注意!作者は三国志に詳しくありません。主な知識は恋姫からです。
ちなみにこの作品にはオリキャラを何人か出そうと思っています。
そしてキャラの仕官時期が違ったり所属が違ったりするかもしれません。(そのあたりはまだ未定です。)
あと一刀にオリジナル設定を作っていますので、キャラ崩壊必死です。
それと一刀には前世の記憶がありません。
ですが一度読んでみてください!それで「おもしろい」と思ってさらに読み続けていただけたらうれしいです。
お詫び
前回一刀達のいる町のことを説明するの忘れていました。申し訳ありませんでした。
一刀達のいる町は青州済南国ここの太守が母、荀緄である。数年前に任命され予州潁川郡穎陰から引っ越してきた。(これは作者の設定ですから詳しく突っ込まないでください。)
<王佐の才>
『帝王を補佐するにふさわしい才能、又はそれを持つ者のこと言う。(辞書引用)』
これは、平和な世を作ろうと乱世を駆け抜けた双子の男女の物語りである。
天気の良い日、庭に置かれた机でのお勉強会を終えて一刀、桂花、凛花の三人はお茶を楽しんでいた。ちなみに蘭花は琴と町に行っている。
「さすが私の自慢の子ども達だわ♪私の教えることをすぐに理解して自分のものにしてしまうなんてね。いずれ私を追い越してしまいそうで楽しみだわ♪」
上機嫌で二人の頭を撫でる凛花。二人は母からの教えを物凄い速さで吸収し知識だけならそこらへんにいる普通の子供なんて軽く超えているのである。
「いえ、かあさまの教え方がうまいんですよ。な、桂花!」
「はい、かあさまの教え方とてもわかり易くてとても覚えやすいです。」
一刀と桂花の言葉にさらに感動した凛花は、
「ふふ、いい子達ね。お母さん嬉しいわ!そんな二人にご褒美としてお饅頭も食べていいわよ♪」
そう言って侍女にももまんを持ってこさせた。
「ありがとうございます。かあさま!(やったな!桂花)」
「(はい、やりましたねおにいさま!)」
アイコンタクトで会話をした二人。そうさっきのやり取りは二人の作戦だったのだ。最近お茶請けに物足りなさを感じた二人が作戦として母を褒めて飲茶を追加するよう仕組んだのだ。
「(少し、罪悪感があるけど嘘はついてないしいいよね?)」
当然母の教え方が上手く、とてもわかりやすいのは本当のことで一刀と桂花はどんどん知識を吸収していった。
そうやって楽しいお茶会をしていると一人の兵士がやって来た。
「荀緄様、荀緄様にお会いになりたいと申すものがいるのですがいかがいたしましょう。」
「もう!せっかくわが子との楽しいお茶会の最中なのに!誰なの?そんな不届きな事をするのは」
「えと、曹嵩と申されていましたが。」
「琳奈が!?いきなり来るなんて何考えているのかしらまったく!ごめんね二人共。そういう訳だからお茶会はこれでおしまい。お母さんちょっと人に会ってくるから・・・そういえば琳奈の所にも確か子供がいた記憶が。あなた、彼女の他に誰かいたかしら?。」
「はい、護衛と思われる兵士と子供が三人ほど居りましたが。」
「そう、わかったわ。その四人を玉座へ案内しなさい」
「はっ」
そう言って兵士は下がっていってた。
「部屋に戻っててって言おうとしたんだけどやっぱりあなた達も来なさい。丁度いいからお母さんの古くからのお友達を紹介してあげるから。」
「「わかりました!」」
「あと琴と蘭花が町にいるから呼び戻してきてくれるかしら。」
「かしこまりました。」
そして側にいた侍女に蘭花たちを呼びに行かせた凛花は一刀と桂花を連れ玉座に向かった。
玉座に座った凛花は兵士に、
「じゃあ入るよう伝えて頂戴」
そのあとすぐに扉が開き、女性と子供が三人が入ってきた。女性は髪の色は金色でサイドポニーで巻き髪、瞳は蒼色。紺色を主体とした服を着ていた。他の三人は未来と大体同じ服なので割愛。
「久しぶりね、琳奈。」
「ええ、本当に久しぶりだわ凛花。」
「前に会ったのはもう六年ぐらい前かしら?」
「大体それぐらいかしらね。たしかその時はあなたの婚儀の時だったはずよ。」
「そうね、私もよ~く覚えているわ!婚儀の後の宴会の席で貴方が新郎である私の夫に色目を使ってきたのだからね!!」
「そういえばそうっだたわね♪あの時は怒った貴方がいきなり剣を取り出してきたから焦ったわよ。」
「なによ、そう言いながら全部避けていたじゃないの。」
「そりゃそうよ。貴方は文官、私は武官。当時筆頭武官だった私が護身の為に剣を習っていただけの凛花から一太刀うけるなんてあるわけないでしょう?」
「まあね。けどまたやったら今度こそただじゃすまないからね!」
「大丈夫よ安心して。あれは冗談のつもりで少しからかっただけなんだからもう許して♪」
「わかりました。まったく、貴方はいつもそうなんだから。昔話はとりあえず後にして今日はいきなり訪ねてきてどうしたの?確か今は陳留で太守をしているのではなくて?」
「そういえばそうだったわね、すっかり忘れていたわ!」
「まったく」
「実は今日はお互いの子供達を見せ合おうと思ってきたのよ♪」
「はあぁ?」
「だって折角私にも凛花にも子供がいるんだから会わせないとね!」
「まあお互い三人ずつだから良い遊び相手にはなるかしらね。」
「あ~違う違う。この子は私の子だけだけどこっちの二人は違うわ。そういえば自己紹介すらしていなかったわね。私は姓は曹、名は嵩(すう)、字は巨高よ。あなた達のお母さんとは私塾の頃からの付き合いなのよ。よろしくね♪ほら三人とも自己紹介しなさい。」
「「「はい、おかあさま((琳奈さま))」
そういうと最初に琳奈と同じ髪の子が前に出た。拶をした。
「はじめまして荀緄さま、私が曹嵩の娘の姓は曹、名は操、字は孟徳と申します。」
「私は姓は夏侯、名は惇、字は元譲といいます。荀緄さま。」
「私は夏侯惇の双子の妹の姓は夏侯、名は淵、字は妙才と申します。」
そして次に赤い服の子、最後に青い服の子が挨拶をした。
「あら?夏侯って確か凛奈、貴女の元実家じゃない!?」
「ええ、残念だけど私の子じゃないわ。近いけどね。この子達は私の妹の子よ。今日は一緒に連れてきたのよ。」
「そうだったの。私は姓は荀、名は緄(こん)、字は蓮若よ。よろしくね三人とも。さあ二人共こちらも挨拶しなさい。」
「「わかりました」」
初めに一刀が、
「初めまして荀家が嫡男の姓は荀、名は鳳(ほう)、字は天若と申します曹嵩さま。それとよろしくね!曹操ちゃんと夏侯惇ちゃんと夏侯淵ちゃん!」
すると一刀は曹操のもとへ行き急に髪を触りだした。
「!!」
「動かないでね・・よし取れた!ごめんね髪に虫が着いていたから取ったんだ。ほら。」
そう言って手の中にいる虫を見せた。そこには一匹の虫がいた。そしてその虫を外に逃がした後に、
「急にごめんね。いきなり髪を触ったりして。」
とすまなそうにいうが曹操は急に下を向いてしまった。一刀は、
「(あれ?いきなり嫌われたかな?)」
と思っていたが桂花は、
「(ああ、また私のおにいさまに悪い虫がついてしまう!けどまだ大丈夫よね、ついさっきあったばかりなのだから)」
と思っていた。一刀はとても優しいので自分に好意があるのではと勘違いをする子を後を絶たないのである。そんな子達を桂花は持てるすべての知識を使って排除してきたのである。なので特別に親しい女の子はおらず、いるのは琴ぐらいである。(琴に関しては今は歳が離れているし幼いのであまり警戒はしていないが将来は必ず敵になるであろうと桂花はふんでいる。)というとんでもないブラコンな桂花ちゃんである。
そんなやり取りの後に桂花が、
「初めまして私は荀鳳おにさまの双子の妹の姓は荀、名は彧、字は文若と申します。」
と言って兄に見えない様に華琳達を睨みつけた。そんなやりとりを琳奈は見逃さなかった。
「(ふ~ん、やるわねあの子将来が楽しみだわ♪)あら貴女の方も双子がいるのね!」
「夏侯惇ちゃんと夏侯淵ちゃんは貴女の子じゃないじゃない!」
「近いからいいのよ細かいことはきにしないで。」
「はぁ~。それと今はいないけどもう一人荀諶っていう一番下の子がいるのよ。この子は後で紹介するわね」
「わかったわ。それじゃあ子供達は遊ばせて私達はまた話でもしましょうか。」
「それなら庭でしない?さっきまで子供達と庭でお茶会していたのよ。どこかの誰かさんに邪魔されましたけどね。」
「そうだったの。ごめんなさいね。」
「まあいいわよそれはもう。」
「そう?ありがと♪それよりもいいわね庭でなんて!もちろん点心もありよね?」
「はいはいわかってるわよ。そういえば真名も交換しないとね。」
そのあとみんなで真名を交換し、お茶と遊ぶためにまた庭に移動した。
あとがき
どうもみなさん遅くなってすみません。実は仕事が大変だったりしてなかなか書けませんでした。
次回はもう少し早めにアップできるようがんばります!
閑話休題
いかがだったでしょうか第二話で早くも魏の覇王娘と右腕達の登場です!それにしても桂花のブラコンっぷり凄まじいですね!
本当は一話で書ききるつもりだったのですが予想以上に長くなりそうだったので前後編にしました。前編の第二話は家族の語らいと出会い、後編の第三話は子供達をメインにした話になります。一刀優しさ攻撃受けた華琳はどうなるのでしょうか?
次にオリキャラとして曹嵩さんを出しました。この方は外ではとても慎ましいのですが親しい者には砕けた性格になる人です。あと怒るととても怖いです。どれくらい怖いかはそのうち書けたらいいなと思います。ちなみに武器は未来の華琳と同じ鎌ですが、大きさは倍以上です。大体某死神ガ○ダムを人間サイズにした時に持っているのより少し小さいかなくらいで名前は『刹』です(大きさ伝わるかな?)いつか戦闘シーン書く時がくるのかな?
最後に次回の予告です。真名を交換し、庭に移動した凛花達、母達は机で楽しそうに雑談し、子供の一刀達は華琳達と遊ぶことになるが・・次回[真・恋姫†無双~二人の王佐~]一章第三話 「これって一目惚れ?!」
『子供達が遊ぶ時何かが芽生えて走りだす?』なんてね!
それではまた次回!
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やっと出来ました三作品目!これで見習い卒業です。ついに応援メッセージをよむことができます!
母と庭でゆっくりしていた一刀と桂花、するとそこにある知らせが・・・