No.206186

愛紗の毒から学ぶ料理本

黒山羊さん

どうも、黒山羊です。
今回も愛紗が料理下手というネタでまた読み切りで書かせていただきました。
長編の「真・恋姫†無双 ー紅白の天ー」の気分転換に書きました作品です。

P.S.

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2011-03-12 23:51:21 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:3776   閲覧ユーザー数:3324

愛紗の毒から学ぶ料理本

 

 

 

 

 

 

 

 

第38品目

 

『牡蠣と蛙の葡萄酒煮込み』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は非番なので、久しぶりに料理をしようと思った。

 

材料を探して街に出る。

 

3国が協力し合って建てた都だけあって、様々な商品が集まる。

私は2,3店を周り、魚屋、八百屋、酒屋で様々な買い物をした。

 

 

 

買ったモノは以下の通りだ。

 

呉から仕入れた牡蠣。

玉ねぎ

葡萄から作った酒。

香草、塩、胡椒だ。

 

 

 

どうやって作ろう?

とりあえず、牡蠣は貝類。火を通さないとご主人様が食中毒に中るかもしれない。だから、しっかり、火を通さないと。

玉ねぎは生では辛い。だから、これも火を通した方がいいな。

 

 

 

とすると料理の手順はこうしよう。

 

 

1、 鉄鍋に油をひき、玉ねぎを炒める。

 

2、 そこに葡萄酒を入れる。

 

3、 玉ねぎが葡萄酒を吸って柔らかくなったら、牡蠣を入れる。

 

4、 そして、蓋をして四半刻程(30分程)煮込む。

 

5、 そして、その後蓋をあけ、少しの間煮て、水分を飛ばす事によって出汁を濃厚なモノにする。

 

6、 香草や塩、胡椒で味付けをして、完成だ

 

 

 

だが、はたしてこれでご主人様は喜ぶのだろうか?

私は更なる材料を求め、山へと行った。

山には様々な食材がありそうな気がしたからだ。

 

 

 

 

そして、1刻山を歩き見つけた。

 

 

 

それは黒と赤色と青色の蛙。

ご主人様の服のように蛙は輝いている。

この蛙もご主人様の服のように綺麗だった。

だから、私はこの蛙を食材に選び、城へと戻った。

 

蛙はどのようにして使おう?

蛙も牡蠣のように柔らかい。だったら、内臓を出して、牡蠣と一緒に煮込もう。

それが良い!

私は早速料理にかかった。

出来あがった料理は凄い鮮やかな色をしていた。

私はご主人様の所に料理を持って行く。

 

「ご主人様!私の料理食べてくれますか?」

 

「おお。いいよ…。」

 

ご主人様は私が料理を警戒しておられる。

仕方が無い。これまで、散々毒料理を作って来たのだ。

仕方が無いが私は悲しかった。

日頃の行いは重要だと痛感した瞬間だった。

 

ご主人様は意を決して食べられた。

今回は大丈夫なはずだ。そこまで警戒して欲しくなかった。

 

「美味い! 美味しいよ!愛紗!」

 

そういうとご主人様は一気に食べてしまわれた。

 

私は嬉しくて涙が出てきた。

これまでの努力が報われた瞬間だった。

非番の日は城の料理人に料理を教わっていた。

 

私は食べ終わった皿を厨房に持って行き、洗う。

 

 

私は調理器具と皿の片づけをした後、私は舞うように自室に歩いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

廊下を歩いていると、人だかりが出来ていた。

私は気になり、行ってみる。

 

「星、どうかしたのか?」

 

「ああ、なんでも、主がいきなり廊下で倒れて泡を吹いて、痙攣されたようだ。

華陀の話によると、毒を盛られたらしい。」

 

「なんだと!」

 

私は憤怒した。

折角の平和を乱そうとする輩が未だこの世界に存在するのかと

 

 

 

 

その後、華陀が調査した結果、私の料理が原因だと分かった。

平和を乱そうとしたのは私だったのか…。

私は生きることが申し訳なるぐらい落ち込んだが、

次の日には復活なさっていたご主人様が私を慰めてくれた。

 

今度こそは毒無しのまともな料理を作ろうと心に決めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

牡蠣は駄目だ!

 

 

 

 

どうも、黒山羊です。

 

この前に作った創作牡蠣料理が美味かったので、それをネタに書いてみました。

書いてて思いましたが、論理的に料理をする愛紗ってなんか違和感が…

 

でも、結局料理が失敗しているので、やっぱり愛紗かと…

 

また、気が向いたらこの料理ネタ書こうと思います。

 


 
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