冥琳が朝から晩まで丸1日ずっと一刀と一緒に居ることになって新たな悩みの種が浮かび上がった。
それは城内の女官や侍女たちである。
「やっぱり御遣い様は胸の大きい方が好みなのよ~そうでなければ、周瑜様と1日中一緒なんてありえないわ。それに祭様は既に御遣い様のお子様まで出産しているのですから間違いないですね。」
「な、何言ってるのよ!!!それなら陸遜様や孫策様だってそこに加わっていてもおかしくはないでしょう?きっと年上のお姉様の様な方がお好みなのよ。胸が大きいとかそんなはしたない理由でお選びになったりしないわ。」
胸の大きい人が好みか年上が好みかで見事なまでに城内の女官や侍女たちの意見が割れているのである。傍目からみればそう思われても仕方ないのだが…
それ以外にも侍女たちには心当たりがあったのだ。あの…あの思春がコスプレをして一刀といる姿を見たものがいたために、この話はさらなる波紋を呼んでいたのだ。
そして当の本人たちは執務室にていつもどおりに仕事に励んでいた。
「ハックション!!!う~~~ん…風邪でも引いたかな~それにさっきから悪寒を感じるしな~。もしかして誰か俺の噂してたりして…そんなわけないか!!!」
「北郷…1人で何をブツブツ言っている…風邪をひいたら私にうつせよ。そして私はお前に1日中看病してもらうとしよう。その代わりおまえが風邪をひいたら私が看病してやろう。」
さらっと爆弾発言をした冥琳だったが、執務室内には2人しかいなかったので誰もその話を聞いてなかったのだが…雪蓮曰く「誰かに抜け駆けされたような気がする」と言っていたらしい。
「まぁ冗談はそのくらいにして…それより噂になってるのは確かに事実だぞ。それも城内ではかなりのな…もしかしたらもうすぐ街まで広がる可能性まであるぞ。」
「えぇ~~~!!!それ本当???噂になるようなことをした覚えはないんだけどな~」
実際のところ冥琳はその噂を知っていた。祭が子供を産んだころからあったと言われるこの話を知ったうえで前回この提案をしていたのだった。
「それで…どんな噂が広がってるの?まさか…雪蓮が最初に言った条件のやつがそのまんま噂になってるとか?」
「いや…あれより性質が悪いぞ。結論から言うと一刀は胸の大きい人、つまり巨乳と言ったか?それが好みで、しかも年上にしか興味がないだから、祭様に子供が産まれたという噂だ。」
「………えぇ~~~~!!!!!なんでそうなるんだよ~~~~~!!!」
「私も最初は驚いたがな…だが、正直言ってかなり噂としての精度は正確だと思うぞ。それに私と思春がコスプレだったか?をしたこともきちんと噂になってるしな。それに私とこんな噂が出てお前だって悪い気はしないだろう?なぜ私だけでないのかが疑問だが…」
最後の方は一刀には聞こえなかったが、それでもとんでもない事をさらっと言う冥琳に対して一刀は明らかに焦っていた。
「いやいや!!!そりゃ冥琳や祭さんと言うかみんなは好きだけど、俺はどちらかと言うと清楚でおしとやかな…」
途中まで言ったところで冥琳の物凄い殺気を一刀は感じ取ったため、まだ死にたくない一刀は黙っていることにした。
「そうか…私は一刀の好みではないか…せっかくおまえが喜ぶと思って思春から衣装を借りてきて着てやろうと思ったんだが、おまえの好みじゃないなら仕方ないな…。」
「も、もしかして思春が最初に着てくれたあれを冥琳も着てくれるの?冥琳が着る破壊力が半端ないと思うけど…う~~~ん、ごめんホントに悪かったから、あれ着てくれないかな?正直言うと見てみたい。」
あれと言うのは何かはここでは割愛させてもらいたいが、どうしても気になる人は思春編の1作目を読んでくれ。 Byクライシス
「いいのか?またあらぬ噂がたつ可能性があるぞ?まぁ私としてはお前がそれで良いというなら喜んで着てやるが…分かった。少しだけ待っていろ。」
そう言って執務室を出て冥琳は自室へといったん戻って行った…
そしてあの破壊力抜群の恰好で再び執務室へと戻ってきたのだが、途中すれ違った女官たちは後に口々にこういったらしい。
「黄蓋様の次は周瑜様よ。ご出産の準備を始めなくては…」と言われていた。
そして冥琳は一刀のいる執務室へと戻ってきた。
「着てきたぞ…思春と大きさが違うからな胸のあたりが少しきついがな…こんな恥ずかしい恰好を思春はしたのか…」
「…………め、冥琳……キタ~~~!!!」
思春が着たのをそのまま着たため、胸やお尻などのサイズが違うため冥琳にとってはその辺りがきつかったので、結果として思春とは違ってピッチピチになってしまった。
着る人間が違うだけで、こうも破壊力が違うとは…後に一刀はこう言った。
「コスプレによって女性の破壊力は倍増する」と…
そして一刀は鼻血という名の出血によりそのあとの執務は鼻に紙を詰めて続けていたが、その隣にはコスプレした冥琳がしっかり居たそうだ。
「全く…この程度のことで鼻血を出していたら、これから先身が持たんぞ?」
「いや~まさかここまでの破壊力を持っているとは思わなかったから、驚いちゃって…正直思春の時より燃えた。冥琳…ごちそうさまです。」
「喜んでくれて何よりだ。ところで一刀今夜も一緒に部屋で寝てもいいだろう?断る理由はないだろう?」
と一刀の腕に胸を押しつけて、胸の谷間を強調して上目づかいで聞く冥琳に一刀は秒殺されて、部屋までお持ち帰りをしてしまった…。
ただ、翌日蓮華と思春に袋叩きにあったことは言うまでもない。
あとがき
更新が遅くなってすいませんでした!!!
他のSNSサイトでイラストを書いてくれる方が見つかったのですが、その方が療養のため色々と問題が起ったり、データが飛んだりと問題続きで遅れてしまいました。
しかも、冥琳のキャラが進むにつれて崩壊してる…ファンの人ごめんなさい…
今は凪編を書いてますが、あと誰を書こうかと迷ってます。
誰を甘々にしてやろうかな~誰が良いですかね?
リクエストは随時受け付けます。
ニートの時間を有効活用して掲載スピードを上げていきたいと思うのでどうか見離さずに見守って頂けたら、この上ない喜びなんでよろしくお願いします。
それと発表します!!!
当初のリクエストがあった通り、長編を書きます!!!
内容はまだ未定で…現状では呉の子供たちと冥琳と雪蓮が生存していた場合を考えていますが、子供の名前が全員分からないのでどうしたもんか…
とまぁこんな感じで頑張っていきたいと思います。
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遅れてホントに申し訳ないです。
かなり猛スピードで書いたものなので誤字脱字が多いと思いますし、なにぶんキャラ崩壊があると思うので長い目で読んで頂けると嬉しいです。