No.197898 そらのおとしものf アストレアさんの恋愛事情(しぼうフラグ)2011-01-26 08:52:14 投稿 / 全15ページ 総閲覧数:4505 閲覧ユーザー数:4154 |
*自分で読み直してあまりにも見辛かったので一部地の文に漢字を入れることにしました。
総文字数15,500字 原稿用紙表記53枚
アストレアさんの恋愛事情(しぼうフラグ)
「朝食は、命っ、なんですっ!」
ぜんしんを使っていのちという字をあらわそうとしましたが、漢字がよくわからないのであきらめます。
だけどみなさん、生きているってとてもすばらしいことだと思いませんか?
わたしはじぶんが生きているというこのじじつだけで、かんどうのあまりなみだが出てきてしまいます。
わたしはついさっきいかろすせんぱいとにんふせんぱいに攻撃を受けました。
なぜ攻撃されたのかはわかりませんが、とにかくふたりのひっさつ技がわたしをおそってきました。
わたしはじぶんがもうかんぜんに死んだと思いました。
でも、死にませんでした。
ぜんしんがぼろぼろになりましたが、生きていました。
きっとけさ、お正月ということでししょーにおむすびをごちそうしてもらったからだと思います。
ちょうしょくは1日の力のみなもとといいますが、わたしの場合にはいのちをすくってもらいました。
だからみんなもちょうしょくはしっかり食べたほうがよいと思います。
あすとれあおねえちゃんからのじんせいれっすんでした。
「アストレアちゃんに今死なれたら元旦早々遊ぶものがなくなって暇で死にそう~……じゃなくて、アストレアちゃんが生きていてくれて~会長本当に嬉しいわ~」
ししょーが手をふりながらさくらいけの前にもどってきました。
ししょーはわたしが生きていたことをまんめんのえみでよろこんでいます。
こんなでし想いのししょーをもててわたしはしあわせ者です。
「それじゃあ~アストレアちゃんが無事だったことも確認できたし~桜井くんのハートゲットだぜ作戦を~始めるわよ~」
ししょーはうれしそうにみぎ手をふりあげます。
でも、わたしはちょっとどうようしていました。
「本当にやるのですか、師匠?」
さくらいくんのはーとげっとだぜ作戦とは、わたしがさくらいともきのおよめさんになるためにふたりがらぶらぶになるみっしょんのことです。
あらためて考えてみると、あいつに好きといったりいわれたりするのはとてもはずかしいです。
お手てつないだり、ほっぺにちゅーなんてしたらはずかしさのあまり死んでしまう気がします。
でも、ししょーはいかろすせんぱいやにんふせんぱい、いい人のそはらさんがお正月ちゅうにあいつをねらって動くとけいこくしてきました。
今うごかないと、わたしはさくらいともきのおよめさんになれないのです。だから、わたしはがんばろうと思います。
「やるわよ~面白いから~じゃなくて、アストレアちゃんの幸せの為に~」
ししょーもおうえんしてくれるし、ここはわたしのがんばり時なのだと思います。
まだひるまなのに、大空にこうこうとかがやく七つの星と、そのわきにひときわかがやくあおい星がわたしをおうえんしてくれています。
さいきん、なにかしようとするたびによく見えているあのほしの力をかりて、さくらいともきをげっとしたいと思います!
「それじゃあ~先達の生き様を見習って~桜井くんのハートをゲットするわよ~」
「おぉ~っ!」
せんだつって何でしょうか?
「ミッション1。鈍感な彼と結局は結ばれる美少女ヒロインの筆頭と言えば~朝起こしに来てくれる~可愛い幼馴染で決まりよね~」
ししょーはうふふふふ~とほほえみました。
「はいは~い。幼馴染って何ですかぁ?」
ほかにも知らないたんごがたくさんありましたが、ししょーが一ばんきょうちょうしたさいごのたんごだけ聞いてみます。
「可愛い幼馴染って言うのは~ギャルゲーアニメでいう最強クラスの属性よ~。メインヒロインクラスが約束されている唯一の存在~。朝、彼の部屋に起こしに行って~男性特有のあんな現象を見てしまって~怒りつつも自分だけが知っている彼の秘密に優越感を覚えたり~ポッと出の有象無象のお邪魔虫どもに~彼と過ごした時間の差を知らしめて格の違いを見せ付けることができる~攻守ともに抜きんでたジョブなのよ~。結婚の約束なんかしていたりすると更にグーよ」
「幼馴染って凄いんですね~」
ししょーのいっていることは半分もわかりません。
でも、おさななじみというのがすごいのはわかりました。
「はいは~い。それで、師匠っ! どうすれば私はその幼馴染になれるのでしょうか?」
この間あいつといっしょにやったてれびげーむのだーまのしんでんに行けばおさななじみになれるのかもしれません。
でもわたしはだーましんでんのばしょを知りません。るーらもつかえないのでいけません。
「……信じる者は救われる~。強く願えば~どんな願いも叶うものなのよ~」
「おぉ~っ!」
さすがししょーはいいことをいいます。
心がぐっとあつくなってきます。
「心の中で強く思い描くのよ。そうすればアストレアちゃん、あなたは今日から桜井くんの立派な幼馴染になれるのよ!」
「はいっ!」
おさななじみをつよくはっきりといめーじします。
わたしはこの間見たあにめを思い出します。
わかめちゃんとなかじまくんがししょーのいうおさななじみなのだと思います。
ふたりがかい話しているところをわたしは見たことがありませんが。
「開眼するのよ、アストレアちゃんっ!」
「はいっ!」
こうしてわたしはさいきょうのせんし、おさななじみへとじょぶちぇんじしました。
「それじゃあ師匠、行って参ります」
「健闘を祈ってるわよ~」
ししょーにばんざいで見おくられながらさくらいけへとむかいます。
ついさきほどまでひるまだったのに、今はあさひがまぶしいです。
そしてわたしのふくそうが、いつものよろいから空美がくえんのせいふくへとかわりました。
これもおさななじみのもつ力なのだとおもいます。すごいです、おさななじみ。
そしてにんげん、つよくねがえば何でもできるってあらためて知りました。
おさななじみのわたしはさくらいけのかぎをおじさんおばさんからあずかっています。
そうせっていをねんじたらわたしの手の中にかぎがあらわれました。
信じるってとてもべんりです。
わたしはそのかぎを使ってさくらいけの中にはいります。
あいつはねぼすけさんなのでまだねているはずです。
だからわたしが起こしにいきます。おさななじみだからしかたなくです。
さくらいともきはだめだめなので、わたしが付いていてあげないとだめなんです。
きっと大人になっても、おばあさんになってもわたしはさくらいともきのせわを焼きつづけるのだとおもいます。あいつにはわたしがひつようなんです。
「桜井智樹っ、いつまで寝ているのよ。いい加減に起きないと私まで遅刻しちゃうじゃない!」
いつものようにのっくもせずにあいつのへやに大声を出しながらはいります。でも、あいつはこれぐらいの声じゃ起きないので、わたしがふとんまで行ってたたきおこすのがにっかです。
でも、今日はちがいました。
「智ちゃん……早く起きないとおはようのキス、しちゃうよ……」
ぽにーてーるの女のひとがあいつにちゅーをしようとしていました。
「だっ、誰なのよ、あんたはっ! 桜井智樹は私の幼馴染なんだからぁっ!」
その女のひとの顔を知っているはずなのに、それがだれなのか思い出せません。
きおくにぷろてくとをかけられてしまったかのようです。
ううん、あのひとは本来のばしょをうばわれてしまいそんざいが不安定になってしまったから思い出せない。
なぜだか、そんなことがあたまに思いうかびました。
「そう……アストレアさんが私のポジションを奪った泥棒猫だったのね。……許せない!」
女のひとはうつむきながらみぎ手を高くあげました。そのみぎ手にはあんこくのおーらがまがまがしくみちています。
それを見たしゅんかん、わたしはてきにまわしてはいけないそんざいをてきにしたことをほんのうでさとりました。
「え~と、それじゃあ今日桜井智樹を起こすのは諦めることにしますね……」
まわれみぎしてこの場をたちさろうとします。
「ポッと出の有象無象どもに智ちゃんとの同居を奪取されてやるせないのに……その上、幼馴染のポジションまで掠めようなんて許せないっ! 幼い頃に結婚の約束をしたようなしないような智ちゃんの笑顔は、私のものなんだからねっ! うなれ聖剣っ、殺人チョップ・エクスカリバーッ!」
「カプリコーンっ!?」
しゅとうからはなたれたあんこくのおーらがわたしに向かって飛んでくるしゅんかん、まどの外に七つのかがやく星とそのわきにかがやくほしがきれいにみえました。
「おおっ、アストレアちゃ~ん、散ってしまうとは情けないわ~。あなたにはまだやるべきことがあるでしょ~。会長を楽しませる~ではなくて、桜井くんと結ばれるという大事な使命が~」
きがつくと、わたしはきょうかいの中にいました。
しんぷさんのかっこうをしたししょーがわたしをじっと見ています。
「あの、私は一体?」
「アストレアちゃんには~幼馴染はまだ早過ぎたかしらね~」
「幼馴染?」
そのたんごに聞きおぼえがあるのに、どんなものなのか思い出せません。
なにか、とてもつらいめにあったようで……きおくにぷろてくとがかかってしまい、わたしの力ではとくことができません。
「ミッション2。鈍感な彼と結局は結ばれる美少女ヒロインと言えば~最初はツンツンしていて仲がわるいのだけど~途中から段々デレデレになっていく~ツンデレで決まりよね~」
ししょーはうふふふふ~とほほえみました。
「はいは~い。ツンデレって何ですかぁ?」
ほかにもしらないたんごがたくさんありましたが、ししょーがいちばんきょうちょうしたさいごのたんごだけ聞いてみます。
「ツンデレって言うのは~ギャルゲーアニメでいうメインヒロイン確率が最上級の属性よ~。ただの端役だったりする場合も多いけど~メインを張る割合は最も高いわ~。最初は仲が悪かった2人が事件を通じて打ち溶け合ってやがて結ばれる~恋愛ドラマを作る上での基本を最も抑えた属性だから~メインを張るのが多いのはある意味当然なのよ~。ツンとデレの黄金比は9対1~。でも、伝説によれば15対1のスーパーツンデレもこの世に存在するとかしないとか~」
ししょーのいっていることは半分もわかりません。
でも、ツンデレというのがすごいのはわかりました。
「それじゃあアストレアちゃ~ん。時間もないからツンデレになるのを強く願うのよ~。そうすればアストレアちゃんは最強のツンデレにジョブチェンジできるから~」
「わかりました、師匠っ!」
ツンデレをつよくくっきりといめーじします。
わたしはこの間見たあにめを思い出します。
はなざわさんがししょーのいうツンデレなのだと思います。
はなざわさんにでれられたらかつおくんがかわいそうだなと思いますが。
「開眼するのよ、アストレアちゃんっ!」
「はいっ!」
こうしてわたしはさいきょうのせんし、つんでれへとじょぶちぇんじしました。
「それじゃあ師匠、行って参ります」
「健闘を祈ってるわよ~」
ししょーにばんざいで見おくられながら空美がくえんへとむかいます。
ついさきほどまでひるまだったのに、今はあさひがまぶしいです。
そしてわたしのふくそうが、いつものよろいから空美がくえんのせいふくへとかわりました。
これもつんでれのもつちからなのだと思います。すごいです、つんでれ。
そしてにんげん、つよくねがえば何でもできるってあらためて知りました。
わたしはなまいきで口うるさいあいつのいるきょうしつにむかって歩きます。
あいつの顔を見るとはらがたってしかたがないのに、あいつの顔を見ないとさびしくて泣いてしまいそうなへんな気もちなんです。
そう、わたしがこんなへんな気もちになるのはぜんぶあいつ、さくらいともきのせいなんですっ!
ひとこと、もんくをいってやらないと気がすみません。
「ちょっと、桜井智樹っ! あんたのせいで私は悩んでいるのよ。どうしてくれるの!」
きょうしつのとびらをいきおいよくあけながら、もう来ているはずのさくらいともきにもんくをいいます。
でも、今日はちがいました。
「私は智樹のことなんか全然好きじゃないんだからねっ! 勘違いしないでよっ!」
ついんてーるの女のひとがあいつへさきにもんくをいっていました。
「だっ、誰よ、あんたはっ! 桜井智樹は私の喧嘩相手なんだからぁっ!」
その女のひとの顔を知っているはずなのに、それがだれなのか思い出せません。
きおくにぷろてくとをかけられてしまったかのようです。
ううん、あのひとは本来のばしょをうばわれてしまいそんざいが不安定になってしまったから思い出せない。
なぜだか、そんなことがあたまに思いうかびました。
「そう……デルタが私のポジションを奪った泥棒猫だったのね。……許せない!」
女のひとは大きく息をすいこんでせすじをそらしはじめました。その口にはあおじろいひかりがうずまいています。
それを見たしゅんかん、わたしはてきにまわしてはいけないそんざいをてきにしたことをほんのうでさとりました。
「え~と、それじゃあ今日桜井智樹と喧嘩するのは諦めることにしますね……」
まわれみぎしてこのばをたちさろうとします。
「まったく、私は智樹のことなんかツン、ツン、ツン、ツン、ツン、ツン、ツン、ツン、ツン、ツン、ツン、ツン、ツン、ツン、ツン、なんだからねっ! でも、智樹の顔を見るとデレってなっちゃう時があるのよね。そのデレっとなる私の至福の瞬間を奪い……その上、ツンデレのポジションまで掠めようなんて許せないっ! 智樹を好きにしていいのは私だけなんだからっ!」
「伝説のスーパーツンデレ人っ!?」
でんせつは、本当だったのです。
「ツン×30+デレのサイクルの邪魔をした責任を取って死になさいっ! パラダイス・ソングッ!」
「ツンが2倍でスーパーツンデレ人2ぅ~っ!?」
口からはなたれたあおじろいはどうがわたしにむかってとんでくるしゅんかん、まどの外に七つのかがやく星とそのわきにかがやく星がきれいにみえました。
「おおっ、アストレアちゃ~ん、散ってしまうとは情けないわ~。あなたにはまだまだやるべきことがあるでしょ~。会長を超楽しませる~ではなくて、桜井くんと結ばれるという大事な使命が~」
気がつくと、わたしはきょうかいの中にいました。
しんぷさんのかっこうをしたししょーがわたしをじっと見ています。
「あの、私は一体?」
「アストレアちゃんには~ツンデレもまだ早過ぎたかしらね~」
「ツンデレ?」
そのたんごに聞きおぼえがあるのに、どんなものなのか思い出せません。
何か、とてもつらいめにあったようで……きおくにぷろてくとがかかってしまい、わたしの力ではとくことができません。
「ミッション3。鈍感な彼と結局は結ばれる美少女ヒロインと言えば~邪魔する奴らは指先1つかナイフ1本でダウンさせて~好きな子は監禁して言うことを聞かせる~ヤンデレ~で決まりよね~」
ししょーはうふふふふ~とほほえみました。
「はいは~い。ヤンデレって何ですかぁ?」
ほかにも知らないたんごがたくさんありましたが、ししょーがいちばんきょうちょうしたさいごのたんごだけ聞いてみます。
「ヤンデレって言うのは~ギャルゲーアニメでいう黒インちゃんのことで~メインを張ることはほとんどないけれど~、作品のフィーバー度を左右するキーパーソンよ~。ぶっ飛んで鬼畜なほど盛り上がるわ~ネットのごく一部では~。病んだ瞳で~恋敵を刺して~浮気する男の子を~監禁・拘束して薬漬け~。会長はヤンデレのことを思うと~ゾクゾクしてきちゃうわ~♪」
ししょーのいっていることは半分もわかりません。
でも、ヤンデレというのがすごいのはわかりました。
「それじゃあアストレアちゃ~ん。コピペの多用に読者が怒っているだろうからさっさとヤンデレになるのを強く願うのよ~。そうすればアストレアちゃんは最強のヤンデレにジョブチェンジできるから~」
「わかりました、師匠っ!」
ヤンデレをつよくくっきりといめーじします。
わたしはこのあいだみたあにめを思い出します。
あなごくんがししょーのいうやんでれなのだとおもいます。
あなごくんにやんだひとみでせまられたら、わたしだったらしたをかんで死にますが。
「開眼するのよ、アストレアちゃんっ!」
「はいっ!」
こうしてわたしはさいきょうのせんし、やんでれへとじょぶちぇんじしました。
「…………マスターに、ちょっかいを出す、お邪魔虫、ダウナー。望み通り、塵一つ残さず、消してあげる」
「えっ? いきなりクライマックスっ!?」
気がつくとわたしはしん夜のがっこうのおくじょうにいました。
みじかいかみの女のひとがやんだ赤いひとみでわたしを見ていました。
「だっ、誰よ、あんたはっ! 桜井智樹はわたしのものなんだからぁっ!」
その女のひとの顔を知っているはずなのに、それがだれなのか思い出せません。
きおくにぷろてくとをかけられてしまったかのようです。
ううん、あのひとは本来のばしょをうばわれてしまいそんざいが不安定になってしまったから思い出せない。
なぜだか、そんなことがあたまに思いうかびました。
「そう……アストレアが、私のポジションを奪った、泥棒猫、だったのね。……許せない!」
女のひとの手に大きなゆみがはっせいします。やのせんたんにはひかりさえ焼きつくしてしまったのようにくろいほのおのかたまりが付いています。
それを見たしゅんかん、わたしはてきにまわしてはいけないそんざいをてきにしたことをほんのうでさとりました。
「え~と、それじゃあ今日桜井智樹とラブラブするのは諦めることにしますね……」
まわれみぎしてこのばをたちさろうとします。
「…………マスターは、私に、プロポーズ、した。マスターと、ずっと、一緒にいるのは、私。私は、ずっと、マスターと、一緒にいる。私以外の、女は、必要ない。私と、マスターの、仲を邪魔する、ダウナーは、滅菌。消失せよ、ダウナー、ダウナー、ダウナー、ダウナー、ダウナー、ダウナー、ダウナー、ダウナー、ダウナー、ダウナー、ダウナー、ダウナー、ダウナー、ダウナー、ダウナー、ダウナー、ダウナー、ダウナー……」
「これはどう頑張っても私には真似できない~っ!?」
ひのたまを付けたやがわたしにむかってとんでくるしゅんかん、まどの外に七つのかがやく星とそのわきにかがやく星がきれいに見えました。
「おおっ、アストレアちゃ~ん、散ってしまうとは情けないわ~。あなたにはまだまだやるべきことがあるでしょ~。会長を超超楽しませる~ではなくて、桜井くんと結ばれるという大事な使命が~」
気がつくと、わたしはきょうかいの中にいました。
しんぷさんのかっこうをしたししょーがわたしをじっと見ています。
「あの、私は一体?」
「アストレアちゃんには~ヤンデレもまだまだ早過ぎたかしらね~」
「ヤンデレ?」
そのたんごに聞きおぼえがあるのに、どんなものなのか思い出せません。
何か、とてもつらいめにあったようで……きおくにぷろてくとがかかってしまい、わたしの力ではとくことができません。
「こうなったらミッション4。鈍感な彼と結局は結ばれる美少女ヒロインと言えば~人をおもちゃにすることしか考えていない悪の女王様も~意外と狙い目よね~」
ししょーはうふふふふ~とほほえみました。
「はいは~い。狙い目って何ですかぁ?」
あくの女王さまはわたしにもわかります。
にんふせんぱいやさくらいともきがししょーのことをそう呼ぶからです。
あくの女王についてくわしいことはわかりませんが、ししょーのようなりっぱなひとのことなのだと思います。
「男の子には~鬼畜な一面もあるから~女の子を屈服させて~俺色に染めるのが大好きだったりするのよね~。だから高慢ちきな女を従順かつ自分色に染めたかったりするのよ~。そしてその真逆もあるわ~。相手色に染められたいという~。その場合は悪の女王様の~忠実な僕というポジションに至福を感じたりするのよ~」
ししょーのいっていることは半分もわかりません。
でも、あくの女王さまというのがすごいのはわかりました。
「それじゃあアストレアちゃ~ん。コピペの多用に読者ももういい加減切れているだろうから悪の女王様になるのを強く願うのよ~。そうすればアストレアちゃんは最強の女王様にジョブチェンジできるから~」
「わかりました、師匠っ!」
あくの女王さまをつよくくっきりといめーじします。
わたしはこの間見たあにめを思い出します。
いささかさんちのじんろくさんがししょーのいうあくの女王さまなのだと思います。
がくせいなのか働いているのかわからないあのひとはきっとうらでわるだくみをしているにちがいません。せかいせいふくぐらい考えていそうです。
「開眼するのよ、アストレアちゃんっ!」
「はいっ!」
こうしてわたしはさいきょうのせんし、あくの女王さまへとじょぶちぇんじしました。
「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ~」
気がつくとわたしはさっきまでいたきょうかいにまたいました。
くろかみのきれいなしんぷのかっこうをしたおねえさんがやみきったひとみでわたしを見て哂っていました。
「何で会長が~悪の女王様で~キャラかぶることになっちゃうことになるのかしら~? ねえ、アストレアちゃ~ん? うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ~」
だめです。
わたしのほんのうがどうあがいても生きのこることができないとつげています。
目のまえのきれいなおねえさんがだれなのか思い出せませんが、わたしは今日ここでかくじつに死にます。
それだけはかくじつです。
そらにかがやく七つの星とそのわきの星にちかっていえます。
もう決まっていることなのです。
「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ~」
「せめて優しく、苦しまないようにひと思いにお願いしますっ!」
わたしはただ安らかにねむりにつけることだけをねがいました。
それだけがわたしののぞみです……。
いっしゅんののち、わたしはくろいかげにぽちゃんとのみこまれてそれきりとなりました。
「おおっ、アストレアちゃ~ん、散ってしまうとは情けないわ~。あなたにはまだまだやるべきことがあるでしょ~。会長を最期まで楽しませる~ではなくて、桜井くんと結ばれるという大事な使命が~」
気がつくと、わたしはきょうかいの中にいました。
しんぷさんのかっこうをしたししょーがわたしをじっと見ています。
「あの、私は一体?」
「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ~」
まんめんのえみをうかべてわらいつづけるししょーを見て、わたしは何が起きたのか聞いてはいけないと思いました。
聞いたらまたころされると思ったのです。
あれっ?
ころされるっていったい何のことでしょうか?
わたしのみに一体、何が起きたというのでしょうか?
「ことここに至っては~ミッション5。最終作戦の発動よ~。もう属性とかキャラとか関係ないわ~。ハーレム王気取りの桜井くんの目を覚まさせる~アストレアちゃんジェラシー・ストリーム・アタック作戦いくわよ~」
ししょーはうふふふふ~とほほえみました。
「ジェラシー・ストリーム・アタック作戦って何ですかぁ?」
ほかにもしらないたんごがたくさんありましたが、ししょーがいちばんきょうちょうしたさいごのたんごだけ聞いてみます。
「桜井くんは~誰とも付き合う素振りも見せないくせに~アストレアちゃん、イカロスちゃん、ニンフちゃん、見月ちゃんを囲って離さない鬼畜ハーレム王なのよ~。だからそんな悪の桜井くんの横っ面を引っ叩くべく~アストレアちゃんが他の男の子と仲良くしている所を見せ付けて~焦らせてやるのよ~」
「なるほどぉ~」
ししょーのことばのいみはよくわかりませんが、とにかくすごいさくせんだということはわかります。
「それじゃあ~アストレアちゃん、適当な男の子を捕まえてきて、ラブラブっぷりを桜井くんに見せ付けて嫉妬を誘うのよ~」
「あらほらさっさ~です~!」
ししょーにけいれいしてからつばさをひろげて空へととびたちます。
「あっ、そうそう~。適当な男の子と言っても~■■くんを連れてきてイチャついたら~会長が■■に燃えて~2人のことを■■ちゃうから~気を付けてね~」
ししょーが何かをいっていますが、よく聞こえません。
気を付けてね~のぶぶんは聞こえたので、わたしのしんぱいをしてくれたのだと思います。
やっぱりししょーはわたしにとてもやさしいです。
手をのばせばすぐとどきそうなきょりに見える七つと一つの星もわたしのことをしゅくふくしてくれているようです。
わたし、がんばります!
わたしは空をとんで川らへとむかいました。
てきとうな男のこにあうためです。
そのもくてきの男のこはつりいとをたらしながらじっと川の中を見ていました。
「ねえねえ~、守形~」
すがたのまえにおりたちます。
「どうした、アストレア?」
すがたがめがねをもちあげながらたずねてきます。
このにんげんのなまえは、すがたえいしろうです。
さくらいともきのせんぱいで、つまり、あいつのますたーのようなそんざいです。
わたしもすがたには何度もごはんをごちそうになりました。
ごはんをくれるひとはとても良いひとです。
それにわたしはさくらいともきとすがたいがいのにんげんの男をよく知りません。
だからすがたをししょーのいうてきとうな男にえらぼうと思います。
「守形っ、一緒に来て!」
すがたをせなかからかかえてとびあがります。
「突然どうしたんだ、一体?」
すがたはつりざおをにぎったままのしせいです。
「え~と、だから、ジェットがストリームがストームで、適当な男が魔貫光殺砲でしっと団なのよぉ!」
「何を言っているのかまるでわからん」
すがたはしばらく考えこみました。そしてぽしぇっとからおむすびをとり出しました。
「栄養不足でいつも以上に脳の処理能力が落ちているのかもしれない。正月だというのに握り飯しかなくて済まないが、これでも食べて落ち着け」
「えっ? くれるの? わ~いっ!」
おむすびは力のみなもと。
おむすびいっこあればわたしは三日たたかえます。
「済まんが、手を離さないでくれると助かるのだが」
気づけばわたしはりょう手をあげてばんざいしていました。
おむすびとすがたがじめんにむかって落ちていきます。
「わ~待ってぇ、私の命ぃ~っ!」
あわてておむすびとおむすびをにぎっているすがたをきゃっちします。
わたしのいのち、ききいっぱつでした。
「なるほど。つまり要約すれば、アストレアが他の男とイチャつくことで智樹の嫉妬心を煽れと美香子が命じた訳だな」
「う~ん、もぐもぐ、師匠の言うことは、もぐもぐ、難しくてわからないことが多いのだけど、もぐもぐ、多分、もぐもぐ、そんな感じ」
みぎ手ですがたをかかえながらひだり手でおむすびをぼおばります。
のどのおくを食べ物がとおっていくこのかんしょく。生きているってじっかんします。
「で、アストレアはイチャつく相手に俺を選んだ訳だな」
「だって私、もぐもぐ、智樹と守形以外に、もぐもぐ、知っている男なんて、もぐもぐ、いないもの。ごっくん」
「なるほどな……」
すがたはじっと考えます。
「アストレアが俺を桜井家に連れて行こうとする理由はよくわかった」
「まあ、そういう訳だから、智樹を煽るのを手伝ってね」
「俺たちが死亡フラグを確実に突き進んでいるというのもな」
「えっ?」
いみはわかりませんがすがたがこわいことを口にしました。
そしてわたしがおどろきの声をあげている間にわたしたちはさくらいけにやって来ました。
あれっ?
さくらいけのおくじょうにだれかいます。あれは……
「師匠っ?」
まちがいありません。
ししょーが手をふりながらわたしを出むかえてくれています。
「アストレアちゃん~首尾はどう~?」
「ばっちりですよ!」
つかまえて来たすがたをぎゅっとだきしめながらししょーに見せます。
「なるほど~アストレアちゃんがイチャつく相手に選んだのは~守形くん~なのね~」
「はいっ!」
ししょーのいいつけはばっちりまもりました。
「おいっ! その返事は死亡ルート確定だぞ」
すがたはわたしのへんじに何かふまんがあるようです。
「英くんは~アストレアちゃんとイチャついて~とても幸せそうに見えるわね~」
ししょーはとてもにこにこしています。
「それは誤解だ、美香子ッ!」
たいしてすがたはとてもあせっています。
「ラブラブ~な2人を見ていると~会長なんだか嫉妬の炎がメラメラ~と~沸き上がってきちゃうわね~」
あれ?
ししょーのようすがおかしいです。
わたしにはにんふせんぱいのようなせんさーがついていないのでくわしくはわかりませんが、ししょーの気がもうれつに高まっていっています。
「当方に~迎撃の準備あり~だわ~」
ししょーのみぎ手とひだりの手のひらの間にきょだいな力がしゅうしゅくしています。
「最近の通信教育はとても便利~よね~。何でもお手軽に習える時代になったから~会長もちょっと受講してみたわ~『I can ギャリック砲講座』を~」
ししょーからあぽろんとおなじぐらい大きなえねるぎーを感じます。
いったい、ししょーはどうしたのでしょうか?
「待てっ、美香子ッ! 全ては誤解だ。それに今回の1件は全てお前がアストレアを焚きつけた結果だろうが!」
「問答無用よ~。別に会長と英くんは~お付き合いしている訳ではないけれど~浮気男と泥棒猫には~無慈悲な死があるのみなのよ~それが会長的世界の掟~なのよ~」
「言っていることが支離滅裂だぞ!」
すがたがとてもめずらしくあせっています。
そのようすをみてわたしは、ししょーが攻撃しようとしているのがわたしたちなのだとさとりました。
「英くん、アストレアちゃん、来世でも私と仲良くしてね」
ししょーはないているようでした。あのなみだはつまり……
「アストレアッ! 盾だっ! イージスLを展開して美香子の攻撃を防ぐんだっ!」
「あっ、そうか!」
さいきんはふき飛ばされることになれてしまったのでわすれていましたが、わたしにはいかろすせんぱいのいーじすを上まわるさいきょうのたてがあったのでした。
「って、1度両手を自由にしないとイージスLが出せないぃいいぃっ!」
すがたを手でかかえている今のたいせいではたてを出せません。
「ならば、俺が自力でアストレアに抱きつくから、その間にイージスLを出せ」
「うん、わかった」
すがたがむきを変え、わたしのこしにりょう手をまわします。
これでわたしが手をはなしてもすがたがじめんに落ちることはなくなりました。
いまの内にいーじすを!
「英く~ん、アストレアちゃ~ん。最期の最期の瞬間に~会長の前で~そんな風にイチャついてみせるなんて~よほど死にたいらしいのね…………ギャリック砲発射~」
ところが、あといちびょうあればたてが出せるというところでししょーはなぞのえねるぎーはをはっしゃしてしまいました。
手からはなたれた赤いひかりがわたしたちにむかって飛んで来るしゅんかん、目のまえに七つのかがやく星とそのわきにかがやく星がきれいに見えました。
「昼食は、命、なんですっ!」
みなさん、生きているってとてもすばらしいことだと思いませんか?
わたしはじぶんが生きているというこのじじつだけで感動のあまりなみだが出てきてしまいます。
わたしはついさっきししょーに攻撃をうけました。
なぜ攻撃されたのかはよくわかりませんが、とにかくししょーのひっさつ技がわたしをおそってきました。
わたしはじぶんがもう死んだと思いました。
でも、死にませんでした。
ぜんしんがぼろぼろになりましたが、生きていました。
きっとさっき、お正月ということですがたにおむすびをごちそうしてもらったからだと思います。
ちゅうしょくもいちにちの力のみなもとといいますが、わたしのばあいにはいのちをすくってもらいました。
だからみんなもちゅうしょくはしっかり食べたほうが良いと思います。
あすとれあおねえちゃんからのじんせいれっすんでした。
「って、ここはどこ?」
からだがとても軽いです。
ふだんの何ばいもかんたんにぴょんぴょん飛びあがれそうです。
しゅういを見まわすと、青くてまるいわくせいが見えました。
「あれが地球……ということは、ここは月よね」
いかろすせんぱいやにんふせんぱいにより何度もうちゅうくうかんに飛ばされたので知っています。
ここは月です。
はじめて飛ばされた時は、空気がなかったりあつかったりさむかったりであせりましたが、もうなれました。
にんげんなれればどんなかんきょうでもけっこうてきおうできるものです。
「問題は、帰る手段がないってことよね」
いかろすせんぱいがむかえに来てくれないかぎり、わたしはじぶんひとりではちきゅうに帰れません。
ひとりぼっちでこれから月でくらしていくのかなと考えるとちょっとさびしくなります。
「うわぁばぁあああああああああああああああああぁっ!?」
わたしがちょっとせんちめーとるなかんしょうにひたっていると、すぐちかくに何かがものすごいすぴーどで落ちてきました。
「痛ててててぇ。まったく、あいつら、すこしは手加減しろっての」
この声って……。
「あんた、こんな所で何をやってんのよ?」
落ちて来たのはさくらいともきでした。
「こんな所って、ここどこだ?」
「月よ。ほら、あっちに地球が見えるでしょ」
「また大気圏を突破しちまったか」
ともきはぽりぽりとあたまをかきながらちきゅうを見ています。
ともきも何度も何度もうちゅうに飛ばされているので、月のかんきょうになれてしまったようです。にんげんやっぱりなれがだいじです。
「それで、何で月まで飛ばされてんのよ?」
「別に俺は何かした気がないんだが、イカロスとニンフとそはらと、面白がった会長の攻撃にやられてな。まあ、こうなった」
「ふ~ん」
りょう手をひろげてわけがわからないというぽーずを取るともきをじっと見ます。
「何かした気がないって言っても、実際は何かしたんでしょ?」
いかろすせんぱいたちはさくらいともきを大切に想っていますから、なにもしないでうちゅうまで飛ばされるということはないと思います。
「本当に何もしてないぞ! ただ、突然会長が部屋に押し掛けて来て、イカロスとニンフとそはらの内の誰を恋人に選ぶの~なんて3人の前で訊いてきたんだ。で、俺が何で3人の中から選ばなきゃいけないんだって言い返したら、怒ったあいつらに宇宙旅行を招待されたんだよ」
「それはどう考えても桜井智樹が悪いでしょうが!」
「何でだよ?」
さくらいともきはばかなので、せんぱいたちのおとめ心がすこしもわからないようです。
「そういうアストレアこそ、どうして月にいるんだ?」
「う~ん。よくわからないけれど、師匠を怒らせちゃったみたいなの。それでドカーンって、ここまで飛ばされた」
「何だそりゃ?」
ししょーのいいつけを守ったはずなのに、どこでしっぱいしたのでしょうか?
「とにかく、あいつらを怒らせたしもう俺たちは地球に帰れないってことだな」
「帰る手段もないしね」
ふたりしてたいいくずわりをしながらぼんやりとちきゅうをながめます。
「地球……何もかもが懐かしいわね」
「そうだな」
ついさきほどまでわたしたちがいたばしょ。
でも、もういまは手がとどかなくなってしまったばしょ。
またちょっとだけせんちめーとるな気分になります。
さびしくなってともきの顔をみると、何か考え込んでいるようでした。
「まあ、こうなってしまったからには仕方がない。これからは2人きりで月面生活を楽しもうぜ」
「えっ? 2人きりで……生活っ!?」
ぜんしんがかぁ~っとまっ赤になります。
「月には俺たち以外誰もいないのだから2人きりだろ? それとも俺と一緒の生活は嫌か?」
「べ、べべべべべっべべべべべべべべべべべべべっべべべ別に、嫌なんて言ってないでしょ!」
さくらいともきといっしょの生活なんて……
はーとげっとさくせんどころの話じゃありませんよ、ししょーっ!
「2人きりなんだからつまらない喧嘩はしないでこれからは助け合って生きていこうぜ、アストレア」
そういってさくらいともきがわたしの手をにぎってきました。
これって、これって、これってぇ~っ!
「ふ、ふ、ふ、うつつか者ですが、すげえ長くよろしくお願いしますぅっ!」
まさかさくらいともきにぷろぽーずされてしまうなんてぇ~っ!?
「何だそりゃ? まあ、楽しく行こうぜ」
さくらいともきはにっこりとわらいました。
これでわたしたちのけっこんはせいりつしました。わたしたちは月せかいのあだむといぶになったのです。
こうして、さくらいくんのはーとげっとだぜさくせんはわたしがともきのおよめさんになるというさいこうのけつまつをむかえることができました。
わたしは今とてもしあわせです。
うちゅうもまんざらすてたものではありません。
そして、わたしが今このしゅんかんのしあわせをかちとれたのは、ちょうしょくとちゅうしょくをきちんと採ったからです。
みなさんもごはんはしっかり食べるようにしてください。
そうすれば、わたしのようにしあわせになれます。
あすとれあおねえちゃんからのじんせいれっすんでした。
「なあ、アストレア? ぼぉーと地球を見てどうしたんだ?」
「昔、地球で生活していた時のことを思い出していたの」
「……寂しいのか?」
「ううん。ここには智樹がいてくれるから寂しくないわ。ただ、ちょっと懐かしくなっただけ」
「俺もアストレアがいてくれるから寂しくないさ。確かに地球が懐かくなったりはするけどな」
「もう5年も前の話なのにね。地球で過ごしていた日々を昨日のことのように思い出すの」
「地球にいた頃は俺たち喧嘩ばっかりしていたもんな。それが今じゃ夫婦なんだから変わったもんだ」
「フフフ。そうね。でも今は世界で、ううん、宇宙で一番愛してるわよ、智樹」
「俺もだぜ、アストレア……………………むっひょっひょっひょっひょ。それじゃあ、夫婦の愛を確かめる時間を」
「ちょっと、智樹。まだこんな太陽光線が直接降り注いで来る明るい時間から……それに守形が見てるわよ! きゃ~♪」
宇宙空間に浮かんだシルエットの守形が2人を大宇宙から優しく優しく見守っていた。
そらのおとしものf アストレアHappy End
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最新単行本11巻を読んだ感想(ネタばれなし)
1 私の書いたイカロスとアストレアってこんなに原作に似せてたっけ?
2 ニンフシナリオの最終章で使おうと思っていたネタが2つも本編に出ている。どうしよう……
『ヤンデレ・クイーン降臨』『逆襲のアストレア』とは平行世界のお正月用作品です。
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