No.205199 恋姫†無双 流れ星アルトアイゼンさん 2011-03-06 05:08:07 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:5269 閲覧ユーザー数:4170 |
『大局に逆らえれば身の破滅』
あぁ。「そういう」ことか。なるほど大局ね
でもさ・・・・・・・思うんだ
きっと後悔はしてないと・・・・・・・・・・
いや
ちょっと後悔してる。
そんなこといったら、きっとあの子に怒られるかもしれないけどさ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あれ?
『あの子』って誰だっけ?
「ふん!ふん!ふん!」
日が窓からもれ、火照った体に冷たい空気がしみる
何度も踏み込んだ床には、動くたびに汗が光りながら床に当たり砕ける
俺、北郷一刀は朝速くから実家の道場で体を動かしている
仕事とはいえ、ずっと机の事務処理をしているから体がなまってしょうがない
「ふぅー。さてシャワーでも浴びて仕事にでもいくか」
あの日
『空白の一日』からもう7年が過ぎようとしている
「おはよございます」
俺は仕事場の扉をあけ、夜勤組の仲間に挨拶をした
「おぉ。はやいな『北郷警部』」
そう。俺は警察官だ。
俺は今年で26歳、この歳で警部はスピード出世になるだろう。なんせ俺はキャリアでもないのだから。
『空白の一日』から俺が俺ではなくなった。いや俺が成長?したのか。中々言葉に表せないのだが、あの日を境に、視野が広がった。物事をいろんな角度で見れるようになった。記憶能力があがった。身体能力もあがった。
どこの野菜人だと思うかもしれないが、そうなのだからしかたない
「すないが、この書類の整理と数値化頼めないか?」
上司に厚さ3cmあると思われる紙の束を渡された
「えーと〇〇区の△△祭における、出動回数と出動内容の報告書ですか・・・・・・・・多くありません?これ」
ずっしとくる重みから冷や汗がたれる
「だってこれ今日の会議で使うんだけど、忘れてて、しかもこの量だと北郷しか頼めなくて」
上司が、やっちゃったぜといわんばかり、俺にいう
「はぁーー仕方ないですね。昼飯で手を打ちましょう」
毎度の事ながら俺がおれるんだがな
「まかせろ。ちゃんと嫁さんに頼んで弁当二つ作ってもらってるから」
「ちょっとまて。明らかにおかしくないですか」
「当たり前だ。擦り付ける気まんまんだからな」
「・・・・・・・・・・・はぁ。じゃあ午前の俺の仕事はまかせましたよ」
「ほいほーい。」
「(# ̄▽ ̄)イラ」
「いってきまーーーーす!!!」
毎度の事ながら、あの上司は・・・・・・・・・・まぁ憎めないいい人なんだけどね
俺は片手に資料を持ちながら、PCにデータを打ち込んでいく。
頑張って覚えたよ。ブラインドタッチ。だってかっこいいんだもん
「ゴッキ。ゴッキ・・・・今の痛かったな」
キーボードを打ちながら首を左右に折りながら仕事進める
「北郷警部。お茶です、どうぞ」
横から仲間の一人がお茶をもってくれた
「ありがとう。」
笑顔でかえすと
「い・・・いえ。そそれでは」
お盆で顔を隠しながら去っていく。
「???」
わからん。なぜ毎回お茶をくれる人が変わる?ローテーションを組んでるみたいだ
「まぁ。いいか」
そういいながら、少し暑いお茶をすする
「・・・・・・・なんでだろう。なにか物足りない」
いつも、仕事しながら飲むお茶に何か足りない感じする。そう・・・・・なんていえばいいのかな?
「いや、さっさ終わらそう」
へんな考えを振り払い仕事をはじめる
「あぁーー終わった。ごめんだけどこのデータ、今日の会議で使うから会議室のパソコンに入れててくれる?」
「はい。これですね?」
USBを渡し、目頭を押さえる
「おぉ。さすが北郷だ。間に合わせるとは」
上司がいいタイミングで帰ってきた
「ご飯にしましょうか?」
腕時計を見ながら、上司に尋ねる
「そうだな。じゃあお茶を入れといてくれ。弁当をもってくる」
そんな他愛のない普通の生活、幸せな生活
だが
俺の心にはポッカリと
穴があいていた
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どうも、。アルトアイゼンと申します
昔ここで恋姫†無双のssを書いていまして、もう一回いちから書いてみようと思い、書きました。
文才はぜんぜんないのですがもしよければ読んで頂ければ幸いです。
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