No.216225

真・恋姫無双 ~降りし御遣い伝~ 第21話

rin1031さん

第21話です。
戦闘シーンが結構手抜きかなぁなんて感じます。


※誹謗中傷コメは止めてください。

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2011-05-11 17:21:18 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:9806   閲覧ユーザー数:7532

第21話 神速と猛将

 

 

まぁ、コッテリ搾られました。

もう何も出ません・・・。

おれは杖をつきながら、そして2人はツヤツヤして玉座の間に行き、詠に散々罵声を浴びせられながらも、軍議は進んだ。そして、客将に迎えるのは良いとしても使えるかどうか力を見せてほしいということで、これから練兵場に行くところだ。

 

 

一刀の部屋

 

純「一刀様、今大丈夫でしょうか?」

一刀「大丈夫だよ。どうしたの?」

純「はい。実は今まで長い間お待たせしてしまいましたが、一刀様の刀の名前を考えてきました」

一刀「ほんと!?聞かせてもらえるかな?」

純「はい。一刀様は天の御遣い様であります。一刀様はこれからの大陸のことを憂い考えてくれています。一刀様はこれからの大陸を照らす存在ですので、『神明龍刀【天照】』と名付けさせていただきました。一刀様、私たちのこれからを照らして下さいませ。もしその照らした道を邪魔するものがいれば私が斬ってみせます」

一刀「『神明龍刀【天照】』か・・・。ありがとうな。おれにどこまで出来るか分からないけど、大切な人たちは守るって決めた。今は純に零を、そして董卓軍のみんなを。将来的には大陸のみんなを守れるといいな。でもそれは1人じゃ出来ないから、力を貸してくれるかな?」

純「もちろんです!私は一刀様一の仲間。私が一刀様から離れることはありません!」

零「それは聞き捨てなりませんわね、純さん?」

純「零!?なぜここに?」

零「私は一刀様の軍師にして一刀様一の仲間です。だからここにいても少しも変なことはありません」

純「私が一番よ!」

零「いいえ、私です!!」

一刀「朝から仲良いな。2人ともおれの仲間になりたくないのかな?」

 

笑顔でいても目は笑っていない。

 

純・零「「仲良し!!」」

 

肩を組みながら笑顔だ。

前にも見た光景だ。

 

一刀「それなら良し!・・・ところで零どうした?」

零「一刀様に会いたくなったのと、遅かったので呼んできてほしいと言われたので」

一刀「そうだったんだ。ごめんね、遅くなって」

純「それでは早く行きましょう!」

一刀「あっ、純。おれも純の三節棍の名前考えたよ。『黒王鉄棍【白桜】』おれのこの『黒刀【白王虎】』の妹分として頑張ってもらいたいし、純は桜のように可憐だからさ」

純「あ、ありがとうございます///」

零「一刀様、その・・・私には何かございませんか?」

一刀「え?そうだなぁ。今のところは何も無いかな・・・」

零「そんなぁ・・・」

一刀「ごめんね。でもいつか零にはちゃんと渡したいと思ってるから」

零「はい///」

 

零は頭を撫でてやると顔を紅くさせて喜んだ。

全く、可愛い奴め。

 

 

一刀と純2人の武器の名前が決まったことで、練兵場へと急いだ。

 

一刀「遅くなってごめん!」

詠「全く、私たちも暇じゃないんだから早く来なさいよね!」

月「詠ちゃん、そんなこと言ったら可哀そうだよ・・・」

霞「ほら早く一刀しぃや~」

華雄「本当にお前に勝ったのか?呂布よ」

恋「・・・(コクッ)」

ねね「一刀は強いのです!一刀がいなければねねは死んでいたのです!」

 

玉座で全員とは真名を交換し合っている。

華雄は心に決めた永遠を誓い合ったものにしか真名を許さないということだったので、真名は預かっていない。なんでも生まれ故郷の風習なんだとか。

 

一刀「霞が楽しみにしていたのは知っていたから、手は抜きたくなくてさ。準備してたんだよ」

霞「なら許すわ」

一刀「ありがとうな」

 

ちなみに霞がおれとで、純は華雄と仕合うことになっている。

おれは陳留で作り、今日純によって新たな命を吹き込まれたこの『神明龍刀【天照】』を携えて前に出た。

 

詠「それではこれから張遼と北郷一刀の仕合を行う。両者構えて・・・始め!」

 

 

霞「行っくでぇぇぇぇ!」

 

霞は偃月刀を神速の速さで突き、払い、斬りつけてくる。

しかし、一刀はそれらを全てかわして見せた。

 

霞「ええなぁ。ホンマ一刀ええわ!ゾクゾクするわ」

一刀「そこまで言われると恥ずかしいな」

霞「でもいつまでも避けてばかりだと勝てんで?」

一刀「・・・ただ避けていただけじゃないさ」

 

一刀は霞が攻撃をしている際に霞を分析していた。

本来日本刀の戦い方というのは相手の動きや癖などをつぶさに観察して隙をつき斬る。

1対1ならばこんな余裕もあるだろう。

しかし、戦で1対複数となれば逆に攻勢に打って出る。

攻勢に出て相手の隙を自ら作り出し、斬る。

万能武器であり、一刀は最も日本刀の良さを出せている。

 

一刀『北郷流忍術 火氣』

 

世間で知られている火遁の術のようなものだが、氣自体を火に変えて打ち出す。

 

霞「なんやそれは!?」

 

霞はいきなり現れた無数の火の玉に驚いているが、偃月刀で掻き消していく。

 

一刀「やっぱり霞は強いな」

霞「おおきに。でも一刀は訳が分からへんで。なんやねん、その力?反則や」

一刀「まぁ、おれの家は特殊だったからな。そろそろ終わりにしよう」

霞「うちの勝ちでなぁ!!」

 

霞は勝ったと思った。

一刀の腹に思いっきり横薙ぎが入ったからだ。

感触は確かにあった。

しかし、それは人の感触では無く、もっと固く響く感触だった。

そう、木だ。

一刀は身代わりの術で霞の背後に回り込んでいた。

忍術を使って隙を作ろうとしたが、霞は中々隙を見せてくれなかった。

だから勝ったと思わせて安堵した瞬間をついた。

 

一刀「おれの勝ちだね」

霞「ま、負けや・・・」

詠「しょ、勝者北郷一刀!」

 

ほわぁぁぁぁぁぁ!!

 

練兵場に集まっていた兵士たちがまさかの番狂わせに狂喜乱舞。

 

純「一刀様、素敵です!」

零「はぁ~。一刀様///」

恋「やっぱり、一刀強い」

ねね「ねねの言った通りなのです!」

華雄「まさか霞がここまであっさりと負けるとは・・・。しかも一刀の奴、底が知れんな」

月「一刀さん・・・///」

詠「月!?騙されちゃ駄目よ?確かに強いし頭の回転も早いし、おまけに優しくて格好いいけど・・・///」

 

 

一刀「霞、お疲れ様」

霞「お疲れさん。でも一刀は強いなぁ。この分じゃこれから先もずっと勝てそうもあらへんな」

一刀「そんなことないよ。霞だって強かったさ。霞の速さについてこれるのはそうはいないさ。ところで、霞は何もこんなところで止まってる訳無いんだろ?」

霞「当たり前やん!月っちのこと守っていくって約束してるんやからな」

一刀「なら、おれは今純と一緒に鍛練をしているんだけど、霞が良かったら一緒にしないか?」

霞「ええんか!?」

一刀「もちろんだよ!純もおれとばかりじゃなく、色んな人と鍛練をして仕合をして腕を磨いてほしいし霞にも強くなってもらいたいからさ」

霞「もう一刀大好きや!!」

 

ガバッ

 

一刀「うわぁぁぁ!?」

 

霞はいきなり一刀に抱きついた。

 

霞「一刀。うちな、これから頑張る。だからうちのことも強くしてな?うちはもう一刀の物や」

一刀「えぇ~!?・・・まぁ、よろしくな」

霞「うん!」

 

一刀はこの時みんなのいる方に戻ることは出来なかった。

なぜなら、全員が黒いオーラを出していたからである。

顔は全員笑っている。

しかし背後に燃え盛る炎が見える。

周りにいた兵士は全員その場から離れた場所に避難していた。

 

その後一刀がボロボロにされ、全員が不機嫌な中次の試合が始まろうとしていた。

 

 

一刀は今、ボロボロにされて零の膝の上にいた。

零に膝枕をしてもらいながら観戦をしている。

これを見てまた不機嫌になる将たち。

零だけが満面の笑みで一刀の頭を撫でている。

それを零の横で羨ましそうに見ながらも酒を飲んでいる霞。

 

零(はぁ~///一刀様の髪の毛とてもサラサラしていて美しいです。それに一刀様の頭を私の足に乗せて膝枕だなんて・・・。皆さんよりも私が一歩も二歩も進みましたね。フフフッ)

霞(えぇな~零。うちも一刀を膝枕して撫でたいわ~)

 

華雄「・・・さっさと始めようではないか」

純「同感です。そして早く終わらせましょう。これ以上零を調子にのせちゃ・・・(ブツブツ)」

詠「2人とも気持ちは分かるけど、仕合に集中して。それじゃ、構えて・・・始め!」

 

華雄「うおぉぉぉぉ!!」

 

猛将の名が表すように力技で押していくようだ。

それらの攻撃をいなしていく純。

 

純「・・・くっ!」

華雄「ほらほらどうした!お前は一刀に鍛えられているのだろう?それでこの程度なのか?」

純「一刀様の悪口は、許しません!!」

華雄「やっと本気みたいだな」

純「いやぁぁぁ!はっ!」

華雄「くっ!」

 

今のところは互角の勝負。

 

華雄(くっ!純め、この細い体のどこにこんな力があるのだ?私の攻撃をここまで受け止めてくるとは中々・・・)

純(華雄さんはやはり力で押してきましたか。力も早さもさすがですが、一刀様には到底及びません。それでも、このままではマズイですね・・・)

 

純が一瞬攻勢に出たかと思ったが、すぐに華雄が盛り返してきた為、防御に徹せざるをえなくなってきた。

しかし、純はまだ三節棍を棒の状態から解いていない。

 

華雄「これで終わりだぁぁぁ!!」

 

華雄は金剛爆斧を振り上げ、力の限りに振り降ろしてきた。

それを純はギリギリのところで避けたが、それで砂塵が舞い見えなくなってきた。

 

純(ここで決める!)

 

純はその場から動くことはしなかった。

華雄であれば砂塵が晴れると同時に突っ込んで来ると確信を持っていたからである。

その通りに華雄は突っ込んできた。

 

華雄「はぁぁぁっ!!」

純「こなくそーーーー!」

 

シーーーン

 

その場は静寂に包まれた。

 

詠「両者引き分け!」

 

華雄の金剛爆斧は純の首に当てられていた。

しかし、純の【白桜】も華雄の鳩尾へと当てられていた。

純は三節棍の本来の特性を土壇場まで隠し、ここでという時に用いた。

 

華雄「ここでそうくるとはな。初めから使われていたらもしかしたら負けていたのは私かもな・・・」

純「いえ、分からないわ。だからまたしましょう!」

華雄「そうだな」

 

2人はお互いを称え、握手をした。

そこに一刀が近づいてきて

 

一刀「華雄、もし華雄さえ良ければおれは純と霞と一緒に鍛錬をするんだが、華雄も一緒にどうだ?」

華雄「もちろんだ。自分よりも強き者に鍛錬をされることは武人の誉れ。喜んで引き受けよう。それと一刀よ、今度私と仕合してもらうぞ?」

一刀「もちろんさ」

霞「なぁなぁ純?今度はうちと仕合おうや」

純「えっ!?今日はもう疲れたから・・・」

霞「そんなこと言わんと。ほれ、行くで~!」

純「ひぃ~!一刀様助けて下さい~!!」

一刀「頑張れ~」

純「一刀様の馬鹿ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

純はその後霞にコテンパンにされ、一刀にすり傷などを見てもらっていた。

これはこれで得をしたと純は心の中で思っていた。

 

 

月「次は絶対私が甘える!」

詠「月~・・・」

 

 

あとがき

 

黄金週に反董卓行こうとしたんですが無理でした。

 

あと2回は行かないかと思います。

 

次回か次次回からは初めて書きますが拠点です。

 

上手くいくか分かりませんが頑張って書きます。

 

一応武器名は前にコメントで頂いたものを参考に自分なりの考えも加えてみました。

 

もしかしたらまた変更もあるかもしれませんので、ご了承ください。

 

オリキャラだけでも紹介ページ作りたいと思いますが、それはまたいずれ。

 

それではまた次回。

 


 
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