No.189898

真恋姫無双 蜀END 焔耶編 続編

anさん

投票です。
前の作品で、この焔耶ENDを見たい人はb←で表してくださいと言ってのですが・・・・・パないほどbが殺到したので続きを書きましたwwwwww。
では、どうぞ^^

2010-12-16 00:22:55 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:4782   閲覧ユーザー数:4249

お館が天に帰ってから、もう数年が経ってしまった。私はお館が私の元に帰ってくるのを信じて、あの日から、毎日のように城壁の上に登り、お館の帰りを待っていた。

「・・・風か気持ちいいな。・・・・・なぁ、お館、・・・私はいつまでも待っていると言ったが、もうそろそろ限界だぞ。いつになったら帰ってくるのだ?」

私は空に向かってそうつぶやいた。

「・・・・・そろそろ戻るか。」

私は立ち上がり、お尻の汚れをはたき、その場を後にした。・・・・・・・・・・・・

「・・・今日も賑やかだな・・・・」

私は一人、市を見回っていた。子供たちは元気に遊び、商人たちは汗水流して働いていた。

「・・・これも皆、桃香さまと・・・・お館のおかげだな・・・・」

そうつぶやいてしまうくらい、この国の市は平和だったのだ。

「・・・・・そろそろいいか」

一通り市を見回った。そろそろ城に戻ろうと思った。

「で、伝令!!」

すると、門番の者があわてて私の元に来た。

「どうした!?」

「ご、五胡が、五胡が我々の国に進行中と言う情報がありました!」

「っ!、なんだって、数は!?」

「およそ、4千との報告です!」

「4千か・・・・、お前は、すぐに劉備様にこのことを知らせろ!」

「御意!あ、あの魏延様は?」

「私は一足先に五胡の所に行き、少しでも足止めをする!」

「っ!、無茶です!数は4千!いくらなんでも無謀です!」

「ここで誰かが足止めしなければ、民にも被害が出てしまうだろう!!」

「し、しかし!」

「とにかく!お前はこのことを劉備様に知らせるんだ!いいな!」

「あ!魏延様!」

(この場所を奪われてたまるかっ!ここを奪われたら、お館の、・・・・一刀の帰ってくる場所がなくなってしまう!!)

私は無我夢中で、たった一人で4千の軍勢に立ち向かっていった。

場所は荒野、私は一人で五胡と戦っていた。

「でえぇーーーーーーーい!!!」

ドゴーーーーーーーーーン

「ぎゃぁーーーー」

「はぁ、はぁ、くそ、きりがない!!」

(倒しても倒しても現れる五胡の兵、これでは私の体が持たない!!)

そんなことを考えていると、

ヒュン!!

「っ!しまった!」

五胡の兵の隙を突かれてしまい、あわてて防ごうとしたが、

グサッ!

「ぐっ!」

少し遅かった。五胡の兵から放たれた矢が足に当たってしまい、その場で座り飲んでしまった。

(くっ、不覚、でも、まだここで倒れるわけには!!)

体制を立て直そうとして無理やり足に刺さった矢を引き抜き、なんとか立ち上がろうとするが、

ガクンッ!

「なっ!」

足に力が入らず、再び、その場にしゃがみこんでしまった。いつもの間にか周りは五胡の兵にか囲まれてしまっていた。動けない私に容赦なく、五胡の兵たちが私に突っ込んでくる。

(・・・ここまでか・・・・)

もう、おしまいだ。この状況で生き残れるはずがない・・・・。

(すまない、お館、・・・お館との約束、・・・守れそうにない・・・)

五胡の兵が私に剣を振り下ろしてくる。私は死を覚悟して目を閉じ、

(・・・さようなら、・・・・一刀・・・私の・・・・愛した人・・・・)

(・・・・・・・・・・・・・・)

・・・・おかしい、いつまでたっても、剣が私の体を切り裂かない、私はゆっくりと目を開けた。するとそこには、・・・見覚えのある人の背中が見えた。

(誰だ?愛紗?鈴々?星?それとも・・・・・)

するとその人は大声で、

「俺の恋人に何しやがる!!!!!!」

と叫んだ。その瞬間、脳に何かが駆け巡った。すごく聞き覚えのある声、髪、姿、その人が私の方を見た瞬間、

「っ!!!」

自然と涙がこぼれた。それはなぜか、当り前だ。この人は私が初めて異性で愛した人、私と最後を迎えた人、私との・・・・約束を守ってくれた人・・・・・そう・・・・・北郷一刀の姿だったからだ。

「お・・・・館・・・・?」

「遅くなってごめん、本当は1年も前にここに戻ってきたんだけど、いろいろ騒ぎに巻き込まれてね。」

お館が私に話しかけてきた。でもその隙に、五胡の兵がお館に攻撃を仕掛けてきた。

「っ!あぶな・・・・!」

私が言い終わる前にお館は五胡の兵に気付き、切り倒していた。

「・・・・・人が再開を喜んでるのに・・・・・・なにいきなり切りかかってきてんだよ・・・」

お館はそう言って私の方を向き足の怪我に目をやった。するとお館は小さな布を出し、それを噛み切り、私の足にそれを巻いてくれた。

「あ、お館・・・」

お館は無言だったが私に笑顔を向けてくれた。そうするとゆっくり立ち上がり、五胡の方を向き、

「・・・・貴様ら、俺の大切な人を傷つけておいて・・・・生きて帰れると思うなよ・・・・」

・・・・・そのあとはよく覚えてない、ただはっきり覚えているのは、お館が私を抱えてどこかに向かっていることだけだった。

「・・・・・ん?・・・・ここは?」

気がつくと、そこは見知らぬ小屋だった。

「私は一体・・・」

そんなことを思っていると後ろから、

「やぁ、目が覚めたんだね、焔耶。」

と声をかけられた。

「っ!・・・・お館?」

「ああ、そうだよ。」

「っ!」

私はもう、嬉しさがいっぱいになり、そして・・・

「一刀ーーーーーーー!!!」

愛しい人の元に飛び込んで行った。

「一刀ぉ・・・・・か・・・・・ずとぉ・・・・・ひっくっうわぁ・・・」

「またせてごめんね、焔耶、これからはずっと一緒だ、もう離さないから・・・・だから・・・・もう泣かないで・・・・」

「う、うわぁぁ・・・・」

嬉しさのあまり、私はなにもしゃべれなかった。でも、たった一つ言いたかったことだけは言おうと思った。

「ぐすっ、一刀・・・・」

「ん?なに?」

「・・・・・おかえり・・・・」

「・・・・ああ・・・・ただいま・・・・」

私はそう言うと一刀に自分から、口づけをした。

そのあと私は一刀が天に帰ってからの話を全て聞いた、天に帰った後、一刀は武を学び始めたらしい。理由は簡単だった。もし、私が危機にさらされていたら、その時に守れるようにだと一刀は行っていた。・・・・・でも今はそんなことどうでもいい。なぜなら・・・・・ようやく再開できたのだから・・・・・・私の愛しい人に・・・・・・・この幸せは・・・・・今は私だけのもの・・・・・・・そう・・・・・・・私だけの・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

END

どもanです。こんな感じでいいでしょうか?もし喜んでいただけたらうれしいです^^

この次の話ですが、予定していた思春ENDを書こうと思います。

さてさて、また皆さんにアンケートです。

 

1 魏END風編

 

2 蜀END詠編

 

3 呉END亞紗編

 

思春ENDが終わったらどれがいいでしょうか?アンケートをお待ちしております。

ではそろそろこのへんでバイ」


 
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