No.219246

恋姫外史・あるところに一刀第8話

アキナスさん

金を返してもらいに2人と出かけた一刀

・・・・のはずが、予想外の展開に!?

2011-05-28 20:02:27 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:11732   閲覧ユーザー数:8711

何故こうなってしまったのか・・・・・一刀はそう考えながら

 

「ハァ!」   

 

「おっと!」

 

ドゴーン!と地面に突き刺さる一撃をかわした。

 

地面にクレーターができる

 

「・・・・どっちも頑張れ」

 

「ふん!やられてしまえばいいのです!」

 

「しっかしよう避けるなあ」

 

「ていうか、逃げてるように見えるけど・・・・」

 

「へぅ・・・・」

 

さまざまな視線の中、一刀は闘っていた。

 

その始まりは、少し前・・・・・

 

 

 

紅い髪の女の子に連れられて会った女の子達

 

「はじめまして、私は董卓といいます」

 

「賈駆よ」

 

・・・・さすがに驚きを隠せなかった

 

女性になっているかもとはおもったが、あまりにも違いすぎた。

 

董卓と言えば三国志でも名高い悪役

 

しかし目の前にいるのはとても可愛い儚げな少女

 

とても悪人には見えない・・・・

 

「・・・・なあ、そういえばお前達の名前も聞いてなかったよな?」

 

一刀は一緒にきた2人にそう言った。

 

「・・・呂布」

 

「陳宮ですぞ」

 

「・・・・俺は、北郷一刀だ」

 

・・・・・・・一刀はこう思った。

 

もう自分の世界の三国志の人物像は、忘れようと・・・・・・

そして、話を聞いた董卓は一刀に使った金の額を聞いてきた。

 

それに答えると、侍女が側に来て金の詰まった袋を一刀に渡した。

 

「・・・・・言った額より多いようだが?」

 

「ねねちゃん達を助けてくれたお礼です」

 

董卓はそう言った。

 

しかし一刀は中身を数えると

 

「・・・・ほい」

 

隣にいた呂布に余分なお金を渡した。

 

「・・・・?」

 

呂布は一刀を見て首を傾げる。

 

「俺は金を返してもらいに来ただけだ。礼をもらいに来たんじゃねえ」

 

ぶっきらぼうにそう言う一刀

 

「・・・これ」

 

呂布が一刀に渡されたお金を差し出すが、やはり一刀は受け取らない

 

その後、かなり揉めたが(主に賈駆と)董卓が賈駆をなだめてその場は収まった。

 

そして帰ろうとした一刀だったが・・・・・

 

「・・・・・」

 

キュッと、呂布がまたもや一刀の袖を掴む

 

「・・・まだなんか用があんのか?」

 

「・・・コクッ」

 

そして呂布は董卓の方を向くと

 

「・・・・一刀、一緒」

 

と言ったのだった。

 

「れ、恋殿!?いけません!このような男、いても何の役にも立ちませんぞ!」

 

言葉の意味を理解した陳宮は、呂布の意見に猛反対する

 

・・・しかし一刀には何のことだかさっぱりだった

 

「・・・つまり、うちに仕官させろって言うの?」

 

「・・・コクッ」

 

賈駆の言葉に呂布は頷く。

 

「おいおい、俺の意見は・・・・」

 

「・・・ジーーーーー」

 

上目遣いに見てくる呂布

 

動物的な愛らしさに一瞬顔が緩みそうになるが、

 

パン!

 

両手で頬を叩いてなんとか耐える。

 

一瞬その行動に唖然とする一同だったが、賈駆が話を戻す。

 

「陳宮の言うとおりよ。役に立たないヤツは雇えないわよ」

 

「・・・・一刀、強い」

 

「どれくらい?」

 

「・・・・・・」

 

どうやら詳しく説明できないようで、考えこむ呂布

 

そこに陳宮が・・・・・

 

「だったら試してみればいいのです!」

 

と、ニヤリと笑みを浮かべて言った。

 

 

 

そして今、一刀は董卓軍の猛将華雄と試合をしていた。

 

「どうした!逃げるだけか?」

 

「・・・・偉そうな事は当ててからいいな」

 

「ぬかせ!」

 

ブオン!と大戦斧が空を切る。

 

「・・・・どう見る?霞」

 

賈駆は隣で見ているサラシに袴と言う露出度の高い格好をした女性、張遼に話しかけた。

 

「んーーー、結構やると思うで?さっきから一発も華雄の攻撃当たってへんモン」

 

「・・・・でも、さっきから一回も攻撃してないわよ?」

 

「ウチの勘やけど、一発狙っとるんちゃうかな?」

 

そして、時間だけが過ぎて行く・・・・・・

 

「えーい!いいかげんに観念しないか!!」

 

華雄のイライラは頂点に達していた

 

「・・・・なるほどな」

 

一刀はそう言うと、持っていた剣(試合前に借りたもの)を鞘におさめ、地面に置いた。

 

「きさま!ふざけているのか!!」

 

その行為に華雄は切れた。

 

「・・・さあ?それはどうかな?」

 

そう言うと、一刀はいわゆるクラウチングスタートの体勢を取った。

 

「・・・・・いくぞ!」

 

そして華雄に向けて、全速力で突っ込んで行く

 

「ふん!潔く散りにきたか!」

 

そして華雄も構える

 

そして、

 

「ハァーーーー!!」

 

華雄渾身の一撃が放たれた・・・・・

「オオオオオオオオオ!!」

 

しかし、一刀はその横薙ぎの一撃をスライディングでかわす!

 

そしてそのまま華雄の股下を潜り、

 

「パロスペシャル!!」

 

華雄が振り向く前に、後ろからパロスペシャルを決めた。

 

「グッ!」

 

おもわぬ反撃に動揺し、武器を離してしまう華雄

 

空振りを繰り返し、握力が弱まっていたことも災いした。

 

華雄はその体勢から抜けようとするが、別名アリ地獄ホールドとも呼ばれる技だ。

 

抵抗するごとに華雄は苦しんでいった。

 

そしてついに・・・・

 

ドシャッ!

 

華雄の体は地面に伏した。

 

「ウグウ・・・・・・」

 

それでも何とか抜け出そうと試みるが・・・・・

 

「勝負アリや!」

 

張遼の一言により、勝負は終わった・・・・・

 

 

こうして、一刀は董卓軍の武官として雇われることとなった。

 

本人も

 

「何事も経験だしな・・・・」

 

と、とりあえずやってみようと言うノリでOKしたのだった・・・・

はい、アキナスです。

 

とりあえず、一刀君の初の武将との闘いでした。

 

正直バトルシーンは難しいです

 

上手くできてないことは承知してますんで、その辺は上手くなるように頑張って行きます。

 

ですので暖かい目で見ていってください。

 

それでは次回に・・・・・

 

 

 

 

 

「マキ割りダイナミック!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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