No.186008

真・恋姫無双 墜ちた悲しき流星

南方機神さん

見習い卒業作品。

さて三作品の紹介が終わったが、君たちユーザーはどの外史をお望みかな・・・?

※何を言っているのか分からない人はとりあえず『前の作品』をクリックしてちょ♪

2010-11-22 20:30:25 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2941   閲覧ユーザー数:2681

とある世界の狭間にて・・・

 

修道着に身を包む一人の少年と眼鏡をかけた男がある装置の前で話していた。

 

少年は顔を愉快げに歪めながら口を開いた。

 

「クックック・・・見ろ干吉。かの外史が現れて以来数々の無用な外史を誕生させた男のこの姿を・・・」

 

その言葉に答えるように、男もふむと相槌を打ちながら会話を続けた。

 

「我ながら実にいい策を講じたと思いますよ、左慈。新たなる外史を生み出す前に、その『要因』を我等側に引っ張り込み、そして本人等が生み出した外史を自ら『破壊』させるようにプログラムする・・・。そう。どんな手を使ってでも・・・ね。」

 

彼等の目の前には一人の若い青年が、薄緑色の液体が詰まった大きなガラスケースで浮いていた。

 

そしてそのケースの横には一つの鎧らしきモノが、もうすぐ目覚める主を迎え入れる為に開け放たれていた。

 

「さぁ・・・今回は貴様自身がこの外史を終わらせるんだ・・・忌むべき存在、『北郷一刀』。」

 

瞬間、青年は目を見開いた。

 

ギョロリと今時分がいる場所を確認し、どこからか抜けていく暖かい液体から自身を引き上げると、少年等の前に立った。

 

「・・・・・・。」

 

その目は虚ろでいて、何も考えてはいなさそうだった。

 

「何故ここにいるか分かりますね?」

 

干吉と呼ばれていた男が一刀と呼ばれた青年に言った。

 

コクリ・・・

 

青年は僅かに首を縦に振り、言われたことに対して反応を示した。

 

干吉は眼鏡を少しだけクイッと上げると、満足気にニヤリとした。

 

「結構。それでは早速行って貰いたいのですが・・・左慈?」

 

「分かっている。・・・お前の使命の確認をする。言ってみろ。」

 

ややキツイ口調で一刀に、左慈と呼ばれた少年は確認を取った。

 

その左慈を正面から見据えて一刀は、今度ははっきりとした口調でその確認を行った。

 

「・・・俺の使命は俺自身が作り出したとされる全ての外史の排除。並びにその世界の住人全ての

抹殺。また、俺以外の俺が存在した場合は最優先事項として排除する。全ての作業が終了次第俺自身も危険分子と認識し、自爆する。」

 

紡ぎ出された言葉はまるで機械が発するような音だった。

 

その答えに満足したのか、左慈はフンッと鼻を鳴らすと首を鎧へと向けた。

 

「そこにある『モノ』は此方からの餞別だ。調整等はお前が行え。終わり次第さっさと『飛ぶ』ように。」

 

「・・・任務・・・了解。」

 

ヴゥン・・・

 

言いたいことは終わったのか、左慈はすぐさまその場から消えた。

 

「ではよろしくお願いしましたよ・・・北郷。」

 

後に続き干吉もその場からいなくなる。

 

後に残されたのは産まれたままの姿を晒す一刀だけだった。

 

一刀は無言でその『モノ』へと近づき、触れた。

 

と同時にそれは動き出した。

 

・・・・・・・・・生体反応ヲ感知。コレヨリ本人確認ニ移リマス。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・確認。

 

・・・・・・・・・マスター『一刀』ト断定。マスター、中ヘトオ進ミ下サイ。

 

言われるがままに一刀は進んだ。

 

そして、体を反転させると自動的に感知したのか、それは体を包み込むように『閉まった』。

 

・・・・・・・・・コレヨリ『オープニングシステム』ヲ開始シマス。

 

・・・・・・・・・プログラムノ起動及ビ実行ヲ開始。同時ニ身体ニ合ワセテノ調整ヲ開始。

 

・・・・・・・・・初期設定ヲ1カラ3ヘト変更。兵装ノ確認ヲ実行シマス。

 

次々と目まぐるしくウィンドウが開いては閉じ、閉じては開くを繰り返す。

 

それと同時に、それは体に合ったサイズに自動的に変形していく。

 

・・・・・・・・・バックアップシステムノ作成ヲ開始。一部特殊機能ノロックヲ開始。

 

・・・・・・・・・作成完了。調整ノ最終段階ヘト移行ヲ開始。兵装ノ確認ヲ随時終了シマス。

 

・・・・・・・・・ロック完了。初期設定ノ変更終了ニヨリプログラムヲ終了シマス。

 

・・・・・・・・・調整終了。システムオールグリーン。マスター、確認ヲ。

 

言われて見ると、そこには一つだけウィンドウがあり、『確認』のボタンが表示してあるだけだった。

 

「・・・・・・確認した。」

 

その一言でそれは認識し、反応した。

 

・・・・・・・・・了解シマシタ。『神武』起動シマス。

 

その瞬間一刀に力が漲った。

 

だが一刀はただそれを認識しただけで表情を崩さず、ただ淡々と機械の『神武』のように言った。

 

「・・・これより任務を遂行する。」

 

言葉に反応した『神武』は眩い光を放ち、そして・・・消えた。

 

南「機神と~」

 

雪「雪蓮の~」

 

南・雪「あとがきコ~ナ~」

 

南「さぁ始まりましたッ!!皆大好きあとがきコ~ナ~の時間がやってまいりましたッ!!」

 

雪「・・・・・・あのさぁ、前回に続いて私出てないのに何でここに呼び出されるわけ?」

 

南「いいじゃないですか。どうせいつも酒ばっか飲んでるんだし、暇でしょう?」

 

雪「暇じゃないわよッ!!政務だってあるし、一刀とだって会いたいし!!」

 

南「あ~はいはい、後者は否定しませんけど、どうせ政務なんて殆どやってないっしょ?」

 

雪「まぁね~♪・・・ていうか一刀は別にいいんだ?」

 

南「そりゃ恋する乙女が会いたいってんなら否定したってしょうも無いっしょ?」

 

雪「・・・アンタ意外といいヤツなのね。」

 

南「元からだよ~ん」

 

雪「そうやって調子こくんじゃないわよ・・・」

 

南「まぁそれはさて置き。いかがだったかな諸君?まだホントに最初らへんしか書いてねぇけど、大体三つ目はこんな感じだ。設定を話せば、まだ外史を作っていない一刀を勧誘、そして洗脳して逆に外史を滅ぼそうと左慈達は考え、実行に移したわけだ。そして、一刀はその思惑通りに破壊する者として登場したわけだ。ちなみにこの一刀がどんな外史に辿り着くかは・・・まぁ各自で妄想しておくれや。」

 

雪「また変わった小説ね。でもさ、今現在オネェの一刀の小説は全然伸びてないわよ?」

 

南「あぁ・・・1日経って見ても300越えてねぇとかどんだけお前等興味ねぇんだよ・・・。オネェだぞ?一刀の。」

 

雪「ユーザーはそんな外史望んでないのよ。きっと。」

 

南「・・・・・・まぁいい。結果はこれからだしな。さて、ようやく三作品出揃った訳だが、ここらで君等に決めて貰いたい。今まで上げたこの三作品の内どれを続けていってほしいか、だ。俺としてもどれもやってみたい題材ではあるんだが、何分同時進行ってのもキツイ。そこでだ。ここは一つユーザーである目の前のアンタ等にいっちょ決めてもらいたいんだよ。それこそ一番読者が望んだものを小説書いてる身としては届けたいわけなのよ。」

 

雪「でも前回言ってたけど、いずれはこの三作品全部やるつもりなんでしょ?」

 

南「そうだ。だから簡単に言っちまえば順番決めてくれってことだな。」

 

雪「私としてはやっぱり一番最初のがいいかな?何せこっちの物語なんだし。」

 

南「まぁそれは読者が決めることだから分からないな。・・・さて、以上で今回のあとがきコ~ナ~は終わりだ。」

 

雪「めんどくさいとは思うけど、これも作者の為だと思って割り切ってくれると嬉しいわ。それじゃね♪」

 

南「諸君の協力に期待するッ!!」

 


 
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