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月の綺麗な夜
戦乱の終りを祝い宴会が行われていた。
とある二人はその場を離れて……
彼女の望む『世界』を迎え
彼女の望む『平穏』を亡くした
一つの外史の結末
少女達の見た流星
流星…その核として光の玉がある。
外史へと送られる……北郷一刀の存在。
外史への扉の少し前に黒い玉が現れる、
黒い玉は、誰かの声に応える様に楔へと姿を変え流星の中の光の玉を二つに裂いた。
流星は何も無かったように、外史の扉をくぐって行った。
こんな昼間から流星が見えるとは、何かの前触れか……
華琳様と姉者と一緒に二十騎程の騎馬隊を率いて、盗人達を追う
さっき見た流星が気になり、普段よりも行軍が早いような気もしたが
我々が見つけたものは、白い服を着た男が一人
その男を連れて陳留へ向かう途中、華琳様に
「秋蘭、例の盗賊達が周辺にいるかもしれないから探索をお願い」
「御意」
何か惹かれるものを感じ、男が居た所に一度戻ろうと移動し
そして、岩陰に身を潜ました。
探していた特徴の三人が黒衣の男の傍で倒れ伏せていた…
そして、一人の女が近づき話し始めさらに二人が追いついたようだ。
男と三人は少し話してから
「ここで話し込んで要らぬ嫌疑を掛けられても詰らない。貴女の提案に乗ろう」
この場を後にした。
気づかれていたか…それとも警戒していただけか…
気づかれていたとしたらかなりの人物だが
私は、置き去りにされた三人の亡骸を確認し
去って行く黒衣の男達を見て
「私は…私は夏侯妙才……お前は…」
眠れなくなった身体
『世界』は、やはりオレを消そうとしているのか……
ならば、その眠れぬ時間をありがたく自分を高める為に使わせて貰おう……
『体が問題を抱えている箇所を把握して、損害程度を冷静に掴む事が、とっても大切なのです』
深く息を吸い四肢にゆっくりと力を込め、黒髪の少女の言葉を思い出す
『感情を殺して刃を振るわねば、肉体が足かせになって、速さなんて出ません』
オレは、ホンゴウカズトをやめたんだ。
三人と別れ、追剥ぎを追剥ぎし、賊を返討ちにして路銀を賄っていく
それが今の日常……
深い闇に閉された夜
焚き火の傍に薬缶を置き、手慰みに焚き木を小柄で削る
浮かび上がる形が、小柄の誰かを思い浮かばせ…
痛みを感じ手元を見る、指先に赤い玉が……
「…弱いな、オレは」
長い夜は、まだ続いていく……
最近、賊の数が減っている、補給も必要か…
村へと向かう途中
「……減ってはいるが居なくなった訳ではない…か」
大きな帽子をかぶった少女が追われている…
少女と賊の間に立ち、賊に野太刀を振り下ろす。
冷めた目で倒れた賊の懐から財布を取り
「あ…わわ、あ、ありがとうございましゅ」
「……」
赤壁の時に、黄蓋と共に騙しにきた……
いや…赤壁では遅い……逆らった大局を思い出せ
定軍山…秋蘭…流琉…か
ならば…秋蘭
「…お前を、殺す」
吹き抜ける風、立ち尽くす少女
「…なんなんでしゅか…この人…」
何か大事な物を忘れてる気がします
思い出せないので気のせいと思い込みます
ではまた会えそうなときに。
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(´・ω・`)やぁ。ようこそガイシの扉へ。
この外史はネタ妄想だから、深く考えないで欲しい。
一つだけ先に言わせてください
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