No.203443

真・恋姫無双 ifストーリー 現代演義 第7.9999話

オトナシさん

なんだか毎回書いていると思いますが(まぁ実際そうですもんね)、お久しぶりです。

だいぶ間が空いてしまっていますが、まだ読んでいた抱けるということが何よりうれしいことです。

2011-02-24 01:42:16 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:5755   閲覧ユーザー数:4684

貂蝉「ハアァーーイ!ご主人様♪お久しぶり」

 

一刀「あ、ああ、久しぶり」

 

朝一番いきなり貂蝉にあった。確か今日の占いの俺の運勢は一位だったような・・・。やっぱりTVの占いなんて信用できないんだなぁ。

 

貂蝉「私に会えなくて寂しかった?」

 

一刀「いや!まったく!」

 

貂蝉「即答するなんて、酷いわん」

 

そう言いながらハンカチを噛みながらおいおいと泣き出した。正直キモイという感想以外出てこない。どうしよう。

 

貂蝉「慰めてもくれないのね、ぐすん。でも今日はちゃんと用事があってきたのよん」

 

一刀「何かあったのか?」

 

貂蝉「むふふふふ、知りたい?」

 

一刀「・・・・特別必要でなければ遠慮したい」

 

貂蝉「ご主人様たちにとってこれはかなり重要な事よ」

 

む、むかつく。このドヤ顔。でも貂蝉が重要だというなら本当に重要なんだろう。くそっどうする俺!

 

貂蝉「あの・・・そんなに悩まれると少し傷付くんですけど・・・」

 

一刀「じゃあ、無償で教えてくれ」

 

貂蝉「ええ~、DOしようかなぁ~」

 

一刀「プルプルプル←腕」

 

貂蝉「わ、わかったわよ~。もぉそんなに怒らないで」

 

一刀「で?重要なことって?」

 

貂蝉「飛行機の手配が出来たわよ」

 

おおっと、本当に重要だったよ。

 

一刀「マジで?」

 

貂蝉「マジよ」

 

一刀「それっていつだ?」

 

貂蝉「明日から夏休み終了の一日前までよ」

 

一刀「はぁ!?明日!?」

 

貂蝉「そうよん。だから急いで準備したほうがいいわよん」

 

一刀「何でもっと早く連絡くれなかったんだよ!」

 

貂蝉「だって、こっち急に決まったんだもん♪」

 

くっ、殴りたい衝動を抑えろ俺の中のすべての俺よ!なんだかんだ言ってコイツは恩人なんだから!

 

一刀「わ、わかった。とにかく俺はみんなに伝えてくる」

 

貂蝉「みんなにだけでいいのかしら?」

 

一刀「は?どういうことだ?」

 

貂蝉「ご実家には連絡しなくていいのかって事よ」

 

一刀「あああああぁぁぁ、そうだったぁぁぁ。みんなの事何て言って説明したらいいんだぁ」

 

そう、俺はたった今帰省できることを知ったのだ。だから、実家にいる家族にこれから帰ることを連絡しなければならない。

 

正直、半ば諦めていたので軽い気持ちでいたのだが、いざ帰れるとなると、今の俺の状況をどう説明したものか分からない。

 

貂蝉「まぁ、ありのままを言うしかないんじゃないかしら?」

 

一刀「信じてくれると思うか?」

 

貂蝉「普通は信じないわよね~」

 

一刀「ですよね~。でも、やっぱりそれしかないよなぁ。良し!!いっちょ電話しますか!」

 

貂蝉「それなら、みんなには私から話しをしておくわ」

 

一刀「おう、頼む。正直そっちまで気が回りそうもない」

 

貂蝉「うふっ、ま・か・せ・て。そうそう、当日は朝ここまで迎えをよこすからね」

 

一刀「本当、何から何まで色々ありがとな」

 

貂蝉「うふふふ、ご主人様のためだったら何でもするわよ。もちろん、あ~んなことやこ~んあんことまで」

 

一刀「さて!家の番号はっと・・・・」

 

なんか後ろのほうから雑音が聞こえる気がするが、きっと空耳だろう。気にしない!気にない!イエーイ

ぷるるる、ぷるるる、ガチャ

 

母「はい。なんだ一刀か。どうしたの?」

 

一刀「なんだとは無いのではないでしょうかお母様」

 

母「はいはい、悪かったわよ。そういえば葵はちゃんとそっち行った?」

 

一刀「ああ、来たよ。てか、一言くらい言ってくれても良かったんじゃないか?」

 

母「だって、あの子が驚かせたいって言うから。私が悪いわけではないのよ。一応言っておくけど」

 

一刀「ああもういいよそのことは」

 

母「ふうん。で、何?帰ってくるの?」

 

一刀「わかった?」

 

母「まぁ、なんとなく。母ですから」

 

一刀「はいはい。で、結局帰るんだけどさ」

 

母「うんうん」

 

一刀「色々事情がありまして、およそ五十人ほどで行くことになったんですけど・・・・・」

 

母「・・・・・・・・・はい?」

 

一刀「いや、だから、色々事情があって五十人くらいでそっちに行くことになったんだよ」

 

母「あんたは何?学校の先生でもやってんの?」

 

あながち間違っているともいえない。さすが母さん。

 

母「まぁいいわ。事情とやらはこっち来たらちゃんと説明してくれるんでしょうね?」

 

一刀「それはもちろん。ちゃんと説明するよ。ちょっと突拍子も無くて信じられないことだと思うけど・・・」

 

母「そんなこと話しを聞いてから私が決めるわ。だからあんたはちゃんと五十人でも百人でも連れて帰ってきなさい。いいわね」

 

一刀「うん。了解」

 

母「なら、待ってるわ。それでいつ来るの?」

 

一刀「あ、明日・・・・」

 

母「・・・・・・ふぅ。一刀」

 

一刀「な、なんでしょうか?」

 

母「こっち帰ってきたら、私とお爺ちゃんの鍛錬を受けなさい」

 

一刀「えぇ!?そ、それは・・・・」

 

母「いいわね?(めっちゃ優しい声)」

 

華琳とはまた違った恐怖、どちらかと言うと蓮華がマジでキレた時のような声が電話越しから聞こえてくる。

 

一刀「は、はい・・・・」

 

神様。私めは何か悪いことをしましたでしょうか?何故私めにこのような苦行をお与えになるのですか・・・・?

 

俺はこの夏を無事に乗り切り、二学期を迎えることは出来るのでしょうか?

 

ちなみにこの後はみんなてんやわんやになりながら明日からのための荷造りをしましたとさ。

 


 
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