No.187955

吹寄さんの……

tanakaさん

吹寄さんと上条さんの話です。
シリーズ物になります。
ちなみにインデックスさんは不在です。
そして、アニメの吹寄さんの胸……大きすぎます。

2010-12-04 21:18:50 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3777   閲覧ユーザー数:3567

「まったく……上条当麻は……」

 バカで騒がしくて、不真面目な男。

 そんなどうしようもない男のくせに……何で私はあの男が気になるのだろうか?

 

 

「ん、あれは上条当麻?」

 地面に手をついて何をしているのだろうか?

「ふ、不幸だ……」

「上条当麻。貴様は何をしているの?」

「あ? 吹寄か……上条さんは今、不幸に打ちひしがれているんですよ」

「……何があったの?」

 私で解決出来るか分からないけど、もしかしたら何か役に立つかもしれない。

「じ、実は……財布を落としちまって、今月の食費がなくなってしまったんですよ」

「それは、なんというか……ご愁傷様ね」

「うぅ……不幸すぎる」

 本当に悲しそうな顔で落ち込む上条当麻。

「はぁ……仕方ないわね。私がなんとかしてあげるわよ」

「え……? それはどういう……」

「私が料理を作ってあげるわ。もちろん貴様はお金を出さなくていいわよ」

 そもそも出すお金がないんでしょ。

「で、でも、そこまで吹寄の世話になるわけには――」

「いいから大人しく私の厚意に甘えなさい」

「……悪いな。吹寄」

「いいわよ。私が好きでやってることなんだから」

 そう。困っている人を放っておくことなんて出来ないわよ。

 それに――

 

「確かめたい事があるしね」

「何か言ったか?」

「何も言ってないわよ。それより上条当麻。早く貴様の家に案内しなさい」

「お、おう」

 どうしてこの男が気になるのか確かめよう。

 普段と違う接し方をしてみれば何か見えてくるかもしれない。

 上条当麻。

 この男の魅力が……

 

 


 
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