No.189183

花蓮✝無双 番外編 7時間目 伝説…

そういえば学生時代の事はあまり書いていなかったですね~

伝説…作って欲しいですね…

うまく書けたかな…?

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2010-12-11 23:55:39 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:2687   閲覧ユーザー数:2373

 

 

この話はフランチェスカ時代となる為一刀と蓮華はまだ付き合っていません…。

その点をご理解願います。

 

 

「貴様~!!謝れ!!」

「ふざけんな!!俺は悪くないだろうが!」

 

一刀と蓮華は中庭で喧嘩していた。

事の発端はよくあることである。

その日蓮華は一刀を呼びだした。

蓮華と一刀はクラスが違うかったからだ。

 

「ねえ一刀…調理実習で作ったケーキなんだけど…」

「え…くれるの?」

「うん………でも味は保障出来ないから」

「いいよ!じゃあ中庭にいこっか」

 

昼休みだった為中庭には生徒がそれなりにいた。

蓮華は少し顔を赤らめながらケーキを渡した。

 

「それじゃあ…これ…」

「うん…じゃあ頂くね」

 

しかし中庭には一刀達以外にもいた。

 

「ご主人様危ない!!」

 

当然愛紗たちも昼休みを利用して中庭で鍛錬をしていた。

そして愛紗が青龍偃月刀を振り上げたらすっぽ抜け一刀の方に飛んで行った。

その為愛紗は一刀に声をかけたのだった。

 

「うわ!!」

 

愛紗の声に気付いた一刀は飛んできた偃月刀を避ける事に成功した。

 

「……ふぅ~……愛紗危ないじゃないか!!」

「申し訳ありませんでした…」

「まあいいけど…さてと……って…ああ!!!!」

 

しかし避けた所為で蓮華に貰ったケーキが落ちて食べられなくなってしまったのだった。

 

「蓮華…ゴメン!!」

「そう言う事なのね……一刀」

 

その光景を見た蓮華は何かが切れてしまった。

 

「食べたくなかったらいらないって言えば良かったじゃない!!」

「そんなことないよ…本当にt」

「言えないからって愛紗に頼んでこんなことして最低ね!!馬鹿!!」

 

そして一刀も蓮華の言葉により何かが切れてしまった。

 

「俺がそんな事頼むかよ!!」

「まだ言い訳するの!!」

「言い訳じゃない!!この我が儘娘!!」

 

という事があり今2人は喧嘩の真っ最中なのである。

 

「貴様~!!謝れ!!」

 

蓮華はそう言いながら南海覇王を鞘から抜いた

 

「ふざけんな!!俺は悪くないだろうが!」

 

そして一刀は合気道の構えをした腰にはいつの間にか木刀が収まっていた。

 

「ご主人様!!」

「蓮華様!!」

 

北郷軍と呉軍の忠犬であり学園の風紀委員長である愛紗と学園の仕事人である思春が止めに入った。

 

「「落ち着いて下さい」」

「うるさい!!」「黙れ!!」

「ぐは!!」「ご主人様!!い…痛いです!!」

 

しかし2人の反撃により一撃KOとなってしまった。

 

「なにさわいどんねんかずぴー」

「騒がしいわよ一刀、蓮華…って何事!!」

「華琳様~原因分かりました~?」

 

中庭の騒ぎに気付き裏番長である華琳,番長の春蘭そして悪友の及川がやってきた。

 

「なんや…かずぴーれんふぁty!!」

「お前が気安く蓮華と言うな!!」

「なんでや~~!!」

 

及川が蓮華を真名で呼ぶとなぜか一刀が怒り全力で居合いを放ったのだった。

そしてそれを受けた及川は吹っ飛んでしまった。

 

「よく分からないけど、春蘭…貴女は一刀を止めなさい!!」

「しかし…怪我を負わす可能性が」

「仕方がないわ…下手すると私たちもああなるわよ……行くわよ!!」

「御意!!」

 

華琳に指示により春蘭は一刀と対峙することとなった。

 

「北郷…事情は分からんが……参る!!」

「遅い!!」

「な!!……」

 

しかし暴走モードに入った一刀は魏武の大剣と謳われた春蘭でさえ一撃で倒してしまったのである。

 

その頃華琳は蓮華を説得していた。

 

「蓮華、落ち着きなさい」

「関係ないでしょ!!」

 

やはりと言っていいだろう…蓮華は華琳の説得に応じなかった。

華琳は絶を構え蓮華に詰め寄った。

 

「仕方がないわね…行くわよ…は~~~!!」

「邪魔をするな!!!!」

「そんな……」

 

しかし蓮華の一振りで華琳も倒れてしまった。

 

そんな光景を離れていた場所で見ている者もいた。

 

「2人とも…恥ずかしいぞ」

「冥琳…お主止めぬのか」

 

冥琳と秋蘭は廊下で見ていた。

 

「可愛くじゃれてるだけだからな」

「そうなのか…しかしこのままでは周りに被害が…現に姉者や華琳様が」

「騒ぎが収まったら罰を与えるだけだ…」

 

冥琳は2人の喧嘩が当分かかると思いその場から離れた。

残された秋蘭は喧嘩を止める為餓狼爪を構え2人に向けて矢を放った。

 

「仕方あるまい…許せ2人とも」

「「これは俺(私)たちの問題だから邪魔するな!!」」

 

しかし放たれた矢は蓮華が払い落し、一刀が反撃として懐から作成途中だった小刀を秋蘭に向けて投げた。

 

「そんな馬鹿な!!」

 

あまりにも連携が取れた行動に秋蘭は驚きを隠せなかった。

また2人の喧嘩を静観していたのは冥琳,秋蘭だけではなかった。

 

「おか~さ~ん…ご主人さまさまたち怖い~」

「そうかしら…見てみなさい」

「?」

 

紫苑親子もまた一連の騒動を見ていた。

 

「ああいうのを痴話喧嘩って言うのよ。覚えておきなさい璃々」

「は~い」

 

しかし紫苑親子の場合は止めることはなく璃々の教育として見せていた。

 

喧嘩が始まり1時間程経過し授業も開始されていたが当然2人は出席せず同じ内容の事を言い続けながら打ち合っていた。

 

「一刀!!なんで愛紗の料理は食べたのに私のは食べてくれなかったのよ!!」

「俺も食べたかったけど仕方がないだろ!!」

 

蓮華は決意し少し頬を赤らめて言った。

 

「じゃあ…」

「何だよ!!」

「…ト……さい」

「何…」

 

一刀が聞き返した事により蓮華は顔を真っ赤にして叫んだ。

 

「デートしなさいって言ったの!!してくれたら許してあげる!!」

「じゃあ……お弁当……作ってくれよ」

「うん♪…今度はちゃんと食べてね」

「ああ…」

 

仲直りした事を確認した2人は一刀達に声をかけた。

 

「さて…2人ともいいか」

「そうですわね、ご主人様,蓮華ちゃん」

「し…紫苑」

「冥…琳」

「まったく…2人とも周りをよく見ろ」

「あ…」「あっちゃ~」

 

冥琳に言われ周囲を確認すると仲裁しようとした武将があちこちで倒れていたりガラスや扉などが壊れていたりしていた。

 

「痴話喧嘩はすればいいけど…周りに迷惑をかけちゃ駄目ですよ」

「傍から見ると恋人同士にしか見えんぞ」

「「!!」」

「め・め・め・冥琳!!」

「紫苑…俺たちは」

 

2人の反応をよそに冥琳は不敵な笑みを浮かべながら言い放った。

 

「だから2人には責任を取っていただきます。よろしいですね!!」

「「は……はい」」

 

一刀,蓮華は今回の喧嘩の責任として3日間の謹慎処分となった…。

この一連の騒動のおかけで以後調理実習はされなくなり、この喧嘩は伝説となった…。

余談であるが後日仲直りのデートに行きお弁当を食べた一刀は一週間寝込んでしまった……。

蓮華はその一週間付きっきりで看病をした……。

 

つづく


 
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