1話
成都
華琳「それは一体どういうことなの?」
于吉「彼は、すでにこの世界に帰ってきています。」
春蘭「なら、なんでここにこないのだ?」
于吉「帰ってきたのがつい先ほどのですよ。」
凛 「ならば、こちらから迎えに行けば。」
于吉「貴方達のこれからのやり方によって運命は変わります。そのことだけ覚えといてください。」
卑弥呼「于吉よ、そろそろ帰るぞ。」
于吉「では、私達はこれにて。」
㹦蝉「むん」
五胡
一刀「う、うーん?ここは、」
??「気がついた?」
一刀「貴方は?」
王莽「私は王莽。匈奴の王よ」
一刀「俺は、」
王莽「知っている。北郷一刀でしょ。」
一刀「?!!!」
王莽「だってあなた有名やから。魏に降りた天のみ遣いとしてね。」
一刀「天の御遣い?魏に降りた?」
王莽「ええ、そうよ。」
一刀「???」
王莽「もしかして記憶ないの?」
一刀「うん。」
王莽「あっ、ちょっと皆と話してくるね。貴方のこれからのことについて。」
場所は王座
於仇賁「さて、奴が目を覚ましたみたいだな。」
阿貴「彼をどうするか。」
劉淵「見せしめのために殺すか?」
劉裕「いや、ここは、利用したほうがいいな。」
於仇賁「まあ、桜が戻ってきてからだな。」
バアーン
桜 「遅くなったわね。」
阿貴「別にかまわない。」
劉淵「で、彼の容体は?」
桜 「至って健康だけど、記憶がないみたい。」
桜以外の王「「「「・・・・・何――。」
劉淵「よし、殺すか。」
劉裕「どうしてそうなる?」
桜 「殺すのは不可能だよ。」
於仇賁「それは、どういう意味だい。」
桜 「だって彼、隙がないのよ。下手すればこっちが殺されるよ。」
阿貴「そんなに強いのか?」
桜 「本当の強さはわからないけど、少なくともここにいる私達よりかは上だと思うの。」
その頃
劉雷「ここが、彼のいる部屋なのね。」
一刀(うん?部屋の前に誰かいるな。)
劉雷「よし、」
扉に手をかけようとした時
一刀「どうぞ。」
劉雷「!」
劉雷(何でわかったの)
そう考えながら劉雷なかに入っていた。
劉雷「・・・・」
一刀「えっとあなたは?」
劉雷「あっ、私は劉雷、真名は楓。」
一刀「えっと真名って?」
楓 「えっ。」
真名の意味説明中
一刀「そう、とても重いものだな。」
楓 「うん。」
少し頬が赤くなり始めた。
一刀「えっとどうしたの?顔赤いけど?」
楓 「えっ、な、なんでもないよ。」
一刀「そう、なんか可愛いね。」
ボン
楓 「か、可愛い?」
一刀「うん、可愛い。」
楓(か、可愛いか。)
楓は顔を真っ赤にしていた。一刀は、そんな楓を見て
一刀(何だろう。この気持ちは?)
と、思っていた。
しばらくそんな時が続くかと思われたが、
一刀「そういや、俺の処遇は、どうなるのかな。」
楓 「えっ。」
一刀「いや、王莽さんが・・・・」
一刀は先ほどの出来事を話していた。
楓 「そう、そんなことがあったの。今のままやと明らかに殺されるわね。私達は、漢王朝に虐げられてきたからね。そして今は、三国によってね。」
一刀「そうか。」
楓 「あっ、ご、ごめんなさい。」
一刀「気にすることはない。三国がそうしてきたのも。とはいっても、両方が新たなる道を示す必要があるな。」
楓 「新たなる道?」
一刀「一つ聞いていいか。五胡の王って何で決めているの?」
楓 「何って、実力よ。」
一刀「よし、楓ちゃん、俺をその王たちの元に連れて行ってくれぬか。」
楓 「何をするの?」
一刀「実力で勝ち、五胡を束ねる王となる。そして、新たなる道を切り開く。そのためには、どうしても三国に勝たなければならない。話し合いで済むなら、それでもいいかもしれない。無駄な戦いはあまりしたくない。でも、このまま続いたら、どちらもおびえて暮らさなければならない。それだけは避けたいからね。このような時代は、俺達の代で終わらさなければならない。」
一刀の決意に楓は
楓 (この人は、何でこんなことがいえるのだろう。ああ、そうか優しいんだね。一緒にいたい。一緒にいてこの人を支えたい。)
楓 「わかった。付いてきて。王座に案内するよ。」
あとがき
次回予告
王座では、まだ話し中やった。楓達の乱入に驚き、さらに一刀の提案に賛成していく。戦いに勝つことが出来るのか?
次回を待て。
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一刀の決意