放課後
一刀「・・・・・・なんかさっきより視線が多くなった気がする・・・。その中に殺気もまじってるし・・・」
自己紹介が終わり、自分の席に座って、三国志の小説を読んでいたんだけど・・・・
全員「ジーーーーーーーーーーーーーーーーー」
一刀「・・・こんな状況じゃ小説なんか読めないよ・・・」
明らかに女子達が俺をガン見しているため、小説の続きが読めない状況に俺はいた。
一刀「・・はぁ、仕方ない、部活に見学にでも行くか。確か武術部は道場だったっけ?」
俺は逃げるように教室を後にした。
???「・・・・・・・・・・」
そんな一刀をじっと見つめる一人の者がいた。
???「・・・様?どうしました?」
???「いや、なんでもないわ。行きましょう。」
???「はぁ・・・」
俺は教室を出て、今は道場にいる。
そこには活気にあふれて、熱心に部活をしている乙女達がいた。
特に俺が眼を付けていた子は、
???「はぁーーーーーーーーーーー!!!!」
???「どぅりゃーーーーーーーーー!!!!」
黒髪でポニーテールをしている子と、ストレートが綺麗な子であった。
先輩「あら?君は今噂になってる男子の転校生」
俺が二人の組手を見ていると、俺の一つ年上の先輩が話しかけてきた。
一刀「噂になっているか知りませんが、転校してきた者です。」
先輩「やっぱり?よかった~、ふぅ~ん、なかなかいい男じゃない。」
一刀「褒め言葉ありがとうございます(ニコッ)
先輩「・・・・////」
一刀「????」
先輩は顔を赤くして俯いてしまった。
どうしたんだろ?風邪かな?
一刀「あの、大丈夫ですか?」
先輩「あ、う、うん!大丈夫!なんでもないから!そ、それより!君はなんでここに?我が武術部に入部したいのかな?」
一刀「あ、はい入部したいなと思ってるんですが一応今日は見学しに来てる感じです。」
先輩「そっかぁ~」
一刀「ところで、今組手をしてる二人は誰なんですか?」
先輩「ん?あー、あの二人?あの子たちは、ポニーテールの子が如月愛紗ちゃんで、綺麗なストレートを当ててる子が北山春蘭ちゃんよ。あの二人は私達の部で、一、ニを争う実力を持ってるの」
一刀「へぇ~、そうなんですか」
俺が先輩と話していると、あの二人は組手を終え、先輩の方に向かって行った。
先輩「おつ~、今日もいい感じだったじゃない♪」
愛紗「ありがとうございます」
春蘭「ふん!あと少しの所で愛紗に勝てたのだが・・・」
愛紗「何を言う、私の方が春蘭よりはるかに押していたのだぞ?」
春蘭「なんだとぅ!私の方が押していたに決まっているではないか!」
愛紗「いいや!私の方が押してた!」
春蘭「私だ!!」
愛紗「私だと言うに!!」
組手が終わったと思いきやいきなり先輩の前で喧嘩を始めたこの二人、それを見て笑っている先輩、一体この部は何なんだ?
愛紗「ん?そこのお前」
一刀「ん?俺?」
愛紗「なぜ貴様がここにいる。ここは弱者が来るところではない。早く立ち去れ。」
一刀「え、いや、あの・・・」
春蘭「聞こえんのか!去れと言っている!ここから消えろ!」
先輩「ちょ!ちょっと二人とも!せっかくこの子が入部してくれるかも知れないのに追い返すのはちょっとひどくない!?」
愛紗「たとえ先輩でもこんなひ弱な者を我が部に迎え入れるなど、私は反対です!」
春蘭「こればかりは愛紗に同意見だ!こんな者を部に迎え入れては我らが恥をかくだけだ!」
一刀「・・・・・・・・・・」
愛紗「ふん!震えて声も出ないか。先輩、こんな者をこれ以上ここに置くわけにはいきません。今すぐ追い出してください。」
先輩「何もそこまで言わなくても・・・、せっかく見学しに来ているのに・・」
愛紗「いいえ、これだけはどうあがいても譲れません。だいたい、この学園に男子がいるというのが私は気に入りません。」
春蘭「私もそう思うぞ愛紗、男なぞ、非力で弱い者だ!我々女子と違って、危険が近づいたら逃げることしか考えない生き物だ!」
愛紗「それに、私たちのクラスに転校して来てしまった。全く、校長は何を考えているのだ。」
春蘭「これだけ言っても声一つも出さないとは、なんと哀れな!」
先輩「二人とも!もうそれくらいに!(いいですよ、先輩)え!」
愛紗「ほぅ、ようやく言葉を出したか、今まで我らに怯えて声も出せなかったのに(話す価値がなかったから話さなかっただけだよ)なっ!」
春蘭「貴様っ!我らを侮辱するか!」
一刀「先にバカにしたのはそっちだろ?人を見かけで反断じて、実際に戦ってもいないのに、俺があんたたちにビビってるなんて勝手に決めてさ、実際のところ、あんた達の方が俺にビビってるだけじゃないのか?」
愛紗「っ!貴様!もう許せん!私と勝負しろ!私が貴様に怯えていないことを証明してやる!」
春蘭「愛紗!抜け駆けはさせんぞ!こ奴を切るのは私だ!」
一刀「もう面倒だから二人同時に相手してあげるよ。」
愛紗「はっ!貴様、自分の言っていることが分かっているの(五月蠅い、さっさと始めようよ)きっ、貴様ぁー!」
春蘭「我ら二人を相手にしたこと、後悔させてやる!」
先輩「え!ちょっと、君!やめた方がいいよ!さっきも言ったでしょ!その二人はこの部で、一、ニを争うって!」
一刀「・・・・・・・」
先輩「ちょっと!聞いてるの!?ねぇ!(あら?何やら騒がしいと思ったら、すごい事になってるわね)え!」
???「まさかあの二人を相手にするとは、あの男も愚かね。」
先輩「あ、彼方は、覇麗さん?」
???「これだから男は嫌いなのよ。バカで脳なしで何考えてるか分からないから・・・ぶつぶつ・・」
???「桂花、そう言うな、あ奴の勇気はなかなかの者だと、私は思うぞ?」
先輩「北山さんに佐倉さんまで、どうしてここに?」
華琳「春蘭を探しに来たのだけど、そしたらこんなことが起きてるから面白そうだから少し見学をね」
先輩「いやいやいや!止めなくていいの!?」
華琳「止める?なんで私があの子を止めなくてはいけないの?あれはあの男が振りまいた種、あの者がなんとかするのが当たり前ではないの?」
桂花「華琳様の言う通りよ、ていうかむしろあの男に死んでほしいから私は止めないだけだけど」
先輩「佐倉さん、それはちょっと・・・」
秋蘭「大丈夫ですよ、姉者も殺すまでは行きませんよ・・・・・・たぶん・・」
先輩「たぶんて何!たぶんってなんなのよ!!」
一刀「・・・・?(なんか外が騒がしいな)」
愛紗「はっ!よそ見とは余裕だな!隙あり!!」
先輩「あーーーー!!前見て!!前!!」
一刀「・・・・・・(ひらり)」
愛紗「なっ!」
春蘭「なんと!」
一刀「隙ありーって言いながら切りかかってくる者の攻撃をもらうほど、俺は弱くないよ。」
愛紗「くっ!次は必ず当てる!」
一刀「いや、次はないよ、先に君に退場してもらうから(スッ)」
俺は腰に木刀を収め、居合の形を取った。
愛紗「ふん!そんな見え見えの攻撃、私の次の一撃で決めてやる!せぁーーーーーーーーーー!!」
ドスンッ!!!!
ドサッ
春蘭「なっ!」
先輩「え?」
華琳「っ!?」
桂花「・・・嘘・・」
秋蘭「何が・・・起こったのだ?」
一刀「・・・・・ふぅ」
誰もが何が起きたんだという表情をしている。
なぜなら、・・・・・・あの如月愛紗がいつの間にか床に倒れていたからだ。
一刀「さぁ、次は君に退場してもらう。」
春蘭「くっ!なめるなぁーーーーーーーーー!!!」
北山は俺に切りかかってきた。
一刀「よっと」
バシィィィィィィィィィィィィ!!!
春蘭「な!」
全員「!!!!!!!!!!」
その場にいる者が信じられない光景を見た。
一刀「・・・なんだ、思った以上に軽い攻撃だな。」
あの北山春蘭の攻撃を素手で受け止めていた。
春蘭「っ!、このぉーーーー!」
グイッ!グイッ!
春蘭「っ!この!離せ!」
一刀「・・・・・・・北郷流、接破衝打撃(×15連打)・・・」
ドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!
春蘭「ぐわぁーーーーーーーーー!!!」
ドカーン!!北山は壁打ちつけられ、そのまま気絶した。
全員「・・・・・・・・・・」
誰もが呆然としていた。
一刀「・・・・・・・・・」
俺は如月を背中におぶさり、北山を抱きかかえ(お姫様だっこ)無言のままその場を後にした。
一刀「俺・・・・何やってんだろ・・・・」
俺は一人、寮に戻っていた。
あの後、二人を保健室に連れて行き、ベットまで運び、後は保険の先生に任せ、俺は自分の部屋へ帰ってきた。
一刀「・・・・・少しやりすぎたかな?」
俺は後悔していた。
いくら侮辱されたからと言って、あんなかわいい女の子を傷つけてしまった。
一刀「・・・・・・・・明日からどんな顔して学園にいけばいいんだよ・・・・」
本当にどうしよう・・・・・・なにかいい案は・・・・・・
一刀「はぁ、考えるのは明日にするか・・・・」
俺は着替えを済ませ、電気を消し、そのままベットに飛び込んで、眠りについた」
続く
どもanです
いやはや小説書くのってしんどいですよねー。でもくじけてはいけません!
僕の小説を読んでくれている人たちのために頑張らなければ!
さて次回の作品ですが、稟の作品の続きでもかこっかなぁ~。
さすがにあれで完はひどすぎるのでw
というわけで、次回は稟ENDを書くので期待してまっててください!
では今日はこの辺で
バイ^^」
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学園物の続きです^^
ではどうぞ^^b