかりしろ!!!!」

 

自分を庇って、背中には大量の矢が・・・・

 

甘寧「おい!!蘇飛!!!」

 

必死に揺さぶるが、ピクリともしない・・・

 

『せっかく、取り戻せたはずなのに・・・・』

 

【続く】


 
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