No.196324

軍師の策略

遅くなりましたが、冥琳編を掲載しま~~~す。

時間がかかった割には自信があまりありません…。
それでも温かい目で見てやってください。

続きを表示

2011-01-16 22:00:43 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:3792   閲覧ユーザー数:2915

いつもの様に何人かの文官と女官、そして冥琳と書類の山に忙殺されているときに冥琳が発したとんでもない一言で室内の雰囲気は大きく変わった…というより凍りついた。

 

 

 

「北郷…明命から聞いたんだが、おまえは胸の小さい女が好きだそうだな。」

 

 

 

こんな爆弾発言を冥琳がしたために城内では天の御遣いは貧乳好きという噂がたちまち広がっていった。その話を完全に否定し疑いを解くために何日かかったかは言うまでもない。

 

 

 

事実として武将以外にも侍女や女官から「御遣い様は貧乳が好みなのですか?」と耳にタコが出来るくらい聞かれたらしい。

 

 

 

「冥琳~勘弁してくれよ~本当にエライ目にあったんだから…というかなんで明命がそんなこと言ってたの???」

 

 

 

「明命が言うにはな…蓮華様と祭様、それと穏が明命のところに来てどうしたら胸が小さくなるかを聞いてきたらしい。それで明命はなんでそれを聞くのかと蓮華様達に聞いたらな…」

 

 

 

(一刀を探していたら七乃の部屋で一刀が美羽と七乃の2人と話してるのが聞こえてきて…「それが大きすぎると扱いづらいし手に余るから困るし、かと言って普通の大きさだと普通すぎて何にも面白くないでしょ~小さい方が扱いやすいんじゃないかな…それに個人的には小さい方が好きだし…。」って聞こえてきたのよ…)

 

 

 

といった感じで明命から聞いた話を冥琳は一刀に伝えたところ本人には一応の心当たりはあったらしい。

 

 

 

「それは多分水筒のことじゃないかな…2人に常時蜂蜜入りの飲み物を持つにはどうしたら良いか相談されてね。その話をしてたと思うんだ…それ以外に心当たりがないんだけど…」

 

 

 

「分かった。そのことを明命だけでなく、蓮華様や祭様達にも伝えておいてやろう…(ふむ、それなら良かった)あとは大丈夫だろう」

 

 

 

その時冥琳は心の中ではとても嬉しかったらしく、もし明命たちの言っていることが本当であるなら、垂れかけている胸をどうにかしなければと考えていたからであった。

 

 

 

またいつ今回の様な事が起こるかと不安に思った冥琳はある手段に打って出ることにした。それが冥琳という人間を大きく変えることになる結果を誰も知る由はなかった…

 

 

 

翌日…

 

 

朝に一刀が目を覚めると隣では眼鏡を外して寝間着姿の冥琳が寝息を立てていた。

 

 

 

「め、冥琳!!!なんでここに居るの!!!い、いやそれよりなんで俺の部屋で寝てるんだよ~」

 

 

 

昨夜の記憶を必死に掘り起こしても全く心当たりがなかったので、一刀は冥琳を起こして理由を聞くことにした。

 

 

「冥り…「北郷…朝からうるさいな~」あ、ごめんごめん…じゃなくて!!!なんで冥琳が俺の部屋で寝てるんだよ。」

 

 

 

寝ていたせいか寝巻がかなり乱れていたが、それでもまだ眠いのか目をこすりながら冥琳は目を覚ましたのだが、一刀はそんなことは気にせず理由を聞いた。

 

 

 

「理由なら簡単だ…おまえは1人でいると何かと色々と問題を起こしやすいからな~s誰か説得力のあるものが傍に1日中いればそういう心配もないと思ってな。そこでだれが適任かを考えたが…思い当たるものがいなかったのでな、私が来たまでのことだ。」

 

 

 

さらっと理由を言った冥琳に一刀は反発しようとしたが冥琳の放つ鬼神のごときプレッシャーに圧されてしまったために、何も言わずに「よろしくお願いします」とだけ冥琳に言った。

 

 

 

それから冥琳は厠以外は1日中一刀の傍を離れることがなく、蓮華や穏そして祭が一刀に話しかけようとしても、冥琳が一刀の腕を取っていたためにそれが出来なかった。

 

 

 

「あの~冥琳さん…明らかに皆が怯えてますから、そこまでしなくても…」

 

 

「北郷…ここに胡坐で座れ。」

 

 

 

一刀の部屋に戻ってきた途端、冥琳がいきなりそう言って半ば無理やりベットの上に一刀を座らせた。

その足の上に冥琳は子供のようにちょこんと座って体を持たれかけるようにした。

 

 

 

「め、冥琳どうしたの!!!いきなりこんなことするなんてらしくないよ。」

 

 

 

「前にお前が小蓮様と明命に同じことをしているのを見てな…私もしたくなったではダメか?それとまだ誰にも膝枕をしてないそうだな…私は最近ちゃんと眠れてなくてな~膝枕をしてくれればよく眠れると思うんだが…」

 

 

 

冥琳のねだる声に一刀は反論できるわけもなく、そのまま冥琳に膝枕をしてあげたうえに夕食時にはいつもとは違って一刀の隣を完全に陣取って、一刀を知る人間ならだれもがやってほしい「あ~~~ん」を繰り返し一刀にやらせていた。

 

 

 

そして入浴も一緒にしようとした冥琳を一刀は最後の理性をフル出動させて阻止することには成功したのだが…一刀の部屋に戻ってきた2人は…

 

 

 

「それで今日も一緒に寝るというわけですか冥琳さん…これじゃ明日の俺は屍になってるよ~いつになったら終わるの?」

 

 

 

「ふむ、そうだな…蓮華様たちと過ごした日数分だな。構わないだろう一刀?」

 

 

 

そう言ってまた上目づかいで一刀は言われたので断ることが出来なかった。

そしてそのまま冥琳は一刀の腕を枕にして眠ってしまった。

 

 

 

「雪蓮…あんまり一刀をからかうなよ~~」

 

 

 

そんな冥琳の寝言を聞きながら一刀も眠っていたが、翌日それを発見した蓮華達に一刀はどんな仕打ちを受けたかは言うまでもない…

 

 

あとがき

 

 

年明けにすぐ載せるつもりだったのが…秋蘭編と一緒にデータが飛んで行ってしまって…泣。遅くなって本当に申し訳ない。

 

 

急いで書いたものなので出来に自信がないので続編を書こうかどうか検討中で書いてほしいという声があれば当然のことながら書かせてもらいます。

 

 

それと長編を書こうかな~と思ってるんですが1人で書く力が…誰か一緒に書きませんか?

 

 

現在は秋蘭編とFFⅦCCを執筆している真っ最中ですので今しばらくお待ちくださいませ。

あと遅れた理由はまだありまして…

 

 

両親と父親の両親と免許や資格を取る取らないで揉めまして…自分は取るつもりがないんですけどね。だって自分の貯金は年金と携帯とPC料に取られて言ってるんですから…

 

 

今回はこんな所で…次回は秋蘭編を掲載予定なのでそれまでお楽しみに…。

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
31
4

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択