今俺は次々に運ばれる案件を片付けている。愛紗からなんとか逃げ切った、しかしあとでありがたいご説教をうけ明日の分とあわせてやるようにいわれた。
しかしここで一日が終わるはずもなくご飯を食べ終わり寝ようとしたら布団に月と詠がいてさ・・・・・・・・・・・・
てなころもあり、今日は昨日詠に泣きながらお願いして詠と一緒に片付けてるわけで
「首がぁぁ」
体を慣らしながら筆を走らす
「ふん。いい気味ね」
今日も毒舌がとんでくるね。しかし前のように棘というか。いやな感じが・・・・・・・あれそもそも毒舌うけてそうでもないと感じない俺が危ないんじゃ
「ほら、はやくする」
「わかってるよ・・・・・・・・政務って大変だな」
「何をいまさら」
今。名言が俺の頭の中で生まれた
「政務とは血が流れない戦いである 劉非」
うむ。我ながら良い名言だ。そう思いながら月がいれてくれたお茶をすする
「最初の『性務』は血が流れるわよ」
「ぶっは」
今日も毒舌が冴えますな詠よ。月はオロオロしてるし
「詠ちゃん」
「厭味の1つや2つや3つは言わないとね」
「っう」
返す言葉もありません
「しかし不思議ね」
「そうだね」
詠が筆をおき。月のいれたお茶を飲みながら自分の置かれてる特殊な環境を考え直す
「でも」
「ん?」
月は詠の隣にすわり処理し終えた物を整理しながら
「私はご主人様にまた会えて嬉しいよ。詠ちゃんもでしょ?」
「そ、それは」
「もう、素直になろうよ」
「いいの!私はこれで!」
「ツンツンツン子だな」
「ツンツンツン子ですね」
「うっさい」
三人で談笑しながらなんとかお昼過ぎにはノルマを達成。詠と月にはあとでお礼しないとな
「おうーーーーか」
「ん?」
庭のほうから俺を呼ぶ声が聞こえてきた
「桜香!!」
「うぉ。孫策か」
窓からピンク色の髪をなびかせ体の半分を入れてきた
「こら、あぶないって」
俺は孫策の肩をつかみ、やめさせようとする
「ぶーぶー。というかなんで真名で呼んでくれないの?」
「いや、許された覚えないし」
「冥琳からきいたでしょ?というか桜香も私に真名預けてないわよ」
俺は孫策は俺の真名を呼んでいるのに今気付いた
「違和感がなかったから」
そういえば真名って大事なんだよな。そこらへんが認識が甘いというか
「それってなんか嬉しいわね。怒られるのかと思ったのだけど」
「まぁ雪蓮だしね」
「なによそれ?」
腕を大げさに振るとこは子供みたいだな
「で、そんなとこでいちゃいちゃするのはいいけど、何のよう雪蓮?」
「雪蓮さんこんにちわ」
「まったく愛想ないわよ詠。月みたいに可愛くできないの?」
ケラケラ笑いながら詠と月に話しかける
「うっさい」
少しすねたみたいだ
「あぁそうだったわね。可愛く見せるのは桜香だけでだもんね」
「本当にうっさいわね。桜香に用があったんでしょ?仕事はもうおわったから連れて行っていいわよ」
顔を赤くしながら詠は話をかえる
「やった。じゃ桜香借りるわよ」
「え?俺の意思は」
「ない」
と詠が
「女の子の誘いを断れるの?
と雪蓮が
「いってらっしゃい。ご主人様」
と月が。どうやら行かなくてはならないようだ。まぁ断れないのは確かだし
「うん。じゃあそうするよ」
「ほらほら速く!!」
いや、窓からはどうかと
「痛い痛い!。窓からじゃなくて戸からでるから!!!」
雪蓮を説得し廊下でで合流すると
「ほらほら。冥琳と思春がまってるわよ!!」
とついたのは庭にあるみんながよく集まる場所だった
「すまんな桜香よ。昨日仲間はずれにしたのがいけなかった」
ふふふと笑うが冥琳この状況楽しんでるだろ。勘弁してくださいよ
「生きていたのか。よく愛紗から逃げ切れたものだ」
と思春がお酒を飲みながら俺を睨む。今日は髪を下ろしてるんだ。あ、そっか貸してもたってたなそういえばポケットの中にたたんで
「思春。昨日はありがとう。洗ってかえすよ」
「いらん」
「え?」
「いらんといった。捨てるなに自分で処理しろ」
思春はそっぽを向きながら俺に答える
「うん。わかった大事に使わせてもらう」
この答えに驚きながらも
「ふん。好きにしろ」
「うわぁ思春ってそんな顔もできるのね」
「どういう意味ですか、雪蓮様」
「そのままの意味よ」
雪蓮が酒を飲みながら思春をいじるのをたのしんでいるようだ
「雪蓮と冥琳の記憶ってどうなってるの?その・・・・・・えーーーっと」
俺は呉の思い出した記憶で違和感がある。そう雪蓮と冥琳は途中で命を落とす
「そんなの『上』から見てのに決まってるじゃない!」
はい?
「うむ。『上』には桜香が見える池があって、見えるといっても時間と場所は選べなくてな。」
「んで、そこから覗いてったわけ」
うそーん。なんかもう言葉がでないよ
「思春はそれを信じたの?」
「雪蓮さまと冥琳様だからな」
分からないわけではないが、なんか違うよな
「まぁ上の話はどうでもよい」
よくはないですよ冥琳さん
「これからお前はどうするのだ?」
「・・・・・・まだわかんないや」
チャキ。
「ちょ、思春さん!」
「貴様は蓮華様のだろうが」
「えぇーー私のよ」
ツッコムとこはそこではありません。雪蓮よ
「こら思春。今の桜香の立場は微妙なところだ。先を急いで華琳殿を怒らせるわけにはいかん」
「・・・・・・わかりました」
「でさ桜香はどうしたいの?」
俺は軽はずみな言葉は出せなく、いままで考えてたことを頭でまとめはじめた
「たぶん、すごく迷うとおもう」
「そりゃあ、この状態でもそんだけ迷ってるんだから」
「だからさ、記憶が戻ってから曹操と話をしてみるよ」
「『曹操』?」
「曹操との記憶というか儀の記憶は空っきりだよ。蜀だって月と詠あとは恋が少しだけ呉か思春と冥琳と雪蓮だけ。でもこのみんなと
の記憶も曖昧だし」
「そうか」
俺は酒を少し飲み
「だからさ、今は記憶を戻してからだよ」
「そう、なら記憶を戻すのが先決ね」
「いや雪蓮記憶はすぐにどうなるものではないぞ」
雪蓮はニコニコしながら
「簡単よ、前の記憶と同じようなことをしればいいのよ」
「なるほど、そうすれば景色が重なり刺激になる雪蓮。お前にしてはまともな意見だ」
「でしょでしょ♪」
「・・・・」
冥琳と雪蓮はワイワイ騒いでいるが思春だけが暗い顔だ。俺は思春の横に座り
「ごめん思春、まだ思春のことおぼろげなんだ」
そういうと思春が
「ふん、それは私も同じだすべて思い出してはいないだが、これだけはいえる桜香貴様は私にとって・・・・その」
「その?」
「『大事な存在だ』ボソッ」
「ん?」
「・・・いわん!」
「えぇーーー」
俺は思春が何をいいたいか、なんとなくわかりすこし嬉しい
「ごほん!でだ私とお前の仲には蓮華様がいつもいた。だから私の記憶を取り戻したければまず蓮華様を思い出せ」
「それはどうかなぁ?」
「雪蓮さま?」
俺と思春が話をしていると雪蓮が机からのり出した
「別に急いで記憶を取り戻さなくてもゆっくりでいいじゃない、昔より今よ」
「だ・か・ら」
雪蓮は机を飛び越え俺の膝に乗る
「今を大事に・ね♪」
俺の顎に手を沿え、頬に唇を近づけ
「近いよ雪蓮」
「だって私と冥琳に子供いないんだもん。」
「ぐっふ!!」
飲みかけた酒を噴出しかけたが寸前で止めたが口からすこしお酒がたれてしまった
「もったいないわね」
ペロッ!!
たれた酒を雪蓮が舐めとる
「ふふ。やっぱり桜香は変わらないわね。初心なんだから」
「雪蓮様。ここではみなに見られます」
「そうね、じゃあいきましょう♪」
どこへですか!
「わかってるくせに♪」
心をよまないで!
「ほら冥琳、思春いくわよ」
「うむ。そういえば桜香と雪蓮とは共にしてないな。」
「そうなのよなんでしなかったの?」
「うむあの時期は忙しかったからな」
「ほらはやく思春!」
「いえ、私は・・・・」
雪蓮は俺の襟を掴み引きずりながら
「あっそうね。思春は一人で愛されたいのね」
「な・・・!」
「そうかそうか。ではいくぞ雪蓮」
「はーーい!」
「こら、まって・・・・お願い!」
「いーや♪」
「観念しろ桜香、雪蓮がこうなっては私でも無理だ」
「出入り口には私がたっていますから」
イヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一方そのころ
「ん?」
「どうかなされましたか華音さま?」
「風姉さま」
後ろから『絶』を取り出し
「絶が」
「絶が?」
「何かソワソワしてます」
「あぁーあ。気にしないでください」
そこで風姉さまは言葉を切り
「原因はわかってますから」
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今回も呉
ずっと雪蓮のターン