この作品の一刀は、性格、武力ともに原作とは異なっています。
また、一部キャラを否定する場面もございます。
ご理解をお願いいたします。
まだまだ誤字、脱字や分かりにくい表現などもあると思いますが、
こんな自分の作品でも楽しんでいただけたら幸いです。
天領内、軍議室
一刀「数日休暇が欲しい、、か」
逆狗「はい、良いか?」
一刀「まあ構わないが珍しいな、お前が休暇の催促など」
逆狗「少し、やっておきたい事があるんだ」
一刀「分かった、許可する。音々、軍部の調整を頼むな」
音々「はいですぞ」
沙和「(逆狗さん、何しに行くのかな?)」
小蓮「(戦の前に男がすることなんて恋人に会いに行くに決まってるよ)」
真桜「(いやいや、それはないやろ。旧臣御三家は全員、一刀様のお手付きだって聞いたで)」
沙和「(沙和も前に兵士の人がそう言ってるの聞いたことあるの!)」
小蓮「(そうなの!、、だから一刀はシャオに手を出してくれないのかな)」
獅堂「キコエテルゾ、、オマエラ」
沙和「きゃ、、、あはは」
小蓮「ふにゃ、、へへへ」
真桜「うわっ、、ははは、、冗談やて」
獅堂「だ、れ、が、お手付きだとこら!こいつらと俺を一緒にすんじゃねえ!」
旧臣の一人は残りの二人を指差す
逆狗「なっ、俺も違うぞ!」
一蝶「ははは、、否定はしません」 ボソッ
沙和「そっそんなに怒らないで欲しいの。沙和達はそう聞いただけで」
真桜「そっそうや、ウチらは悪ない」
獅堂「誰だ、誰が言ってやがった!言ってた奴全員に焼き入れてやる、、、、もちろんテメ―らにもな」
沙和「そんなーー」
真桜「にっ逃げるで、沙和、シャオ」
小蓮「シャオはなにも言ってないのにーー」
獅堂「待てごら!!」
一刀「まったく、、何やってんだ」
凪「止めなくて良いのですか?」
一刀「別に良いだろ。それより凪、本当に馬超達は帰って来てるんだよな?」
凪「はい、しっかりと。、、なにかあったのですか?」
一刀「いや、別に。それならそれで良い」
沙和、真桜、小蓮「「「一刀様(一刀)--助けてーー」」」
獅堂「止めんなよ!一刀!!」
哀「うるさいですが、、今日も平和ですね」
その日の夜
逆狗「全員、そろってるな」
隠密「「「はっ」」」
逆狗「これより主の憂いをを立つ為動く。このことは明命はおろか主にすら他言はならない。そのこと、分かっているな」
隠密「分かっていますよ」
隠密1「それより、この為に休暇を取るとは。副隊長らしいですね」
逆狗「これは仕事外のこと、当然だ。それに怪しまれても困る」
隠密2「それもそうだな」
逆狗「では行くぞ。狙うは旧主とその軍師だ」
隠密「「「御意」」」
シュタタタ
いくつもの影が、蜀に向かいかけて行った
夜が明け、日が昇りきったころ
真桜「なあ、凪。ほんまに行くん?」
凪「当たり前だ。真桜達もこのままでは駄目だと分かっているだろ」
真桜「そりゃ馬超の一撃を四人がかりじゃないと止められへんかったのは、、ちょっとな」
沙和「そうそう。それに沙和達はほとんど一蝶様の手助けって感じだったよね」
凪「そうだ。私達に足りないのは力だ、、、力さえあればこの前のような事件も起きなかった」
己の失態を思い出し、凪は悔しそうに拳を握る
沙和「凪ちゃん、、、うん、わかったの。一緒に強くなろう」
真桜「待ち、強くなるんなら三人一緒にや」
凪「沙和、真桜、、ああ、三人で強くなろう!」
凪達三人は意気揚々と一刀の元に来ていた
一刀「鍛錬か、、」
凪「はい。前のように稽古をつけて頂きたいのですが、、駄目でしょうか」
少し言い淀む一刀を見て凪は悲しげに聞く
一刀「いや、駄目という訳じゃない。俺も凪達には強くなって欲しい」
真桜「じゃあ、ええの?」
一刀「もちろんだ。、、ただ、見てのとおり俺はかなり忙しい」
横目で積み上げられた書簡を見ながら呟く一刀
沙和「それは、、そうだよねー」
凪「えっと、、やっぱり駄目でしょうか、、 グスッ 」
一刀「いや、何とかするから。頼むから泣きそうになるのはやめてくれ」
凪「はい んっ すいません」
一刀「そうだな、、、、、俺だけじゃ手が回らないんだから手が空いてる奴に補佐を頼むか」
沙和「ええー、沙和は一刀様に教えて欲しいの」
凪「我がまま言うな「でも、凪ちゃんだって一刀様に教えて欲しいでしょ」そっそれは////」
真桜「まあ、こればっかりはしょうがないやろ」
沙和「ううー、わかったの」
真桜「で、誰に頼むん?ウチらより強いって言うと恋様かな」
一刀「恋か、別にそれでも良いんだが(基本恋は仕事してないし)ただ、手加減できるかわかならいからな。最悪、、」
沙和「最悪?」
一刀「沙和か真桜のどっちかが死ぬかもしれん。それでも良いなら「「良いわけあるか(ないの)!!」」だよな」
凪「恋様が駄目となると、、、明命様はどうでしょう?」
一刀「明命は今、蜀の内偵で忙しい」
沙和「なら、斗詩ちゃんとかは?」
一刀「戦い方が二人とも一撃必殺型だからな、お前達じゃあまり参考にならないぞ。お前達に季衣や流琉のように戦えって言っても無理だろ?」
沙和「それは無理そうなの、、」
一刀「どうするか、、基本城に居て、凪達より強い奴」
バタンッ
「入るぞ」
一刀「ああ、お前達が居たな」
一刀は笑いながら開かれた扉を見た
獅堂「あ?何か言ったか」
一刀「俺の執務室に入る時はノックしろと言わなかったか?」
獅堂「テメーんとこの風習なんて知るかよ」
一蝶「申し訳ありません一刀様」
一刀「まあいい。それより二人に頼みたい事が「引き受けましょう」、、早いな」
獅堂「テメーな、、要件聞いてから引き受けろよ」
一蝶「はは、すいません。一刀様からお願いと言われるとつい」
獅堂「たっく、で、何を頼みてーんだ?」
一刀「ああ、実はな カクカクシカジカ って訳なんだが」
獅堂「小娘どもの稽古ね」
獅堂はめんどくさそうに三人を見る
獅堂「なんで俺がそんなことをし「お願いします!」 っ」
凪「お願いします、私は強くなりたいんです。誰かを守れるくらいに!」
獅堂「っ、、、、、わかったよ」
凪「ありがとうございます!」
本当に嬉しそうに頭を下げる姿から眼をそらすと、なにやら集まっている一蝶達に眼が行く
一蝶「(ほら、私の言ったとおりです。普段は悪ぶってるのに獅堂はああいう真っ直ぐなのに弱いんですよ)」
真桜「(ほんまやな。そういえば獅堂様、最初は愚痴るのに頼まれれば最後にはどんな仕事もやるもんな)」
沙和「(やるなら最初からやるって言えばいいと思うの)」
一蝶「(基本一蝶は天の邪鬼ですから、しかたありません)」
獅堂「テメーらなー。好き勝手言いやがって、、」
一刀「落ち着け獅堂。お前、一蝶に言葉じゃ勝てないだろ、騒いだところであしらわれるだけだぞ」
獅堂「ちっ、糞が」
キレかける獅堂をなんとかなだめ
獅堂「で、俺達はどうやって教えればいいんだ?」
一刀「俺がお前達に教えたことを教えてくれればいい」
獅堂「あの訓練か、、下手したら死ぬぞ。こいつら」
沙和「ええ!」
真桜「ちょ、何させる気なん?」
一刀「大丈夫だろ。なあ、一蝶」
一蝶「ええ、、、、多分」 ボソッ
「「今、小さい声でなんか聞こえたで(たの)!!」」
その後凪達はさっそく鍛錬を始める為中庭に来ていた
獅堂「、、、、、しっ、こんなもんか」 ゴリゴリ
剣を引きずり、地面に円を書いていた獅堂は手を止める
獅堂「じゃあ、始めっぞ。この円なか入れ」
凪「その、どんな鍛錬をするんですか?」
沙和「そうだよー。いい加減教えて欲しいの!」
凪は首を傾げながら、沙和は頬を膨らませながら聞く
一蝶「簡単ですよ。この円から出ないように攻撃を避け続ければ良いだけです」
一刀「それと、武器は持ったまま入れよ」
真桜「えー、でもそれじゃ螺旋槍持ってる分ウチ不利やん」
一刀「防御もありだ。それならでかい分有利だろ」
真桜「まあ、それなら」
一刀「じゃあ、行くぞ」
凪達が円に入ったのを確認して、三人は武器を構える
凪「はい!」
真桜「よっしゃ」
沙和「お手柔らかになの」
獅堂「、、、、、あっなんだあれ?」
真桜・沙和「「えっ?」」
獅堂は空を見上げ、沙和達もその空を見る
獅堂「死ねや――!!」 ブンッ
真桜・沙和「「えええーー!!」」
獅堂「ちっ、外したか」
真桜「ちょ、いきなり何すんねん!」
沙和「さすがに卑怯すぎると思うの!」
獅堂「ああ?知らねえよ。行くぞって言ったんだから気い抜く方が悪りーんだよ」
凪「そうだぞ。沙和、真桜」
沙和「で、でもー「がたがた言うな」うひゃあ!」
獅堂「オラオラオラオラー!!」 ブンブンブンブンブンッ
真桜「ちょ、待ち!速い速い速いーー!!」
沙和「こんなの、、よけ あひゃ られないのー!」
凪「くっ、これは思った以上に大変だ、、」
獅堂「らあ!!」 ゴウッ
真桜「ちょ、獅堂様。本気になってへん?」
獅堂「っち、外したか。、、なってねえよ」
真桜「ほ、ホンマ?」
獅堂「ああ、、、たくっ、なんで俺まで男色なんて噂が流れてんだー!!」 ゴウッ
真桜「うひゃああ、、ウチらのせいじゃないー!!」
沙和「ちょ、一蝶様、、獅堂様止めてよ。このままじゃ死んじゃうの!」
一蝶「大丈夫ですよ。刃を潰した剣ですし、首にでも当たらない限り死にません、よっ!」ブンッ
沙和「きゃああ!「おや、避けましたか」くっ首狙って、、いきなりなっなにするの」
一蝶「なにって、私も鍛錬を頼まれた身ですし、、、行きますよ」
沙和「ほっ本気にはならないよね?」
一蝶「ええ、もちろん。、、、、、あの人に集る虫を殺しておくのも一興ですが」 ボソッ
沙和「な、何か聞こえたのー!!」
一刀「すごいやる気だな。あの四人」
凪「私も負けてられませんね」
一刀「ああ、攻撃を見るんじゃない、感じろ。一瞬たりとも気を抜くな、でなければ死ぬぞ、、」
凪「はい!」
一刀「じゃあ、、、行くぞ!!」 ブンッ
凪「お願いします!!」
数刻後、、、
一刀「そろそろ休憩にするか」
真桜「ぜい、ぜい、死ぬかと思った、、」
沙和「ううー、体中が痛いのー」
凪「はあ、はあ、ありがとうございました」
一刀「ああ。で、鍛錬した凪達が疲れるのは分かるんだが、なんでお前達まで疲れてるんだ?」
獅堂「ぜえ、ぜえ、少しやり過ぎたな」
一蝶「はは、、はあ、はあ、そうですね」
一刀「まあいい。しっかり休めよ」
凪「あの、一刀様」
一刀「なんだ?」
凪「この鍛錬は自分に身を守ることに重きを置いたものですよね?」
一刀「ああ、そうだ。何か不満があるのか?」
凪「いっいえ、そう言う訳では「はっきり言っていいぞ」、、その、えっと」
一刀「なんだ?」
凪「その、、私は自分を守るより、誰かを守れるようになりたいです!」
一刀「、、、なるほどな」
獅堂「、、、、」
凪「だから、その出来れば敵を倒す「凪、」、、はい」
一刀「驕るなよ「っっ、」お前は弱い。強大な力の前では自分を守れぬほどに」
凪「それは、、」
一刀「まずは自分を守るれるようになれ、他人を救うのはそれからだ。自分も守れない者が他者を救うことなど出来ない」
凪「一刀様、、」
一刀「安心しろ、急がなくて良い。お前ならなれるさ誰かを守れる者に」
凪「か、一刀様/////」
沙和「あー、凪ちゃんだけずるいの!」
真桜「そや、贔屓や贔屓!」
一刀「お前達のことも信じてるよ。俺の力になってくれるって。沙和、真桜」 ニコッ
沙和「あたりまえなの////」
真桜「当然や////」
一刀「じゃあ、俺はそろそろ行くな」
一蝶「じゃあ私達も」
獅堂「ああ、」
「「「ありがとうございました!!」」」
一刀「どうだった?三人は」
一蝶「おそらく、すぐに超えられてしまいますね」
獅堂「ちっ、生き急ぎすぎなんだよ」
一刀「速く誰かを守れるようになりたいんだろ。、、、まるで昔の誰かみたいだな。獅堂?」
獅堂「つっ、うっせえよ!」
一蝶「はは、本当ですね。昔の貴方にそっくりです」
獅堂「うるせえってんだ!!」
その頃、影は蜀の城に入りこんでいた
隠密1「警備が笊とまでは言いませんが甘いですね」
逆狗「蜀に仕える将のほとんどは一騎当千、だからこその驕りなのかもな。だが、気配を消すことを忘れるなよ。見つかれば俺達じゃ相手にもならない」
隠密1「分かっています」
逆狗「目的の部屋は、、此処だな」
隠密2「ええ、そのようだ」
逆狗「行くぞ、、」
シッタ シッタ シッタ シッタ
「だっだれ!」
「へうっ、、」
逆狗「これも、、主の憂いを立つ為。全ては、、大義が為に」
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真恋姫無双夜の王第27話
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