No.217614

己の信ずる道を行け

銀雷さん

更新頑張ります!
コメントが無いと寂しいです・・・

2011-05-19 21:54:47 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:816   閲覧ユーザー数:777

ここは、夏口に駐屯している黄祖の支配下の一つの町である・・・

 

 

 そこでは一人の男が、都督を務めていた。名を、蘇飛・・・

 

 

 

 この蘇飛は、文武両道のお手本とも言え、武は孫策にも匹敵するとも言われ、智は周喩にも劣らず、その上優しさもあるため、この当たり一帯では、かなりの評価を得ていた・・・

 

 

というわけで・・・

 

蘇飛「炒飯1つ、甘寧もなんか頼めば?」

 

甘寧「なぜ、私がここにいるのだろう・・・」

 

蘇飛「・・・炒飯2つ、お願いします」

 

店員「は~い、炒飯2つですね~」

 

ぶつぶつと言っている、甘寧・・・

 

蘇飛「ま、いっか・・・」

 

甘寧「おい、貴様・・・」

 

蘇飛「いきなりかよ・・・それに、一応上司だと思うんですけど・・・というか、蘇飛って呼べよ・・・」

 

自分は都督、彼女は食客・・・

 

甘寧「む・・・ならば、おい蘇飛、貴様「(貴様は言ってるじゃん)」なにか、思ったか?」

 

鋭い勘ですね~、・・・

 

甘寧「d「お待たせしました~」・・・」

 

蘇飛「いただきます「おい!人の話を」後でな「・・・」」

 

甘寧「なんだか、実に不愉快なのだが・・・」

 

文句を言いつつも、昼食をとる・・・

 

 

 

 

 

 

 

二人「ご馳走様でした」

 

きっちりしっかりいただきました・・・

 

蘇飛「お勘定よろしく~」

 

店員「あ、は~い」

 

甘寧「貴様・・・」

 

殺さんとばかり睨みつける・・・

 

蘇飛「店長、また来るからな~」

 

店長「ありがとうございます、ごひいきにしてもらって・・・」

 

蘇飛「別にいいよ、おいしいから」

 

店長「またのご来店をお待ちしております・・・」

 

甘寧「待たぬか!!」

 

そそくさと出て行く、蘇飛を慌てて追いかける甘寧・・・

 

時刻は、昼と夕方の境目ぐらい・・・

 

蘇飛「で、聞きたいことはなんだ?」

 

甘寧「やっと話す気になったか・・・て、おい!どこに行く!!」

 

ダッシュする、蘇飛が・・・

 

蘇飛「妙に嫌な予感がするんだよ・・・」

 

甘寧「嫌な予感だと?」

 

?を出して、考える・・・

 

?「「「「「「「「「「「「「「「蘇飛様ーーー!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」

 

なんですか?この声はといわんばかりの甘寧・・・

 

蘇飛「団体で来たし・・・もう嫌だ・・・」

 

甘寧「あれは・・・」

 

おぅ・・・・子供『達』です・・・

 

蘇飛「よし!逃げよう!」

 

甘寧の手を握って、走り出す・・・

 

甘寧「なっ!?///何をする!!」

 

蘇飛「えーーーーと・・・・逃走?」

 

甘寧「それは分かったから、手を離せ///」

 

子供1「あー!!蘇飛様が女の人を連れてるー!!」

 

子供2「いけないんだーー!!」

 

子供3「きゃーーーー!!」

 

甘寧は子供たちの言葉に固まる、『自分たちがそんな風に見らていたのかと』・・・

 

蘇飛「・・・気が変わった、お前そこで待ってろ・・・」

 

甘寧「あぁ・・・」

 

子供たちに向かって歩いていく・・・

 

蘇飛「うし、お前等、まとめて根性叩きなおしてやる・・・」

 

子供達『うわぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蘇飛「つ、疲れた・・・」

 

今はいない子供達にため息を出す・・・

 

甘寧「貴様、私の話はどうなった・・・」

 

ギロリ、と甘寧が睨みつけてきます・・・

 

蘇飛「わかったわかった・・・」

 

時刻は夕方、日も沈んできている・・・

 

 

 

 

甘寧「単刀直入に聞く・・・私は「間違ってないよ」えっ?」

 

蘇飛「何驚いた顔してんだ・・・簡単に言うと、お前は順番を飛躍しすぎているだけなんだよ・・・」

 

甘寧「・・・・・・・・・・」

 

その言葉は、彼からしか伝わらない・・・

 

蘇飛「誰も間違っているとは思わない・・・ただ、お前は執着しすぎなんだ」

 

甘寧「っ・・・・・・・・・」

 

蘇飛「まぁ、人はそれぞれの生き方で生きてるから別にいいんだけど・・・」

 

甘寧「分からん・・・・・・」

 

蘇飛「はっ?」

 

甘寧「貴様が分からんと言っているのだ!!なぜ貴様は、ハッキリと言わない!!お前は駄目だ!と何故だ!!」

 

蘇飛「別にこれから、見極めて行くさ・・・それより、もう暗くなるぞ・・・」

 

あたりはもう薄暗い・・・

 

甘寧「そうやって!「あーはいはい」貴様!!」

 

蘇飛「やれやれ・・・」

 

スッ、と手を差し出す・・・

 

甘寧「何だ?」

 

蘇飛「帰るぞ・・・」

 

甘寧「はっ?」

 

蘇飛「お前のいるべき場所に帰るぞ、お前はこんなところで、油を売っている暇は無いだろ?」

 

蘇飛は笑って、甘寧に言う・・・

 

甘寧「ふん、貴様なんぞに言われんでも帰るさ『私のいるべき場所』に・・・」

 

蘇飛「それじゃ、行きますか・・・」

 

甘寧「あぁ・・・」

 

 

 

『コイツとなら、一緒に・・・』

 

【続く】

 

 


 
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