No.186936

ちゃんと、なのはって呼んで!

tanakaさん

なのポシリーズ第二弾です。
次か、次くらいには他の二人も出したいですね。

2010-11-27 22:58:21 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1806   閲覧ユーザー数:1728

 戦いに負け。目が覚めた先に、高町なのはが居て、

 何故か彼女と友達になり一緒に過ごす事になりました。

 そして、彼女と一緒に過ごすようになって――

 

「ねぇ、星光ちゃん」

「何ですか? 高町なのは」

「わたしは今、非常に怒っています」

「はぁ……」

 そんな事を言われても私には、その理由が分からないのですが。

 なにか、彼女の気に障るような事でもしたのでしょうか?

「何でわたしが怒っているか、星光ちゃんは分かりますか?」

「……いえ。もしかして私が、あなたに何かをしたのでしょうか?」

 もしそうなら、謝らなければなりませんね。

「何かをしたっていうか……単なるわたしの我儘のような……」

 微妙な物言いをする高町なのは。

 彼女の考えている事がいまいち分かりません。

「で、でもでも、星光ちゃんが悪いんだよ!」

「申し訳ございません」

 とりあえず謝っておこうと思います。

「う~星光ちゃんに謝られちゃったら、わたしが悪いみたいじゃない~」

 どうしろというのですか……

 と、いいますか言っている事が支離滅裂ですよ。

 

「あぅ~星光ちゃんっ!」

「はい」

「わたしの名前を言って」

「あなたの名前ですか?」

 何故急にそんなことを……? まぁ、真意は分かりませんが、とりあえず言いましょう。

「高町なのは」

「それっ! それだよ!」

「――っ!?」

 な、何ですか!? 大きな声を出して。

「何で星光ちゃんは、わたしをフルネームで呼ぶの? ちゃんと、なのはって呼んでよ」

「……え?」

 それだけですか? まさか、それだけであなたは怒っていたのですか?

「星光ちゃん! ちゃんと名前で呼んで!」

 必死の形相でお願いをする高町なのは。

 どうして、そこまで名前で呼ぶ事に拘っているのかは分かりませんが、まぁ、彼女がそれを

望んでいるのなら、呼んでみましょうかね。

「……なのは」

「うん♪」

 凄く嬉しそうに微笑むなのは。

「ねぇ、星光ちゃん。今度からちゃんとわたしの事、なのはって呼んでね」

「はい。分かりましたなのは」

 

 なのはの笑みを見ると、なんだかこちらまで嬉しくなりますね。

 ですから、私も今後ちゃんと名前で呼ぶ事にしましょう。

 ね……なのは。


 
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