全長1.2m程のエネルギー兵器。低電圧で使用出来る発振器から加圧してエネルギーを取り出し、放射する機能を持つ。
放射されるエネルギーは銃口周辺の空気と接触した際に主に熱と衝撃波で形成される。この内蔵された「幽晶発振器」は特殊な結晶体への電気加圧によって、整えられた電子の対消滅によるエネルギーを熱や振動に変換、発生させる機構を持つ。コンパクトな外装でも高いエネルギーを安定して発生させられる為、近接武器へも幅広く応用されている。
しかし今回のフォースフェイザーに於いては純粋な遠隔エネルギー兵器として開発され、放射される熱衝撃波を拡散から収束まで調整出来、接近牽制用の爆散波や遠距離攻撃用の円形固定波まで、距離を問わずその火力を行使出来る。
ボディは繊維強化プラスチックや削り出しアルミ等で形成され、片手で扱える程軽い。また、トリガーの浅引きにより内蔵LAMが点灯し、高収束モードでの発射の簡易狙撃を簡便にしている。
特徴的なリンググリップはグリップそのものを前後に回転スライドさせて収束度を変更するモードにも出来（リングを固定し、右上のダイヤルのみによる調整も可能）乱戦時の遠近を素早く切り替えての応戦を助長する。

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0.3ｋｇTNT手榴弾に匹敵する爆速で飛翔する熱衝撃波は消費電力そのものは収束度が調整出来るだけで変わらず、バッテリーにより約200回の発射が可能。火力とのバランスを考えればあり得ないコストパフォーマンスである事が挙げられる。やや大雑把で派手な兵器だが、その火力は可能性に満ちている。