No.185307

狩人†無双 ろく

はい、愛紗が暴走しまっくてるんですが……

どうしましょう?

これは普通に戻した方がいいのか……

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2010-11-18 21:52:12 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:2333   閲覧ユーザー数:2076

エリア6に着くとドドブランゴがエリアの中央に佇んでいた。

 

俺は劉備達を見て頷くと走り出す。

 

同時にドドブランゴがこちらに気づき咆吼を上げた。

 

俺と関羽がドドブランゴの左側へ。

 

劉備と張飛は右側へと動く。

 

ドドブランゴは急に駆け出す。

 

俺達は左右に散開していたので問題はない。

 

ドドブランゴは俺達がさっきまでいた場所で立ち止まり劉備と張飛の方へと方向転換をする。

 

劉備と張飛はすぐにこれを察知して劉備は崖、張飛は洞窟の方へと別れる。

 

ドドブランゴは右手を回して踏ん張り、次の瞬間に一気に跳躍をする。

 

自らでは勢いを殺すことが出来ないのか、転がりながら停止する。

 

「ここまで動くとは厄介な」

 

やはり、太刀では立ち回りがしにくいらしい。

 

関羽が憎たらしそうにドドブランゴを見ながら、走り出す。

 

ドドブランゴは動き回るので隙を突いて攻撃を行うことが難しい。

 

しかし、あくまで難しいのであって出来ないわけではない。

 

一流のハンターであれば。

 

関羽は劉備に狙いを付けているドドブランゴの行動に合わせて、ドドブランゴが停止するであろう位置に向かう。

 

ドドブランゴは先ほどと同じように跳躍をして劉備を襲う。

 

劉備はこれを危なげなく躱す。

 

ドドブランゴはまたもや、転がりながら停止をする。

 

ただ、先ほどとは違って停止した場所には盤若――もとい、関羽が立っていたことだ。

 

 

「ようこそ」

 

私は無意識に呟く。

 

ドドブランゴが起き上がる前に飛龍刀【朱】を鞘から抜く。

 

抜く勢いを利用してそのまま、飛龍刀【朱】をドドブランゴの顔面にたたき込む。

 

「ゴアァッ!?」

 

ドドブランゴは顔を手で覆いながら仰け反る。

 

その瞬間に私はドドブランゴの腹部に突きを放つ。

 

切り上げ、薙ぎ払いと繋げてドドブランゴの前から退く。

 

「ゴアアアァァァァッ!!!」

 

ドドブランゴが私の攻撃で怒り状態になる。

 

咆吼が辺りに響き渡る。

 

私は耳を押えてしゃがみ込んでしまった。

 

ドドブランゴの“バインドボイス”だ。

 

通常よりも大きな咆吼を上げるため、ハンターは否応なしに耳を押えてしゃがみ込んでしまうのだ。

 

ただし、例外はもちろん存在する。

 

ある程度、距離を置くこともそうだ。

 

現にドドブランゴから距離を取っていた桃香様や鈴々はバイドボイスの影響を受けていない。

 

そして、ここにも例外が。

 

絽望殿はドドブランゴの右の脇腹に双剣の斬撃を連続して放つ。

 

彼の防具であるリオソウルUシリーズには“高級耳栓”というスキルが付いているのだ。

 

スキルとは武具の組み合わせや“装飾品”を利用することで発動する能力だ。

 

高級耳栓は飛竜などの強力なモンスターのバインドボイスも効かないスキルである。

 

と、スキルについて知識を確認することで無理矢理に心を落ち着けようとしてみる。

 

だが、無理だった。

 

「絽望・・・殿」

 

 

絽望殿は双剣を力強く振るっていた。

 

その御姿はあまりにも凛々しくて。

 

あまりにも勇ましくて。

 

あまりにも眩しくて。

 

あまりにも神々しくて。

 

私は狩り場だということを忘れ、完全に見惚れていた。

 

こんなに、こんなに心躍ったのは何時以来だろう!!

 

桃香様と出会ったときと同じ―――いや、それ以上の狂喜を私は感じている。

 

ドドブランゴが私から注意を逸らして絽望様に向かう。

 

ドドブランゴはその場で身体を起こす。

 

その動作を見て、絽望様はすぐにドドブランゴから距離を取る。

 

ドドブランゴは両手を上にあげて勢いをつけると、地面に身体ごと叩きつける。

 

私は何も考えることなく、ドドブランゴの背に目掛けて飛龍刀【朱】を振るう。

 

嗚呼、今日は何と素晴らしい日だろう!

 

振り下ろし、突き、切り上げる。

 

ドドブランゴは私の攻撃を受けながらもこちらへと向きを変える。

 

私はドドブランゴから離れる。

 

そこに鈴々が走り込んで来て、溜めていた力を解放する。

 

「うりゃーーーー!!!」

 

鈴々の“デッドリボルバー”が走り込んできた勢いとハンマーを振り回す力が合わさった状態で、ドドブランゴの顔面を襲った。

 

デッドリボルバーは、なんでも竜人の最新技術を流用して開発した機械槌らしい。

 

標的にぶつかると同時にセットされた火薬が爆発する。

 

ドドブランゴは鈴々の攻撃を無視して駆け出した。

 

 

愛紗ちゃんがドドブランゴに攻撃をする。

 

私はそれを見ると、すぐに罠の設置に取りかかる。

 

鈴々ちゃんは愛紗ちゃんの動きを見てハンマーを構えて力を溜め始める。

 

よし、ここだ。

 

私はポーチから“シビレ罠”を取り出して地面に設置する。

 

シビレ罠は“トラップツール”と“ゲネポスの麻痺牙”を使いモンスターの自由を奪う道具だ。

 

全てのモンスターに有効という訳ではない。

 

例えばポポやギアノスといった小型モンスターに使えないし、中にはゲネポスの麻痺牙が効かないモンスターもいる。

 

「うりゃーーーー!!!」

 

私が設置を終えると鈴々ちゃんがドドブランゴに向かっているのが見えた。

 

すると、こちらに絽望さんがやってきた。

 

私は視界の端だけでそれを確認してドドブランゴに意識を戻す。

 

予想通り、ドドブランゴは私の方へと向かってくる。

 

私とぶつかる直前にドドブランゴはシビレ罠を踏んだ。

 

「ガアッ!?」

 

同時にシビレ罠が作動し、ゲネポスの麻痺牙によってドドブランゴが動きを強制的に停止させられる。

 

私は腰から“コロナ”を抜き放ちドドブランゴに振り下ろす。

 

「せいっ!」

 

コロナは直接斬る威力はあまりないが、使われている素材によって切ると同時に相手を火が襲う。

 

愛紗ちゃんの飛龍刀【朱】と同じだが、その火属性の威力は比べものにならない。

 

私は一心にドドブランゴの顔面にコロナを振るう。

 

視界の端では絽望さんが全身に赤いオーラを纏って、凄い速度で斬撃を繰り出すのが見えた。

 

 

『懺悔室』

 

何だろう。

 

この作品はどこに向っているのか分からなくなりました。

 

特に愛紗さんとか愛紗さんとか愛紗さんとか……

 

こんなハズではなかったのにorz

 

それに『蒼天已死 黄天當立』も執筆が進まないorz

 

ついでにテスト期間に突入です。(なんだこの状態w)

 

というわけで、かなり執筆が遅れそうです!

 

 

それでは、ここまで見て下さった皆様に多大なる感謝を!!

 


 
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