地和「さて、正式にクイズが始まったわけですが、その前に、各国の一人ずつ『リーダー』を選んでもらいます。国全体の行動に関わることができる位置なので、将の皆さんでよく相談して選んでくださいね」
風「『リィだぁ』ですが…具体的に何かいいのがあるのですか?」
地和「『リーダ―』にはいくつかの特権が与えられます。それはその時に紹介するとして、先ずは決めちゃってください」
風「まあ、魏では桂花ちゃんでいいですよね」
桂花「……いいえ、ここは秋蘭に任せましょう」
秋蘭「うん、私がか?」
稟「どうしてです?この場面なら桂花さんの方が……」
桂花「……わかってないわね。(稟と風に耳打ち)この面子で春蘭を止められるのはあいつぐらいしかいないのよ」
風「なるほど、確かにそうですね……」
桂花「というわけだから秋蘭、『しっかりと頼んだわよ』」
秋蘭「……ああ」
じーー
春蘭「な、何だ?どうして皆私を見るのだ?」
愛紗「さて、我らのところはどうする?朱里か雛里に任せてもよいが……」
朱里「ここは敢えて、他の人がやった方がよさそうです」
鈴々「じゃあ、鈴々が……」
愛紗「いくらなんでもそれはない」
雛里「愛紗さんがいいと思います」
星「ふむ、私もそう思うな。愛紗ならこの面子を丸く収めることができる」
翠「まぁな。なんだかんだ言って一番古参なわけだし」
紫苑「わたしも、愛紗ちゃんがやってくれた方がいいと思うわ」
桔梗「うむ、桃香さまの心を一番良く知っているのは愛紗だ。異論はない」
愛紗「み、皆がそういうのなら……」
蓮華「どうする、冥琳」
冥琳「蓮華さまがするのもよろしいかと思いますが……どうなさいます」
蓮華「そうだな。……私は、あまりこういうものには向いてないから……」
小蓮「はいはーい!シャオがやるよ!」
蓮華「小蓮が?」
穏「いいんじゃないですか?小蓮さまなら雪蓮さまの考えもうまく読み取れるでしょうし」
祭「傍若無人なところはな」
蓮華「うーん……こういう時には確かに小蓮の考えに従うのもわるくないかもね。それじゃあ小蓮、お願いするわ」
小蓮「シャオにまっかせてー!絶対勝って一刀とあ~んなことやこ~んなことにそ~んなことまでしちゃうんだから」
蓮華「そこまで許した覚えはない!
各国リーダー
魏:秋蘭
蜀:愛紗
呉:小蓮
地和「はい、それじゃあ本番第一問!本場の一刀さーん♪」
よし、それじゃあ今回から本番だよ。第一問、部下(仲間)たちの中で一番一緒に酒飲みたくない人は?
華琳「ぴーー」
桃香「ぴーー」
雪蓮「……………ぴーーー」
地和「はい、まずは各国の面子相談無しで、自分が当てはまると思う人はボタン押してください」
ピピピッ
ピピピッ
ピピピッ
地和「はい、呉で蓮華さま、蜀で桔梗さんに、魏で……え、春蘭さん?」
春蘭「………」
桂花「春蘭、一緒に飲みたく『ない』よ」
春蘭「………わかってる……」
桂花「……春蘭?」
春蘭「そんなことわかってるわこんちくしょー!!」
桂花「きゃー!!誰か私と席変わって、あいつの隣の席怖いわ!」
真桜「ちょっ、そんな暴れてまた機材壊したらまずいって!」
秋蘭「姉者落ち着け。ここで暴れてもしょうがない!」
霞「ああ、そういえば㌧ちゃんはこの前華琳と一緒に呑んで怒られたからな」
凪「うん、どういうこと?」
霞「この前、うちと㌧ちゃんと華琳と一緒に酒呑んでおったんやけどな」
・・・
・・
・
霞「くぁあー!これはまた格別やな」
春蘭「当たり前だ。華琳さま自らお作りなさった酒、美味しくないわけがなかろう」
華琳「まあ、この前のも中々だったから……今回は一刀に言われてた、麦で作る酒を試してみたんだけれど、確か「ビール」って言ったかしら」
霞「まぁ、これもこれで一味や。(こくっ)こう飲む時に酒が喉をくすぐっていく感じがたまらん」
春蘭「しかし、なんとまぁ酒という感じがしないものですな。まるで水と同じです」
華琳「それほどきついものではないでしょ。まぁ、試しに作っただけだから評判が悪かったらまた他のを試してみるだけよ」
春蘭「とんでもありません!華琳さまの作ったびぃるを不味いというものはこの私が……!」
霞「ちょっ、おま!いきなり剣振り回すんなや!」
春蘭「華琳さまの酒が不味いというヤツは誰だ、でーてこーい!!」
……
華琳「………」
霞「㌧ちゃん、まさかとは思うけど、これで、酔ってんなん?」
春蘭「うぅん?私は酔ってなどおらん!それより霞、貴様卑怯だぞ?」
霞「あ?」
春蘭「そうやって二人にも三人もなりやがって……、そうやって……こきょのおしゃけをじぇんぶ呑み干すつもりだぁ?」
霞「うわぁ、舌が回っとるわ……」
華琳「水みたいというヤツは一体誰だったのかしらね」
春蘭「ええい!ふだりでもしゃんにんでもじぇんぶわらしがあいてしへやるぅ!しょうぶ!」
霞「ってうぉい!!だからその剣振るうなつってんだろこの酔っぱらいが‥…!!!」
華琳「…………」
・
・・
・・・
霞「まぁ、その後華琳が作った酒は飲ませんちゅうことになったわけや」
凪「そのびぃるというものはそれほどキツいものだったのですか?」
秋蘭「いや、姉者が言った通りあまり水と変わらない程度だったんだが、それでも酒は酒だから、あまくみて呑み過ぎたのが原因だろう」
春蘭「私は……私は……(しくしく)」
桂花「春蘭がのの字を描きながら凹んでるわ。中々見れるものではないわね」
秋蘭「ここまでになった姉者も中々………」
地和「ここでなんと隠された話を聞くことになれました。とらうまを蘇らせた気もしなくもないですが……さて、場面を変えて蜀の桔梗さんですが……」
愛紗「私は桔梗と呑んだことはないのだが、酒癖が悪いというわけではないのだろ?」
桔梗「嫌、逆だな」
翠「え、逆って?」
星「ああ、そういえば桃香さまは酔ったら愛紗の乳を揉んだり吸ったりなどセクハラとしては主の右に出られるほどのエロエロ魔人と化するからな」
愛紗「吸われたことはおらん!!しかも、桃香さまをご主人さまと比較するとはどういうつもりだ!ご主人さまに比べたら桃香さまの酔った時のことなど」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その話を聞いている上の反応
愛紗さん、ここからでも聞こえるんですがー
華琳「関羽、その辺り詳しく頼むわ」
桃香「愛紗ちゃん………」
もちろん地下ではこの四人が聞いていることはわかりません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
紫苑「それで、どうして桃香さまがあなたと酒を呑まないようとすると思うの?」
桔梗「何、大したことではないのだがな。昔酒宴の時桃香さまと一緒の席にいる機会があったのだが、あの時星が言ったようなことが……」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
桃香ェ……
華琳「桃香……」
雪蓮「………」
桃香「いや、うん、ほらね。私は酔っていて全然覚えてないよ、うん」
華琳「覚えてない、じゃないでしょう……」
うらやましげふん!
華琳・桃香「………」
二人さんそんな光を失った目で俺を見つめないでください。
雪蓮「はーい、一刀、その二人はほっといて私の胸に飛び込んで―」
しぇれーん……
華琳「はい、はい、バカやってないで早く話聞くわよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
愛紗「一体何があったのだ!」
桔梗「まあ、うん、紫苑はともかく、まさか儂があそこまでされるとは思っていなかった」
恋「………愛紗、妬いてる」
愛紗「れ、恋!?」
星「ぷははははっ!!」
愛紗「笑うな!これはとても重要なことなんだぞ!?桃香さまの名誉のためにも……」
桔梗「まあ、酒のせいだったしな。詳細なことは皆の想像にお任せしよう……」
朱里「……はわわ…」
雛里「あわわ……」
詠「本当に想像してどうするのよ、あんたたち」
月「へぅ……」
詠「月!?」
地和「まあ、詳細を言うと放送禁止になりそうなので、詳しいことは皆の想像にお任せして呉のところに移りましょう」
地和「蓮華さまはどっちかと言うと、蓮華さまの方が寧ろ雪蓮さまと一緒に呑むのが嫌いなのでは?」
蓮華「私だってお姉さまとたまには呑みたい時はあるでしょうけど、お姉さまは何故か私と呑もうとしないのよ」
祭「まあ、蓮華さまも中々酒癖があるからな」
蓮華「え?」
小蓮「お姉ちゃんは知らないでしょ?お姉ちゃん酔っちゃうと冥琳よりも酷いこと言うんだよ?」
冥琳「うん?」
祭「あの時は恐ろしかったの……まだ策殿が王さまだった頃じゃったが」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第一形態
蓮華「いいですか、お姉さま。お姉さまはこの孫呉の王さまなのですから、いい加減遊ばないで仕事もちゃんとしてください。でないと冥琳が倒れてしまいますよ」
雪蓮「まあ、まあ、酒を前にしてそんなこと言わないの。せっかくかわいい妹たちと一緒に呑むんだから、楽しく楽しく」
蓮華「だから今日も政務サボってここで祭と、うぶっ!」
祭「策殿、いくらなんでも無理やり飲ますのは……」
雪蓮「大丈夫よ。冥琳と違って、この子昔からちょっと酒入るとゆるゆるになるんだから」
第二形態
蓮華「はい、雪蓮お姉さま、どうぞ」
雪蓮「うん、うん、ありがとう、蓮華♡」
祭「(ノリノリじゃの)」
――――――――――――――――――
祭「だけど、策殿が言ったゆるゆるな態度は蓮華さまの第二形態までの話だったのじゃ。第三、第四形態になった時は……」
明命「はうあ、なんですかその蓮華さまの攻撃力が53万まで上がりそうな言い方は……」
思春「お前は何を言っているんだ」
――――――――――――――――――
第三形態
蓮華「いいですか、お姉さま!お姉さまがしっかりしてくれないから小蓮もああなんです!大体、なんですかそうやってうろちょろしていて最小限の王としての威厳というもの保っていてください!大体何でも日にも日にも酒を呑んで街回って酒呑んで蔵にはいって酒を呑んで政務中に酒を呑んで寝る時も酒呑んでそんなに酒が好きでしたら孫呉じゃなくて酒の王になってください!」
雪蓮「いや、蓮華それはいくらなんでも言い過ぎじゃない?」
祭「そうですぞ、権殿、いくら策殿でも眠る中に酒など」
雪蓮「祭、私が言いたいのはそこじゃないの。ちなみに寝る時でも酒は呑んでるわよ、夢で」
タン!!
祭・雪蓮「!?」
蓮華「二人ともそこの床に跪きなさい<<ゴゴゴ>>」<ー第四形態
雪蓮「い、いや、冥琳?いや、蓮華。落ち着いて。どうして私はあなたを見て冥琳だと口が走っちゃったのかしら。アハハ、冥琳怖いわよ?」
祭「策殿、落ち着け。公瑾もいや、権殿もそう熱くならず」
蓮華「いいから座らんか!!!!」
雪蓮・祭「はい!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
祭「策殿が権殿に王の席を継がせようと本気に思い始めたのはその事があった以来じゃったの」
蓮華「私……そんなこともあったの?」
冥琳「とりあえず、祭殿と雪蓮が私のことをどう思っているのかはよ~くわかりました」
地和「はい、それでは最終決定です。自分が「君主たちが一番酒を一緒にしたくない人だ」と思う方はボタンを押して席から立ってください!」
ピピピピッ×3
地和「はい、最初と変換なし。最初だからちょっと皆さんにもしやすかったのでしょうか。それでは、正解をお見せします!」
第一問、部下(仲間)たちの中で一番一緒に酒飲みたくない人は?
華琳「シュンラン」
桃香「朱里ちゃん」
雪蓮「…………蓮華」
朱里・桔梗「……え」
ガタン
朱里「はわわーー!!!」
桔梗「!!」
ばしゃーっ!!
地和「ああ!ここでなんと!桃香さまが選んだ人は桔梗さんじゃなく軍師である孔明ちゃんでした!!これは一体どういうことでしょう」
桃香は何で朱里?
桃香「ほら、朱里ちゃんも酒弱いじゃない。私と一緒に酒呑んで両方とも酔っちゃったら後怖いじゃない」
まぁ、放送的な意味でも結構まずかったりするしな。
桃香「この前雛里ちゃんと呑んでみたんだけどね。起きてみたら二人とも部屋で裸になっていて」
そこ詳細希望
朱里「はわわ……」
蜀の全員「(じーっ)」
雛里「あ、あわわ?ち、違います!あれは……あうぅ……」
桔梗「まさか、ここでこんな伏兵があるとはな」
雛里「あわわ……思わないところで奇襲しちゃいました」
朱里「桃香さま……色々複雑なきぶんです」
華琳「まさか、桃香にあっちの趣味があったとはね」
桃香「いや、というか、二人とも熱くて脱いじゃっただけだけど」
雪蓮「あら、二人きりの部屋の中で両方ともぬいじゃってるのに何もなかったわけないじゃない。きっと酔って覚えていないだけよ」
桃香「いえ、本当に何もなかったんですってば!」
地和「はーい、こうして第一問題を見た結果、魏と呉が正解を当てて各10点、蜀は間違った上に一人外れで-2点となります」
鈴々「最初からおもいっきり他のところと差が出ちゃったのだ」
紫苑「まぁ、最初の問題だから大丈夫よ。まだ覆すところはあるはずよ」
第一問題結果
魏10点
蜀-2点
呉10点
ちなみに何で雪蓮は蓮華なの?
雪蓮「………聞かないで頂戴<<カタガタ>>」
雪蓮?
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皆さんは絶対一緒には酒呑まない、という恋姫キャラ居ますか?