No.194049

[ネタ]皆の師匠一刀[続き]

武中さん

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
いつも正月はおなかを壊す武中です。

新年早々、ネタのほうを投稿させていただきますw

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2011-01-04 23:37:42 投稿 / 全15ページ    総閲覧数:6531   閲覧ユーザー数:4747

武中の作品ですので適当です。

 

「読みにくい!」や「誤字脱字ばっかじゃねぇか!」や「なんか文法ちげぇよ!」が

 

大量にあるはずです。

 

ご指摘いただければありがたいです。

 

あと「こんなん一刀ちゃう!」とか「恋姫の原型とどめろや!」とか

 

「キャラ崩壊するな!」があるでしょうが、

 

自分のはこんなもんです。あしからず。

 

ではでは

 

 

津波はとても恐ろしいものである。

あるものすべてを巻き込み飲み込むのだ。

逆らおうにも相手の力が強大すぎて抵抗できずに飲み込まれる。

今、連合軍は北幻庵という波に飲み込まれようとしている。

 

 

「公孫賛軍突破されました!現在、孫策軍、曹操軍と交戦中です!!」

袁紹は大いに焦っていた。先ほどまでシ水関を楽々攻略した宴でも開こうかと考えていたのだ。

それが今奇襲を受け、大きな被害を受けている。

これは袁紹の自尊心を大きく傷つけるものだった。

「なにをしているんですの!所詮奇襲でしょう!?打ち払いなさい!」

「姫~・・・相手の大将が・・・その・・・幻庵様だ。」

袁紹の激昂に答える文醜の顔には[今すぐにも帰りたい]と書いてあった。

文醜は昔、一刀から賭け事の心得を嫌と言うほど聞かされたことがあったのだ。

「なぁんですってぇ!?どうして董卓軍に幻庵様が!!」

「あたいだって知りませんよ!退役したはずなのに。」

袁紹が唯一高慢に振る舞えない人物、北幻庵。

傍で黙っていた顔良はなにもしなくていいから袁家に来てくれないかなぁ~。と考えていたりした。

 

 

「仕事します仕事します仕事します仕事します仕事します仕事します仕事します仕事します仕事します」

「・・・七乃?一体どうしたのじゃ?」

狼狽する張勲に不思議そうに声をかける袁術。

袁術の一刀への認識は優しいおじいちゃんなのだ。

巷で言われるような歴戦の戦士でなく、時たま会いに来てはお土産をくれる人なのだ。

それに対して張勲は非常に苦手な人物という認識だ。

来るたびに仕事しろだの美羽を甘やかすなだの小言をよく言われるのだ。

あまりにもうるさいので全部聞き流して仕事をさぼったら、次の日執務室から出れなかった。

それ以来、トラウマとなり一刀が来ると分かったら全力で仕事を始めることにしているのだ。

「仕事します仕事します仕事します仕事します仕事します仕事します仕事します仕事します仕事します」

「・・・七乃が壊れたのじゃ・・・」

ちなみに袁術軍は兵糧係なので被害も受けずのほほんと過ごしていた。

 

 

一刀は一直線に袁紹の陣を目指していた。

大将さえ潰してしまえば董卓軍の勝ちである。

それはこの場にいる誰もが理解していることだった。

「将も兵も無視しろ!袁紹だけでいい!他には目もくれるな!」

一刀は声をあげる。しかし連合軍は兵の数は多い。味方は次第に押され始めている。

「これは俺が行くしかないのか?よ~し!おじいちゃん頑張っちゃうぞ!」

一気に袁紹の元へ向かおうとすると懐かしい顔にあった。

「よぉ~祭、久しぶりだな。お前もいたのか?ん?」

 

 

 

洛陽で賈クは一人奮闘していた。

十常侍を抑え込むために色々と建策し、実行してきた。

連合軍が攻めてきたというときも退役した一刀に頭を地に擦り付けてまで戦場に出てもらった。

しかしここで賈クが十常侍との権力争いに負けてしまうと全て意味がなくなる。

「ここで失敗するわけにはいかない。月の為にも、ボンクラ師匠の期待に応えるためにも・・・!」

 

 

賈クが一刀に戦場に出るように頼んだ際、はじめ一刀は断ったのだ。

賈クは単に一刀がもう隠居しているから断ったのだと思い、再度頼もうとした。

「別に協力するのは問題ないんだよ。戦場に行くより俺が十常侍を抑えたほうがいいんじゃないか?」

「華雄が突っ込むと思うからそちらを抑えて欲しいんだけど・・・」

苦笑いしながら賈クは答える。本来賈クは政よりも軍略を得意とするタイプだ。

それに関しては弟子の頃から一刀に散々言われてきた。

それが悔しくて何度も政について勉強した。結果として政も並みの参謀には負けないほどとなったのだ。

しかしそれでも十常侍を一度に相手するとなると果たしてうまくいくかどうか。

それでも賈クは董卓の為に、師匠に成長した姿を見せたいが故に洛陽に残ったのだ。

 

 

蹂躙。これが今のシ水関を一言で表すものであった。

一刀の武には華々しさはまったくない。地味だが確実に敵を殺す技で進んでくる。

一般兵に支給されるような小振りの剣ひとつで連合軍を潰してくる。

北幻庵が一人で敵を払い、破り、袁紹に向かって突き進んでいた。

「これ以上進ませる訳にはいかないわ。」

「雪蓮・・・か、おい!随分と大きくなったなぁ。母親にそっくりだぞ。」

「え?あぁ・・・ありがとうございます・・・」

一刀を止めるために孫策自ら(周瑜を無視して)出てきたのだ。

声に殺気を込めたつもりだったがなんとも拍子抜けする返答が返ってきた。

 

 

「先生といえど負けないわよ。このまま壊滅するのを見てるほど間抜けじゃないわ。」

「85ぐらいか・・・?ん?ごめん聞いてなかった。」

「聞きなさいよ!!本当に間抜けみたいじゃない!!」

どうも調子が狂うと孫策は思う。

昔から飄々とした人だったが歳をとってから更に酷くなった様な気がする。

「おぉ!そういや祭にも会ったぞ。懐かしのあの人大集合だなぁ。」

「ここにいるってことは・・・祭はどうしたのかしら?先生?」

「さあてね・・・聞きたいなら爺さんぐらい倒してみたらどうかね?孫伯符殿。」

 

 

周りの雰囲気が一気に重くなる。お互いに剣を抜き構える。

お互いの間合いまでジリジリと詰める。

先に動いたのは孫策だった。身を低くし足元を狙いにきた。

それをひらりとかわした一刀は孫策に横腹に蹴りを入れようとする。

すかさずそれを腕で防御した孫策は距離を取る。

「ッ!!痛いじゃないの先生。乙女の肌に傷をつけるなんて。」

「教育だ。いつまでたっても政をサボって冥琳を泣かせてるやつのな。」

孫策は軽口を叩いてみたが腕が痺れて使い物にならない。

実は化け物なのではないかと疑ってしまう。

 

 

「よし、それじゃぁ・・・こちらから「で、伝令!!」なんだ?」

早馬に乗った伝令兵が一刀の傍に来てなにやら囁いている。

それを聞いた一刀の顔の眉間に次第に皺がよっていく。

「くそったれが!退却だ!董卓軍は全軍退却だ!」

「ここで逃がす訳ないでしょ!」

「黙ってろ。」

退却を始める董卓軍を追おうと兵が進むが、一刀の一言で皆凍りついてしまった。

孫策までもが立ち止まってしまった。北幻庵の殺気に。

「退却だ!退け!良かったな雪蓮。連合軍の勝ちだ。」

「・・・こんなに惨めな勝ちは勝ちじゃないわ。」

孫策の呟きは誰にも聞こえず軍馬の足音の中に消えていった。

 

 

黄蓋の憂☆鬱

つなげるさ!大分構想とかけ離れちゃうけど関係ないね!

 

時はさかのぼって一刀と祭が対峙している時のこと・・・

「さてさて、ここにいるって事は祭は俺を止めに来たのか?」

「そ、そうじゃ!第一何故、董卓軍にいるんじゃ!一刀!!」

「ん~・・・女の子に頼まれたからなぁ・・・」

「!!!!」

これには黄蓋は衝撃を受けた。

今まで一刀はあらゆる諸侯から勧誘を受けていたのだ。

それを全て「断る。」の一言で片付けていたのだ。

もしかすると今自分が勧誘したら来てくれるかもしれない。

黄蓋はそう思い、思い切って聞いてみた。

 

 

「なぁ・・・一刀?一騎打ちしてこちらが勝ったら孫家に来ぬか?」

「ん?なんだ一騎打ちすりゃいいのか?」

「う、うむ!」

これに勝てば一刀は孫家に来る、連合軍勝利、お手柄でお酒ゲット。

なんだ完璧じゃないか、と黄蓋は一人でムフフと満足していた。

しかし次に一刀から出た言葉は黄蓋を非常に落胆させるものだった。

 

 

「だが断る。」

「二人で月見酒なんてのも・・・へ?」

「目標は袁紹ちゃんをとっちめる事なんでな。今のところそれに興味はない。それじゃ!」

言うが早いが一刀はアッという間に駆けていった。

黄蓋を無視して。

「・・・興味ないってさ・・・フフフ・・・」

頑張れ祭ちゃん!まだまだチャンスはある筈だ!!


 
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