最強の武 最凶の武 第11話
『賊討伐・・・劉備、三羽鳥』
一刀「さてと、千尋も送り届けたし、まずはドコを攻めるか」
華憐「そうですね・・・・幽州辺りはどうですか?かなり前ですが公孫賛が手を焼いてると聞きましたが」
一刀「ふむ、真理はどう思う?」
真理「はわっ・・・いいとおもいましゅ」
一刀「それじゃぁ、幽州に向かうとして・・・まずは此処から実戦を重ねていこうか」
『おう!』
同じく一刀たちとは別の義勇軍が付近の賊討伐に出ていた
??「凪~、見つかったか~?」
凪「いや・・・沙和のほうはどうだ?」
沙和「見つからないの~、真桜ちゃん。本当にここでいいの~?」
真桜「おっかしいな・・・前の町でここら辺に潜んでるってきいたんやけどなぁ」
凪「とりあえず、もう一度だ」
『おおおう』
兵「北郷様」
一刀「ん?どうしたの?」
兵「はっ!左前方に賊と思われる一団が・・・数およそ1万」
一刀「一万か・・・・こっちの三倍くらいかな」
兵「それと、我が軍後方に『梁』の旗が」
真理「てわわ、もしかして大梁義勇軍では?」
一刀「なんだそれ」
真理「すこし前から活躍し始めた義勇軍ですよ、それなりに戦果をあげてましゅ」
一刀「同じ義勇軍と言ってもこっちはまだ駆け出し・・・華憐、護衛をつれて接触してくれないか?」
華憐「はい、わかりました・・・・では」
一刀「頼む」
真桜「凪~、なんやくるでぇ」
凪「何が来るっていうんだ?」
沙和「女の子なの~・・・・」
凪「各員用心しろ!」
華憐「私は曹仁、この義勇軍の大将に会いたい」
真桜「いきなり来て、大将に会わせろっていうんはちょっち無理があるんとちゃうか?」
華憐「貴方はここの将ですか?」
真桜「せや・・・曹仁さんやっけ・・・うちらに何か用でっしゃろ?」
華憐「我が主からの命で貴方たちに助力を求めるために話し合いに来ました」
沙和「助力~?なにか困りごとなの~?」
華憐「はい・・・私たちはつい先日義勇軍として旅に出たのですが・・・運が悪く、進路上に賊の大部隊を発見してしまい・・・」
凪「何!?それは本当ですか!?」
華憐「はい、それで・・・どうか力を貸してくれませんか?」
凪「わかりました・・・では、案内してください」
真桜「(凪、罠とちゃうか?)」
沙和「(そうなの~なんか怪しいの~)」
華憐「一刀様、ただいま戻りました」
一刀「お帰り・・・君たちが義勇軍の将?」
凪「私の名は楽進、大梁義勇軍の隊長です」
真桜「うちは李典や、副長やってるわ」
沙和「干禁なの~、同じく副長やってるの~」
一刀「俺は北郷、一応この義勇軍の長をしている、こっちは軍師の諸葛均と将の曹仁だ」
凪「それで・・・賊というのは例の黄色い集団ですか?」
一刀「そうだよ・・・兵数はおよそ1万、こちらとしては初陣は勝利で治めたいけど・・・数が違いすぎる」
凪「失礼ですけど・・・北郷殿の兵数は?」
一刀「約三千、内約は槍が二千、弓が5百、残り5百は非戦闘員」
真桜「うひゃ~槍だけが極端やな~、乱戦になったらどないするん?」
沙和「そうなの~剣と違って槍は乱戦に向かないの~」
凪「こら、真桜、沙和!失礼を・・・」
一刀「確かに言ってることは正論だよ・・・普通の槍ならね」
真桜「普通の?」沙和「槍なら?」
一刀「聞くより見たほうが早いね・・・一つ持ってきてくれ」
兵「はっ!」
一刀「ありがとう」
兵「失礼します」
一刀「見て」
真桜「なんやこの変な形は」
沙和「ほんとなの~・・・これじゃぁ槍っていえないの~」
凪「これは・・一体・・・」
一刀「これが俺たちが言ってる『槍』だよ、形はまったくの別ものだけどね」
真理「・・・はい、そうですか・・・はい・・・・では」
真理「ご主人様!提案があります」
一刀「聞こう」
真理「敵は単なる烏合の衆、なれど数だけは多い。そこで夜襲を実施したいと思います」
一刀「夜襲か・・・勝算と被害数の計算は?」
真理「勝算は七割、被害数は2割」
一刀「わかった・・・なら今日は此処に野営する・・・準備頼んだよ、華憐」
華憐「はい!」
一刀「楽進さんたちも一緒にどうですか?」
凪「では、お言葉に甘えて・・・」
一刀「派手に宴会してるな・・・」
華憐「そうですね・・・やはり真夜中にですか?」
一刀「様子を見ながらだね・・・彼女たちは大丈夫?狛」
狛「はい、皆冷静です」
一刀「初陣だからね・・・俺も行くよ」
華憐「ふぇ!?一刀様も行ってしまわれるのですか・・・さびしいです」
一刀「まだ最初だからね・・・何があるかわからない・・・我慢して」
華憐「はい・・・」
一刀「・・・・なんだ」
華憐「一刀様?「静かに」はい」
・・・・・・・
「ったく俺たちの大将があんな優男を手伝うなんてな」
「まったくだ、一体何考えているんだか・・・・」
「まぁまぁ・・・しばらく付いていって手柄は俺たちで取ればいいんじゃないか?」
「おお、お前頭いいな・・・それなら旨い飯も食えるし、手柄も増える・・・一石三鳥だぜ」
「どこが三なんだ?」
「あの軍師とか言われた子、ありゃろくに抵抗できないと思うぜ」
「そうだな・・・俺としてはあの青い鎧の子がいいけどな」
「あのこは武将だろ?手痛い反撃うけるぜ」
「服従させるのって燃えないか?」
「「たしかに」」
「おっと、これ以上遅くなるとやばいな・・・そろそろいくか」
「おう」
一刀「・・・・」
華憐「(ガタガタブルブル)」
狛「ゆるさない」
一刀「狛、まだダメだ・・・まだ味方だから」
狛「で・・・ですが・・・」
華憐(ガタガタブルブル)
一刀「顔は・・・・覚えてる?」
狛「はい」
一刀「なら、明日罠を仕掛けてやればいい・・・華憐」
華憐「・・・」
一刀「大丈夫・・・・心配ないよ」
震える彼女をそっと抱きとめ・・狛に指示をだす
一刀「襲撃は明朝・・・狛もそれにあわせて」
狛「はい」
一刀「さぁ、華憐。いくよ」
華憐「はい」
おまけ
華憐「一刀様~」
一刀「おいで・・・華憐」
華憐「あん・・・いたっ・・・・ウレシイデス」
一刀「・・・動くよ」
華憐「あん・・・あん・・・」
真理「・・・・」
一刀「真理もおいで」
真理「は・・はい」
・・・・
一刀「ふぅ・・・お疲れさま」
華憐「気持ち・・・よかったです~」
真理「てわわ・・・・」
狛「いいなぁ・・・・私もしてほしいなぁ~」
おまけ2
「頭~、飲んでますかい!?」
「おう、もちろんよ!おめぇももっと飲みやがれ」
「い、いえ・・・私は・・・」
「そうですぜぇ!女だからってお前に襲い掛かる好き者はいねぇって。がはははは」
「わたし、お酒だめなんですって・・・(ダッ)」
「クックック、あんな女でも恥らうってか?こりゃ笑える!」
『がっはっはっは』
「はぁ・・・はぁ・・・ここまで来れば・・・」
「誰!?」
・・・・・
「気のせい・・・かな?」
『ズキッ』
「うっ・・・・いたっ・・・・」
『ドサッ!』
・・・・
「・・・・それなりにできる人みたいですね・・・・連れて帰ります」
「撤収します・・・・各員遅れないように」
「ん・・・ここは・・・・?」
「やぁ・・・目が覚めたかな?」
「あなたは・・・・誰ですか?」
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義勇軍をつれて討伐に出る一刀
さてさて、どうなるかな