この物語は真・恋姫†無双という外史に、
CRISIS CORE FINAL FANTASYⅦのジェネシス・ラプソードスが来たいう設定です。
作者である私、黒山羊が原作を何度もやりなおし、(CCFF7:現在4周目のジュノン)
登場人物を原作通りにしたつもりです。
ですが、解釈が幾らでも可能であるように、登場人物が皆様のご期待にそえるかどうかはわかりません。
また、作者は関西人なので、気をつけているつもりですが、
セリフが関西弁臭くなってしまうかもしれません。
あらかじめご了承ください。
読者の皆様が楽しめたら幸いです
特別編:2人の男の飲み会
視点:ジェネシス
先日、俺がよく刺客に襲われるという議題で軍議をした。
それを聞いて桃香は驚き、「張譲さんを倒そう」と言ったが、雛里と朱里は勢力的に無理だと言う。だから、現在打つ手はなく。しばらく、様子見となった。
俺もそれで納得している。あの程度なら、賊を相手にしているのと変わらない。
そして、皆はいつも通り政務や調練に追われているのだが、俺は北郷と2人で昼間っから林檎酒を飲んでいる。
同じ天の御遣い同士こうやって酒を飲もうと北郷が誘ってきた。断るのもどうかと思い、東屋で飲んでいる。
話題はそれぞれの世界の話である。今は北郷の世界の話を聞いている。北郷はこの世界に来る前は学生をしていたらしい。なんでも、コウコウセイとかいう学生だそうだ。
ジェネシス
「で、北郷はケンドウをしていたという訳だな。」
北郷
「はい、祖父が開いている剣道場でみっちりしごかれていました。おかげさまで、それなりに刀を振るうことができます。」
ジェネシス
「その割には弱いな。お前100人と関羽がおそらく同じレベルだろう。」
北郷
「うぅ、そういわれると凹みます。」
ジェネシス
「そこの棒きれでそのケンドウを見せてみろ。」
北郷
「はい!」
北郷はそれなりにケンドウに自信があるのか。棒を持ち、それを振るう。
だが、酔っているのか動きが危なっかしい。
ジェネシス
「もういい。」
北郷
「どうでした?」
ジェネシス
「その剣の振り方はおそらく相当切れ味が良いことと、敵は1人ということが前提だろう。戦闘術としては低い。戦場で役に立ちたいのなら、ケンドウより、実戦形式で体で剣術を覚えろ。関羽にでも、稽古に付けてもらえ。」
北郷
「そうですか…。ジェネシスさんは教えてくれませんか?」
ジェネシス
「教えても構わんが、お前と剣の振り方や剣の種類が違う。教えても、お前の為に成るかどうかはわからない。しかし、俺を相手に勝負を挑んで、実戦形式で戦闘になれたいのなら、何度でもやってやる。」
北郷は座っていた席に戻り、つまみのメンマを摘む。
先日、星から貰ったメンマだ。何でも、俺はメンマ神の加護を貰い無数のメンマ料理を作れる聖人だとか何とか。このメンマで新たなメンマ料理を作ってくだされ、と言われ、メンマの入った1升の壺を5つも貰った。
メンマの処理に困っていた。捨てるとばれた時、後が面倒なので、こうやって、メンマをつまみに林檎酒を飲んでいる。林檎酒は甘みがあるため、メンマをトウガラシで炒めている。その方が林檎酒の甘みが際立つ。バノーラホワイトで林檎酒を作れば、もっと甘みが増すのだろう。種はあるのだが、バノーラと同じ土が見つからない。そのため、貰ったメンマを料理し、町で買った林檎酒を飲んでいる。
最近はこれが日課だ。
ジェネシス
「メンマも飽きてきたな。」
北郷
「そうですね。」
ジェネシス
「で、お前は誰が好きなんだ?」
北郷
「へえ?」
北郷は間抜けな声を出した。
俺がこのような俗っぽい話をするとは思わなかったのだろう。
だが、こいつの回りは女だらけで、ハーレムを絵に描いたような状態だ。
むかし、ミッドガルで流行ったドラマを幼馴染で親友だったアンジールの誘いで見たことがあるが、主人公と北郷は同じように皆から好かれる立場だった。確かあのドラマのラストはヒロインの1人に主人公は包丁でメッタ刺しにされて死に、その包丁で殺したヒロインは別のヒロインにノコギリで首を斬られるというすさまじい結末だった。
おれはその話を思い出し、この話を北郷にした。
北郷
「はは……。凄いドラマですね。」
ジェネシス
「で、誰なんだ?」
北郷
「え? 誰って?」
ジェネシス
「お前の意中の相手だ。あれだけたくさんの女に迫られているのだ。誰か一人ぐらい居るだろう?」
北郷
「俺が好かれている?ないない。」
ジェネシス
「では、星のメンマの壺事件はどうなんだ?メンマの壺をお前と勘違いした桃香と関羽が取りあってメンマの壺を割ったという話を雛里から聞いたぞ。」
北郷
「そういえば、……………だとすれば…………………。」
凄い悩んでる。あれだけの娘たちに迫られたら、誰を選ぶのか困るだろう。
俺は凄い楽しみだった。
北郷
「みんなだ!俺は俺のことが好きなみんなが好きだ。選ぶことなんてできない。」
ジェネシス
「…………。」
北郷
「………………………………。」
ジェネシス
「フッハッハッハッハッハ!」
俺は笑った。声を出して笑った。俺らしくもない。
俺は元の世界でこのような人間を見たことが無かった。そもそも、親友だったアンジールやセフィロスに色恋沙汰や浮いた話は無かったので、このような話題は俺には新鮮だった。
だから、人の恋路の話題は面白かった。
北郷
「ジェネシスさんはいないのですか?意中の人は?」
ジェネシス
「いない。」
俺は本当の事を言った。だが、北郷はしつこい。
北郷
「本当に?」
ジェネシス
「くどい!」
北郷
「雛里は?」
北郷はニヤニヤしながら、聞いてくる。北郷は俺の顔を覗きこんでくる。俺に仕返しのつもりらしい。だが、
ジェネシス
「雛里はお前達と同じ俺の理想に同調した仲間だ。そういう感情は抱いていない。」
北郷
「そういえば、ジェネシスさんの理想って何ですか?」
ジェネシス
「俺の世界には神羅カンパニーという大企業が存在すると言ったな。その神羅は自ら作り上げたソルジャーの裏切りにより、壊滅した。1つのモノによる大きな支配はもろい。故に皆で平和にしようという俺の理想と桃香の理想とが一致した。だから、俺は此処にいたかった。」
北郷
「へえー。で、話戻しますが、雛里はジェネシスにとってどんな立場なのですか?」
ジェネシス
「雛里は…俺にとって、何だろうな?」
俺は考えた。どうなのだろう?雛里は俺にとってどのような存在だ?朱里や関羽に俺の存在を否定された時、俺を庇ってくれた。俺を救いたいと言った。俺は雛里をどう思っている?……分かった。
ジェネシス
「妹だ。それが一番しっくりくるな。」
ブフーーー!
北郷は口に含んでいた酒を拭きだすと、笑いだした。
北郷
「ひゃははははは!妹!血の繋がらない妹ですか。」
酔っ払った北郷の笑い声は五月蠅い。雛里が妹で悪いか?アイツは弱々しい雛鳥だ。誰かが、護ってやらねば、羽ばたけない。俺にとってアイツはそんな存在だ。
ジェネシス
「噴くな。汚い。」
北郷
「だって、妹って。ヒッヒッヒッヒッヒッヒーーー!腹がよじれる。」
ジェネシス
「そこまで、おもしろいものか?あ…。」
面倒だ。モンスターのような顔をした関羽に見つかった。酒宴も終わりか。北郷には悪いが、囮になってもらうか。
俺は東屋から出ると、城門の方に跳び、俺は町に林檎酒を買いに行った。
どうも、黒山羊です。
拠点を書くつもりでしたが、一刀×ジェネシスの話が出来たので、桃香します。
アンケートの回答が思った以上に集まらない上に、意見が分かれてしまい、黒山羊は困っております。
ですので、こちらでも、アンケートを実施します。
第12話とのアンケートとの合計で拠点を書きますので、なにとぞ、ご協力おねがいします。
アンケート方式ですが、前回と同じく「男女」でコメント欄にご記入ください。
1人3つまで、答えることができます。
具体例として、一刀×桃香はA1とご記入ください。
前回答えてくれた方も参加してくれても構いません。むしろ答えてください。多くの方のご協力が必要です。では、宜しくお願いします。
男
A:一刀 B:ジェネシス
女
1:桃香 2:愛紗 3:鈴々 4朱里&雛里 5:星
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今回は一刀×ジェネシスの話です。時間軸的には第12話後です。
前々から書いていたのがありまして、時間軸的に合うので、載せました。
第12話でのアンケートをこっちでもします。
数を集めたいので、前回参加の方も御参加下さい。
皆さんご協力お願いします。
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