[好きなのに・・・]
夜の7時。
帝人は、夜の道を歩いていた
今日は学校で委員会があり、仕事の為帰るのが遅くなってしまったのだ
「すっかり、遅くなっちゃったなぁ~・・・」
帝人はため息をつきながらも道を進んだ
「・・・帝人君」
薄暗いすぐよこの路地裏から聞こえた聞き覚えのある声
「・・・え?」
―バチッ!―――
電気が走る音
「・・へ・・?・・・な・・・に・・・・?・・・・・・っ」
帝人はそこに倒れこんだ
「・・・捕まえた☆」
帝人は目が覚めた
「っ・・ここ・・どこ・・?」
みたことのない天井
帝人は寝かされていたベッドから起き上がる。すると・・
ジャラッ・・
「ジャラ・・?・・・な!!?何これ!?」
帝人の手と足には鎖がついていた
首には青色の首輪がついておりまるで犬の要だ
服は自分のではなく少し大きめなシャツを着せられていた
「なに・・?このぶかぶかな服・・・しかも、下履いてないとか/////どうなってんの!??」
帝人は裸に一枚大きなシャツを着ているだけ
手と足、首にはそれぞれの鎖が付いている
「僕、あのあとどうなったんだっけ・・?た、たしか・・・僕を読んだ声が聞こえたと思って振り返ったら・・・バチッとか変な音が聞こえて・・・気を失ったんだ・・・・・」
帝人は今まで起きたことを振り返っていた
「・・・あの声って・・まさか…―――」
ガチャ・・
この部屋のドアが開いた
「っ!?」
やっぱり・・・帝人はドアが開いた瞬間心の中で思った
「やぁ、気がついたんだね?w」
「っ・・これは一体何の真似ですか?臨也さん・・」
帝人はドアの向こうから入ってきた男。折原臨也に単刀直入に問いかけをした
「ん~?別に?w」
「こ、これ、外してくださいよ・・・!」
「それは無理だよ、帝人君。だって、それを外したら君はしずちゃんのところへ行ってしまうだろう?だからそれだけは無理だよ」
「っ・・・い、意味わかんないですよ・・・何のために・・・っ」
帝人は今にも泣きそうな顔で臨也のことを見た
「俺はね、帝人君のことが大好きなんだよ。けど、帝人君は静ちゃんばっかりで、おらは見向きもしない・・・それが許せないんだよ・・・・・しずちゃんごときが、あんなに楽しそうに・・・・・それが俺は許せないのw帝人君は、頭がいいからわかる、よね?」
臨也は帝人のあごに手をかけ、顔を近づけた
「っ・・・・」
「ねぇ、わかるよね?」
臨也は怒りを静雄に対しての怒りを隠しながら帝人に問いかける
「や、やめてください・・っ」
「・・・まぁ、いいや☆でもね、言っとくけど、帝人君は俺のものだからね?帝人君がいくら逃げようとも俺は絶対に逃がさないから」
「・・っ」
そういうと、臨也は部屋を出て行ってしまった
「・・・そんなことの為に・・・いみ・・わかんない・・っ」
帝人はぐすぐすと泣きながら毛布の中に入った
帝人が臨也に監禁されてされてから3日がたった
「あ、帝人君、おはよう」
臨也はにやにやしながらベットに寝ている帝人に言った
「おは・・・よ・・う・・・ございます・・」
「元気なさそう~・・」
臨也は甘楽口調で帝人に言った
「そ、そりゃあ、3日間も監禁されれば元気なくしますよ・・」
この3日間帝人はいやいやながらも臨也の家で過ごしたのだ
臨也に部屋から出してもらえるのは、お風呂の時とトイレの時だけである
食事は臨也が作って部屋へと運んで来てくれる
部屋から出たくても臨也が逃げれないように鍵をかけてしまうため部屋からは一歩も
出る事が出来ないのだ
「臨也さん・・いい加減これ・・はずしてくださいよ・・・・僕逃げたりしませんから・・・」
「・・・嘘だよ・・どうせ外したところで君はしずちゃんのところへ行ってしまう・・・だからそれは外せない・・それに―――・・」
臨也は帝人の首についている鎖を勢いよく引っ張った
「――うっ・・」
「――それに、帝人君は俺のペットなんだからさ」
臨也は口元を二ィと歪ませて帝人の目を見た
「い・・み・・わかんないです・・・なんで・・・それに、僕はペットなんかじゃないですっ!」
「おれの気持ちなんて、理解できなくていいよ・・別に・・・・それと、帝人君、あんまり俺を怒らせる言葉言わないでよ?どうなっても知らないから」
帝人をにらみつける臨也
「・・ご・・めん・・なさい・・・」
帝人は普段怒ったりしない臨也が怒っているのを見て少し怖くなったり、体がし少し震えていた
「素直でいいねw そうだ、おなかすいたでしょう?いま、朝ご飯作ってくるから待っててねw」
臨也はさっきまでの怒りをどこかへと吹き飛ばし、にこっと笑ってご飯を作りにキッチンへと向かって行ってしまった
帝人は臨也の態度の変え方に少しびっくりしていた
数分後に臨也はご飯を作り部屋へと運んできた
「帝人君!ごはん出来たよ」
「・・・はい・・」
臨也は帝人の前に食事を置いた
「ちゃんと食べてね?」
「はい・・・・」
帝人はご飯を食べ始める
臨也は部屋の隅で一人にやにやしながら座って帝人のことを見ていた
「・・・あの・・臨也さん・・・」
「ん?なに??」
「えっと・・その・・・なんでそんなに、こっち見るんですか?食べづらいです・・・」
帝人は少し照れながら臨也に言った
「いや?かわいいなぁ~と思ってw」
「うう・・・・」
帝人はご飯を食べ終わると臨也は食器を片づけに部屋を出て行ってしまった
もちろん、部屋から逃げないように鍵をかけて・・・
「・・・鍵なんかかけなくても・・僕は臨也さんから離れたりしないのに・・・」
部屋にあまり響かない程度の声で帝人は悲しそうな顔をしながら言った
臨也はきずいてないが帝人は臨也のことが好きだった
彼の『非日常』が好きなのではない
彼自身が好きだったのだ
だが、臨也は帝人の気持ちを何一つ知らない
・・・歪んでいる。
2人の恋はとても歪んでいるものなのだ。。。
あなたの恋は歪んでる・・・?
終わり
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ええと、今回も自分のブログに公開させていただいた小説ですwこの小説のオチ・・?そんなの、無理やりにきまってますよ!wごめんなさい。字・・間違えてるところがあったら、ごめんなさいです;;がんばって解読してください^^;