No.209897

真・恋姫 呉伝 -為了愛的人們-第三話

獅子丸さん

真・恋姫 呉伝 -為了愛的人們-第三話です。

この話まではちょっとシリアスです。

生温い目でお読みください。

2011-04-04 11:25:27 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:29094   閲覧ユーザー数:22683

― 美蓮Side ―

 

 

 

 

私は死んだと思っていた。

しかし目が覚めると写ったものは見慣れない天井だった。

私は生きていた。

それを確かめるようにまだ反応の鈍い体を動かしてみる。

そして一つだけ動かない場所があった。

自分の右腕を上げてみる。

肘より先にある大きな傷が目に入る。

傷はほぼ治っているようだがその傷より先は力なく項垂れていた。

 

 

「やはり夢ではなかったか・・・・・・・・」

 

 

目が覚めて天井を見たとき夢を見たのかとも思った。

現実はそう甘くはないようだ、と一人自嘲してみた。

自分の記憶を朧げながら手繰ってみることにする。

 

進軍中に一人の青年に出会った。

流星が目に付きそれが落下したと思われる場所に兵も連れずに駆けていった。

たどり着くとそこに見たこともない服を着た男が一人倒れている。

流星にどこぞの貴族が巻き込まれたのかと思ったが突然起き上がった青年は私に気づかずに何やら一人ぶつぶつと唸っていた。

余りにも不振だったので剣を青年の喉元に突きつけて言葉を促す。

青年が言ったことは余りにも突拍子なかった。

目が覚めてみると寝床にいたはずの自分が此処にいたこと。

私達が住むこの世界とは違う世界から来たと言うのだ。

始めは何をふざけた事を・・・・・・と思ったが青年の目は嘘をついているような目ではなかった。

そして、先日立ち寄った村で聞いたふととある噂を思い出した。

 

 

『黒天を切り裂いて、天より飛来する一筋の流星。その流星は天の御遣いを乗せこの地に舞い降りる、天の御使いはその智武をもって乱世を沈静す』

 

 

まさかな・・・・・・と思った。

だが目の前の青年はその噂と酷似しているとも思った。

私は好奇心を抑えきれなくなりその青年を連れて行くことにする。

それからは驚きの連続だった。

青年が住んでいたという国の話を聞き驚き感心した。

青年にこの大陸のことを教えて欲しいとせがまれいろいろと教えると青年は目を輝かせて話を聞いていた。

ただ、戦争や民の話をすると青年は苦虫を噛み潰したような表情を見せる。

青年の住む国は民が飢えで苦しむということはそんなに身近な事ではないそうだ。

かなり豊かな国なのだろう。

そして人の生死に関しても身近ではないらしい。

近親者の死はもちろんあるが、それはほぼ寿命を全うするか病で倒れるか。

ましてや自らの手で人の命を摘み取ることなど犯罪者でない限り有り得ないのだそうだ。

青年の住む国は正に天の国なのだろうと思った。

話を聞いていると土地を巡る争いも、飢えによる飢餓も、そして戦争も限りなく少ない人は皆平等の平和な世界なのだろう。

目の前の青年は私達の生きるこの大陸の現状に言葉にはしなかったが心を痛めている様子だった。

だからなのかもしれない。

私は自分の理想を青年に話した。

青年は黙って聞いてくれた。

私が心を許すまでにそう時間はかからなかった。

いろいろな話をし、時にはじゃれ合い、酒を酌み交わした。

心を許したからこそ私は自らの真名を青年に預けた。

青年の名は北郷一刀、真名は無いのだという。

その時に青年は自分は自らの両親のことを知らないと話してくれた。

育ててくれたのは祖父母、その祖父母ももう亡くなっているのだそうだ。

自らの生い立ちを話してくれた青年。

だから私も自らの家族のことを話した。

娘が三人いること。青年とそう歳が変わらない娘がいることを聞いてやけに驚いていた顔が面白かった。

私が真名を預け心を許した青年、私が家族の話をすると嬉しそうに笑いそして寂しそうな笑みに変わる。

そんな青年を見ていると何故か胸が締め付けられた。

だからこそ青年をほっては置けなかったのかもしれない。

私は少年を抱き寄せこう呟く。

 

 

『お前は今から私の息子だ』

 

 

それからと言うもの戦に向かう行軍中だというのに私を含め兵達まで青年と楽しそうに過ごしていた。

だがその楽しい時間は突如奪われることになる。

襄陽に行くための道中の山岳。

そこを過ぎれば目的地である襄陽にたどり着くはずだった。

流石に私も兵達も緊張感に包まれていた。

そんな時にそれは起こった。

突然の大量の落石。

そして矢の雨と共に当たりに響く雄叫び。

突然の奇襲だった。

警戒していたにもかかわらず突然降ってきた大量の落石によって軍は瞬く間に崩壊してしまった。

そして矢と敵兵の突撃。

私は深手を負っていた。

右腕から噴出する大量の血。

自らの天命はここで尽きる、そう覚悟を決めたときに青年の顔が頭に浮かんだ。

青年を必死に探し出し逃げるように告げる。

だが青年は私の話を聞いてはくれなかった。

私を背負い、兵達に撤退の指示を出しながら必死に走っていたことは朧気ながら記憶にある。

そして青年は私と共に死地に立たされた。

私を寝かせ剣と取って戦っている青年を薄れいく意識の中で見たいた私はこう思った。

いつだったか聞いた話がある。

 

『遠い異国には普段は寝てばかりの獣がいると言う。

その獣は自ら獲物を狩る事もせず日々をのんびりと過ごしているらしい。

しかしその獣は群れを率いているのだと言う。

その獣の名は獅子。

普段は害のなさそうな顔をして日々を過ごしているが

自身の群れに手を出すとその牙と爪を武器に圧倒的な力で敵を葬るのだそうだ』

 

私は周囲の兵を圧倒的な力で葬っていく青年を見ながら、まるで話に聞いていた獅子の様ではないかと思った。

普段は笑顔の絶えない、だけど少し頼りない青年が私を守るためにその牙を敵に突き立てているのだから。

そして申し訳ない気持ちが私の心にあふれ出る。

青年は自らの手で人の命を奪ったことは無いと言っていた。

青年は自らの手で人の命を奪うことなど無い世界から来た。

そんな血で濡汚れていない無垢な手をした青年は私のためにその手を血で染めてしまったのだから。

 

 

「何が『お前は今から私の息子だ』だ」

 

 

そんな純粋な息子に私は罪を背負わせてしまったじゃないか。

そう思うと居ても立ってもいられなかった。

まだ本調子じゃない体を起こし青年を探すために部屋を出る。

ここがどこなのか解らないがそんなことはどうでも良かった。

目に付く部屋を片っ端から空けていく。

青年がこの屋敷には居ないかもしれない、そんなことは考えすらしなかった。

私がここでこうして生きているのだ。

あの獅子のような青年がここに居ないはずが無い。

私はそう確信していた。

そんなことを続けていると見覚えのある顔が足早に駆けて来た。

 

 

「美蓮様!!」

 

「・・・・・・・やはりここは我等が孫呉の地だったのね」

 

「はい、それよりも美蓮様部屋にお戻りください!!」

 

「久しぶりね、冥琳。私は大丈夫、私と一緒に男が居たでしょう?」

 

「はい」

 

「・・・・・・・どこに居るの?案内しなさい」

 

「しかし!!」

 

「・・・・・・・・いいわ、自分で探します」

 

「お、お待ちを!!美蓮様!!」

 

 

煮え切らない冥琳に痺れを切らして私は歩みを進める。

同胞達と会えたことが嬉しいのは間違いない。

だけど今はそれ所ではなかった。

次々に部屋を開け放ち先に進む。

そして私はたどり着いた。

戸を開けるとそこには自身の娘と自身と共に命をかけて孫呉を守ってくれている同胞。

そして床にはあの青年が居た。

 

 

「一刀・・・・・・・」

 

 

駆け寄って抱きしめる。

肘から先が動かない右腕を左腕で掴み無理やり背に回して青年を抱きしめる。

青年は私の顔を見て安心したのか笑顔を見せてくれたがそれはほんの少しの間だけだった。

青年は自らの手のひらを見つめながら徐々に震えだした。

思い出したのだろう。

命を刈り取る感触を。

私の命のために血で染めた手を見つめて。

この大陸に生きる者からすれば青年は情けないにも程があるだろう。

だけど私は知っているのだ。

私はそんな青年の母になると言ったではないか。

だからこそ私は青年包み込んであげなければいけないはずだ。

私は部屋から他の者達を下がらせる。

そして優しく青年を抱きしめる。

私を守ってくれたその体をすべてを包み込むように・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・ぅん」

 

 

ふと目が覚めた。

そこは見知らぬ天井。

もう日が暮れてずいぶんと時が経ったよう。

月明かりのお陰で微かに周囲が見渡せる程度。

 

 

「・・・・・・あれからいつの間にか寝ていたのか」

 

 

美蓮さんに横になるように薦められたところまでは覚えていた。

自分の手をなんとなく見る。

もう震えは無い。

 

 

「・・・・・・・」

 

 

『カタリ』

 

 

「・・・・・・・・隠れてないで出てこいよ」

 

 

俺は物音がしたほうにそう呼びかける。

すると、ぬぅっと人影が現れた。

 

 

「さすがご主人様ね」

 

 

現れたのは、なんか、もう、形容しがたい者だった。

 

 

「ご主人様ってなんだ? と言うか、見るからに怪しいけど刺客? それとも俺の見張り?」

 

 

「ンマ!? こんな見目麗しい漢女を刺客なんかと一緒にしないでちょぅだぃ!!」

 

 

しなを作りながら目の前の不審者は怒ったようにそう言い放つ。

いや、今なんか字がおかしい単語が聞こえたけど・・・・・・・・・うん、知らない振りしよう。

 

 

「それじゃ俺に何の用なんだ?」

 

「それはね・・・・・・」

 

そう言いながら寝台の上に何か荷物を置く。

それは見覚えがあるものだった。

 

 

「ご主人様の忘れもを届けにきたのよん」

 

「・・・・・・・これはどうしたんだ?」

 

 

その荷物は俺がフランチェスカに通っていたときに使っていたカバン。

手元に引き寄せてみたが間違いなく俺のものだった。

中を開けてみると学園には関係ないものばかりが詰め込まれていた。

 

 

「なんでここにこれが?」

 

「これはお詫びのしるしよん。今回はこちらの手違いでご主人様に大きな迷惑をかけちゃったからねん」

 

「手違い?」

 

 

言っている意味がまったく解らない。

だから俺は視線を目の前にいる奴にぶつける。

 

 

「いやん、そんなに熱い視線を向けられると・・・・・・ごめんなさいねん、ちゃんと説明するわ」

 

 

・・・・・・・・

・・・・・

 

つまりこういうことだった。

目の前にいる人・・・・・らしきものの名前は貂蝉。

外史の管理者・・・・・らしい。

外史というのは正史とは似て非なるもので所謂並行世界に近いものらしい。

俺は元居た世界からその外史の世界に呼び寄せられた。

俺の意思は関係なく強制的に。

何故俺じゃなければいけないのかという質問を投げかけたが理由は話せないという。

唯一つ教えてくれたことは俺が

 

『北郷一刀』

 

だから、だそうだ。

そして俺は本当はあの時あの場所に落ちる予定じゃなかったこと。

本当なら美蓮さんは死んでいて落ちる場所は此処の外れだった事。

その時間のズレを修正するためにあの戦場から俺を此処に飛ばしたこと。

その際、美蓮さんは置いていくはずだったのだが気を失っているはずの俺が抱きしめて離さなかった事と

貂蝉の独断で一緒に飛ばしてくれたらしい。

 

 

「ご主人様が守った人だからねぇん。置いて行くなんてできなかったのよん」

 

 

恐らく気を遣ってくれたんだろう。

貂蝉の顔がどこか悲しそうに見えたのはその所為だと思う。

そして手違いのお詫びにと元の世界から役立ちそうなものをカバンに手当たり次第入れてきたらしい。

そして最後にこう忠告された。

 

 

『この外史はもう既にご主人様の知っている歴史とはだいぶ違うのよん。だからこの先ご主人様が此処で生きていくのなら覚悟した方がいいわよん』

 

 

 

 

 

覚悟。

そう、覚悟しなければいけない。

あの行軍の道中、美蓮さんは愛しそうに娘のことや仲間のことまだ建国してはいないが呉のこと、

そこに住む民のことを話してくれた。

そして出会って間もない俺に真名を許し、さらに自分の息子のように可愛がってくれた。

美蓮さんは自分がどれだけ血に塗れようとも怨まれようとも皆の平和、そして未来のためにその汚名をかぶると話してくれた。

俺はそう聞いて自分にも何かできないのだろうかとなんとなく考えていた。

今思えばそれは美蓮さんの覚悟の表れだったんだと思う。

俺はもうこの手を血で染めてしまった。

これは紛れもない事実。

守りたいと思った。

死なせたくないと思った。

だから剣を取って人を殺した。

平和な世界で生きてきた俺にとって経験するはずの無いことだった。

だけど俺はこの手で人を殺したんだ。

この世界では人の生き死には常に自分の隣にあるものなんだろう。

だからこそ俺は覚悟しなければいけない。

この先もこの手で人を殺めることになるということを。

そしてそれを背負わなければいけない。

それに慣れてしまってもいけないのだろう。

美蓮さんは自分の手を見て悲しそうにしている様子をたまに見かけた。

それは自分の罪を思い出していたのかもしれない。

 

 

「覚悟は決まったようねん」

 

「あぁ。俺も背負うよ」

 

「あら~ん、いい顔になったじゃないのんご主人様。やっぱりいい男ねぇん」

 

 

しなを作りながら悶えている貂蝉を尻目に俺は窓の外に浮かぶ月を見あげる。

もう恐怖は無い。

後悔はあるがでもそれすらも背負うと決めたんだから。

 

 

「あらん、誰か来るわねん。それじゃ私はお暇しようかしら、もし何かあるようだったら街外れの宿にいるから訪ねて来てねぇん」

 

 

 

 

それじゃ、と言って貂蝉が窓から飛び立つと少ししてから扉が開く。

 

 

「あら? 起きてらっしゃったのですか一刀様」

 

「ついさっき目が覚めました。・・・・・・え~と」

 

「失礼しました。わたくしは姓は張、名は紘、字は子綱と申します。」

 

 

そう名乗る女性。

確か呉の文官で有名な人だったっけ?

それにしても綺麗な人だなぁと呆けていると大きな足音が聞こえてくる。

 

 

「詔(みこと)は此処か!?」

 

 

大きなだみ声。

そしてその声の持ち主は扉の隙間からひょいと顔を出した。

 

 

「おぉ、おったおった。どうだ?御使い殿は起きてる・・・・・・・・ようだな!! がっはっは!美蓮殿から聞いていたよりも元気そうじゃな!!」

 

「・・・・・・・・あ・な・た」

 

「ッハ!? す、すまん、つい・・・・」

 

 

ん?

あなた?

 

 

「あぁ、すいません一刀様。これはわたくしの夫で・・・・・・・」

 

「おぉ、忘れとったわ。姓は祖、名は茂、字は大栄だ。真名は巌(いわお)だ。以後よろしく頼むぞ!!」

 

「え? いきなり真名を教えて大丈夫なんですか?」

 

 

俺はいきなり真名を告げられそう答える。

 

 

「何を言う!! 一刀殿は俺らが主、孫堅を救ってくれた大恩人真名を預けるに値する人間よ!!」

 

「そうですね。それではわたくしも改めて名乗ります。姓は張、名は紘、字は子綱、真名は詔(みこと)と申します」

 

「あ、ありがとうございます。俺のは姓は北郷、名は一刀、字と真名が無いところからきたので・・・・・・・親しい人は皆一刀と呼ぶのでそう呼んでください」

 

「「っな!!(えぇ!?)」」

 

 

なんか二人はかなり驚いている。

そう疑問に思っていたのに気づいたのか

 

 

「失礼した!! もしかして俺達は本郷殿の真名に値するものと勝手に呼んでいたんじゃなかろうか・・・・・すまなかった」

 

 

そう言って二人は頭を下げた。

 

 

「 いや、巌さん、詔さん、頭を上げてください。俺の住んでた土地は真名という風習はなくてこちらの真名のような意味合いはないんですよ」

 

「そうだとしても申し訳なかったですわ」

 

「うむ、夫婦共々申し訳ない」

 

「まったく気にしていないから二人とも気にしないでください」

 

 

そういうと二人はやっと頭を上げてくれた。

それにしてもこの二人が夫婦・・・・・・・・。

失礼だろうけどどう見ても美女と野獣・・・・・・・・。

 

 

「さて、一刀さん。もし何か困ったことがありましたらわたくしにお言い付け下さいね。美蓮さんから当面の世話を頼まれましたので遠慮せずにお言い付け下さい」

 

「え? 世話ですか!? いや、体はどこも悪くないしそんなに気を遣わなくていいですよ」

 

「なんじゃ、一刀殿は儂の愛しい妻の世話は要らんと言うのか?」

 

「っちょ、巌さんそんなに顔を近づけなくても!? 俺はただ迷惑かけたくないだけです!! だから近いですってば!?」

 

 

それを見て詔さんはくすくすと笑っている。

笑ってないで旦那を止めてください奥さん!!

そんなこんなで世話係を承諾させられたわけで・・・・・・。

 

 

「がっはっは!! そうだ、一刀殿。明日儂と手合わせしてくれんか?」

 

「え?」

 

「あなた・・・・・・一刀さんは、まだ病みあがりですよ」

 

「見たところ体は問題ないようだぞ? なぁ、どうじゃ一刀殿?」

 

 

そう言う巌さんは無邪気な子供が面白いものを見つけたような目をして俺を見ていた。

そんな目で見られると断れないわけで・・・・・・・。

 

 

「いいですけど・・・・・・・だけど今、自分の武具を持ってないんですよ。だからご期待に沿えるかどうか・・・・・・・」

 

「ふむ、それじゃ美蓮殿に頼んでみるか」

 

「え? 美蓮さんに!?」

 

 

そう言った巌さんは詔さんに何か相談して、それが終わったのか俺の方に振り向く。

 

 

「それじゃ、一刀殿。儂等は今から美蓮殿のところに行って来る。儂との手合わせは一刀殿の武具ができてからにしよう!!」

 

「そう言うわけですので今日はもう遅いですしお休みになられてください」

 

「え? あ、はい」

 

「それでは、おやすみなさいませ一刀さん」

 

「ゆっくり休めよ一刀殿!!」

 

 

そう言って二人とも部屋から出て行った。

 

 

「・・・・・・・・なんか、すごいギャップのある夫婦だなぁ」

 

 

そう呟きながら

俺はもう一度眠るために横になるのだった・・・・・・・。

翌朝に巻き起こるとんでもない問題のことなんてこの時の俺は知る由もなかった・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

あとがきっぽいもの

日時が空かないうちに投稿しました獅子丸です。

休みなのをいいことに忘れない内にと一気に書き上げてみました。

もっと後に登場する予定だったオリキャラ二人を先にさっさと登場させてしまおうと言う魂胆です。

後から出しても混乱する原因になるだろうと勝手に考えた次第です。

初期登場するうちの2人。

残りは後3人。

後々登場する予定の2人。

今のところ合わせて8人のオリキャラを予定しています。

多分話の流れによってはふえるかも。

まぁ、ふえても名前だけな人が多いと思いますがw

個別の話は気が向けば書くとは思いますがとりあえず今回登場の二人はセットとなるはずですw

と言うわけでオリキャラ紹介

 

 

 

祖茂大栄

 

真名 巌(イワオ)、

 

孫呉老将の中で唯一の男性。

名前の通りいかついおっさん。

ぱっと見は貫禄がある大男。

しかし性格はかなりナイーブ。

美人な文官の妻と子供がいる。

見た目とは裏腹に思慮深く戦場では他の老将達の動きに合わせ縦横無尽に駆け巡る。

武器は曲剣二刀流。

 

イメージは熊を想像してください(ぁ

そして顔を熊っぽい人間にして大口にだみ声。

笑い方は「がっはっは!!」

 

 

さてお次

 

 

張紘子綱 

 

真名 詔(みこと)

 

祖茂の妻。

呉の文官。

何故祖茂が結婚できたのかわからないほどに美人。

娘が一人奥さん似。

老将達にいじめられた祖茂をどこからともなく現れて笑顔で慰めるやさしい人。

一刀の世話役をしてくれる。

 

見た目は正直言うとあまり考えてませんでした。

イメージ的には紫苑とかぶるかな?

紫苑の胸を爆乳から巨乳にした感じで、目は糸目。

目が開くときは・・・・・・な設定を今考えてみました。

笑顔で巌さんを尻に敷く実は怖い人・・・・・・なのかもしれない。

 

 

と言うわけで休日を使って第4話も書き上げ・・・・・・・れればいいなぁorz

 

それでは毎度の一言

 

生温い目でお読みいただけると幸いです


 
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