注意必要です・・。
参「ついにTINAMIにも男の娘旋風!? おとボク2作品コンテストが開幕!」
朱霊
元は袁紹配下であったが、曹操の器量(軍・文才)に惚れて部下と共に仕官。
過去に人質に取られた母と弟を見捨てているため酷薄な人間だと思われている。
実際、武人としては合理的であるが冷酷な手段も厭わず。個人としても人と深く関わる事を望まないためより冷たい印象を増している。
反面、部下や心を許した相手にはタドタドしくも優しために冷たいだけの人間ではない。
なぜか曹操に嫌われている。
『歌はいいね・・』
玉座の間
王である華琳の前で、鎧姿の人が報告をよみあげてる。
報告は一遍のよどみもなく、透き通るような声で俺も聞惚れてしまいそうだ。
後・・俺は今報告者に見惚れてもいる。
雪の様な肌でありながら、肩までのびた髪は黒々としており。
白と黒のコントラストは絶妙なバランスを保ちながら神々しく美しい。
俺がみてる人は「凛」そんな日本的な褒め言葉が似合う人だ。
「・・朱霊、もういいわ、後は報告書をみるから」
「えっ・・」
華琳が変な所で報告を止めさせたので、俺はちょっと驚きの声を上げた。
「・・・・」
報告者、すなわち朱霊さんは何も言わないが動きもしない・・。
・・これがこの人の抗議の仕方らしい。
「どうしたの朱霊、もう用はないでしょ出て行きなさい!」
怒気をはらんだ声だ。
「・・失礼します」
二回目の華琳の言葉に朱霊は、すこしだけ黙った後出て行った。
「華琳、なぜあんなに朱霊さんに冷たいんだ?」
「・・・・・・・・・」
「前もそうだったけど、華琳の朱霊さんに対する態度はおかしすぎるぞ」
「・・・・・・・・・」
「もしかして・・朱霊さんの過去が気になるのか」
朱霊さんは過去、敵に人質に取られた母・弟を見殺しにした事がある。
その時朱霊さんは「・・が一度身を人(主)に差し出した以上、どうして家族を顧みることがあろうか」と涙ながらに敵を攻撃したらしい。
だが、儒教の精神が強いこの国では「親殺し」として朱霊さんは白い目でみられることが多いらしい。
「馬鹿にしないで、わたしは武人でもあるのよ・・朱霊と同じ立場になったら同じ行動をするわ」
「なら、なんで?」
「・・いろいろとあるのよ」
そういった華琳の顔はとても悔しそうだった。
数ヵ月後・・軍の再編成が行われ、朱霊軍が沙和軍に吸収、朱霊さんは沙和の副将になるよう命令された。
これは事実上の降格処分であり、一軍の将でもなくなり御前会議(華琳が参加する会議)にも参加できなくなる。
「おい!!華琳!!どういう事なんだ!!何の咎も無い朱霊さんを降格させるなんて!!」
「・・・・・・・・・」
「こんなわけ分からない命令、後漢の宦官と同じだぞ!」
「つぅ!・・わ、わかったわよ!!理由をいうわよ!!」
『宦官』と同じという言葉が効いたのか、華琳は理由を話しはじめた。
「・・あのね朱霊は完璧私の好みなの」
「はっ?」
「あの声・髪・肌どれをとっても最高にわたし好みなの!!」
はぁはぁ~・・って音が似合いそうな表情で華琳はいった。
「い、いや力説されても」
「とにかく、最高なの!!」
・・スルーされた。
「な、なら何でつめたくするんだ?もしかして可愛い子は苛めたいとか?」
「そのプレーは桂花で十分よ」
「そ、そうか(プレーって)」
「もっと重大な問題があるの、その所為で手が出せないの」
「そうアレせいで、わたしはこんなに苦しまされている!!」
そういう華琳の目は・・俺を見ているようで見ていなかった。
まあ、正直・・アブナイ人の目をしていた。
そんな事も気にせず華琳は独白を続ける。
「朱霊と出会ったときから・・何度朱霊と閨で楽しむ事を夢みたことか」
「あの髪・肌・声を貪りつくしたかった!」
「でも・・無理な夢だったのよ!!」
「どんなに求めても・・そう求めても!!」
「なら!!叶えられない夢を(朱霊)を遠ざけるしかないじゃない!!」
正直、聞きたく無かったが俺は理由を尋ねる。
「な、なんで無理なんだよ」
華琳は心底悲しそうな表情をしながら口を開く。
「朱霊は男なのよ」
・・曹孟徳はあくまで「女好き」だったのだ。
あとがき
まあ・・「ついにTINAMIにも男の娘旋風!? おとボク2作品コンテストが開幕!」
これで思いついちゃいました。
しかし・・文章だけで「美しさ」をあらわすのは難しいですね。
結局それっぽいもの繋ぎ合せた「醜悪」な文章になってしまいました。
加えて、希望が多ければ朱霊×一刀後日談を追加するかも?
※追加しました。
朱霊伝で一刀がOKでなぜ男朱霊は駄目なのかとの意見いただきました。
脳内設定では、1一刀とカリンはまだ男女の仲まで進んでいない状態 2男は駄目だが一刀は特例
みたいな感じです。
後日談
「よ~し、朱霊さんあそこまで泳いで競争だ」
「ああ、いいよ」
あの後、俺は華琳を説得し降格人事をやめさせた。
それ以来、恩を感じたのか基本人との接触を避ける傾向の朱霊さんだったが・・俺とだけは話すようになり、今で休日を朱霊さんと二人で遊ぶ程の仲となった(ちなみに今日も二人で海に遊びに来ている)。
朱霊さんは性格もいいし、容姿もいいし、華琳が男じゃなければ完璧に手を出してたのも頷ける話だ。
逆に朱霊さんがその気になれば・・華琳を口説けた気もするぐらいだ。
とはいえ、なぜか朱霊さんは女性に関しては縁が無い様で今まで彼女が出来たことはないらしい。
あんなに何でも揃ってる人なのに、ほんと不思議なことだ。
数時間後。
遊び疲れた俺たちは岩場で二人休んでいた。
「~♪」
朱霊さんが夕日をバックに岩に腰を掛け、なにかの歌を口ずさんでいる・・。
「~♪~♪」
「(綺麗な声してるな・・朱霊さん)」
俺がそんな事を思いながら、なにげなしに朱霊さんの姿を見つめていると・・。
「・・歌はいいね」
「えっ?あ、ああ・・そうだね」
朱霊さんが話しかけてきた・・。
なんだろ・・朱霊さんは『歌はいい』って言っただけなのに・・なぜか背筋が。
「北郷君・・隣いいかな」
「へっ?」
俺が答える前に・・朱霊さんが俺の隣に座る。
・・それだけならいいのだが、なぜか俺の手に自分の手を絡めてきた。
「あ、あの朱霊さん・・こ、この手はなんでしょうか」
俺がそう慌てながら・・そしてある予感が当たらないよう願いながら質問をするが・・。
「・・・」
朱霊さんの無言で俺を見つめ続けている・・なんか熱ぽい感じで。
ああ・・そうか、朱霊さんが彼女出来た事もないのも、華琳を口説こうとしなかったのも。
「すきって事さ・・」
逆華琳状態の人だったのか・・。
ミニあとがき
エヴァのパクリですw
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朱霊を恋姫風にしたら・・ssです。
短文・雑文その他悪い点多々あります。
落ち着いてから読んでやってください。
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