No.206206

真・恋姫無双 ~降りし御遣い伝~ 第1話

rin1031さん

第1話更新しました。
読んでいただきありがとうございます。

3/14 内容一部変更

2011-03-13 06:46:44 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:13768   閲覧ユーザー数:10157

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

             あなただけの物語、外史がここに誕生する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1話 最強の祖父に認められた日

 

 

2011年の日本の鹿児島県のとある道場。

 

聖フランチェスカ学園に通う北郷一刀は、夏休みを利用して実家の道場で稽古をしている。

 

しかし、すでに死にそうになっていた・・・。

 

なぜなら・・・

 

 

???「はぁ、はぁ、はぁ・・・じいちゃん、やっぱり・・・本気のじいちゃんには・・・ガクッ」

 

???「一刀よ、そんなことではまだまだ北郷流の免許皆伝は無理そうじゃの~」

 

一刀「いやいや、じいちゃんが強すぎるだけだから」

 

一刀がじいちゃんと呼んでいる人物が最強の祖父こと、北郷玄刀である。

 

玄刀「一刀よ、なぜ儂に勝てぬか分かるか?」

 

一刀「だから、じいちゃんが強すぎるだけだよ」

 

玄刀「いや、技や体力、力強さでいったらお主の方が上じゃろう。しかしな、一刀にはまだ『覚悟』がたらぬのじゃ」

 

一刀「覚悟?」

 

覚悟について考えたことも無かった一刀は、急に『覚悟』と言われて意味が分からなかった。

 

玄刀「覚悟というのは、いろんな覚悟があるじゃろう。しかし、ここで言うとる『覚悟』というのはいざという時にここで得た北郷流を使って、人を殺め傷つけることが出来るのかどうかということのなんじゃ」

 

一刀「・・・・・・・」

 

人を殺めること。それは現代ではもっともやってはいけないことの1つ。

 

そんなことを出来るのかと聞かれ、一刀は困った。

 

玄刀「一刀も知っての通り、北郷流は人を殺め傷つけるためのものではない。人を助ける為、己を生かすためのものじゃ。しかし、裏を返せば人を簡単に殺めることも出来るのじゃ。今までは修行じゃったから、真剣ではなく木刀を使ってきたじゃろ?それに手加減もしてきたのじゃから、仕方ないのかもしれんが・・・」

 

一刀「じいちゃんは・・・人を殺したことはあるの?」

 

玄刀「儂は、戦争で数多くの人を殺めた。人を殺めるというのは、相当に覚悟が必要じゃ。たと え、誰かを守るためだとしてもじゃ。それに気持ち悪い。最初に殺めた時は朝食で食べたおにぎりを全部吐いたほどじゃ」

 

一刀「そっか・・・」

 

 

玄刀「どうじゃ?覚悟は出来そうか?」

 

一刀「うん・・・。でも、この時代は平和だから人を殺すってことは漠然としすぎてて分からない。それでも誰か大切な人を守るためってことなら、覚悟は出来る!!」

 

一刀はバカがつくほど優しい。玄刀は思った。

 

玄刀「ふむ・・・。ならば良いじゃろう」

 

一刀「何が?」

 

玄刀「北郷流の免許皆伝じゃ」

 

一刀「へっ?」

 

玄刀「何を情けない声を出しておる!!」

 

バシーーーン

 

一刀「いてっ!!いきなり頭を叩くなよ、バカになったらどうすんだよ・・・まったく」

 

玄刀「安心せい、これ以上バカにはならんわい」

 

一刀「ひどいなぁ・・・」

 

玄刀「そんなことより、北郷流の免許皆伝してほしいのか?してほしくないのか?」

 

一刀「もちろん、してほしいです!!」

 

玄刀「最初から素直にそう申せ」

 

一刀「すみませんでした」

 

玄刀は、奥にあった日本刀を持ってきた。

 

玄刀「北郷流の免許皆伝にあたり、お前にはこれを渡す」

 

一刀「これって・・・」

 

一刀に玄刀が渡した日本刀は、代々北郷流最強を認められた人物に与えられることが許される日本刀、『黒刀【白王虎】』であった。

 

一刀「ありがとうございます」

 

玄刀「うむ。しかし、一刀にも春がきていたとはのう・・・」

 

一刀「・・・はっ?」

 

玄刀「今自分で言ったじゃろう?「おれの大切な人を守りたい」と」

 

一刀「それはおれの覚悟であって、まだそんなのいねぇよ!!」

 

玄刀「なんじゃつまらんのう・・・。早く孫の顔が見たいのじゃが(ニヤッ)」

 

こうして一刀の鹿児島での修行の日々は過ぎていく・・・。

 

 

あとがき

 

はじめましてrin1031といいます。

 

名前のrinはあだ名が元です(笑)

 

1031は、スラムダンクを読んでいる人なら分かると思います。そうです!!原作30巻で宮城に花道が言われたことを勘違いしているシーンで出てきたものです。

 

脱線しましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

私は小説を書くこと自体初めてなので、どんな評価がもらえるかドキドキしています。

 

駄文になっていないことを祈るのみ・・・。

 

さて、今回はまだ現代での話でした。

 

女性キャラとの絡みを期待していた方、申し訳ないです。

 

次回は現代の話から外史に飛ぶところまで書きたいですね。

 

何ページぐらいが妥当なのか、これから色々やっていって決めていこうと思います。

 

日本刀はコメントに書いていただいた名前からもらって変更しました。

 

急に変更して申し訳ないです。

 

今回は一刀の強さは書けませんでしたが、今後に期待です!!

 

これからも一刀君は色々やってくれると思いますので、楽しみにしつつも過度な期待はあまりしないで待っていただけると嬉しいです。

 

第1話を読んで、アドバイスや意見などがございましたら言ってください。反映していけるように頑張りますので。

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

第2話もよろしくお願いします。

 

 

 

 


 
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