No.193428

真・恋姫†無双~治癒の力を持つ者~ 第06章

Lynxさん

どうも、 Lynxです。

Happy New Year!! 
年末どたばたして、まったくゆっくり書く時間がなかった!
でももう大丈夫!復帰です!お待ちしていた方がいらっしゃったら、どうもすいませんでした!これからもがんばるので、ちょくちょくチェックしてください!

続きを表示

2011-01-02 14:45:29 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:6908   閲覧ユーザー数:5565

注意!

 

 

これは恋姫†無双を基にした2次創作です。

 

一刀くんはチートです。主人公は頼れる存在が良いと思いましたので。やっぱり頼りがいがないと悲しいじゃないですか(汗

 

Alright, hope you enjoy this story!

 

 

~VIEW: 一刀~

 

とうとう使ってしまった

 

今まで隠し通してきたこの「力」

 

小さい頃に化け物って呼ばれた原因...

それ以来、あまり人生が楽しく無く見えた

化け物ってまた呼ばれるのが怖かった

逆にこんな「人外の力」を持ってることで、怖がれるのが怖かった

大騒ぎには絶対にしたくない...

 

 

 

いつからだろうか、他人の目が嫌になったのは...

いつからだろうか、家族以外、他の人達とは最低限の関わりしか持たなかったのは...

いつからだろうか、こんな人生なんて終わっても構わないって思ったのは...

 

 

それでも、親を悲しませたくないから、がんばって毎日生きた。

そのお陰で、及川に会えた

 

 

 

及川。初めて家族以外この「力」認めてくれた親友

あいつのペットがあまりにも苦しそうだから、治してあげただけだった

馴れ馴れしい性格だが、ただのクラスメイト。まぁ、別に気味悪がれても良かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもの、一人の生活に戻るだけだ...問題は無い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも及川だけは違った。この力がすごいと言ってくれ、感謝してくれた。

その時から何も変わらず、ずっといつもの態度で接してくれた。

 

それ以来、少し人生が楽しくなった

 

たった一人、

 

今までの人生で、他人でたった一人...

 

 

この「力」を理解してくれる人を見つけるのにどんだけ長かったか...

 

やっと見つけたと思ったら、この変な世界に放り込まれ、一人にまたなってしまった。

 

最初はこの「力」を使わないで、普通の人間として新しい人生を送ろうと思った。

でも、無理だった

 

雪蓮達は俺を家族のように接してくれて...とても心地の良い居場所だった

兵の皆も優しかったし、もう毎日幸せだった

 

 

 

深く関わり過ぎたみたいだ...

 

雪蓮達があまりにも大切になりすぎた...

 

だから俺の全力で戦場で策を提供し、皆への損害が極力少ないようにしてきた...

 

そんな時に、神は俺に更に追撃を与える。

 

目の前で女の子が、周々が、兵たちが、斬られ、殺され、耐えられない状態を俺に与えた...

 

この人達を治してあげたい...でも怖がられたら?

この人達が離れていったら?

気味悪がれたら?

 

だからって、治せるその力を使わないで、ただ見殺しにするのか?

無理だ...もう大切な人が傷つくのは見たくない。

 

たとえ避けられても、治してあげよう

 

 

 

 

 

また一人になるだけだ...問題ない...

 

一刀 VIEW END~

 

 

―――― 戦後・本陣にて ――――

 

一刀は本陣を駆け回り、傷ついた兵たち皆を治療していった。しかし、最初から最後まで、一刀からいつもの“あの”笑顔は見れない。治療が終わり、一刀は再び一部始終見ていた雪蓮達の下へ戻った...

 

一刀「みんな、生きてる人達は全て治療できたよ」

 

一刀はそう言いながら雪蓮達の顔を見る。全員はまだ驚き、混乱と言った複雑な顔をしながらその場で固まっている。

 

ただ単に、驚いた上に、信じられない様な光景だったので思考が追いついていないだけだが、一刀は知らない

 

一刀「(やっぱり、ここでもこの『力』で皆に怖がれたか...まぁ、皆治せたし、歴史上孫呉は今後栄えていくはず...みんな強いし大丈夫だろう...この大陸のどこかで静かに暮れしていれば、ちゃんと雪蓮達の情報も来るし、頃合か...)」

 

一刀は怖がられる前に、みんなの下を離れようと意を決し、雪蓮達に向け、別れを告げる

 

一刀「あのさ、俺...」

 

それ以上は言葉が出せなかった。雪蓮達の下を離れると決意し、別れを言おうとした瞬間、次に感じたのは誰かに包まれる感触だった

 

さっきまで固まっていた雪蓮が一刀をギュッと抱きしめている

 

一刀「...雪蓮?」

 

一刀は混乱している。今までこんな反応は無かった。気味悪がれるのはあるが、その間逆の抱きしめられるっていうことは無かった。そんな状況に混乱していると

 

雪「...ありがとう」

 

次に雪蓮から聞こえたのは、今にも震えそうな声で、それでも決して弱くなく、自分の意思を伝えようという心が読み取れるほどの感謝の言葉だった

 

一刀「・・・・・・・・・・・(驚きと混乱で、声が出ないらしい)」

 

雪「あなたは、私の大切な妹、そしてその子の大切な虎、周々を...そして孫呉の兵たちを治してくれた。一刀、あなたは私の大切な人達を守ってくれた。治してくれた。あなたに感謝してもしきれないわ。孫呉の家族として、そして、何よりあなたの友として、お礼を言わせてもらうわ。ありがとう」

 

こんな異様な『力』を持つ一刀に何も一切問わず、抱きしめ、感謝の言葉を送る雪蓮に一刀はさらに驚愕した...そしてその瞬間、体から何かから解放された感じがして、次第に目から涙が流れていた

 

そして...

 

蓮「一刀、呉の民を守ってくれてありがとう」

 

一人一人...

 

思「私の兵たちの傷、治してくれて感謝する」

 

心を込めて、

 

祭「お主の孫呉への想い、しかと感じたぞ」

 

笑顔を絶やさず、

 

明「一刀様!本当にありがとうございます!」

 

一刀に近づき

 

亜「一刀様、やっぱり貴方様は私達の光です」

 

感謝の言葉を告げる

 

 

 

一刀の目からは涙が溢れている...こんなにも心が暖かくなったことは今までない

 

一刀「う...ぁ...あぁ、うぁぁぁぁ!」

 

一刀は大声を上げ、泣き出す。自分のことを受け入れ、この『力』さえ快く受け入れてくれた。ありがとう、ありがとうと一刀は必死に言いながら、泣き続ける...その間雪蓮はずっと一刀を抱きしめ、背中を優しく撫で続けた

 

 

どれぐらい泣いただろうか...泣き終わったところで、

 

一刀「みっともない所をみせたね...でも本当にありがとう。雪蓮達は本当にいい人達だ。これからも皆を支えていけるようにがんばるよ。この『力』と共に、孫呉を幸せにしてみせる」

 

まだ少し涙目ながら、雪蓮達に自分の想いを言う一刀。雪蓮達をそれを聞き、嬉しい顔を浮かべ、

 

雪「もっちろん♪これからもどんどん呉の為、そして私の為、支えて貰うわよ♪そうよね、冥琳?.........冥琳?」

 

さっきから黙っていた冥琳へ雪蓮は振り向く。そこには複雑な顔をし、一刀を見つめる冥琳がいた

 

冥「北郷。呉の皆を治してくれたのは感謝する。しかし、正直私はお前が恐ろしい」

 

一刀はその言葉にビクっと体を動かす

 

雪「ちょっ、冥琳!あなた何を言っているの!?何で一刀が恐ろしいのよ!」

 

さっきの雰囲気はどこへやら、雪蓮がみるみる怒りの表情を表す。一刀は顔を俯き、動かなくなった

 

冥「雪蓮、考えてみろ。こんな『人外な力』を持った北郷がお前の傍にいて、瀕死状態の兵たちを完治へと一瞬で導く...そんな存在が常に孫呉の傍にいると知れたら、他の諸侯からはどう見られると思う?」

 

雪「それは天の御遣いが孫呉の前に舞い降りて...」

 

冥「果たしてそれだけで終わるだろうか?」

 

雪「...どういうこと?」

 

雪蓮が更に顔を険しくなる

 

冥「そんな人物が天の御遣いだと知れるのは良い。だが、他の諸侯はこういう『能力』を妖術、妖の類と思う可能性がある。たとえそうだとしなくても、そういう噂を流し、孫呉の民達が『妖が孫呉と共に居る』という状況になる可能性もある」

 

雪「そんなの、一刀の性格からして、絶対ありえない!」

 

冥「北郷を知っている私達は問題ない。だが、他の諸侯達は北郷という人物は知らない。そういう者達が全員意気投合し、妖の討伐という大義名分でこちらに攻めてきたら完全に不利だ」

 

雪「っ!」

 

雪蓮は無能ではない。そういう可能性があることさえも考えていた。だが、一刀という優しい人物だから問題がないかと思っていた。それは呉の民の間だけであって、決して他の諸侯が一刀を天の御遣いとして必ず認める訳じゃない。雪蓮個人としては一刀を助けたいが、王として、民を不利に導く行動はしていけない。冥琳の理論的な発言に、他の皆も黙ってしまう。冥琳が更に述べる

 

冥「とにかく、そういう不利な状況に孫呉を置きたくない。それには北郷をどこか遠くで静かに暮らすようにさせないといかん。もう一度言うが、傷ついても治せるという不死身のような奴を王の隣に居させる訳にh「不死身じゃないよ」...どういうことだ」

 

 

その冥琳に発言したのは他でもない、話の中心の一刀だった。話を遮られ、冥琳は険しい顔で一刀を見る

 

一刀「この『力』があるのが厄介だと知っている。それが雪蓮の周りにあったら悪影響さえあるってこともね。だからさっきは自分から離れ、二度と孫呉に関わらないでいようと思ったんだ...冥琳の言った通りね」

 

苦笑いしながら語る一刀

 

一刀「でも、雪蓮達はこんな『力』を感謝してくれた。認めてくれた。だから誰がなんと言おうと、この『力』は雪蓮達の為に使う。たとえそれが隠れながらでも、俺が遠い場所に移動しても、傷ついた雪蓮達を俺が癒してあげたい」

 

雪「一刀...」

 

その言葉に冥琳以外のメンバーは涙目になる。どれほど一刀は雪蓮達を大事にしている気持ちが伝わってきたらしい。冥琳は真剣な眼差しで一刀の言うことを聴く

 

一刀「だから我侭だけど、雪蓮達の傍にいさせてほしい。俺は神じゃないし、妖でもない...人間なんだ。不死身じゃないよ。その証拠に...雪蓮、剣を少しだけ貸してくれる?」

 

雪蓮は何故話の場に剣が必要なのか理解ができないが、一刀の真剣な眼差しを見て、必要だと判断し...自分の剣、南海覇王を鞘から抜き、一刀へ渡す。一刀は「ありがとう」と良い、その剣を取る。再び冥琳に振り向き、剣の持っていない左腕を冥琳に目掛けて上げる...その行動に冥琳は少し身構える

 

一刀「.............ふっ」

 

少し気合をいれた瞬間、一刀は冥琳へ目掛けて上げた腕を南海覇王で斬りつける

 

全員「「「「「「「「「なっ!!!!!!!」」」」」」」」

 

その行動に皆が驚愕する。血が噴出し、肉がパックリと開き、骨まで見えるまで一刀は自分を斬ったからだ。

 

冥琳もその行動に驚愕し、混乱と共に固まっている

 

一刀はフゥっと息を吐き出し...剣を雪蓮に渡し、衝撃的事実を述べる

 

 

一刀「この『力』は、俺自身を治せないんだ」

 

 

一刀の発言にその場の皆が驚く。人を治療できる『能力』。恐ろしく、且つ便利な『力』だが、自分を治療できない弱点があるとは一欠片も思わなかったらしい

 

一刀「実はさ、おれ自身この能力大嫌いだったんだよね」

 

そう言い、一刀は自分の過去を語る・・・

 

生まれながら持ったこの『力』の事、

 

幼少時、そのせいで『化け物』呼ばわりされ、トラウマになったこと

 

それ以来、誰にも言わず、人との関わりを無くし、苦しみ続けていたこと

 

やっと一人認めてくれた人を見つけたこと、

 

それによって、苦しみから解放されたような気持ちになれたこと、

 

それなのに、この世界へ送り込まれたことによって、また一人になったこと

 

ここは戦乱の世なのに、前の世界が争いごとがなく、平和だったこと

 

それにより、戦ごとに苦しみ、一人で吐いていたこと

 

皆に怖がられるのを恐れ、この能力を伏せていたこと

 

それで、今回この能力を使った理由...

 

冥琳を含み、雪蓮達はずっと一刀が語る間、衝撃的な一刀の過去の事実に驚きながらも、静かに聴いていた

 

 

一刀「俺はこの能力を伏せて、新しい人生を歩もうと思った。誰も知らなければ、化け物呼ばわりされないと思ったから。でも、大切な人達が苦しむのはもっと嫌だと気づいた。たとえ気味悪がれようとも、その人たちを支えたかった」

 

哀しい表情をし、一刀は語る。そして、一端息を吸いこみ、今だに出血が止まらず、血まみれの腕を再び持ち上げ、

 

一刀「だからこの傷に誓う。この『力』は自分の為には無く、俺以外の人たちの為に天から授かった『力』だということ。もしこの『力』が孫呉に悪影響を及ぼすなら、冥琳、君自らこの腕だけじゃなく、俺の首を斬ってくれ」

 

断固決心した目をし、冥琳に自分の意思を伝える。そんな決心に、皆の視線は冥琳へ向き、彼女の返答を待つ

 

沈黙の後、冥琳は一刀へ近づき、数歩手前で止まった

 

冥琳「北郷...いや、一刀。先ほどまで言った無礼な言葉の数々、許してくれ。お前の辛い過去の経験、それなのに、我々の為にここまでしてくれたこと...一刀、そんなお前に私は感銘を受けた。本当にすまなかった。これからも孫呉のため、その『力』と共に、天の御遣いとして、そして孫呉の一員として、呉を支えて欲しい」

 

冥琳はそう言った途端、深く頭を下げた。その光景に誰もが驚く。軍師として、呉の中心の一人の冥琳が他人に頭を下げたところなんて、見たことがない。そんな光景に驚きつつも、雪蓮は一刀の血が付着している南海覇王を持ち、冥琳の傍へ行き、頭を上げた冥琳と共に一刀に振り向き、こう語った

 

雪「一刀、あなたには返しきれない程の恩があるわ。そしてその決意、貴方の想いが付いたこの南海覇王に誓う。その想い、決して誰にも侮辱させない」

 

そう言い、一度冥琳を見る。彼女が雪蓮の意を理解し、一度頷く。そして再び一刀に振り向き、雪蓮が右手で南海覇王を握り、冥琳が左手で南海覇王を握り、二人で一刀の前で剣を高く掲げ、語る...

 

 

 

 

 

雪「我、孫呉の王、孫伯符」

冥「我、孫呉の大都督、周公瑾」

 

雪・冥「「この剣、南海覇王の下、誓う」」

 

雪「北郷一刀の意思、孫呉への想い」

冥「そしてその覚悟を我らは誇りに思い」

 

雪「それを侮辱する者を」

冥「その誇りを持つ者を傷つける者を」

 

雪「我が武力全てをもって」

冥「我が知力全てをもって」

 

雪・冥「「排除し、そしてその誇りを守り抜くことを!」」

 

 

そう二人は一刀の前で誓い、剣を下げ、一刀を見る。その顔には、小覇王、そして、その小覇王を支える大軍師の威厳が溢れていた。

 

それを一刀は涙を一筋流し、二人に笑顔を向け、

 

一刀「ありがとう...ありがとう...俺は二人に、そして呉の皆に出会えたことを誇りに思う」

 

一刀は全員を見て、

 

一刀「これからも、皆を支えていきたい。みんなも、こんな俺を支えてくれないか?」

 

呉の将全員が深く頷く...それを見た一刀はとびっきり良い笑顔を作り、

 

一刀「ありがとう!これ、か、らも...よ、...ろ、し...(バタ)」

 

雪「一刀っ!?」

 

冥「いかん!出血が激しい!早く止血を!」

 

祭「思春!明命!早く医者を探して来い!」

 

思・明「「ぎょ、御意!」」

 

蓮「亜莎!私達もなにか止血するものを取りにいくわよ!」

 

亜「は、はひぃ!」

 

 

 

 

 

慌しく、陣を駆け回る呉の将達...

 

一刀は気絶しているものの、そこには幸せ一杯の笑顔があった...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、取り残された者、1名は...

 

 

 

 

 

穏「はぁ、はぁ、一刀さん、すごいですぅ~、あふぅ...はぁはぁ」

 

一刀の『力』を直視し、未知な能力ということで知的興奮を受けている穏...

 

最初から今の今までずっと隅っこで体をクネクネ動かしながら悶えていた...

 

チーン

 

 

どうも、アメリカ育ちのLynxです。

 

呉のメンバー達の、一刀の『力』に対しての反応、

そして一刀の決意...成長...

いろんな要素が入ったチャプターでした

 

いかがでしたか?

 

この章に関してコメントなど、指摘などしてくれたら大歓迎です。これを読んで思った感想もいただければ更に嬉しいです。

 

次回は、ちょっとしてIntermissionがあるかも知れません。そろそろ各将達と二人きりのコミュニケーションが会ってもいいと思いますので♪

 

それでは、これかも楽しみにしていただければ幸いです。

 

これからオリジナル要素がどんどん入ると思いますので、お許しください(汗

 

それでは、I’ll see you next time!

 

 

 

 

 

 

英語と日本語の狭間でポツリ...Janglish Time!

 

アメリカで心理学を現在学んでいますが、

 

感覚の事に関して、特に味覚では

 

Bitter – 苦味

Sour - すっぱい

Sweet - 甘い

Salty ― しょっぱい

 

の4つに分かれているのですが、

最近第5味覚が発覚し、それが英語で...

 

Umami - 旨み

 

直球で日本ごをローマ字にしただけだった!

 

 

 

 

日本やるね(ニヤリ

 

 

 


 
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