こんにちは、しがない書き手です。
真・恋姫†無双~金属の歯車~とMETALGEARCROSS~OUTERHEAVEN~の二作品を無事に完結しました。
去年の10月8日に連載を始め今年の12月11日に終了となりました。
皆さんのご声援ありがとうございました。
今思えばかなり無茶なクロスオーバーだったと思っています。
当初は"一人の兵士が充分な装備を持たず、別世界に飛ばされた"という私自身の夢から肉付けしていった作品で、大好きだったメタルギア(兵士)と当時友人から勧められた恋姫†無双(別世界)の設定を借りて作ったものでした。
どんな夢だよ。とかいう突っ込みはカモンです。ええ、自分でもどんな夢だよって感じてます。
如何せん私自身が男……否漢であるため女性の心情や恋愛感情があまり分からず、また厨二病丸出しの演出と終盤の熱いノリだったのは……まあ後悔はしていません、反省は少ししている気がしますが。
女性の心理情景とかわかんねえよ、男と女は別の生き物だよ!
この物語は英雄と未来をテーマに据えました。
英雄は過去を象徴しています。
一刀くんやジェームス、ケインは過去にトラウマや後ろめたいことを抱えていました。
一刀くんは、中東で少女もろとも都市を壊滅させた事件。
ジェームスは、マグナに操られた状態で恋人を刺し殺す。
ケインは、弟達を養うため自らを実験台として差し出した。
全員常軌を逸脱していますね。グロいですね。ですが三人が三人、過去を清算しています。
これはメタルギアソリッドにおいて、罪を後世に残してはいけない。その世代で解決しなければならないという所から貰っています。罪が赦されるというのはFF7ACの影響もかなり受けていますね。
未来は人類の進化と宇宙を象徴しています。
人類の歴史は戦争の歴史、とはよく言ったものですね。誰が考えたかよく的を射ていると思っています。
では人類の進化とは何か?
木星圏で金属生命体と拳で語り合ってガン○ームって叫ぶことなのか(※違います)。
それともガイ○メモリを使って何か妙なことを考えつくのか(※違います)。
はたまた古代銀河文明の遺跡を見つけて颯爽登場するのか(※違います)。
私は戦争経済からの脱却、そして新たな経済体制の確立だと思っています。ではどうすれば脱却できるか?素人考えですがそれは宇宙開発だと思っています。
競争が人類を進化させた。だから戦争を続けるというのは作中でもリンクスを初め様々な人物は謳っていましたが、コレを否定するつもりはありません。加えて宇宙開発が軌道に乗っても戦争は起こると思います。
まあけど宇宙開発が進めばしばらくは戦争は起きないかもしれません。未来は未定です。
さて今回はオリジナルキャラそれぞれにスポットを当てて軽く解説したいと思います。
北郷一刀/Atomos・Snake
蜀の御遣いさんです。
彼は強烈にメタルギアサーガにあこがれを持っており、ある意味で過去に固執し未来を楽観視している人物です。
一応この物語はハッピーエンドになっていますが、どこかで歯車が違えれば彼は正史も外史も壊滅させる獣になっていたでしょう。例えば蜀の主要人物が誰かに……ケインにでも殺されたらほぼ確実に発狂していたでしょう。心の脆い人物です。自我をもったのが十歳ですから彼はある意味で十四歳ですからね。
金属の歯車序盤では比較的影が薄かったと思います。というか薄くしたつもりです。原作の一刀くんの台詞は大部分が桃香に言わせています。前半は導き手として描いています。
中盤では彼の過去と能力に向き合います。彼は序盤から凶戦士と雷の力の片鱗は見せていたのですが、攻撃として使用するのはあまりなく、相手を能力で殺そうとしたのはアシッドとマグナの二人が攻めてきた時です。まあ能力で無抵抗で無関係の人を虐殺していたら躊躇いますよね。
終盤のケインとの最終決戦の前に桃香を性的な意味で襲う描写を入れたかったのですが控えておきました。中盤以降では彼はそれほどにまで精神的に追い詰められていました。
後章ではずいぶん吹っ切れています。その力の方向性を与えられた……桃香たちを守るというのは彼にとっては救いでした。彼は桃香たちに依存され依存する存在になっていたわけです。
ジェームス・R・伊達/Ghost
呉の御遣いさんです。三人の中で一番の二枚目さんですが影は薄い。2.5枚目くらいか。
彼は比較的平凡な人生から軍に入り戦争の中でトラウマを植えつけられた人物です。詳しくは書いていませんでしたが、マグナに操られた彼が恋人であるアンジェを刺し殺しています。この時刃物恐怖症になっています。普通なら自殺でもするところを精神的にケインに助けられています。彼は死んだ恋人のために生きています。それゆえか彼は達観しツッコミ役になっています。
彼は非常に強い人間で、恨みはあるものの恋人が仇をうってほしいと願っているか?仇をうつのが自分である必要があるのか?と本当に達観しています。結局彼は仇を討ちますが、彼はそれ以前に救われていたといえます。時には弱い面もありますが本当に強いです。
序盤は呉の軍師として表舞台に姿を表さず、裏方で仕事をこなしていました。彼はどちからといえばデスクワークのほうが得意で彼も軍師という仕事は向いていました。
中盤ではケインもでてきたため必然的に表舞台に立たざるを得なくなりました。彼はケインも尊敬しているため彼へどうやって当たればいいのか描写はありませんでしたが結構悩んでいます。
終盤での彼はどこかで外史で死ぬという直感を持っていました。彼は死んだ恋人のために生きていたため、女性の為に死ぬとでも思っていたのでしょう。
正史に送り返された際にはまだ死ぬべき時ではないと神にでも言われたのか知りませんが、戦争のない世界で生きることになります。
影は薄いですが一番しっかりしています。いや、左右が濃すぎるだけなんですがね。
ちなみに彼に銃火器をもたせたらケインですら接近することが非常に困難です。三次元的な空間把握能力が高いせいで、観測手が居なくても狙撃できるという、外史ではあまりにも目立たなく、あまりにも超人的な能力を持っています。
ケイン・ウェルナー/Tre・Fox
魏の御遣いさんです。完全な裏設定ですが彼はニュータイプだったりします。かなりマジです。彼の最後の台詞に「英雄になりなくてなったわけではない」と言っていましたがコレはガンダムからとってたりします。
彼の設定をするときに考えていたのは、最強と変態の二文字でした。彼はしゃべるたびに紳士的発言が多いので苦労しました。原作一刀君より変態になりましたね。彼が変態になった理由としては、厳格かつ優しい人物であった父ジョセフ・ウェルナーが彼にとっての反面教師たったことからです。もちろん彼も父を尊敬はしていますが。
彼の最強っぷりは鬼気迫るもので、蛇腹剣で恋と互角に渡り合いますがが、本当のメインアームは槍でこれを持てば魔法でも使わない限り止めることができません。ちなみに槍を持ったケインは五虎将軍+一刀くんより遥かに強いです。変態か。
彼のトラウマは自分の体が機械化していること。彼はトラウマというほど悩んでいませんが、一刀くんをはじめたくさん居たきょうだいたちには、一番家族が欲しいときに居なかったということに負い目を感じており、それを両親に知られたくないのか墓参りを超絶に嫌がっています。
PMCUに加担していた時の彼は、本当にPMCUの理想には興味を示していませんでした。というか話すら聞いていません。何せPMC時代にリンクスにも会っていないくらいですからね。
序盤から中盤まで彼は裏舞台でかなり引っ掻き回しており、魏の情報力に一役買っています。最強の兵が最強のエージェント、悪夢そのものですね。彼は序盤から終盤まで導き手として動いています。彼は一刀くんにもジェームスくんにも華琳さんにもみんなに戦士ではなく人間として生きてほしかったのでしょう。自分が機械の体だから余計に思うのでしょうね。
アシッド・スネーク
彼は文字通りの一刀の写鏡で、一刀くんが発狂すればまさにアシッドになります。まあアシッドは発狂していないのですが。
彼は根っからのサディストで、何よりも血が好きで、殺し合いが好きです。どっかのピカチュウ大佐とかバカ猫部隊隊長と違って拷問好きではありませんが。
そして彼は寿命以外では死ななくなっており、それゆえに人生というものが他人より少しずれています。まあこのズレが少しというのかそれとも多いのかは人によりけりでしょう。
彼もPMCUの理想に本当に興味はなく、ただ殺してほしい。それも一刀くんに殺してほしいと思っています。彼が一刀に殺してほしいという考えはまともな手段で死にたくなかった。化物は化物に殺して欲しかった。という考えでした。アーカードの旦那とは違いましたね。
マグナ
彼はサイキッカーですが、サイコ・マンティスの正式な称号を引き継いでいません。それゆえにマグナ……これはカマキリモドキの学名からきているので名前をある意味嫌っています。
彼もサディストで、人の悲鳴や憎悪、悲しみが好きです。その反面、彼は人の笑顔や笑い声が苦手……というかトラウマを持っており最終決戦ではそのためにジェームスに敗北しています。笑顔や笑い声にトラウマを持っている理由は特に考えていませんが……まあ多分作ったとしても戦争絡みだと思います。
彼は過去に一刀くんと交戦していますが、感情を持っていなかった彼を操ることができず両腕を撃ちぬかれています。感情がなければサイキック能力が効かない。感情がサイキック能力を強くし、時には弱くする。そしてサイキック能力とは何か?それは心の強さです。スタンドですね、わかります。
彼の登場意義は本当にジェームスくんの当て付けなんですよね。彼がどれだけ強いか、その証明になっています。
エンド・スネーク
次世代蛇の一族の末っ子です。実は19歳です。
もっとも安定した個体で、ソリダスのポディションとして生まれています。彼のみバーサーカーを発露させても正気を保ち続けることができます。次世代計画の完成形とも言えますね。
彼は人類が次のステージに……つまり進化するためにどうすればいいのかという考えに非常に純真です。無垢と言ってもいいでしょう。
そしてリンクスの考えである人類の進化=闘争=戦争という考えに縛られ、兄と分かり合えなかった最期ということです。
彼に足りなかったのは本当に発想ということですね。人という種の完成形にいながら人というものを深く考えていなかったということになります。もし彼が小さい頃にメタルギアサーガやケインに出会っていればもっと違う人生……例えば仲間になるという運命だったと考えています。
リンクス
リボルバー・オセロットの正式な血統者であり、父親のセンスを大いに引き継いだ人間です。
彼は一刀くんとケインの対照的な立ち位置で、一刀君とは人類のあり方、ケインとは英雄のあり方で対立しています。
彼は本当に過去に固執しすぎており、英雄になりたくてしょうがない。父に追いつきたくてしょうがない。という思考でした。
父は人を管理から脱却させたある意味で人類を救っておりそれを知っている彼は父を尊敬しています。しかし英雄とはなりたくてなれるものではなく、本当の英雄であるケインに倒されます。かなり皮肉ですね。
また人類を人類という種族として見てしまった。対して一刀くんは人類を人という個人の集合で見ていたという違いでした。
一刀君の最後の台詞じゃわかんにくかったですね。
ではアンケートに移りたいと思います。
まあそんなに集まんない気がしますが。
これからアナザーストリーをちょこっと書きたいと思います。
その内容を……。
1,一刀の結婚生活奮闘記
2,ジェームスの子育て奮闘記
3,ウェルナー一家+αの墓参り奮闘記
4,終わらない明日へ
5,その他(例を書いてください)
……まあ選んでやってください。5ばっかだと爆死。
次回作予告
――知識の渦より
――生まれしものは
――正義か、悪か
新連載――
仮面ライダーEINS――
イメージ声優(敬称略)
中村悠一
田中秀幸
花澤香菜
一月三十日より連載スタート
予定は未定!!
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