No.210833

真・恋姫無双~武神の兄~ 第7話

ガルGCさん

第7話、8作品目!
今回から本編に戻ります。
前回の話と今回の話は、関係ありません。
それでは……どうぞ!!

2011-04-09 16:24:44 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:3438   閲覧ユーザー数:2988

side刃

 

俺は今”楽しく”山を越えている。

 

「あるひ~♪」

 

歌を歌いながら。

 

「森の中~♪」

 

みなさんが知っている”森の熊さん”だ。

最近この歌を歌いながら道を歩くと……

 

「熊さんに~♪」

 

「ぐおおおおぉぉぉぉぉ」

 

「出会った!?」

 

よく熊さんに出会う。

 

………

 

……

 

 

 

 

「しかし、熊の肉も食い飽きたなー」

 

あの歌には熊を呼ぶ力でもあるのだろうか?

これで4頭目だ。

 

「まっ、食糧不足にならないからいいか」

 

村を出てから7日立っていた。

あとすこしで森を抜けるはずだ。

しかし……

 

「この道もだめか……」

 

二日前に雨が降ってしまい。

ところどころに、土砂崩れが起きていた。

 

「しかたない、また新しい道を探すか」

 

また、ほかの道を探そうと来た道を戻っていこうとしたが…

 

 

「…………!!」

 

「ん、なんだ今の声は?」

 

声が聞こえたがうまく聞き取れない。

聞き取ろうと耳を立てると次に聞こえたのは………

 

「なにかが近づいている」

 

土砂崩れの向こう側からなにかが近づいていた。

それはどんどん速度があがりそして……

 

ドゴォォォォォォォン!!

 

「……………」

 

目の前の道が通れるようになっていた。

 

「そんなばかな!」

 

自分もどかそうかと思えばどかすことはできたがこんな一瞬には無理だ。

と砂煙がなくなるとそこには…………

 

一人の女の子がいた。

 

彼女はため息をするとこちらに気づき……

 

「貴様!!最近ここで暴れている賊だな観念しろ!!」

 

いきなり勘違いされた。

 

「いやいや俺は賊じゃないよ!」

 

「本当か?」

 

ものすごく疑われた。

 

「向こうの村に行く途中に土砂崩れで道がふさがっていたんだ。

 ほかの道を探そうとしたところで君が道を通れるようにしてくれた。

 あ…お礼をまだ言っていなかったね、ありがとう」

 

「い、いえ……自分は当然のことをしただけです」

 

真面目な子だな~

 

 

「すまないけど、近くの村にはどれくらいかかるか、わかるかな?」

 

「はい、ここからだと……一刻ぐらいかかります」

 

「一刻か……教えてくれてありがとう」

 

「よければ案内をいたしましょうか?

 ここら、一帯は賊が多くいますので」

 

「いや、大丈夫だよ。

 俺は、そこら辺の賊に負けたりしないから」

 

「そう…ですか、わかりました。

 お気をつけください」

 

「ああ、ありがとう」

 

「あと、手合わせもお願いします」

 

「ああ、うん」

 

どんな人も戦うことが好きなのかな。

俺はその場を後にした。

 

………

 

……

 

 

 

 

「ふぅ……やっと着いた」

 

さて、母さんが言っていた気の人を探すか。

と、探そうとしたのだが……

 

「どんな人かわからないじゃないか!?」

 

母さんは、『氣の人』と言っただけなのでどんな人かわからない。

 

「このさい、人に聞いてみよう」

 

その後の行動は、早かった。

人に聞きまくり、どんどん情報を集めてやっと一つの家に着いた。

 

「ここか…」

 

あれから村に着いてから二刻ぐらいで見つけた。

 

俺は扉の前に立ち一度深呼吸をして。

 

ドン、ドン!

 

扉を叩いた

 

すると中から……

 

 

「はい、どなたですk……」

 

「……………」

 

先ほど会った女の子が居た。

 

「……どうも」

 

「……………」

 

「あ、ちょっと!無言で扉を閉めないで!!」

 

門前払いをくらった。

 

「あ、すいません」

 

「いえいえ、知らない人が来たら当然の反応だと思うから」

 

「びっくりしたもので」

 

びっくりして扉を閉めるんだ。

とりあえず、家に入れてもらえた。

 

「えっと『氣の人』を探してきたのですけど」

 

「叔母様のことですか」

 

「叔母様?」

 

「私に氣を教えてくれた人です」

 

「君は氣が使えるの?」

 

「はい」

 

ふさがった道を飛ばしたのも氣の力か。

 

「叔母様は、しばらく戻ってきません」

 

「そうか……」

 

さて、どうしようか。

と、悩んでいるとき……

 

 

「よければ私が教えましょうか?」

 

「え……いいのかい」

 

「はい、私でよければ……」

 

なぜか、顔が赤い。

 

「ああ、お願いよろしく頼むよ」

 

俺は手を差し出した。

 

「?これは?」

 

「握手、嫌いかい?」

 

「////…い、いえ、これからよろしくお願いします」

 

俺たちは握手を交わした。

 

「自己紹介がまだだったね。

 俺は、姓は関、名は轟、字は龍焔、真名は刃だ。

 これから、よろしく。

 

「私は――――――――――――――――

 

 

  ――――――――姓は楽、名は進、字は文謙――――――――

 

 

 

              ――――――――――――――真名は凪です、これからよろしくお願いします、刃様」

 

俺と凪の出会いだ。

 

 

あとがき

 

ここでまさかの凪が登場。

 

このあとの話をどう書こうか迷っています。

 

では、また次回

 

 


 
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