プロローグ ~また始まった物語は・・・~
「本日、小月高校に入学された新入生の生徒たちを心がら歓迎します。続いては校長先生と理事長から歓迎のお言葉を頂きます。」
司会者のキレイなメンツに続き、講堂のステージにお年寄りの男性が上がってきてマイクを取った。
ごほんー
マイクをテストした校長の話は始まった。
「ううっ、よりによって今日雨だなんて。」
奏はご機嫌斜めだった。昨日まででも物凄い青空に、差し出す暖かな春の日差しに彼女はこの入学式が終わってから計画されたお兄ちゃんとの素敵なディナーで思いっ切りはしゃいでいたのだが、それを阻止するようにしょうしょうと降ってくる雨の音と曇った空が気にいらなかったのだ。
おかげで、毎日の朝食の担当だった奏の今日の料理はベーコンエッグと適当に温めた牛乳だけだった。
「でも、夕食は一緒だろう。天気は仕方ないから今回だけ我慢して。」
お兄ちゃんのいくとの慰めにも奏の表情は相変わらず変わらなかった。
でも、彼は立てのお兄ちゃんではない。
「また今度、晴れの日に連れてってあげるからさ。」
柔らかい彼の声で急に明るくなった奏に校長の祝いなど、もう耳に届かなかった。
双子の兄妹として有名だったこの二人は入学式の前からもう話題になっていた。
この町内の高校生たちにこの二人の事を聞くと、九割は「あ!」と嘆声をあげるほど、彼らは有名だった。
そのせいか、この二人がどこの高校を志望するのかはすでに話題になったりしたこともあるほど。特に奏に集まる人気は物凄かった。
彼ら双子の兄妹が注目された理由の一つは混血の生まれ。生まれつきのブラウンの髪と青い目色。異国的な体型が彼女には凄く自然に現れていた。腰まで伸びたさらさらした髪は、彼女が深い考えに頭が動く度に -だとしてもいくととの食事の事に夢中になってるだけだ。- 綺麗な曲線を描いた。白い皮膚に表れる白人独特の外見なのに東洋的の魅力いっぱいの顔はとても愛おしい。指を使ってスケジュールを立てる彼女の瞳は純粋そのものだった。
いくとの場合はこうだった。
「あ!見つけたよ。あっちあっち!」
「どこ?あ!もしかしてあの前の茶色の髪の人?」
「そうそう!あの体・・・素敵じゃない?」
「へえーあの人があのムーンガーディアンなんだ。」
小さな頃から剣を鍛えてきた彼は同じ年の中でも体の出来が違った。でも、それよりも女の子たちの話題になるのはムーンガーディアン。いくとの渾名だった。
ええ、始めまして。
この小説書いたweaverです。
まず、私の未熟な日本語で書かれたこの作品を読んでくださってありがとうございます。
作家が韓国人なのでまじへたな文書になっているかもしれない事、大目にみてくれるとありがたいです。
これは私が書いている小説のノートの1ページの分です。
今、携帯でしか使えないもので結構書きにくくて、長く書くのが大変なんです(笑)
でも、頑張ってるんですよ!これからガンガン書いて行こうと思っているので皆さん、お楽しみにしてくださいね。
Tweet |
|
|
0
|
0
|
追加するフォルダを選択
平凡だったはずの高校生の光月いくと。新しく通える事になった高校での生活に期待しながら、双子の妹の光月奏と一緒に高校への一歩を踏み出す。新しい友達ができ、高校での生活が少しずつ馴染んでゆく頃、小さな好奇心が呼んできた旧校舎の探検中、彼と彼の仲間たちはトラバペリスという見知りのない大陸からの招きにひかれるが...再びトラバペリスを引き換える歴史の再現。さて、彼らの未来は?