No.188736

真・恋姫†無双~二人の王佐~一章第一話「智の目覚め」

syoukiさん

二回目の投稿です。

初投稿で応援メッセージを頂いたのですが見習いなので閲覧できないそうで残念です(泣)早く卒業できるよう頑張ります!

2010-12-09 10:22:37 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:20303   閲覧ユーザー数:15719

注意!作者は三国志に詳しくありません。主な知識は恋姫からです。

 

 

ちなみにこの作品にはオリキャラを何人か出そうと思っています。

 

 

そしてキャラの仕官時期が違ったり所属が違ったりするかもしれません。(そのあたりはまだ未定です。)

 

 

あと一刀にオリジナル設定を作っていますので、キャラ崩壊必死です。

 

 

それと一刀には前世の記憶がありません。

 

 

ですが一度読んでみてください!それで「おもしろい」と思ってさらに読み続けていただけたらうれしいです。

<王佐の才>

 

『帝王を補佐するにふさわしい才能、又はそれを持つ者のこと言う。(辞書引用)』

 

 

 

 

 

これは、平和な世を作ろうと乱世を駆け抜けた双子の男女の物語りである。

一刀が拾われてもう五年の年月が過ぎた。髪は茶色で短く瞳は綺麗なエメラルドグリーン、服装は茶色のズボンに黒のランニングに白のシャツを着ている。そんな一刀は庭の木陰に座って何かを読んでいた。

 

~一刀SIDE~

 

どうもみなさんはじめましてボクの名前は姓は荀、名は鳳(ほう)、字は天若、真名は一刀と言います。歳はこの前やっと五歳になりました。実は今ボクはお勉強中です。きっかけはお散歩に行ったときでした。

 

 

<回想>

 

 

 

「かあさま。あのムシさんなんていうんですか?」

 

「あれはバッタさんよ。」

 

「じゃああれは?」

 

「あれはスズメさんよ。」

 

かあさまは何でもすぐに答えてくれました。

 

「かあさま!このおはなとてもかわいいです。」

 

「これはたんぽぽと言うのよ。」

 

「かあさまスゴイです!なんでいろいろしってるんですか?」

 

「それはね沢山お勉強したからなのよ。」

 

「じゃあボクもおべんきょうしたらかあさまみたいにものしりになれますか?」

 

初めは驚いた顔をしていましたが、すぐに嬉しそうな顔になって、

 

「ええ、もちろんよ。」

 

と笑って答えてくれました。ボクはそれが嬉しくて、

 

「じゃあすぐにやりたいです!」

 

「ふふ、わかったわ。じゃあ帰ったらお勉強しましょうね♪」

 

「はい!」

 

それから家に帰って初めてのお勉強をしました。かあさまはボクにわかりやすく教えてくれたのでとても楽しかったです。

 

 

<回想終了>

 

 

そんなワケであれからかあさまに色々教えてもらっています。お勉強は最初は難しくてよくわかりませんでしたが、今まで知らなかったことがわかるのがとても面白くて楽しいです。ちなみに今読んでいる本はかあさまから出された課題の本です。

 

 

~一刀SIDE②~

 

本を読んでいると元気な声が聞こえてきた。

 

「「おにいさ(ちゃ)ま~!!」」

 

そう言いながら二人の女の子がこちらに走ってきた。

 

「ん?どうしたんだい桂花、蘭花?」

 

「はい!おにいさま町にいきましょう♪」

 

背中に抱きついてきたこの子は姓は荀、名は彧、字は文若、真名は桂花、髪はボクより薄い茶色で瞳は同じ姿エメラルドグリーン、服装は黒の半ズボンにフリルのついた薄い緑の長袖に蒼い長袖を重ね着しているボクの双子の妹だ。ちなみに桂花も一緒にやっている。初めは嫌がっていたが。ボクと一緒にやることを話したら突然やると言い出したときは驚いた。しかもボクより後から始めたのにすぐに追いつかれてしまった。あの時はかあさまも驚いていたっけ。

 

「いきまちょう!おにいちゃま♪」

 

この袖をひっぱっているまだ言葉の拙い子は姓は荀、名は諶(しん)、字は友若、真名は蘭花、髪と瞳の色は桂花と同じだが髪の長さは桂花より長く肩に掛かっている。服装は黒のスカートに白のフリルつきの長袖に薄緑の肩掛けを身に着けている三年前に生まれたボクの下の妹だ。

 

「いいよ!でももうちょっと待ってね、これもうすぐ読み終るから。」

 

と本を二人に見せた。すると桂花が、

 

「ならそれまでひざまくらしてほしいですおにいさま♪」

 

と上目づかいで聞いてきた。

 

「いいよ。おいで二人とも」

 

そう言って曲げていた足を伸ばすと、

 

 

「「わ~い」」

 

とすぐに横になり頭を膝に乗せてきた。

 

「おにいさまのひざ気持ちいいです~♪♪」

 

「いいでちゅー♪」

 

二人共本当に気持ちよさそうにしているので、

 

「桂花も蘭花も本当にひざまくらが好きなんだね。」

 

「ちがいます!ひざまくらが好きなのではなくておにいさまのだから好きなんです♪」

 

「そうでちゅ!おにいちゃまのだからちゅきなんでちゅほかはやでちゅ!!」

 

「そっか、二人とも甘えん坊だね。」

 

そう力強い説明にうれしくなりおもわず二人の頭を撫でた。

 

「「えへへ~♪」」

 

撫でられて相当嬉しかったのか頬が緩みきって幸せそうな表情をしていた。

本を読み終わったので町に行くために門に向かっていると修練が終わったらしい琴ねえちゃんに出会った。琴ねえちゃんはとうさまに武を教えてもらっているお弟子さんだ。でも一緒に暮らしてるし、いつも一緒に遊んでくれるし、頼りになるからボク達にとって本当のお姉ちゃんみたいな存在かな。そんな琴ねえちゃんに町に行くことを告げると

 

「三人で町に行くなんてダメです。なにかあったらどうするんですか!どうしても行くなら私も行きます。」

 

と言うので一緒に行くことになった。久しぶりの町だから楽しみだな!

「とうちゃくでちゅ~!」

 

着いてすぐに元気に走りまわる蘭花。

 

「さて2人共まずはどうするんだい?」

 

「え~と(ぐ~)」

 

桂花の顔が赤くなった。

 

「あ~そういえばもう昼か。まずはご飯にしようか。ボクもお腹減ったし。」

 

「はい、私も稽古したあとだからお腹空きました。」

 

「蘭もおにゃかちゅいたー」

 

桂花は頷いただけだった。

 

「琴ねえちゃん、どこかおいしいお店知ってる?」

 

一刀達はほとんど町に来たことがないのでお店を知らないが琴は普通に町に出ているので詳しかった。

 

「ええ、わかりました。一刀様、私の行きつけの店でいいですか?」

 

「うん」

 

そう言って琴が案内するために歩き出した。一刀も歩き出したが、

 

「ん?」

 

一刀は隣にいる桂花が元気がないのを感じたので聞いてみた。

 

「どうしたんだい桂花?」

 

優しく聞いてみると桂花は顔を赤くし目をうるませながら、

 

 

「だってせっかくおにいさまとお出かけできるのにあんな恥かしい音を聞かれてしまったから…」

 

と言ってきた。

 

「なんだそんなことか。」

 

「そんなことじゃないんです!女の子にとっては恥かしいことなんです!!」

 

一刀はなんでもないように言ったが桂花は頬を膨らませて言ってきた。

 

「そっか、でもね桂花。お腹が鳴るのは別に恥かしくないよ。逆に可愛いかな」

 

「えっ」

 

「それにさ、桂花はいつも笑ってて欲しいな。そっちの方がボクも嬉しいからさ。」

 

と桂花に向かってにこりと微笑んだ。

 

「わかりました。おにいさまの言う通り笑っていますね。(あぁ~やっぱりおにいさまの笑顔は最高です)」

 

「さあ行こう。琴姉ちゃんの行き着けのおいしいご飯食べよう!」

 

そう言って一刀は桂花の手を取って琴姉ちゃん達の所に向かった。そして食事をした後は町を見て回った。みんなとても満足しているようだった。

 

 

~桂花SIDE~

 

「ふぅ、」

 

私はお風呂から戻り、部屋の寝床に腰掛て今日のことを思い出していた。

 

「ふふ」

 

あのあとおにいさまに引かれて琴ねえさまと蘭花に追いついた私は終始笑顔でいた。だって前から楽しみにしていたおにいさまと町へのお出かけなのよ!もったいないわ!それにあれからずっとおにいさまと手を繋いでいられたし、まぁ蘭花が羨ましがってすぐに反対の手を繋いだからあまり独り占めできなかったけどね。それでもやっぱり私は嬉しかったわ。だってここ最近おにいさまと私はお勉強ばかりであまり遊べなかったんですもの。せっかくおにいさまとずっと一緒にいられると思っておかあさまのお勉強会に参加したのにおかあさまったら急に厳しくするんですもの。

 

「やっぱりすぐにおにいさまに追いついたのがいけなかったのかしら?」

 

そんなことを思っていると、

 

がちゃ

 

「ふぅ~いいお湯だったなぁ」

 

そう言っておにいさまがお風呂から戻ってきました。実は私達まだ一緒に寝ているの。羨ましいでしょ♪って誰に言ってるの私?まあいいわ。少し前まではかあさまも一緒に寝ていたのだけども蘭花が生まれたから一年前に自分達の部屋をもらったの。それからは二人だけで寝るようになったのよ。たまに蘭花が来て三人で寝ることもあるけどね、普段は二人で寝ているわ。

 

「そろそろ寝ようか桂花。」

 

「はい!」

 

そう言って私達は同じ寝床に入った。

 

(作者注意、二人はまだ五歳です。口調とかが大人っぽいかもしれませんがそれは教育の賜物です。なのでそういうシーンではありません。もう一度いいます!二人はまだ五歳です!!ここは大事だから二回言います。この二人のやり取りは双子の兄妹故のものです。)

 

 

「おにいさま、もう少しそっちにいってもいいですか?」

 

「いいよ、おいで。」

 

 

 

そう言ってくれたので私は肩が触れ合うくらいに移動した。

 

「じゃあ、手を握ってもいいですか?」

 

「ふふ、今日の桂花は甘えん坊さんだな。」

 

「ダメですか?」

 

「もちろんいいよ」

 

「うれしいです!おにいさま♪」

 

私はおにいさまが許可してくれたのでおにいさまと手を繋いだ。おにいさまの手はとても温かかった。この温もりはお風呂上りの温かさではなくおにいさまの優しさなのだろうと思った。

 

「おやすみ桂花。」

 

「おやすみなさい一刀おにいさま。」

 

私達は静かに目を閉じた。こんな幸せな毎日が一生続くことを願って。

しかし、世界とは残酷なものであるこれから先この国は乱世となっていく為、その願いは叶わない。

 

そしてその乱世で一刀と桂花がどのように生き、その結果どのような結末になるかもまだ誰もわからない。

みなさんいかがでしたでしょうか。

きっと桂花に兄がいたらこんなんじゃないかなと作者が勝手に考えてみました。大嫌いのベクトルが逆になり大好きになる。しかもツンデレ率0:100そんなブラコンな桂花です。恋姫では見ることのできない桂花の可愛さが出ていれば良いなと思います。

ところで前のページでも書きましたが。みんなはまだ恋とか愛などの感情をもっていません。まぁ五歳とか三歳ではちょっと早いですよね。そういうのはもう少し大人になってからに期待です。

 

 

それにしてもやっぱり小説って書くの難しいですね。喋り方とか表現方法とか注意しないといけないことが沢山あって大変です。なんとか今回も試行錯誤の末なんとかアップできましたが次もどうなることやら。でも良い作品ができるようがんばるので誤字脱字等があれば指摘よろしくお願いします!

 

 

ここで少し予告を。次回はあの覇王娘が登場!一刀と桂花達とのファーストコンタクト!もちろんあの双子姉妹も出ます!『三人が出会うとき運命の歯車が回りだす』なんてね!

 

それではまた次回

 


 
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