No.191813

[ネタ]皆の師匠一刀[続き]

武中さん

今回は長くておまけ付です。
あくまでおまけです。
別におまけのほうが書いてて楽しかったとかそんなことはありません。
かわいいよ祭かわいいよ

続きを表示

2010-12-26 00:20:46 投稿 / 全17ページ    総閲覧数:7282   閲覧ユーザー数:5268

武中の作品ですので適当です。

 

「読みにくい!」や「誤字脱字ばっかじゃねぇか!」や「なんか文法ちげぇよ!」が

 

大量にあるはずです。

 

ご指摘いただければありがたいです。

 

あと「こんなん一刀ちゃう!」とか「恋姫の原型とどめろや!」とか

 

「キャラ崩壊するな!」があるでしょうが、

 

自分のはこんなもんです。あしからず。

 

ではでは

 

 

一刀の手筈通りに事は進み、連合軍はシ水関を攻略した。

現在連合軍の兵は占拠した関で休養をとっている。あと半刻もすれば華雄隊がシ水関を襲撃するだろう。

ちなみに張遼は華雄が突撃した際いつにも比べ動きが良かったことに涙した。

「華雄・・・泣きそうやったなぁ・・・」

それもそうである。一刀から出撃前に発破をかけられたのだ。

このとき張遼は自分が敵に突撃する役目でなくてよかったと心底思ったのだった。

 

そのときの会話がこれだ。

「華雄・・・」

「はははいぃぃ!な、なんでしょうか?しし師匠!!」

「俺はな・・・お前はやればできる奴だと信じてる。な?

信 じ て る か ら な ?」

「か、必ず成功させてみてますぅぅ!!お任せください!!」

圧迫面接も真っ青、むしろ脅迫に近い。一刀はわかってやっているのだから手が負えない。

説教臭いところとこのようなイジメ癖がなければ非常に良い師匠なのだが・・・

ないものねだりをしても仕方ないと諦めていた張遼であった。

 

 

拍子抜けするほどシ水関の攻略はうまくいった。

挑発して引きずり出した華雄は関羽が討ち取ることこそ出来なかったが敗走させた。

張遼は突撃した華雄を見捨て関を出た。

万事うまくいっている。しかし周瑜は不安があった。

「うまくいきすぎている・・・異常なほどに。」

孫策の勘を策のなかに組み込むのは軍師として癪ではあるが、

今回ばかりは考慮しなくてはいけないのかもしれない、と周瑜は考えていたときに報告が入る。

「報告申し上げます!華雄が関正面から攻撃してきました!」

「突撃は陽動だったか・・・相手の兵数は少ない。的確に対応すれば問題ない!」

これは簡単に言ってしまえば連合軍を挟み撃ちにする作戦だ。裏には大軍がくるはずだ。

伝令兵に指示をし、すぐさま敵を迎え撃つために周瑜は関の裏に向かう。

 

 

このとき周瑜は一刀の作戦を見抜いていた。しかし見抜けていなかったことが一つあった。

「雪蓮!董卓軍がくるぞ!」

「もうきてるわ。勘の通りにね。」

「なら準備は・・・してるわけないか・・・」

「ぶー!ちょっとそれひどいわよ!!」

まだ余裕が二人にはあった。このような奇策でくるということは董卓軍は一気にここで決めに来ている。

凌げばかなりこちらが有利になるだろう。

しかし二人の自信に溢れた顔が凍りつくことになる。

見えたのは旗。ひとつは張の旗、これは当然。だが張の旗よりも速く進軍してくる旗があった。

その旗は間違いなく島津十文字、北幻庵の旗であった。

 

「ちょっ、いや、うん!いやいやぜんぜん駄目だけどさ!え?先生?本当に?」

「おめでとう雪蓮。見事に勘は的中だな。しかも先生が本当にいるという的中っぷりだ。」

ぶっちゃけ一刀っぽい気配はするなーの程度だった孫策は焦る。

落ち着いている様に見える周瑜も目はグルグル回っていてだいぶ混乱している。

「と、ともかく正面側の華雄を倒せば退路は確保できる。」

「そ、そうね・・・先生といえど負けるわけにはいかないわ。」

さすがに落ち着きを取り戻した二人は戦略を練る。こちらは圧倒的優位である。

もし北幻庵を抑えることができたらこの戦いは勝ちだ。

だがこの外史、そう甘くはない。

「敵将北幻庵!劉備軍を突破し関内に入りました!!」

孫策、周瑜は泣きたくなった。

 

 

ところ変わって曹操の陣。

荀彧は繰言をぼそぼそと言っていた。

「これはお師匠様に理不尽な説教をされるわ。軍師なら俺の策ぐらい見破れとか

軍師なら兵ぐらい鍛えとけとか桂花なんだから猫拳法ぐらい使えろとか。」

「桂花・・・落ち着きなさい・・・言いたいことは分かるけども。」

「は、はい、申し訳ありません。まぁこちらにはどうやら向かってこないようですね。」

「まぁ・・・麗羽を目指しているのよね。一応援軍を出しておきなさい。」

「はっ」

曹操は落ち着きながらも一刀の理不尽説教を思い出していた。

幼少の頃に母につれられ一刀の屋敷に連れて行かれた。当時の自分に敵う同年代のものはいなかったし

大人にもいなかった。 大将軍として有名な男はあっさりと自分を負かした。

そのときの言葉は今でも覚えている。

 

「よかったな、これでお前の覇道がまた一歩進んだぞ。」

「負けが歩みを進めるですって?そんなことが・・・」

「負けを知らないやつは軟弱なのさ。若いうちは壁にぶつかって乗り越える苦労をしなくちゃな。」

 

このあとも一刀は曹操の壁となり立ちふさがってきた。武に然り、智に然り。

そして今、北幻庵は曹操の壁として再び立ちふさがっている。

「ふふふ・・・いいわ。乗り越えるどころか打ち破ってあげる。師に勝つことこそが最大の恩返しよ。」

 

お ま け

黄蓋の憂☆鬱

 

ここから先はおまけです。おまけは本編と一切関係ございません。

関係させたら作者は死にますwww

 

ここはシ水関内部。黄蓋は慌てていた。それはもう盛大に。

見ているこっちが心配になるほどだ。

黄蓋は今回従軍したことを後悔していた。

なんせ今目の前にいるのは若かりしときの初恋の人なのだ。

「よぉ~祭、久しぶりだな。お前もいたのか?ん?」

「あ、あうあう・・・一刀・・・」

一刀は武器を構えながらもニヤニヤと笑っている。

それに対して黄蓋は顔が真っ赤になっていくのが自分でも分かっていた。

 

 

それはまだ孫堅が生きていた頃の話である。

まだ若かった(今でも十分だが)黄蓋は武に一辺倒であった。

そんなときに賊が出た。血気盛んな黄蓋は孫堅と共に突撃した。

多くの賊を倒したが相手の兵数に徐々に押され始め囲まれた。

その時、中央から派遣された一刀が到着し窮地を救った。

ありきたりなシュチュエーションだが武ばかりだった黄蓋にとっては衝撃だったのだ。

 

 

その後、一時的に建業に滞在することになった一刀に黄蓋は様々なアプローチを仕掛けた。

ときには一緒に市へ行かないかと誘ったり、

ときにはなれない文で気持ちを伝えようと挑戦したり、

酒に頼って一気に迫ろうともしたが・・・

どうもあと一歩踏み出せなかったのだ。

それを見た孫堅は「そんな好きなら真名預けろよ。」とアドバイスした。

ぶっちゃけ真名を預け忘れるくらいべた惚れだった。

 

「あ、あの!わ、わたたたたた・・・しのままま真名をっ!」

「落ち着けよ・・・」

真名を預けようとする黄蓋だが緊張しすぎて何をいっているのか分からない。

とりあげず深呼吸させ落ち着かせる一刀。

その横で酒を飲んでいた孫堅は笑い転げていた。

「ふ~は~・・・その、私の真名は祭です!受け取ってください!!」

「おう!俺は一刀だ。俺のも受け取ってくれ。」

「はいっ!」

顔にはもう幸せと書いてある黄蓋。このままで終わってしまいそうだったので、

孫堅は再びアドバイスする。

 

 

「そこで終わったら意味ないだろ・・・最後まで言わんか!」

「わ、わかってる・・・」

もう一度深呼吸した黄蓋は再び一刀に声をかけた。

「一刀!」

「ん?どうしたんだ?祭。」

真名を呼ばれたことに小躍りしたくなるのを抑えながら黄蓋は言った。

「一目見たときから好きでした!わ、私と結婚してくださいっ!!」

 

 

「俺・・・二日後中央に戻るんだ。それに中華全土を飛び回るからな、結婚は無理だ。すまん。」

「・・・・・・え?」

黄蓋の初恋は終わった。

 

 

年は流れ・・・

黄蓋も自らの一人称が変わるまでになった。

あの後は散々泣いて孫堅に慰められた。

間違いなく飲酒量が増えたのはあれのせいだ。

孫堅の死に際に黄蓋に残した言葉が「一度振られたくらいで諦めるな。」だった。

その一刀が戦場で目の前にいる。いくら年が流れてもあのときの恥ずかしさは忘れられない。

正直今でも一刀に気があるし、結婚もしたい。

はたして黄蓋はまともに戦えるのか!?

 

後悔も反省もしている。ネタはいくらでも浮かぶものなのだ。続かないだけで・・・

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
44
3

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択