常にぐだぐだな状況で進んでおります。
注意していても誤字脱字も多々あるかと思いますが、気晴らしに読んでくだされば幸いです。
袁術より邑の偵察を頼まれた次の日、一刀達は準備を済ませ早速向かおうとしていた。
「それじゃ、例の邑に行きますか?」
「ああ、宜しく頼む」
「それにしても、本当にわし等だけで大丈夫かのう?」
「そうですね。盗賊が襲わないかもしれませんが、いくらなんでも不安になります。」
「程普さんその辺りは、心配ないですよ」
「何を根拠に…」「そうじゃな」
「一刀がついていますから何も心配していないわ」
「うん…それに久しぶりに…暴れられる」
黒耀の危険な発言を聞きながら一同はその邑に向かうため城を後にした。街を出てしばらくすると一刀が
「そろそろとばすから祭さんと邁さんは荷馬車に乗ってしっかり掴まっていてくれ」
「よく分かりませんが…掴まればいいんですね」「何をするつもりじゃ…」
「紅鳳、瑪瑙、荷馬車を引いてくれ…『大海』を発動したら、とばすぞ…」「はい、分かりました」「ええ、かまいません」
「ちょっと一刀、何でお姉様と瑪瑙が一緒なんです。そこは私達姉妹でいく所でしょう?」
「なんとなくかな。それに、珠凰のほうが周囲に気を使っているだろう「それがなんです」だから、周囲を警戒してもらおうかと…駄目だったか、なら瑪瑙と代わって「いえ、そこまで信頼してくれるなら私が」…そうか」
「それにしても…一刀…どうして『大海』を使うの…」
「そうですよ。そんな大規模な捜索式を使わなくてもいいじゃない」
「いや、向かう方向から微かに血の匂いがするからな…念のために」
「そうね。僅かだけど血の匂いがする…けど、何か違和感を覚えるものがあるかしら」
「なんじゃおぬし等、目的の邑までまだまだあるのじゃぞ、それをこんなところから何を言っているのじゃ」
「そうですよ、どういう嗅覚をしているのですか?」
「………それは置いといて、準備も終ったし、出発するぞ」「そうですね。黄蓋さん、程普さん舌をかまないようにしてください」
「ッ!!……………………」
一刀が無数の鋼線を張り巡らせた状態で再び邑に向かって走り出すと、祭と邁は異常な速さに声を上げることが出来ず、ただ振り落とされないようにするのが手一杯であった。が、急に一刀が足を止めたので紅鳳たちもその足を止めた
「きゅ、急に足を止めるとは。ど、どうしたのじゃ」
「そ、そうですよ。はぅ~乗り物酔いになりそうです」
「一刀どうしましたか」「早く…邑に…行かないの?」
「気がついているだろう、半里先に盗賊らしき集団がいるはずだ…だいたい2000ぐらいか」
「だからどうしましたか。それなら一気に畳み掛けましょう」
「それが、移動する気配も何かしようとする様子もないんだ」
「それがどうしたのじゃ。盗賊なら、このまま討伐したほうが良いじゃろう」
「………なぁ黒耀「…何…」…これ預かっておいてくれ?」
「…これを…でもどうして?…」「一刀、私達には預けないのですか」
「そういうが紅鳳。この『歌え本音草』の種が取り扱えるか」
「あの…『歌え本音草』って」「ぐっ、それを言われると…」「おい、説明せい」
「そうですね。あれの取扱は確かに難しいですから」「だから、説明して欲しいのだけど」
「ちょっと、あいつ等の動向を探ってくる。…あと、祭さんと邁さんに『歌え本音草』の説明を頼む」
「…分かった…『歌え本音草』の種…預かっておく…」「それじゃ、行ってくる」「「「「行ってらっしゃい」」」」
一刀がそういって姿を消すと、紅鳳達は手を振りながら見送る。祭と邁は説明がないまま放置されていい加減イライラしていた。
「…それで、その『歌え本音草』とはなんなんじゃ!!」
「そうですよ。説明してください!!」
「…貴女達に説明をして私達に何か特でもあるのかしら?」
「そうですね。瑪瑙の言う通りです。説明しなくても私達には特に問題ないですね」
「紅鳳姉様。どうでもいい人達のことは放っておいて「どうでもいいじゃと」一刀は大丈夫でしょうか?」
「珠凰様…一刀なら問題ない…それよりも…1人突っ走らないか…心配…」
「おぬし等、一刀「…なんですか」…北郷がいなくなったとたん態度が変わるな」
「当たり前です。一刀がいなかったら、貴女方と会話をする理由はありません…というよりも一刀に気安く話しかけないでもらえますか?」
「ええ、特に、一刀に少しでも好意を持っている人ならなおさらね」
「…怖いです。それにか…本郷さんから説明を頼まれたじゃありませんか」
「…珠凰様…瑪瑙姉様…一応説明しないと…後で一刀に怒られる…それは…嫌…」
「そうですね。ハァ…分かりました。記憶草というのは、会話を記憶する草のことで、1度使えばその草は2度と使えませんし、記憶した会話を忘れることはありません。ただし、記憶した会話を聞くことは何度でも出来ますわ」
「変わった草ですね」
「その考え方はどうかと…ところで、紅鳳様先ほどから何をやっているのですか?」
「え、べ、別になんでもないわよ。一刀が置いていった糸電話?で、一刀が盗賊達の内情を聞きだしているのを聞いてはいません」
「「「…紅鳳(姉様)((様))」」」
「うぅ…わかりました。皆さんにも聞こえるようにします」
紅鳳は、一刀が密かに置いていった糸電話?の聞く部分を全員が聞こえるように音を大きくした。すると、そこからは、大勢の声がひしめき合い、うまく声を聞くことは出来なかったが、しばらくすると一人の男の声が聞こえた。
『それにしても、隊長の考えには感服したなぁ。わざわざ、俺達が盗賊に偽装して邑を襲い、隊長たちがそれを追い払う。そして、邑での信頼を得た後、内と外から村人を一網打尽にするなんてなぁ。ぐへへへへ、今回はいい娘がたくさんいたからなぁ、これはしばらく遊んで暮らせるぐらい高く売れるぞ。…あの娘、俺等の隙をついて手紙を街に運ばせるなんて、お陰で隊長たちも含めて、村人で楽しむ時間が無くなってしまったのが残念だなぁ。まぁ、明日にでも買い手共が邑に来るし、あの娘も今頃薬漬けでまともな判断が出来なくなっているころだろうなぁ。おしいなぁ、ああゆう娘を無理矢理言うことを聞かせるのが俺は好きなのだが…まぁ、確か邑の代表の娘達が薬で壊れるところをみられただけでもよしとするかぁ。それにしても、俺は何を話しているんだろうなぁ…なんだぁ、目の前が赤く染まって…なんだ、俺の血か、ならしょうがないなぁ…あれ、何で…しょうが…ないんだ…』
「なんと、人売りの集団じゃったか。ゆるせん!!儂が直々に成敗して『蔡さん』…なんじゃ、止めても無駄じゃぞ」
「そうでよ。こんなやから、私達が成敗し『邁さんも』…なんですか」
『今回の件は俺に任せてもらっているはず「しかしじゃな!!」それに、こいつ等に怒りを覚えているのは俺達も一緒ですよ。そういう訳だ。紅鳳、珠凰、瑪瑙、黒耀「何がそういう訳なの」すまないが今回は俺1人でやらせてくれ』
「何故です。こんな奴等、黄蓋さん達じゃあるまいし私達のうち誰か1人でも十分です」
「なんじゃと」「どういうことですか」
「兵を連れてきていない状態で、あの人数に勝てると思っているのですか」
「ぐッ、それはそうだが」
「それよりも、「それよりもって」先ほどの言葉はどういう意味ですか。一刀」
『俺は、こんな下種の血で君達を汚したくないんだよ「…一刀は…いいの」…俺はもともとこういうのには慣れてる。だから頼む』
「それなら、これが終ったら私達を満足させてくれますね。もちろん戦闘でも床の上でも…ね」
「一刀…約束…私達…1人1人…満足させてね」
『分かった。呉に戻ったらな』
「それでしたら、今回は一刀に譲るとしましょうか。そのかわり、黄蓋さんと程普さんの言う通りこの世の地獄を彼等にたっぷりとあじあわせてください」
「そですね。珠凰の言う通り、過激なのは好みませんが、彼等には人の苦しみがどんな物か知っていただかなくてはなりません。ですから一刀、無理しない程度に地獄を見せてあげてください」
『無理しない程度にって…わかった。がんばって見よう。それじゃ、そろそろこれも切るぞ』ブツッ!!
サラァァァァァァァ
一刀との会話が途切れると、糸電話が砂となって消えていった
「いまさらだが「なんでしょうか?黄蓋さん」何故だらだらと計画をしゃべっていたのだ声の主は」
「ああ、説明する理由はないですが、恐らく『人形傀儡』だと思います」「瑪瑙、何も教えなくてもいいのでは」
「なんじゃそれは」
「これ以上説明する必要はありませんね…ですよね。紅鳳姉様」
「ええそうですね。…もう、ここにいても意味もないので、一刀のところに行きましょうか?」
「??…よく分かりませんが、今行ったら戦いの妨げになりませんか?」
「貴女達じゃあるまいし、私達は妨げになりませんよ「…どういう意味だ」…まぁ、それは置いておいて、どうせもう終っています」
「じゃから、儂等にも分かるように説明せい」
「…貴方達に…説明したとして…私達に何か得でも…ありますか?」
「黒耀その通りね。説明の時間がもったいないわ…ほら、黄蓋さんに程普さんさっさと荷馬車に乗ってください。置いていきますよ。それとも、引きずられて行きたいですか?私としてはそっちの方がいいのですが」
「珠凰…その気持ちも分かりますが、一応荷台に乗せていきましょう」
「紅鳳様の言う通りです。珠凰様、後で一刀に叱られますよ」
「それは嫌ね。…それじゃ、黄蓋さんに程普さん早く乗ってください」
詳しい説明もないまま、祭と邁は荷馬車に乗せられ、再び異様な速さで移動を始める紅鳳達であった。
少し時は遡り、一刀が紅鳳たちとの通信を切った後、男との接続していた鋼線を解除し、死体を放置した後、盗賊が陣を張っているところから少し離れた場所まで移動した。
「それじゃ、あいつ等の自業自得だから仕方ないし、生き地獄でも味わってもらいますか…ハァ。『大海』から変形、獅幻流鋼糸術・赤き花」バン!!
…………!!
「おい、今変な音がしなかったか?」「気のせいだろう。みてみろ、周囲には特に異常は見られないんだ」「それもそうだな…ってあんな所に花なんか咲いていたか?」「そういえばそうだな。見に行ってみるか」
「こんなところにこんな花咲いていたか?それに見張りが居なくなってるぞ…おい何とかいえ…えっ」
見張りと思われる2人がいつの間にか咲いている花のところに向かうと確かに花が咲いていた。疑問に思った男がもう一人に声をかけるが返事が返ってこず、振り返ると先ほどまで一緒だった男の姿はなく、赤い花があるだけであった。異常に思った男は知らせるために陣地に向かう。そこでは仲間が次々と花に変わるという異常な光景が広がっていた
「どうなってるんだ…」グイッ!!グググッ!!「おいどうした…うわっ!!」グイッ!!グググッ!!
「助けてくれ」グイッ!!「まっていろ、今助ける。ええい邪魔だな」ボキッ!!ブシャァァァァ!!『ギャァァァ!!』
「なんだ、これは…って血か一体何所から。それにさっきの声は一体…うわぁぁ」グイッ!!グググッ!!
「一人一人かけると面倒この上ないな……随分と遅かったな。何かあったのか?…というよりも喧嘩でもしていたのか?」
「何もありません。ですよね?」
「エエ、タシカニ、ナニモアリマセンデシタ」「ウム、ソウジャナ。ナニモナカッタノウ」
「その割には、祭さんと邁さんの言葉が片言なんだが」
「はい、矢の雨を降らせたり、痺れ薬の霧の中に置いて行こうとしたり…なんてことはしておりません」
「珠凰様の言う通り、ごく普通に(矢を降らせたり)ゆっくりと(痺れ薬の霧を撒いたり)会話をしながら来ましたわ」
「うん…瑪瑙姉様…2人が驚く位…ゆっくりと移動…したから…気が動転…しているみたい」
「ウム、トテモカイテキデアッタゾ。トコロデトウゾクハドウシタノジャ?ソレニ、コノイチメンノハナバタケハナンジャ」
「何だと思う?」
「トテモキレイデスネ。マルデチノイロミノヨウナハナデス」
「そりゃ、ここにいた盗賊の成れの果てだからな「…へ」綺麗だろう。それに一応まだ生きている」
「なんじゃと「…あっ、元に戻った」そんなことよりもどうやったらこのような物ができるのじゃ?それにどうしてこのような形で生きているのじゃ」
「そうだなぁ。編み出したけど、よく分からない?強いてあげるなら罪を悔やみながら逝けるようにかな?」
「「…はぁ」」
「しかし、一刀いくら地獄を見せてあげなさいといってもこれを一人一人にかけることないでしょう?」
「紅鳳様、彼等にはこれくらいが妥当ですよ。それに、一気に殺すよりもじわじわと殺したほうがいいんです」
「そうですよ。紅鳳姉様、こんな奴等は瞬殺する価値はありません」
「いえ、私もその考えには賛成ですが「なら…なにが…不満なの」その、こんなのに要らない労力を使わせてしまって、よかったのかと思いまして?」
「それもそうね。うん。一刀、この花を全部燃やしましょう。今すぐ」
「まぁよいではないか。これから気をつけていれば。それこそ、要らない労力を使うことになるはずじゃ」
「そうですね。それに、皮肉ですよね。醜い人がこんなきれいな花を咲かせるなんて」
「黄蓋さん、程普さん良い事いいますね。ちょっと見直しました」「「「ええ」」」
「…はぁ。それよりも、この先の邑に急がなくていいのか」
話が脱線しかけていたので、本来の方向に持っていくと周囲から『そうだった』とささやかれた。
「そうじゃな。人質もいるようじゃし、ここは慎重に行ったほうが良いじゃろう」
「祭の言う通りです。人質を助けるまでは相手の出方を見たほうが」
「いや、邑人の居所なら分かっているんだ「本当か!!」ただ、邑にいるあいつ等の仲間をそこに向かわせないようにしたらいいかなぁ…と思いまして」
「居場所が分かっているなら、わし等全員で助けに行けばいいじゃろう?先ほどの技を使えば直ぐじゃろう」
「黄蓋さんは一刀にまた負担をかけようというのですか?「いや、そういうわけではないです」まぁ、薬で壊された人もいるみたいですし…治療の為に助けることに専念したいのでしょう」
「月下殿そういうが、このままここで手をこまねいていては、逃げられ売られるのは分かりきっているはず。やはりここは、邑の人たち守りながら戦うしかないでしょう」
「一刀…私達のこと…大切に思ってくれるのは…嬉しいけど…やっぱりどんな相手…でも一緒に戦いたい」
「黒耀の言う通り。私達はあなたと共に戦うことで、少しでも一刀の負担を減らしたいのです」
「珠凰と黒耀の言う通りです。そういうわけで、一刀。私達も闘いに参加させなさい。連れて来たという事はそれを考えてのことでしょう」
「やれやれ、ならさっきの話は「それとこれは別です」…分かった。祭さん、邁さん、彼女達が参加するならちょっとした作戦があるのだが…その前に珠凰ちょっとこれを雪蓮達のところまで届けてくれ」
「私は宅急便じゃないのだけれど…ここからぁ「ああ、可能だろう」そうだけど、はぁ。分かりました。一刀の部屋もとい私たちの部屋めがけて射る?けど、誰にも当たらないことを祈っててね」「ああ」「「??」」キリリリッ!!シャッ!!
少し考え始めた一刀だが、直ぐに顔を上げ、呆れたように紅鳳たちを見た。そして、彼女達の決意を知り、説得は無駄と諦めた。これを期にさっきの話をなかったことにしようとしたが無駄に終わり、珠凰に矢文を頼んだ後、改めて邑の人たちを助ける考えを全員に伝えた。
そのころ政務室で雪蓮達は一刀達がいない分政務におわれていた(雪蓮は相変わらず)時、侍女が一刀達の部屋の前を通りかけたとき、ドス!!と扉に矢が刺さり…カラァン!!と中から音が聞こえた。恐る恐る(後が怖いから)覗くとそこには『中を見たら殺してあげる♡ 弓姫より ただし、緊急の用事だから急いで観てね♡』と書かれたし書簡が床に転がっており、とりあえず雪蓮たちのところまで持って行くことにした。
「雪蓮、手が足りないんだ頼むから今だけは自分の分は自分でやってくれないか?」
「えぇ~、ちょっと位いいじゃない」「だめだ。流石に身が持たん。おい、穏…生きてるか」
「はぁ~い、なんとかぁ~。それにしても冥琳様。どうして今日に限ってこんなに仕事があるんですかぁ~」
「たまたまそういう日だったのだろう。…雪蓮逃げずに仕事しろ!!」
「ぶぅ~。分かったわよ。やるわよ、やってやるわよ(こんなことなら一刀達についていけばよかったわ)」
「(ここまで仕事が多くなるなら、雪蓮を行かせればよかった)もう少し終えたら、少し休憩を入れよう。それまで、穏死ぬなよ。雪蓮はサボっていた分休憩は無しだ」
「ぶぅ~ぶぅ~「何か文句でも!!」……ありません。はい」
トン、トン…「周瑜様至急お伝えしたいことが」
「…なんだ」「失礼します。実は、一刀様たちの部屋にこのような物が…」
冥琳(雪蓮を除く)達がひと段落付けた時、侍女が執務室に訪れ、雪蓮たちに一本の書簡を手渡した
「…ふむ、雪蓮どうせここにいても仕事をするきはないだろう?「それはもちろん!!」…威張ることではないのだが。ともかく、ちょっと一刀達のところに兵を引き連れて向かってくれないか?「いいけど、今からじゃ結構かかるわよ」…その辺はなにやら問題ないそうだ」
「そう、ならすぐに兵を招集するわね」「たのむ」ダダダダダダダッ!!
「ところで冥琳様。その書簡には何が書かれていたんですかぁ」
「あぁ、どうやら手紙の件は本当らしくてな。しかも、人身売買の一団らしく一応兵を要請したようだ…」
「はぁ~それは大変ですねぇ~。けど今からだと逃げられませんかねぇ~」
「…何でも、その辺りは『お約束』だそうだ…これはよく分からないが」
「はぁ~。そうですかぁ~」
「さて、私は雪蓮の様子でも見てくるとしよう。穏後は任せた」
「はいぃ~がんばりますぅ~…じゃなくて、早く帰ってきてくださいよぉ~。この量は流石に無理ですぅ~」
その言葉を聴き、冥琳は政務室を後にした。そして、急ぎ足で、雪蓮の元に向かうと何故か、ある程度が終っていた。
「…雪蓮にしては早かったな。そこまでして政務から逃げたいのか?」
「ち、違うのよ。私が来たときにはもうこんな感じだったのよぉ」
「それは…「周瑜様それは本当です」何故貴様等は出撃の準備をしていたのだ?」
「一刀殿が先日『なんか俺達の部屋めがけて何か飛んできたら、100名ほどでいいから出撃の準備をしておいて貰えると助かる。あ、細かいことはこちらでやっておいたから、よろしくぅ~』と言われまして、その、合図らしきものが見えましたから、準備を終えて待っていた限りです」
「そうか。それにしても、ここから一刀達のところまでどうやっても数日(一刀達はどうやって移動したのかわからないが)はかかる。さてどうしたものか?」
「ところでさっきから気になっていたんだけど…その紐は何?」
雪蓮が冥琳の持っている書簡から垂れ下がっている紐を指差しながら聞くと冥琳は呆れながら手紙を見せた
『引っ張っちゃイヤン♡…でも引っ張るといい事あるかもよ』
と書かれており、はじめ見た雪蓮も一瞬呆れたが、直ぐに紐を引っ張った。
「おい、雪蓮」…プシュゥゥゥゥッ!!パァァァァァァァ
「…光っただけで何も起きないわね。てっきり爆発でもするのかと思ったんだけど」
「ほほぉう。爆発するかもしれないのに引っ張ったのか。しかも、私が持っていたにもかかわらず」
「あ、あら。冥琳さん、お、怒っちゃイヤン」
「雪蓮!!今日は出撃だったな。出撃から帰ったら七日は政務に励んでもらう。もちろん休みは無しで、監視つきの酒無しだ。異論は認めん」
「ちょっと冥琳それは何でも、せめて1日にしてよ」
「駄目だ。責任もって最後まで自分でして貰わないとな」
「そんなぁ~」
「…まぁ。自業自得だな。それにしても、なんか見たことある光景だな。そうだろう、紅鳳、珠凰」
「…何のことかしら。分からないわね…そうでしょう珠凰」
「ええ、そうね。紅鳳姉様」
「ほら、彼女達も身に覚えがあるみたいだし…って、どうして貴方達がここにいるの?」
「ああ、いつからいた。そして何所から来た」
「どうしてといわれれば、出撃する人たちを迎えにと答えるが。いつからって、『…何も起きないわね』のあたりからで」
「何所から来たかは、そちらの門からですけど…どうかしましたか?」
「…どうやってきたのだ。それに、仕事を放棄して戻るなど処罰ものだぞ」
「貴方達を迎えにといったでしょう。準備できたみたいだから、一刀の力でここまで来たのよ「一刀の『力』?」ええ、自己紹介のときに伝えてあったと思いますが、時間と空間の力のうちの空間の力を使って、そこの門と渡した対がいた場所を繋げてきただけです」
「…というわけだ。ちなみに片道通行だから、帰りは一緒に帰ることになるからそのつもりで。さて、誰が一緒に来るんだ?」
「それは私よ…それにしても便利なものね。どうせならその力で旅すれば楽なんじゃない」
「孫策さん、それでは旅の楽しみが半減してしまいます。そんなことも分からないのですか」
「珠凰、時間も無いんだしその辺でいいだろう。時間も無いんだし、雪蓮さん、兵の皆さんそのまま門をくぐってください。そうすれば、祭さんが待っているところにつきます」
一刀達の説明についていけない一行はとりあえず一刀の言う通り門をくぐることにした。するとそこに見えるのは、見慣れた場所でなく、だだっ広い荒野であった。
「おぉー策殿が来られたか。いやはや、一刀殿から説明を受けたときには何がなんだかわらなかったが、こういうことであったか」
「……祭、それに、月下さんと毒炎さんだったわね。これはどういう…」
「あら、一刀から説明がありませんでしたか?「説明は有ったけど」いまいち理解できていない様子ですね」
「瑪瑙姉様…そんなものだと思う…実際に見ても…体験しても…理解するには時間が必要」
「そうね。全員こちらに来たみたいだし、一刀…あら、まだ戻っていないわね?一体向こうで何をしているのかしら」
雪蓮たちが祭のところについたころ、一刀は冥琳に目の前で起こったことを説明するのに時間がかかっていた。んで、ようやく説明が終ったころ一刀達も戻ることにした
「全部理解できたわけではないが、とにかく言いたいことは分かった。向こうに行ったら、その、盗賊やら人買いやらをよろしく頼む」
「そんな事、あなたに言われなくても大丈夫です」
「紅鳳姉様の言う通りです。あんなけがわらしい連中は塵も残さず消してあげます」
「いや、証拠だけは残しておいて貰いたいのだが…」
「証人がいればいいだろう。それに、客も来るみたいだしその辺は考えているから問題ない。そろそろ俺たちも行くか紅鳳、珠凰」「「はい」」
「そちらは任せた。こっちは、何とかがんばってみよう」
パァァァァァァァ!!
一刀達はそのまま門をくぐると再び門が光だしいつもと変わらない風景に戻った。一刀達はというと雪蓮たちに合流し、改めて今回の作戦を伝え、それぞれが行動に移した
「それにしても、いちいちこんなことしないで、一気に彼等を滅ぼしたほうが良くない」
「そうじゃ、こんな芝居をせずとも、策殿の言う通り、一気に滅ぼすべきじゃ」
「…さっきも説明したと思うけど、邑の人を人質にされたら叶わないから、回りくどいやり方にすることにしたんだろう「そうだけど…」それに、あいつ等の証言を得ることも大切だし…というわけでここからは雪蓮達の手腕にかかっているんだ、がんばってくれ」
「なんか、釈然としないけど…これで政務地獄から開放されるならがんばりましょう」
「策殿、そろそろ例の邑に尽きますぞ。気を引き締めねば」
「分かったわよ。それじゃ、いっちょやりますか」
それから少しして、邑につくと、邑人の姿はなく、静まり返っていた。雪蓮たちが周囲を警戒しながら見回っていると、中心近くに兵の集団がいるのを確認し、話を聞きに向かった。
「(一刀彼等がそうなの?どう見ても普通の鎧を着ているみたいだけど?)」「(ああ、間違いないだろう。それを確かにする為にも、雪蓮がんばってくれ。一応仕掛けもあるが…がんばってくれ)」
「我等は義勇軍なり、この邑を襲おうと企む、盗賊を追い払う為にここで待ち構えているのだが…貴様等は何者だ」
「私は孫策よ。こっちにいるのが黄蓋。ここが盗賊に襲われたと手紙が届いてね。急いできたわけだけど…途中で盗賊とおぼしき一団を討伐したから、そのことを踏まえて、ここに来たのだけど…襲われた形跡がないわね」
「そうじゃな。やはり、嘘じゃったか。ところで邑人を知らんか?聞きたいことがあるのじゃが」
「チッ(あの人数をこの短時間で討伐だと…嘘だな、どう足掻いても短時間で討伐できるわけがない)…一応避難させております。そちらに案内しましょうか?」
「そうね、じゃぁ、頼もうかしら。ところで、殺気討伐した賊の一人を捕らえたときおかしな事を言っていたのだけど「おかしなことですか?」ええ、聞いてみる。連れて来なさい」「ハッ!!」
「(隊長。もしかしてばれているのでは?)」「(まさか、それに直ぐの殺せばいいさ)」「(そうですが)」
「放しやがれ!!もう全部話しただろう。いい加減放しやがれ!!」
「そうはいかないわ。もう一度、ここで話してもらえないかしら?」
「だから、俺達はそこにいるれ…ザシュッ!!」「何をする!!貴重な証人を」
「いえいえ、貴方方の手間をはぶいてあげただけですよ。それに、こんな賊の言うことを信じているわけではないでしょう?」
義勇軍と名乗る物達の一人が突き出された盗賊?の首をはねた。その行動を見ながら雪蓮たちは彼等が一応盗賊の仲間であると確信したが、まだ確証もなく村人の安否も不明なため話をあわせることにした。
「…そう、それはありがとう。それじゃ、盗賊の脅威がなくなったのだし、村人のところに案内してもらえないかしら。お前達はここで待っていなさい」「はっ!!」
「ええ、いいでしょう(おい、小屋に油をまいておけ、そこにこいつ等を案内するから一気に片付けるぞ)」
「(分かりました)」
「お待ちください。孫策様!!」
雪蓮たちを案内し始めた一人の義勇軍はこれを気に片付けようとしたが思いもよらぬところから声が掛けられた
雪蓮たちが邑に着く前
邁と紅鳳達は一足早く邑に潜入。黒耀が薬を邑全体に散布し終えると、居場所が分かったのかその場所に足を向けた。そこは邑では大きい屋敷だが、所々武装した見張りがいるだけで、邑人らしき人影は見受けられなかった。
「黒耀。人質は何所ですか?」「……あそこ…あそこの大きい部屋…全員居る」
「そうですか。それでは、皆さん。人質以外の人間を片付けましょうか?程普さんは手を出さないでくださいね。「何故ですか?」何故って…足手まといですから。それ以外の理由がありますか」
「ちょっとそれはないのでは」
「珠凰の言う通り、事実ですのでしかたありません」
「紅鳳様、時間がありません」「…知らされないように…素早く片付ける」
「そうね。私達は直接、珠凰はここから制圧しましょう。それと、珠凰は門のところにいる見張りを片付けておいてくれると助かります」
「…紅鳳姉様、分かりました。片付いたら、これと一緒に向かいますから」「ええ、それじゃ行きましょうか」
そういって、紅鳳達は素早く移動。屋敷に侵入し、見張りたちを片付けていく。珠凰は屋敷の門でたたずんでいる見張り2人を素早く射抜いた後、屋敷内の敵を廃除していった。その光景(珠凰の行動だけ)を見ていた邁は、彼女達との力の差を改めて実感することになった。
十分後…屋敷内には人質となっていた邑人と紅鳳たち以外生きているものがいなくなると、珠凰は面倒ながらも、邁を担いで紅鳳たちに合流した。
「……それにしても、やりすぎではないか?「当然の報い」しかし…「それより、邑人との話し合いよろしく」ん、ああ分かった」
「瑪瑙はまた一段と腕を上げたみたいねぇ。けど、私たちも負けてないわよ」
「紅鳳様…も腕が上がってる…それに比べ私は…」
「黒耀。貴女のほうが一段と腕を上げていますよ「本当…姉様」ええ、だって、少し前なら薬で痺れさせる、燃やすはできたけど、凍らせたり、切り裂いたりはできなかったですから」
「瑪瑙の言う通り。私なんかせいぜい、5~6人同時に射抜くだけですから…一刀みたいに敵のみに矢を雨のように降らせることは難しいもの」
「珠凰は相変わらず一刀を目標にしているのですか?「ええ、だって好きな相手のとなりで戦いたいじゃないですか」それもそうですね。私達もまだまだ精進が足りないということですね」
「「「はい」」」
「…取り込み中申し訳ないが…「何のようです程普さん下らない事なら折りますよ(色々と)」…邑の人が私達のことを納得したことと、見てもらいたいものいるのだが「…誰を見るの」この娘達じゃ。どうやら、奴等に一服盛られたらしく、助けて欲しいといってのぉ」
「黒耀、どう治せそう?」「…無理(嫌)…けど…一刀なら大丈夫…」
「でわ、一刀のところまで運ぶとしよう。向こうも邑についたころじゃからな」
「程普様私たちも連れて行ってくれませんか」
「なぜじゃ。ここにいた方が安全ですが」
「どうかお願いします」「…しかしなぁ」
「よろしいじゃないですか「おぬし達」向こうには一刀もいますし、万が一にも邑の人に危害が及ぶことはありません」
「しかし、もしもの事があったら」「そのときは私達が動きます。それにこの娘達は早めに見てもらったほうがいいでしょう」
「…分かった。だが、できるだけ私達から離れぬようにな」「ありがとうございます」
そして、紅鳳達は邑の人を解放すると一刀達に合流する為にその場を後にした。一刀達を見つけると丁度相手が雪蓮たちを連れ移動しようとしているのを見た邑の人の一人が叫んだ
「お待ちください。孫策様!!」
「あら、貴方達は誰かしら?」「私達はこの邑で暮らしていた者です」
(なぜ、こいつ等がここにいる!!見張りは何をしていたんだ!!)
「そう。それで何の用かしら」「この者たちは私たちを売ろうとしていた者達です。どうかその言葉に耳を傾けないでいただきたい」
「…だそうだけど。どうなのかしら?」「ぐっ…そ、そんな事有りません。わ、我等は盗賊から邑を守ろうとしただけ出会って、そんな邑人を売るなどと…(そんなことするはずない!!それに彼等がここの邑人な分けない。彼等は向こうに非難して)何当たり前のことを聞いているんですか孫策様。この邑には綺麗所が集まっているんですよ。その娘達を売ったほうが儲かるに決まってるじゃないですか?男は男色の人間に売ればいいわけですし」
「へぇ~、そうなんだぁ。知らなかったわぁ~、危うく騙される所だったのね」
「…いや、これは、その…」
「さっきのは聞き間違いかしら」
「そ、そうです。聞き間違い…『よくも裏切ってくれたな』…えっ」
『俺達はあんたの言う通りこの村を襲って、引いたというのにこの仕打ちはないんじゃないのか』
「ヒィィッ!!」「あらまぁ」
義勇軍?の男が何所からか声が聞こえたかと思い周囲を見回すと、先ほど切り捨てた盗賊の首が話しているのを見つけ恐怖した。それと同時に、小さく味方に合図を行い、いつでも彼等を殺す準備をしておくが、何故首が喋っているのか?分からないままであった。
「な、何のことだ。俺達はき、貴様なんか知らないとさっき」
『嘘をつくなお前達は…』「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」ザシュッ!!ザクッ!!ザシュッ!!
「た、隊長…」「貴様等、こんな妖術まがいのことをしてさては貴様たち妖術師か?お前たち、こいつらを殺すぞ」「ハッ!!」
「私達が妖術師ですって。いい加減なことを言わないでほしいわ?で、一刀あれも貴方の仕業なの」
「…ああ、ちょっとした余興にと思って。駄目だったか」「そうじゃのう。先にわし等には、教えておいてほしいものじゃ」
「そうよねぇ。私達もちょっと驚いたわ」
「あはははっ!!次からはそうする「貴様等、何故この状況で落ち着いてられるんだ」状況って」
「貴様等は囲まれているんだぞ!!それなのになんでのんきに話が出来るんだ。邑人がどうなっても…」
「やっぱり彼等が邑人なのね「ぐッ!!」そうと分かれば貴方達を討伐することにしましょうか」
「クッ!!」
「…と思ったけど、もう終っているみたいだし、邑の人の手当にでも向かうとしましょう」
「な、何を言って…えっ、何がどうな…ズブッ!!…グフッ…カハッ!!…いつのまに」
「獅幻流鋼糸術・地槍…まったく、ここまで自分達から白状しない連中も珍しいな」
「そうか?むしろ、白状しないほうが当たり前なような気がするのじゃが」
「そうよねぇ~。あ、そうそう彼女達が一刀を呼んでたわよ「俺を?」そう。何でも一刀に見てもらいたい人たちがいるんですって。ここは片付けておくから見てきてよ」「分かった。後よろしく」
一刀が雪蓮たちから離れ、邑の人たちがいるところまで行くと、娘達を取り囲んでなにやら心配そうにしていた
「一体どうしたんだ?」
「貴方が北郷一刀殿ですか?」「そうだけど…あなたは」「私はこの邑の代表みたいなものです。実は…」
「ふむ、事情は分かった。その娘達を診せてもらえないか?そうでなくては答えようがない」
「はい…」
「(これは…入手経路はさておき、やっぱりあいつ等が使っていた薬だな…面倒なものだな)…治療は出来ますよ」
「本当ですか!!」
「ええ、ちょっと待っててください…確か」
ガサ、ゴソ!!…スパッ!!…ポタッポタッ!!…ゴリゴリ…グツグツ!!……ボンッ!!
「何をされているのですか?」
「ゴホッゴホッ、何って薬を造っていたんだが。後はこれを飲ませればいいんだが…」
「それで元に戻るんですね「戻るが…」何か問題でも」
「いや、ちょっと副作用があって…」
「何があるんですか?」「いや、初対面だし、特に問題ないだろう」
「はぁ、とにかく宜しくお願いします」
「分かった…」
そういって、順に薬を飲ませていく一刀。そして、問題ないか診察し始める
「それで、どうですか」
「ああ、もう大丈夫だ。向こうの薬の効果は消えている。しばらくしたら目を覚ますだろう」
「そうですか。…よかった」
「それでは、一刀さっさとこの場所から離れましょう」
「紅鳳姉様の言う通り。一刀のスキルが発動する前にこの場所から離れましょう」
「おい紅鳳。それに珠凰まで何なんだいったい」
「自覚ないのはどうかと思います」ガシッ!!
「うん…瑪瑙姉様…早く連行しましょう…」ガシッ!!
ズルズルズルズルズルズル
「おい、何も引きずることないだろう」
「言い訳は聞きません。これ以上一刀の周りに女性を侍らせたくないんです」
瑪瑙達に引きずられてその場を後にする一刀。邑には特に被害もなく問題なかったが、盗賊の客を捕らえるために一晩その邑に泊まることとなった。
そしてその翌日、邑人を安全なところに隠し、相手が来るのを待った。しばらくすると、貴族らしき集団が邑にやってきて、さっそく品定め(一刀作による人形)を始めた。一通り品定めが終ると、オークション型式で次々と人形を買っていく貴族達だった。
「そろそろかな」
「ええ、もう彼等を自由にさせる必要はないわよ」
シュルリ!!…………ドサ!!
人形が縄状となり次々と貴族達を捕縛し始める。その後、邑の人たちに終ったことを報告し、雪蓮たちは帰路に着いた。街に向かう途中、文句を言い始める貴族達に一刀はそいつ等全員に植物の種を強制的に食べさせると頭から不思議な花が咲き始め、貴族達が『免罪だ』『愛する妻子が居るのにこんな事するか』と言うたびに『私は♪今まで妻に内緒で♪若い娘を買ってきました♪…』や『私は妻なんて娘が生まれるまでの道具♪…』と歌い始めた
「一刀。一体何なのこれは」
「ん。『歌え本音草』といって…説明してなかったか?とにかく嘘をつくと本音を歌いだすんだ…ちなみに、1年はそのままだ。今は一生生えるように研究中」
「…なんというか。自業自得じゃな」
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もし恋姫無双にこんな設定があったらと書いてみました。
世界の守護者の一人である一刀が外史と呼ばれる三国志の世界で魏・蜀・呉の人々と触れ合い?ながらその世界が破戒するのか、それとも存続するのかを見定めていく物語です。基本中立的な立場からどの勢力にも属しませんが、一時的に属することはあります。
基本的に一刀に関わった女性は惚れますが、本人はいつものことなので相手からきちんとした気持ちを打ち明けられない限り気がつきません。