No.217155

真・恋姫無双 黒衣の剣士 第二幕 壱話

銀獅子さん

真・恋姫無双 黒衣の剣士 

第二幕開幕となります。

二日連続でどうにかアップできました。

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2011-05-17 00:08:17 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:1470   閲覧ユーザー数:1392

                  真・恋姫†無双~黒衣の剣士~

                        

                       第二幕

                        

                   壱~運命の出会い~

天の御使いこと、藤崎亮の率いる義勇軍は新たな仲間に、呂奉先と松風、白桃、赤兎馬を迎え一路益州は蜀の地を目指していた。

 

亮「もう少しで益州にはいるのかい?」

 

愛紗「はい。もうそろそろで国境だと思われます。」

 

恋「・・・おなか・・・空いた。」

 

桃香「恋ちゃん、もう少しで町に着くと思うからもう少し我慢してね?」

 

恋「・・・うん。」

 

桃香さんの言葉にこくりと頷く恋。

 

愛里「干し肉ならありますが、食べますか?」

 

恋の目の前に干し肉を差し出すと一瞬にして干し肉が消えていた。

 

鈴々「鈴々もおなか減ったのだ~」

 

愛里ちゃんが恋に干し肉を上げたことで鈴々ちゃんから苦情の声があがる。

 

朱里「鈴々ちゃん、もうちょっとだから我慢してくだしゃい。」

 

雛里「あわわ~うっすらと町らしきものが見えてきましたよ~。」

 

鈴々「全軍!町へ向け進軍速度をあげ「きゃぁぁぁぁぁ!!」」

 

突如どこからか女性の悲鳴が聞こえてきた。

声からさっするに少女のものだろう。

 

亮「愛里ちゃん、愛紗さん!」

 

愛紗「はっ!!」

 

愛里「了解です。お兄様。」

 

僕は桃香さんたちをこの場に残し、愛紗さんと愛里ちゃんの二人を連れ駆け出す。

 

悲鳴は近くから聞こえてきた。おそらくそう遠くはないだろう。

 

??「止めて!!近寄らないで!!」

 

そこには熊みたいな男とその部下らしき数人の男に囲まれている少女がいた。

 

熊「ぐへへ・・・おとなしくしな、お嬢ちゃんよぉ!!ぐへへ・・・」

 

口からよだれを垂らし下卑た笑いをしながら少女に近寄る熊男。

 

おそらく慎重は2m50cmくらいだろうか。かなりの大きさだ。

 

亮「おじさん。」

 

熊「あぁ?なんだ?」

 

熊が少女から視線をはずしこっちを睨んできた。

 

亮「みっともないからやめなよ?」

 

熊「誰がみっともねぇだぁぁぁ!!なめんなやぁ!小僧ぉぉぉ!!」

 

みっともないと言われたことが相当頭に来たのか、熊男が僕に向かって拳を振り上げ突進してくる。

 

僕は「はぁ・・・」とため息をつき、気を込めた手を熊男の前に出し、その拳を止める。

 

熊「なぁ!?」

 

亮「ねぇおじさん。ゼッタイ的な力の差ってものを教えてほしい?」

 

1m近い慎重差のある華奢な青年に拳を止められ、かつゼッタイ的な力の差を教えてほしいと言われ驚きを隠せないようだった。

 

左手に集中する。相手が死なない程度に気を込め、

 

亮「烈空掌!!」

 

熊男のどてっぱらに拳を放つ。

 

熊「ぐはぁっ!?」

 

奥義をモロに受けた熊男は白目をむいて泡をふきながら倒れていた。

亮「さて・・・次は君たちかな?」

 

部下らしき男たちを殺気を込めてにらみつける。

 

ヒィッと声を上げながら一目散に逃げていく賊たち。

 

亮「大丈夫だったかい?」

 

襲われそうになっていた少女に声を掛ける。少女の体は未だに震えていた。

 

手を差し出すと、おそるおそる僕の手を取って、少女は立ち上がった。

 

??「あ・・・ありがとうございます。」

 

亮「いえいえ、どういたしま・・・ん?」

 

その少女の服装には見覚えがあった。だがこの時代の人間がその服を着ているわけがないのだ。

 

??「えっと・・・私なにか変でしょうか?」

 

亮「うん。その服・・・もしかしてセーラー服?」

 

少女は一瞬驚いた表情をみせ、頷く。

 

愛紗「ご主人様、その・・・セーラー服とはなんなのですか?」

 

愛紗さんたちには聞き覚えの無い名前だろう。

 

セーラー服。それは現代の女学生の大半が青春期に身にまとう服装。

 

古くは海軍の制服として使われていたが、いつからか女学生が着る服となっていた。

 

愛里「見たこと無い服・・・ですね。」

 

亮「もしかして、君は日本人なのか?」

 

??「はい。そうですけど・・・。」

亮「驚いた。まさかこの世界に僕以外の日本人がいるなんて・・・。」

 

??「あのぉ~ここってどこなんですか?」

 

そう問いかけてくる少女。

 

この子は此処にきてまだ間もないのだろう。

 

僕も最初はとまどったから、聞きたくなるその気持ちは分からなくも無い。

 

亮「ここは古代中国。漢王朝の時代っていえばわかるかな?」

 

??「漢・・・王朝?三国志の時代・・・でしたっけ?」

 

頷く。

 

??「ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

 

蒼天に一人の少女の声が響きわたった。

その後、少女を伴って現在の状況を詳しく話しながら歩いていた。

 

亮「そうだっ。君の名前ってまだ聞いてなかったよね?」

 

??「あっ、すみません。助けていただいたのに名前もお教えしてないなんて。」

 

頭を下げ謝ってきた。

 

??「私の名前は北郷一姫と申します。」

 

亮「僕は藤崎亮。彼女たちは、関羽と関平っていうんだ。」

 

一姫「えっ!?関羽さんに・・・関平さんですか?」

 

愛紗「えぇ、よろしくお願いしますね。」

 

愛里「よろしくお願いします。」

 

手を差し出す愛紗さんに、ペコりと可愛くお辞儀をする愛里ちゃん。

 

一姫ちゃんは愛紗さんの手を握り返し、握手を交わす。

 

そんな話をしていると桃香さんたちの姿が見えてきた。

桃香「ご主人さま~~~♪」

 

こっちに気付いたのか、桃香さんが駆け寄ってきて抱きついてきた。

 

亮「わっわっ、と・・・桃香さん・・・。」

 

僕は顔を真っ赤にしながらダイブしてきた桃香さんを抱きとめる。

 

そして、桃香さんたち待機組みも一姫ちゃんと挨拶を交わし、僕たちは新たな仲間に北郷一姫を迎え、益州の蜀を目指すのであった。

 

今日のこの出会いが僕たちの運命を大きく変えるなんて、この時の僕たちはまだ知る由もないのであった。

――――――――――――――――――あとがき――――――――――――――――――

 

皆さんこんにちわ。銀獅子です。

 

今回も新キャラ登場です。

 

なんと今回の新キャラは北郷一姫さんです。

 

苗字から分かると思いますが、なんとあの人の妹さんです。

 

え?だれかって?

 

そんなもの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我らが種馬に決まってるじゃないかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すみません・・・。叫びすぎました。

 

 

さてここいらで一姫ちゃんの設定を軽く書いておきます。

 

名前:北郷 一姫(ほんごう かずき)

年齢:1?歳

武器:今のところなし。

 

いわずと知れた種馬様の妹君。

 

可愛らしい容姿はさることながら、学園では運動部に所属し、その運動神経は普通の女子より頭一つ抜けている。

 

祖父にならい幼い頃から剣道はしているが実力は桃香よりちょっと上くらい。

 

後々覚醒するかも?

 

これからの一姫ちゃんの活躍にご期待ください!!

 

でわ今日はこのへんで~

 

さよ~なら~

 

 


 
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