~星の部屋~
蒲公英から主の様子がおかしいと部屋に駆け付けたら、すでに主の姿が無く、翠から天の国に帰った話を聞くと、放心状態のまま部屋に帰り、気がつけば夜まで泣いていた・・
今は、この悲しみを少し忘れたいため、あの時と同じように満月を見ながら酒を飲んでいるが・・
「まったく酔えない・・、こんな美味くない酒は初めてですぞ・・主・・」
と言いながら、更に酒を進めてると、部屋の外から翠が
「星、いるだろ・・、入るぞ」
と表情が暗い状態で部屋に入ってきたが、今日はこんな気持ちで誰にも会いたくなかったので
「翠、すまないが、話なら明日にしてくれ」
と返事をしたが、翠も
「ああ分かっている、ご主人様の伝言を伝えたら出て行くよ」
と答えたが、私は
「主からの伝言か?」
オウム返しのように聞きなおすと、翠は
「そうだ、ご主人様は、最後私と別れる時に3つのお願いを言われ、その内の1つが星、お前に関するものだ」
と聞くと、身体が自然と翠のところまで行き、
「翠、教えてくれ」
急かすように、翠の言葉を待った。
翠は、
「まず1つ目は、皆と別れることにごめんと言っていた」
「2つ目だが、ここから、星、お前に関することだが、内容は、あの約束を頼むと、無理だったら約束を破っても別に構わないと伝えてくれ、内容は星しか知らないからとご主人様は言っていたが、何か覚えがあるか?」
と翠が星に尋ねると、星は以前満月の夜、川辺の畔で一刀と2人で酒を酌み交わしていたことを思い出していた。
主と天の国に帰る話になって・・
星「もし天の国に帰る術が見つかれば、お帰りになるのか?」
一刀「それも分からないよ、元の世界は懐かしくはあるけど、帰る方法が見つからなくても困らな いと思っている自分もいるんだ、皆や星と離れる方が辛いよ」
星「1人で居なくなる事だけは、絶対にしないで下さいませ。もし天界に戻りたければお戻り下され、けれど愛紗や鈴々を置いていく事だけは絶対に許しませぬ」
「もし私や彼女らを置いていくような事があれば私が皆を率い、いかなる手段を使ってでも天界
に討ち入りますので、お覚悟を」
一刀「俺からも頼む。この命令、お前に預けておくから、俺に何かあったら、皆に伝えてくれ」
星はこの約束を思い出すと、目から涙溢れ出し
「主・・主・・、私との約束を覚えてくれていたのですか・・」
と呟きながら心の中である決意が生まれた。
翠は突然泣き出した星に驚き、声を掛けようしたら、星は涙を拭い去り、何かを強い決意をした表情になり
「翠、ありがとう。これで私の進む道が決まった」
と言って、急に晴れ晴れした表情になったので、翠は疑問に思い
「星、言いたくなければ言わなくてもいいが、ご主人様と何の約束をしたんだ」
と聞いたきたので、星は改めて翠に先ほどの一刀との約束を説明した。
これを聞いた翠が
「そうか・・、星はいいよな・・、ご主人様といい約束をして、私なんかご主人様に帰らないでくれと約束したのに帰ってしまって・・」
と再び悲しみを思い出し、目に涙を浮かべた。
星は、そんな翠を見て
「翠、私は近い内にここを出て主を探しに行こうと思っている。桃香様には愛紗、鈴々など皆いるが、主には誰もおらぬ、せめて私だけでも主のためにこの身を捧げたいのだ、すまないが後の事はよろしく頼むぞ」
と衝撃な発言をしたので、翠は驚いて動揺しているのかと思いきや、翠は少し考えあと、こう切り出した。
「星、その願いは聞き入られないな、私もお前に付いて行くぞ」
と逆に爆弾発言したので、これには星は驚き、翠は更に顔を赤くしながら
「や・や・約束を破ったご主人様をぶん殴りに行きたいんだ (空白)
(小声で)そ・それにこんな男まさりな私に女にして貰った大好きなご主人様に、まだ恩返しができていないし、私も星と同じ様にご主人様にこの身を捧げたいんだ」
と照れながら説明した。
星はからかいもせず、翠の顔を見て
「本当にいいんだな」
翠は星の顔を見つめながら
「ああこの錦馬超の名前に賭けても」
と言って、お互い差し出した右拳軽く合した。
そして翠が部屋を出ようとしたところ、星が
「翠、主が3つのお願いと言っていたが、3つ目のお願いって何だ」
と聞いてきたので、翠は顔を赤くし、
「○▲□※●△■」
と声にならない声を出したので、星に散々弄られ、一刀と別れのキスをしたことを自供させられた。
これを聞いた星は、
(最後の最後まで何をしているのかと思うと同時にさすが主と変に納得をし、今度一刀に会った時には真っ先に褒美を貰おうと考え)
翠には散々愚痴りたおし、夜が更けるのであった。
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更に内容が支離滅裂になるかもしれませんが、よろしくお願いします。
では第2話どうぞ。