稟「・・・・・あれからもう五年経つのですね。」
私は空を見ながらそうつぶやいた。
あの夜、一刀殿は天へと帰った。
私はその事を皆に告げた。
だが、私の言葉を信じる者はいなかった。
特に凪殿は私に掴みかかり、殴ろうとした。
だが、秋蘭殿に止められ、気絶させられたまま、部屋へ連れて行かれた。
そのあとは何とか華琳様のお陰で、皆が落ち着き、それぞれ自分の部屋へ戻って行った。
だが、誰一人笑顔の者はいなかった。
華琳様ですら、悲しみにあふれた顔で、部屋に戻られた。
それからと言うもの、魏の皆から笑顔が消えてしまった。
皆が暗い顔をして、仕事に手がつかなくなってしまった者が多くなってしまった。
稟「・・・でもそのあとは、雪蓮殿や桃香殿のお陰でなんとか立ち直ることができたのですが・・・やはり胸の奥では、まだ悲しみが残っているのですね。」
一刀殿が消えてからもう五年、呉や蜀の人たちは変わったかも知れませんが、私たちは全く成長していません。
彼方が消えてしまったことで私たちの中の時間が止まってしまったかの様です。
稟「・・・早く帰ってきてください。いつまで待てばよいのですか?一刀殿・・・・私は貴方の言葉を信じてま待っているのですよ?なのに彼方は五年も待たせてまだ帰ってこないというのですか?」
一刀殿が言った言葉を信じて、私は今も待ち続けている。
一番に君に会いに行く・・・・・・・
稟「信じてますよ、一刀殿・・・・」
私はそうつぶやきその場を後にしようとした。
???「・・・・・・・・・稟・・・・・」
稟「・・・・・・・・・・・・・え?」
私はなぜかその声に聞き覚えがあった。
いやないはずがない。
なぜならその声の主は・・・・・・
稟「・・・・・一・・・・刀・・・・・殿・・・・・・?」
私が最も愛し、私を最も愛してくれた人、
一刀「・・・・・・・・・ただいま・・・・・・・稟・・・」
北郷一刀殿だったから・・・・・・・・・・・・・
稟「一刀殿ぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
私は自分の感情を抑えきれず、一刀殿の胸へ飛び込んで行った。
稟「一刀殿・・・・・・・・一刀殿ぉ・・・・・・・」
一刀「・・・・ずいぶん待たせちゃったね、ごめん。でも俺は約束を守ったよ。稟・・・」
稟「ぐすっ、一刀殿・・・・・・信じてました・・・・・・私は・・・・・あなたを・・・・・信じてまっていました・・・・・・・」
一刀「こんな俺を信じてくれてありがとう、稟」
稟「一刀殿・・・・・・」
一刀「稟・・・・・・」
そのあとは何があったかは、言わずとも分かりますね・・・・・・
稟「すぅー、すぅー」
一刀「寝ちゃったか」
凛は俺の肩を枕代わりにして眠ってしまった。
稟「う~ん、一刀・・・殿ぉ~」
一刀「ん?何?」
稟「すぅーすぅー」
一刀「寝言か・・・」
稟「・・・・ずっと、・・・・ずっと一緒ですよ・・・・一刀・・・・・・」
一刀「・・・・・・ありがと、稟、ずっと一緒だよ」
END
ども、anです。
短いと思いますが、稟ENDです。
すいません、こんな小説しか書けなくて><
まだまだ頑張りますので応援よろしくお願いします。
次は三羽鳥のENDか学園の続きのどちらを書こうか迷ってます。
ですのでアンケートをとります。
三羽鳥を書いてほしい人はb、
学園の続きを書いてほしい人はpでお願いします(--)ペコッ
では今日はこの辺で、バイ(^^)」
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稟ENDの続きです^^