No.205431

真 恋姫無双 魏あふたー

地龍さん

遂に最終話

2011-03-07 00:36:00 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:5160   閲覧ユーザー数:4370

最終話

 

華琳「そんな・・・」

 

卑弥呼「どうするかは、お主が決めることだ。」

 

㹦蝉「ご主人様に生きてもらい苦しい日々を送るか、あなたたちでいう天の世界で直してもらうか。ただし後者のほうは二度とご主人様には会えないから。」

 

突きつけられた現実に誰もが落胆した。記憶を取り戻せても、于吉が残した殺戮の記憶を忘れさせるのは不可能だった。一刀は皆と比べて心が弱かった。戦争のときでも何時も後方にいて敵を切ったことは数えるほどしかなかった。そんな彼があのように大虐殺をすれば否でも心に残り苦しみ続けるものだった。

 

桃香「本当にそれしか方法はなかったのですか?」

 

㹦蝉「残念ながら。」

 

今の一刀は眠っている。再び目がさめるまで約一日位だ。それまでに処遇を決めなければまた、襲いかかってくる。

 

華琳「・・・・・」

 

桃香「華琳さん。」

 

雪連「華琳。」

 

華琳「魏の皆と話がしたい」

 

桃香「わかりました。」

 

雪連「わかった。」

そういって蜀と呉と㹦蝉と卑弥呼は王座の間から出っていった。

 

華琳は皆に意見を聞いた。

華琳「皆の意見が聞きたいわ。」

春蘭「当然、残すべきです。」

 

秋蘭「私も姉者と同じです。」

 

桂花「私は、こんなやつさっさと返したほうがいいですよ。」

 

琉流「兄様には、居てほしいです。」

 

季依「兄ちゃんには居てほしい。」

 

凛 「私は、後者ですかね。一刀のことを考えれば、」

 

風 「風は、凛ちゃんと同じですね。」

 

凪 「・・・・・」

 

真桜「隊長には居てもらわんとなあー」

 

沙和「そうなのー」

 

霞 「うちは、もちろん一刀にいてほしいんや。」

 

華琳「ん? 凪、あなたの意見は。」

 

凪 「私にはわからないのです。隊長には居てほしいのです。しかし、隊長のことを考えるのなら返してしまったほうがいいのでないのかと。」

 

華琳「そう。」

沈黙。誰もが喋らなくなった時、

 

 

バアーン!!!

魏の皆「「「「「「「「!!!!!!!!!」」」」」」」」

鬼のような顔つきになった雪連が入ってきたのだった。

雪連「ふざけないでぇ。北郷の願いはなんだったの?そして、貴方達の願いはなんだったの、2年前のことをもう、忘れてしまったのか。」

 

魏の皆「「「「「「「「!!!!!!!!!」」」」」」」」

 

 

2年前、そう北郷が皆を残して消えてしまった時のことを、その時の悲しみは今でも、覚えている。あの時本当に悲しかったのは、誰であろう。そう、北郷だった。皆のそばにいたかった。けどそれが出来ず帰ってしまった。皆の心に深い悲しみが残った。蜀と呉のおかげで何とか立ち直ったけどやはり心のどこかでは悲しかった。そんな思いも二度もしてもいいのだろうか。

華琳「すまなかったわね。」

 

雪連「いいのよ、別に、御遣い君をもらえればね。」

 

華琳「あら、残念。あれは、私達の者よ。」

 

秋蘭「では、華琳様。」

 

華琳「うん、私は、前者を選ぶ。心が弱いなら私達で支えようではないのか。」

 

魏の者たち「「「「「「ハッ」」」」」」

そこにあったのは暗い表情ではなく生き生きとした表情であった。

 

 

それから3年後、

一刀「もう、あれから3年たつのか。」

 

凪 「一刀様、もみんな来ていますよ。」

 

一刀「おう、わかった。」

そういって皆の元へ行った。

春蘭「遅いぞ、一刀。華琳様を待たせるな。」

 

秋蘭「ふふふ、可愛いな、姉者は。」

 

琉流「兄様、こちらです。」

 

季依「兄ちゃん、早く、早く。」

 

桂花「さっさっと来なさいよ。」

 

凛 「一刀殿。」

 

風「お兄さん、遅いですよ。」

 

沙和「隊長、遅いー」

 

真桜「ほんまやで。」

 

霞 「一刀、遅いで。」

 

華琳「この私を待たせるなんていい度胸じゃない。」

 

一刀「悪い、悪い。」

 

華琳「ふうーん、そう、それじゃ私達全員の相手をしなさい。」

 

一刀「了解。」

あとがき

 

 

ついに最終話完成です。

 

あっ、張三姉妹については、歌で各国を公演中ということで出していません。

 

さて作品は、まだ考え中なのでネタが浮かび次第書こうと思っています。

 

不定期になります。頑張って書きますのでよろしくお願いします。

 

 

 

 


 
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