No.204129

花蓮✝無双 49時間目 (妻は仕事に行き夫は我が家を守るそして愛人達はガスを抜く…(前編))

ご無沙汰しています。
出張の絡みで絶賛投稿が遅れている今日この頃…
早く暇になって続きがかきた~い…
あと第○○章から○○時間目に変更しました~

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2011-02-27 22:52:59 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:2804   閲覧ユーザー数:2437

 

蓮華たちが南蛮に遠征に行っていた頃一刀たち居残り組は政務にはげんでいた。

 

「ふ~…斗都この案件どうなってる」

「それですね…凪さんに頼みましたよ」

「了解…それにしてももう少し遠征組の人数減らしたほうかよかったな」

 

一刀は仕事をしながらそうつぶやいた。

事実居残り組で生粋の文官は冥琳だけでそれ以外は基本武官で文官の経験が浅いものがほとんどだった。

 

「そうだな…しかしそういっても仕方ないぞ……今残っている者で回すしかない」

「確かに冥琳の言う通りだけど…は~蓮華がいれば少しは楽になるんだがな」

「ほ~…一刀様は私より蓮華のほうがいいんですね」

「そりゃ呉羽より蓮華って呉羽!!」

 

呉羽は警邏報告の為に一刀達のいる執務室にやって来たのだった。

一刀は呉羽の登場に驚いた。

 

「ちがうんだ!!決して」

「冗談だ…警邏の報告書だ…それじゃ」

 

そう言うと呉羽は執務室を後にした。

口ではああ言ったものの気持ちはお怒りモードの呉羽であった。

 

「どうしたんだ呉羽のやつ」

「やってしまったな…北郷」

「何が!!」

「本当です」

 

呉羽の様子に気がつかない一刀に冥琳,斗都は呆れてしまった。

 

「北郷…明日から3日間休暇だ」

「待ってくれ…蓮華や花蓮達が一生懸命戦っているのに俺だけ休みなんて」

「これも仕事ですよ一刀さん」

「しかし…この前みんなに迷惑かけたし、紛いなりにも王だし」

「ならば王としての仕事を与えよう…北郷よ」

 

二人の言葉を聴かない一刀に冥琳は仕事としてあることを頼んだ。

 

「明日お忍びで街の様子を見に行って来い」

「別にお忍びでじゃ無くても」

「いや…普段の格好だったら民達の本音が聞けないかもしれないからな」

「分ったよ……」

 

冥琳の言葉にしぶしぶ納得した一刀だった。

そして一刀は黙々と仕事をこなすのだった。

 

「本当に…北郷は女の気持ちに鈍感だな」

「仕方ないですよ…蓮華さんもそのことについては諦めてましたよ」

「まああの方は自分のことを構ってほしいと思っている方だから逆にほかの女のことは見て欲しくないんだろうな」

「そうですね……とりあえず華雄さんの方は私が」

「ああ…すまないが璃々と凪も頼む」

 

二人はそう話しながら仕事を再開した。

 

1日目

 

「ここでいいんだよな」

 

一刀は城門の前にいた。

街の偵察だけなら一人でも十分なのだが冥琳の指示で一人護衛をつける事になったのでいまその護衛役を待っていたのだ。

また服装についても注意されたため今回はいつもの制服ではなく黒のズボンに茶色いジャケットといったラフな格好にした。

 

「お父様…」

 

声が聞こえたのでその方向を振り向くと今日の護衛役がいた。

 

「おはよう…璃々が今日の俺の護衛役か」

「はい♪」

 

璃々もお忍びと言うことでいつもの大胆なチャイナ服ではなくミニスカートにベストと高校生スタイルでやって来たのだった。

 

「それで今日はどこに行こうか」

「じゃあ西側に行きいましょうお父様♪」

 

そう言うと璃々は一刀の腕を抱きしめて歩きはじめた。

 

「一刀さん…この服どうでしょうか?」

「そうだな似合っているけど…俺としてはっと………こっちのほうが似合っていると思うよ」

 

そう言うと一刀は可愛らしいワンピースを手に取った。

会話で分るように一刀達は今ブティックに来ていた。

成都の西地区はファッション関係の店が充実していた。

同様に東地区は飲食関係,北地区は学校や病院など普段生活に必要な設備や住宅街に、南地区は鍛冶屋や大工といった職人街に整備されていた。

呼び方についてはお忍びと言うことで『お父様』から『一刀さん』に変更してもらった。

 

「本当ですか?じゃあこれにします」

「りょ~かい支払いするから外で待ってて」

「は~い♪」

 

そう言うと一刀は手にしたワンピースを店員に渡したそして璃々は店の外で待つことにした。

 

「ありがとうございました~」

 

お金を払い店を出たら璃々が男二人組にナンパされていた

 

「ね~君~俺達とあそばな~い」

「すいません…一緒に来ている人がいますので」

「いいじゃね~かYO~そいつが女の子だったらいっしょにあそぼ~YO」

「いえ…彼と一緒なので」

「彼女をほったらかす彼氏って最低じゃん…」

 

そして男は璃々の肩を触ってしまった。

 

「ブ男…私ニ触レルナ」

 

裏璃々が光臨してしまった・・・。

 

「なにいってんだYO~ちょっと可愛いからって調子乗ってんじゃないYO!!」

「そうだ!!一緒に遊ぼうって言ってるだけだろ!!」

 

そう言いながら男達は肩や腰を触り続けた。

 

「……寝言ハ眠ッテイル時ニ言ウモノデス」

 

すると裏璃々は男達の鳩尾にストレートを放った

案の定男達はそのパンチをくらい気絶してしまった。

いつもならここでいつもの璃々に戻るのだが裏璃々のままだった。

 

「璃々…大丈夫か?」

「オ…オ父様……見テイタノデスカ」

「ああ、それより次の店行こっか」

 

やはり一刀は裏璃々のままとは気がついていなかった。

璃々は一刀の態度が気に入らなかった。

 

「普通ナラ…オ父様ガ出テキテ護ッテクレルハズナノニ…ドウシテ」

「ああ…あの程度璃々だけで十分だろう」

「…………」

 

いきなり黙ってしまい一刀は心配になり顔を覗き込んだ。

 

「璃々?」

「オ父様ノ…バカ~~~~~~~~~~~~~!!」

「ぐわ!!」

 

すると璃々は怒りながらハイキックを一刀の顔めがけて放った。

一刀は避けきれずまともに食らってしまった。

そして泡を吹いて気絶してしまった。

 

「あ!!……やってしまいました…お父様大丈夫…ではありませんよね」

 

璃々は気絶した一刀をおぶり城に戻り看病をすることとなった。

看病する璃々の顔は嬉しそうだった。

 

つづく


 
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