一刀達が家を出ると一人の女の子がバイクに乗って待っていた。
「お早う、蓮華。今日はCRF150RIIか。よくそんなの持ってるね」
「というか、それは競技専用だろ?なんで走ってるんだ?」
「お早う、一刀・焔耶。私も元々は競技用に買ったのだけどお母様が「蓮華、許可取ってきたぞ」て言われたので使ってるわ。止められた事もないのでいいかなって」
一刀と焔耶が迎えに来てくれた蓮華と話していると突然、華琳と音々音が一刀の前に立ち蓮華に向かって
「「敵っ!!」」
と叫んでから一刀の愛車「ゼファー750+サイドカー」に音々音が後、華琳がサイドカーに乗り込んだ。
「はあ、毎度毎度あの二人は。ゴメンな蓮華」
「いいわ、もう慣れちゃった。でもなんで華琳ちゃんと音々音ちゃんに嫌われちゃったのかしら?」
一刀が妹達の行動を蓮華に謝ると蓮華は気にしてないといいながらそうされる理由が分からないというと焔耶と詠が笑いながら
「なんだ、蓮華気付いてなかったのか?それは蓮華が」
「兄さんの「婚約者候補」の一人だからですよ蓮華さん」
焔耶と詠の説明に蓮華は顔を真っ赤にしながら
「ななっ、それなら「七乃」や「恋」だってそうだろう。それなのになぜ私だけ嫌われてるのだ?」
「それは蓮華がそれを前面に出しすぎてるんだよ」
「七乃姉さんや恋さんはあまり気にしてないというか「婚約者候補」という事を気にしてないんですよね。それに比べて蓮華さんは「一刀と結婚するのは自分だ!!」というのが前面に出てるんですよ。気付いてませんでした?」
焔耶と詠の説明、しかも一刀本人のいる前でそう言われたのに蓮華は更に顔を真っ赤にしてバイクを走らせてしまった。
「逃げたな」
「逃げましたね」
「二人ともいい加減蓮華を苛めるのは止めろよ。ほら、行くぞ」
そういって一刀は華琳と音々音が乗って待っているバイクに向かった。
焔耶と詠もそれぞれの愛機「ホンダVFR」と「スズキGSX-R」に乗り学校に向かった。
一刀達が学校に着きそれぞれの教室に向かった。
午前中だけの授業を終えた一刀達は校舎の屋上で昼食を食べていた。
「・・・もう突っ込んだらあかんやろうけど「なんで屋上でコタツで鍋」食べてんねん!?」
一刀の悪友及川祐が一刀達の食事風景に突っ込みを入れた。
「いまさらですよ~及川君。一刀君達「北郷家こそが法律」がこの町の常識じゃないですか~。それに聖フランチェスカは北郷家が作ったんですから」
「いや七乃はん、それはわかっとんねん。ただ、突っ込まずにはいられへんやん」
「・・・おかしい?初音島の知り合いも屋上で鍋食べてる。だから普通」
「ほんまかいな、それ!?・・・まあ、恋はんが嘘つくとは思えんけど」
北郷家が鍋をつつく中、一刀の「婚約者候補」の二人、恋と七乃はそれぞれメロンパンとうまい棒を食べていた。
「おい、ポン酢がきれたぞ。及川買って来い」
「何でワイが・・・まあ、思春はんの頼みなら断れんけど」
及川は食べていたチョココロネを口に突っ込んでポン酢を買いに言った。
「モフモフ・・・あにぃ、この後予定ある?」
「ああ、父さんがいいって言ってくれたから新しい鍛冶場に行く予定だよ。華琳と「璃々ちゃん」も連れて行くつもりだよ。紫苑さんもいるらしいいから。桂花も来る?」
「・・・いい。今日は私が食事当番。買い物行かないといけない。今日は恋さんも七乃さんも蓮華さんも皆集まる。沢山用意しないと」
「・・・桂花一人じゃ大変。恋も付き合う」
「私もお付き合いしますね、桂花ちゃん」
「ありがとう・・・けど、お菓子も美羽ちゃん用の蜂蜜も買わないよ」
北郷家は今日も平和だった。
後書き
う~ん、難しい。
難産ですね。構想はあるんですが文になりません。
こんな感じですが何とか続けていこうと思います。
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シスター恋姫 ツンデレな妹達は好きですか?を投稿します。
続きです、どーぞ。