「で、お前が言いたいのは―――」
「この頃恋の様子がおかしい・・・ってこと?」
「そうなんよ・・・」
夜も深く、獣たちは目を閉じ睡眠を貪っているこの時間に、彼女たち三人は一室に集まり、ある人
物について話をしていた。
「と、言われても・・・私には何か変わったようには見えないのだが・・・」
「いやいやいや、ぜーったいにおかしい思うから!?ちょっと様子見返してみい、絶対におかしい
思うから!!」
バンッ、と興奮してきたのか、胸にサラシを、そしてきわどいスリットの入った袴を着てその上に
羽織物だけをまとった紺碧の女性が、机を強く、立ち上がりながら叩く。
「様子と言われてもな・・・」
むむむ、と顎に手を乗せ考える銀髪で短髪の女性。いかにも「武闘家」といったオーラを放つ彼女
が考えているのは・・・。
「朝起きてからの鍛練では兵隊だけでは物足りなくてな、恋に相手を頼んだのだ。だがアイツはい
つも以上にぼんやりとしていてまったく
身が入っていなかったのだ。そういえばずっと空を見上げていたような・・・まあいい。私の攻撃
にも合わせてるだけ、といった雰囲気だったので激昂した私は本気でやるように怒ったのだ。だが
それでもやる気を出さなかったので、私だけが本気で戦って恋に勝った・・・。朝はこれぐらいだ
な。で、昼のことなのだが――――――――」
「なんでやねーん!!」
素早く移動した紺碧の女性は、長々と自分の今日一日の行動を報告している銀髪の女性の横に立
ち、彼女の十八番である「神速のツッコミ」を炸裂させた。
「グハァ!」
かなり良い所に入ったのか、その銀髪の女性はゴホゴホと激しくむせ、胸に手を置きヒューヒュー
と口から空気の音を漏らしながら、キッと紺碧の女性を鷹の目で捉え文句を言い始める。
「急に何をするのだ、霞!」
「アホいいなや、華雄!ウチもそうやけどなぁ、恋に勝てるわけないやろ!?ウチらだけちゃう
で?この世に恋に敵う奴なんかいてへんねや!!」
「なんだと!たとえ霞といえども私の武を愚弄することは許されんぞ!?」
「誰が愚弄なんかするかい!あんたの武はウチかて認めてるよ。でもな、恋は別や。アイツはどん
な奴でもどんな数とも戦ったら負けへん。そりゃあウチも武人やから認めとうないけど、アイツに
は勝てへんっちゅうことは認めざるを得んやろ?」
「むぅ、確かに・・・」
腕を組んで考え出した華雄の横から、今まで話を聞きながら何かを考えていた、メガネをかけた緑
髪の女の子が声を発する。
「残念だけど、これだけの情報じゃあ何があったのか解らないわ。霞、明日もこの時間にこの場を
設けるから、陳宮を呼んできてくれない?あの子が一番恋と近くに居るから、何か聞けるかもしれ
ないわ」
「解った任しとき、詠。この時間でええねんな?」
「ええいいわ。・・・こういっちゃなんだけど、私は月のために、守るために戦術を組むわ。それ
は恋がいくら敵を倒せるかを計算してね・・・。だから恋がちゃんと機能しないとこの軍は成り立
たないと言ってもいいわ」
「言ってくれるなぁ・・・まあその通りなんが悔しいところやけど。まったく、恋の奴はいったい
何に気を取られとんねやろうなぁ・・・」
「そうだな、それは気になるところだ・・・」
ここで彼女たち三人の会議は終了した。
次回開かれた時には四人になっていることだろうが・・・残念だが四人になっても悩んだままだろ
う。
彼女たちはまだ、「彼」を知らないのだから・・・。
「・・・・・・・・・・・・ご主人様」
チョット今のままじゃあ、理解しにくいと思います・・・
まあ、少し言うとしたらこれは「蜀」ですね。
一刀君自体は「呉」に居るので
次は「魏」の番ですね・・・
今の季節、風がきついですが、一瞬止まるときがありますよね?
私はその「止まる」瞬間が好きです。
・・・チョット言いすぎましたかね?
まあ、いいでしょう。
恋姫恋慕XXXから「蜀」「魏」を経て、この謎さ加減は払拭されるはずです、たぶん。
その真相はNo.5で・・・!こう御期待!!
最後にもう一度
新年明けましておめでとうございます!
Web恋姫夢想始めました
「第伍世界」の「呉」、ID「暗躍する褌」拠点「マンハント」
正直今チュートリアルやりながら首をかしげている最中です。
優しくしてほしいです(´;ω;`)
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皆さん
明けましておめでとうございます!
最終更新日から一ヶ月の期間を経て帰ってきました!!
パソコンが壊れーの色々あった年でしたが、何とか無事に年を越すことができました。
それでは今年一発目の投稿、いかせていただきます・・・ッ!