「・・・痛ててて・・・・・・」
全身を包む痛みに思わず眉をしかめる。
突然目の前が暗くなって、それから・・・・・・あれ?
何で俺、目の前が暗くなったんだ?
それにちょっと待てよ。
俺、何してた?
・・・なんだ?・・・・・・もしかしてこれ、記憶喪失ってやつか・・・?
「痛ってーな・・・おい・・・・・・」
幸い、声は出るようだった。
体のはまだ痛みがあるが、指、足指の先の感覚を確かめてみると、無事に動くようだ。
体の方は安全らしい。
とりあえず混乱してるときは情報整理からだな・・・。
「俺の名前は、北郷一刀・・・聖フランチェスカ学園の二年生で、所属は剣道部・・・・・・」
生年月日に出身地、学園に入るまでの生い立ちなどを一通り口に出してみて、記憶の中身も大体大
丈夫なことを確認する。
今日はベットの上で何かを言われて、ゴロゴロしていたのを、大切なことを思い出して飛び起き
て、それから・・・それから?
「それから・・・か」
どうやら足りないのはここに至るまでの記憶だけらしい。
これで俺が記憶喪失じゃないことが解った。
・・・まぁ、よかったかな。
もし記憶喪失になったとしても心配してくれるようなヒロインだっていないわけだし。
っていうかそれなんてエロゲーっていう話だよな・・・。
と、そんなことを考えながら俺はゆっくり目を開いて・・・。
「なっなんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁああああ!?」
目の前の光景に、思わずそう叫んでしまった。
果てまで抜ける青い空、浮かぶ雲はずっと閉じていた目には痛いくらいに真っ白だ。
針のごとくそびえる岩の山と、地平の果てまで広がっている赤茶に焦げた荒野。
後ろには何かないかと振り向いたその先には・・・
「・・・あ?・・・・・・なっなっなっなっなんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁああああ!?」
壁があった・・・いや、上を見てみろウェッジ!それは壁ではなく、巨大な岩だ!!
・・・いや、山って言ったほうがいいのか?
その岩には何やら見たことのない変な札が無数に、それにしめ縄っぽい縄が何重にも掛けられてい
た。
・・・なんか見ていると変な気分になる。この中に、何か善くないものが封印されているよう
で・・・
・・・なんかゾクゾクしてきた・・・ここから早く離れよう・・・
と、後ろを向き、歩きだそうとした、その時
ぐらぁ
!!急に眩暈が・・・!
ふらつく体を支える為に、俺は手を件の大岩に手をついた・・・つもりだった
ぐにゃあぁぁ
「・・・えっ?うわあああ!」
ばたん!
「おー痛てて・・・。あれ・・・ここ・・・何処だ?」
眩暈の次に現れたのは、うす暗い・・・まるで、牢屋のような場所
すると、頭の中に男性か女性か、そんなことも区別出来ないような声が響いた。
―――ここは、暗くもなく、明るくもなく
―――ここは、時もなく、歴史もなく
―――ここは、空もなく、水もなく
―――ここは、飢えもなく、苦痛もなく
―――ここは、人もおらず、畜生もおらず
―――ここに居るのは、獣(ケモノ)のみ
「・・・?ケモノ?って、うわっ!」
目の前のうす暗さが、まるで太陽の光に当てられた霧のように、すぅ、と消えていくようにして視
界が明瞭になる。
その先にあったのは―――――――――――
「檻・・・?」
そう、黒い、上の天井が見えないほどの高さの柱に囲まれた檻。
その中には、一匹・・・いや、一人の美しい獣(ケモノ)が囚われていた。
「すぅ。。。すぅ。。。」
彼女はしなやかな体を丸め、まあ、その、乳房がご立派な分、色々と盛り上がってはいるのだが
!!!静まれジュニア!お前まで盛り上がる必要はないし、お前の出番はまだ先だ!!・・・多分
もっとよく見ようと前に進んだ、その時
ちりーん・・・
足元で、貴金属が、主に鈴が奏でる音色のような音がした。
・・・て言うか何か蹴飛ばした。
?なんだこれ??
拾い上げてみると、それは真ん中に金色の鈴がついた、赤い、紅いチョーカー・・・っぽい何かだ
った。
なんだろう、これ・・・
と考えていると――――――――――
「――――――ふむ、やっとやってきたようだな、天からの遣いよ」
耳に入るのは、体を芯から揺さぶるような力のある声。
無論、件の檻の方からだ。
驚いた俺は顔をその方向に向け、そして、目を疑った。
「―――ふふ、何を驚いた顔をしているんだ?こうなることは解っていたんじゃないのか?」
―――――――さあ、こっちへおいで
俺はその声に逆らえない
いや、これは既に決まっていることなんだ
だから、仕方が、ない
「こらこらお前が主人だろ?」
俺が、主人、?
ふらふらと歩いて、今俺は、檻の前に立っているようだ。
「そうだ、お前が私の主人、ご主人様だ」
そうか、そうだ、俺が・・・「主人」
「獣」は檻の中から手を伸ばし、俺の手を握り、そして――――――
「そう・・・お前が主人。だが、残念なことに、私は主人の命令を聞かん質でな」
あ――――――――――――――――――――――――
取られた腕が、艶やかな赤い髪をかき分け、細い首にそわされる。
「「ソレ」さえあれば、私を意のままに、思うがままに出来る」
―――決めるのはお前だぞ
――――――――――――主人
久々に早い投稿だな・・・と思ったそこの諸君!!
原稿とコレをすり替えておいたのさ!!
・・・\_(^◇^)_/
・・・こんにちは皆さん、OTIKAです
まだ本妻も出ていないのに・・・浮気も大概にせえよ!!
・・・って感じでゴメンナサイ_(・^・)_イナバウアー
正直今とてつもなく眠いんでチョット早く切らせてもらいます
コメントか何かで続きが読みたいって人が10人
10人
10人きたら書きます
たぶんこっちは他キャラのいちゃラブよりも、やはりママさん一択で
もう恋姫の世界観なんか知るかー
なんて感じで書きたいと思います
たぶんギャグです
眠いんで寝ます
厚かましくてゴメンナサイ
後でちゃんとあとがきもキレイにします
孫堅ママ ちょーラブリー・・・
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徹夜のテーーーンション!!
いえーーーーー!!
やろっかなぁって思ったからとりあえず投稿!!
みんなで決めてね!!((はぁと))