No.210738

シスター恋姫 ツンデレな妹達は好きですか?

「シスター恋姫 ツンデレな妹達は好きですか?」を投稿します。

恋姫のツンデレキャラが全て一刀の妹です。

とりあえず見てみて下さい。

2011-04-09 03:06:32 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:4672   閲覧ユーザー数:4079

チュンチュン

 

「カーン、カーン。朝なのですぞ、カズにぃに。さっさと起きるのですぞ」

 

一刀の部屋に一番下の妹、音々音がフライパンをお玉で叩きながら入ってき兄を起そうとした。

だが、兄が飽きるよりも早く、音々音に枕が飛んできて

 

「・・・うるさい、馬鹿ねね。静かにして」

 

「ううう、またなのですか?また、にぃにのベットに忍び込んだのですか桂花ねぇ。いい加減止めるのです!!にぃにに迷惑なのですぞ」

 

「・・・あんたには関係ない。それにあにぃには怒られてない。だからOK」

 

「ぬぬぬっ!!」

 

そういって睨み合いになった下の妹二人を一刀は気付いていたがめんどくさいのでまだ寝てるフリをしていた。

 

「はいはい、二人とも兄さんの部屋で喧嘩しない。兄さんならもう起きてるから音々音は朝食を食べなさい。桂花は部屋に戻って着替えなさい。今日は学校があるんだから。兄さんもたまには二人を止めてよね」

 

「・・・お早う詠姉さん。月曜日か、やだな」

 

「はぁ、お早う詠。毎回のことだからめんどくさいんだよね」

 

「うう、悪いのは桂花ねぇなのです。ねねは悪くないのですぞ」

 

ねねは不貞腐れながら一刀の部屋を後にした。

「・・・いつもごめんなさい。あにぃ、詠姉さん」

 

「はぁ、謝るくらいなら少しは自分の部屋で寝なさい。まあ、ねねは桂花だけ特別扱いだと思ってるだけだけどね。気にしなくてもいいわ」

 

そういって詠も部屋を後にした。

 

「・・・部屋に戻るねあにぃ。・・・今日からまた学校、ごめんなさい」

 

「気にしなくていいよ、桂花。俺はいつでも桂花の味方だからさ」

 

「・・・うん」

 

桂花が部屋に戻った後一刀は身支度をしてリビングに向かった。

 

「お早う兄貴。もう準備出来てるから先に食べてよ」

 

「お早う焔耶。今日は母さんはいないんだったっけ?」

 

「お父様と一緒に出かけて行ったわ。何でも新しい鍛冶場が完成したらしいわ。お早う兄様」

 

「おはよう華琳。そっか、なら今度借りに行こうかな」

 

「また、刀を打つの兄様?見学に行ってもいいかしら?」

 

「別にいいぞ。モグモグ・・・うん、今日もうまく出来てるよ焔耶」

 

「ありがとう兄貴。伊達に母さんに扱かれてないさ」

一刀が食事を終えるとある事に気付き

 

「あれ、思春は?部活の朝練はなかったよな?」

 

「思春なら日直だからって先にいったぞ「ピーンポーン」おっ、蓮華も来たようだしもう行こうか」

 

一刀と焔耶の幼馴染の蓮華が迎えに着たので皆は玄関に向かった。

 

そんな中、音々音は華琳に話しかけ

 

「華琳ねぇ聞きたい事があるのですぞ」

 

「あら、どうしたのねね?」

 

「にぃにも焔耶ねぇも思春ねぇも詠ねぇも桂花ねぇに甘すぎるのですぞ。でも華琳ねぇは桂花ねぇと仲良くても甘やかしてる感じは無いのですぞ。なぜなのです?」

 

「・・・そうね、私にも分からないわ。ただ私がまだ幼かった時に何かあったみたいなことを聞いた事が一度あったわ。ただね、ねね。いくら私達が兄妹だからと言って何でも言い合えると言うわけではないわ。だからとは言わないけどねねもあまり桂花につっかからないであげてね。いつか私達にも話してくれる時が来るでしょうから「桂花の過去」をね」

 

「むむむ、華琳ねぇがそういうなら分かったのですがやっぱり納得できないのですぞ」

 

「それは桂花が特別扱いされてることをかしら?それとも・・・桂花に兄様を取られて自分が甘えられないことかしら?」

 

イタズラぽい笑顔をした華琳がそう聞くと音々音は顔を真っ赤にして怒り出した。

後書き

 

少し短いですが取り合えず投稿してみました。

 

「外史をかける一刀」の合間に書いていこうと思います。

他の作品も順次再開していくつもりですのでよろしくお願いします。

 

最後に大まかな設定を載せるので良かったら見てみて下さい。

「シスター恋姫」設定

 

北郷家

 

祖父は有名な剣術の道場を開いている。

 

父は刀職人で一刀に作り方をよく教えている。

母は弓も師範で祖父の道場の一部で教えている。名前は桔梗。

 

七人兄妹で

 

「一刀=焔耶=思春>詠>華琳>桂花>音々音」という順番である。

 

一刀

一番上で兄妹の中で唯一の男。焔耶と思春とは三つ子である。

祖父に剣術を習っている事から剣道部に所属しており腕はダントツ。

また刀を打つことも出来、学力も上である。

 

焔耶

三つ子の中で二番目。見た目は男っぽいが姉妹の中で一番家事が得意だったりする。

一刀の事は「兄貴」と呼んでいる。

一刀と共に剣道部に所属している。

 

思春

三つ子の三番目。生まれた日は同じだからと一刀や焔耶を呼び捨てしている。

剣道部と陸上部に在籍していて周りからは「アサシン」と呼ばれている。

姉妹の中で一番一刀に甘えるのが下手である。

 

一刀達の一つ下の四番目。ある日いかにも怪しい達人級の人に会ってから独自の武術を使うようになる。

部活には入ってないが親友と図書委員をしている。

一刀の呼び方は「兄さん」

 

華琳

詠の一つ下の五番目。苦手な物がない兄妹一の万能人。一刀のする事には何でも興味を持つが決して迷惑がかかる事はしない。一刀の乗るサイドカーの横に乗り一刀の横顔を見るのが一番の楽しみ

時間を縛られたくないと言う理由から部活も委員会活動もしていないが武術の心得はある。

 

桂花

華琳の一つ下の六番目。過去に何かあったらしく性格は暗い。

姉妹一の甘えん坊で家ではずーと一刀のそばにいる。

外に出ると性格を変えて他人から近付いてこないよう「嫌な人間」を演じており一刀にもきつい態度を取るようになる。

過去に何かあったらしいが華琳と音々音は知らない。

一刀の呼び方は家では「あにぃ」外では「アンタ」または悪口

 

音々音

一番年下の七番目。特撮好きで蹴り技の練習に余念が無い。

桂花が特別扱いされてるのが気に入らないが実はそのせいで自分が一刀に甘えられないのが不満なだけである。

一刀の呼び方は「にぃに」


 
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