中学の卒業式も終わり、その帰り道に俺、佐藤奏二はコンビニで立ち読みをしていた。
すると、そこに一人の少女が現れた。
容姿は、俺より15cmぐらい背が低く、あ、俺の身長は170cmね。
とても可愛らしい少女だ。 俺がじっと見てると、
???「あんたでいいや」
そういってその少女は、くっつきそうなくらいに顔近づけてきて、
俺と唇を重ねた。
いきなりのことだったので、俺は慌てて目を閉じた。
唇を重ねた感触が無くなり、目を開けると、
そこには誰もいなくなっていた。
高校の入学式も終わり、一週間たった月曜日、自己紹介なども終わり本格的に授業が始まる、ということに絶望しながら、俺は坂井と一緒に登校していた。
坂井は、俺と小、中そして高校と学校が同じ、クラスも毎回同じ、さらに学力は毎回一位差を争う者同士だ。
こいつの唯一のポイントは髪型が少しリーゼントっぽいところだ。
坂井「あ~、勉強とかマジダルいよなぁ~、なっ奏二」
そのリーゼントっぽい髪の坂井が言った。
俺だって嫌だわ。と心の中でツッコミをいれた。
奏二「まぁ確かに面倒だよな」
そんな会話をしていると俺たちの前に一人の少女がいた。
???「お前、何やってるんだよ。もうすぐあいつが来ちゃうだろ、武器のくせに持ち主のところから離れるなよな。このおたんこナス、アンポンタン」
こいつは何を言ってるんだ?そうか!こいつは坂井の知り合いだな。
そう思って坂井の方に目をやると、坂井もお前の知り合いか?とこっちに向けていた。
じゃあこいつはだれの知り合いだ?と思ってると、
???「お前だよ、お前。何でわかんないかな?」
と少女が怒りながら俺に言ってきた。
奏二「もしかして俺か?」
???「そうだよ。お前、アタシの武器だろ」
奏二「武器ってなんだよ、武器って。いつ俺がお前の武器になったんだよ」
???「あの時アタシと契約しただろ。覚えてないのかよ」
あの時?あの時っていつだ?そういえばどこかで見たことのある顔なんだよなぁ~なんて思ってると、
???「コンビニで契約しただろ」
もしかして、
奏二「あの時のかぁー!!」
???「だから、さっきからあの時だって言ってるだろ」
あの時でいつかなんてわかるやつがいるか?
坂井「お前、この子の知り合いなのか?」
さっきから横目でこちらを見ていた坂井が話に入ってきた。
奏二「ところで、あいつが来るっていってたけど、あいつって一体何なんだ?」
自分の嫌なことは話をそらす。これがこの世界を生きていくための知恵だ。
???「あぁ、あいつはワーガンっていうんだ」
ワーガンなんてこの地球にいたか?もしかして火星人の名前か?
???「ワーガンは火星の侵略者たちだ」
合ってるのかよ!
その直後に、少女の顔が険しくなり、
???「来た」
奏二「何が?」
と俺が聞き返すと、サソリ?の怪物が現れた。
奏二「な、なんだあれ」
もしかして、ワーガン?火星人って蛸じゃないんだ。
???「くそっアパラチア山脈」
何故アパラチア山脈なのかと思っていると、
俺の姿がいつのまにか刀に代わっていた。
???「それじゃ、行くぞ」
奏二「ちょっと待てぃ」
とツッコミを入れる、少女はかなり不機嫌そうな顔で、
???「何?はやく倒したいだけど」
奏二「俺の体って大丈夫なの・・・?」
???「大丈夫に決まってるだろ」
と言い終ると、少女が地面を蹴り、サソリ?の怪物のところに行く
???「覚悟ー」
奏二「えっ、ちょっ、心の準備が」
少女が斬るとサソリ?の怪物が真っ二つになった。きれいだな、臓器。
奏二「お前の名前は?」
???「メイサ。あんたは?」
俺は、にっと笑って言う。
奏二「奏二だ」
こうして俺とメイサの武器物語?が始まった。っていうか、武器なのに物が見えるってどうよ?
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この小説はオリジナルで変な所もあると思いますが頑張っていきたい思いますのでみなさんこれからもよろしくお願いします。